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2019.02.19
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テーマ: 法律(515)
カテゴリ: 法律
amazonの法律カテゴリで1位だし,寺澤有の『記者クラブとは』を読んでみた。
ただ,この本,amazonの電子書籍Kindleでしか売っていないのではないかな。楽天ブログでは楽天以外の商品のリンクをくっつけることができないので表紙写真を貼り付けておく。興味のある人はkindleで買って欲しい。お値段378円と安いし,Kindleunlimied入っていれば無償で読める。



さて,内容だが非常に短い。
電子書籍には紙の本みたいにページという概念自体がないのだが,僕のタブレットだと160頁くらい。比較のため,通常の文庫本だと2500~3000頁弱だから,普通の文庫本の10分の1くらいかな。

そんな内容をおおまかにまとめると,3点だ。
1つが,神奈川県警と神奈川県警記者クラブへの批判。
2つが,記者クラブそのものへの批判。
3つが,海外の事情という形になる。

順次内容を見ていくが,1つ目の神奈川県警への批判部分でだいたい3分の2を費やしている。

だが,構成的な話だけど,神奈川県の話を冒頭に出すんじゃなくて,先に2つ目の記者クラブへの批判論から始めてくれた方が読みやすかったかな。

さて,神奈川編が終わると,いよいよ記者クラブそのものへの批判が始まる。
本質的なところは,記者クラブは役所から無償で部屋や備品を用意してもらっており,また記者クラブが独占的に役所から情報の提供を受けているという点だな。
利益供与というのは色々問題があって,公正中立であるべきならば金銭の授受はまずいだろう。たとえば会社がやかましい総会屋に金を渡していいのかといえばどう考えてもマズいのではいう話だろうし。

そして最後が海外事情である。
著者によれば,記者クラブは日本にしかない異常な制度だという。ただ,日本占領時代の韓国で記者クラブが誕生したものの,現在では崩壊したというような書きぶりになっている。
概要として,2001年に韓国では,記者クラブに加入していない記者が空港での取材を制限されたとして,空港と記者クラブ,加盟各社に対し,「記者室への出入りを妨害したり,そこで取材をすることを妨害してはならない」という仮処分を申し立て,空港への申立が認められたのだという。これがきっかけで韓国の記者クラブは解体が進んでいるとか。
韓国の裁判所は仕事をしているなぁ,と思うし,似たようなことは日本でもできそうかな。

ただ,なんとなくWikipediaを見ていると,日本以外のガボンだとかジンブバエにも記者クラブがあるとか,アメリカにも似たようなものがあるとか書いてあったりする。
また,韓国の仮処分も記者の空港に対する請求は認められているようだが,記者クラブに対する請求はどうなったのだと思わないでもない。
また,どうしても,短いために紙幅の制限というものがある。記者クラブの問題点という個別具体的な話はいくつも説明はされているが,総論部分が弱い。






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最終更新日  2019.02.20 08:28:44
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