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2010年01月21日
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カテゴリ: 本の紹介


第1章 数字の達人は、特になにもしない
第2章 天才CFOよりグラビアアイドルに学べ
第3章 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い
第4章 ビジネスは二者択一ではない
終章 会計は世界の1/2しか語れない

数字は普遍(不変)であるがゆえに話の中に数字を入れると説得力が増す。
だから多くの人が数字を入れて話をしたがるが、中にはおかしな数字もある。
事実なのだろうけど人の判断を迷わせる数字→禁じられた数字には4つある。

2.関係のない数字→1億円が12本の宝くじ売り場(あたりやすいことにはならない)
3.根拠のない数字→経済効果1000億円、売り上げ予測80億円など
4.机上の数字→計画の中の数字、平均値など

近年は緻密な計画を立ててその通りにビジネスを展開することの重要性が増している。「計画信仰」といってもいいくらいである。しかし、計画を守ることに固執するあまり、ビジネス本来のダイナミズムが失われている。

「効率化」も重要視されているが、目先の利益しか考えない効率化は、長い目で見ると利益を損なうことにもなりうる。
食い逃げが多いラーメン屋では、食い逃げされる被害額とバイトの人件費を比べると、バイトの人件費が高くつき、バイトは雇わない方がいいことになる。しかし、長い目で考えると、「食い逃げを見逃すラーメン屋」という評判はさらなる食い逃げを助長し、そのうちレジごと持っていかれるようになるかもしれず、バイトの人件費の被害額ではすまなくなるかもしれない。

あとがきにもあるが、本書は筆者の想いがこめられている。その想いとは「会計信仰」である。まるで会計さえ分かるようになればビジネスで成功できるといわんばかりの「会計信仰」はまちがいであると言っている。会計はだれがやっても同じ結果になるのに対し、ビジネスは決して誰がやっても同じになることはない。その意味で会計は科学であり、ビジネスは非科学であると言っている。

短絡的にひとつの見方だけで物事を判断するのはまちがいで、いろんな視点(短期的、長期的、ミクロ、マクロ、立場)から総合的に物事を見ることが大切であることを訴えている。





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最終更新日  2010年01月22日 00時06分51秒
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