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はじめに ChatGPTが勉強に革命を起こす第1部 理想的な家庭教師の登場(「超」勉強法が求めていた手段が出現/ハルシネーションという大問題を克服する/ChatGPTは知りたいことに辿り着くためのガイド)第2部 ChatGPTで勉強力が大躍進(外国語の勉強が根底から変わる/ChatGPTは国語の勉強の強力な助け/ChatGPTは数学に弱い ほか)第3部 教育制度に突きつけられた大問題(ChatGPTは教育制度の基本を変える/生成AIが知の独占を破壊するー大学は生き延びられるか?/社会生活の訓練が学校の最終的役割)↓ぼくにとってのポイント・ChatGPTは外国語に強く、数学に弱い確かに会話モードにして英会話の練習ができる。・ChatGPTが間違う理由確率的判断で出力を生成する。理解しているわけではない。人間はシンボル・グラウンディングによって実体験との対比で理解できるが、AIはできないため、ハルシネーションを避けられない。・ハルシネーションを避けた使い方曖昧なことや忘れたことの確認、間違っても問題ない用途(具体例をあげてもらうなど)、・敬語の使い方の確認メールの文章などの校正・確認・ChatGPTが大学を解体し、「知の独占」を破壊する。・社会生活の訓練が学校の最終的役割----せっかくChatGPTの有料プランを使っているので、もっと活用したい。にほんブログ村
2024年05月12日
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【ハビット】1 集中(フォーカス) --相手は何を隠しているのか2 予測(プレディクション)-- 「期待外れ」を喜べ3 思い込み(コミットメント)--判断を後回しにする4 効率(エフィシェンシー)--相手の痛いところを突く【フック】5 一貫性(コンシステンシー)--この世界は不合理だ6 親近性(ファミリアリティ)--「これ知ってる」を疑え7 正確性(プレシジョン)--“数字”の落とし穴8 有効性(ポテンシー)--「奇跡」と「ドラマ」はない↓ぼくにとってのポイント真実バイアス→人は目の前のものをそのまま信じやすい傾向がある真実バイアスへの対策→少し受け入れ、多く確認する人が騙されるのは、通常は役に立つ人間の思考と推論の特徴を利用されているから確証バイアス→予測したものを探し、それを見つけて満足するにほんブログ村
2024年05月04日
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第1章 チャットGPTとは何か?第2章 拡張する生成AIの世界第3章 生成AIの「しくみ」を理解する第4章 巨大テック企業の生成AI戦略第5章 生成AIのビジネス活用戦略第6章 生成AIで「消える」仕事第7章 生成AIが社会に突きつける課題第8章 生成AIはどこへ向かうのか↓ぼくにとってのポイント・トヨタ自動車の北米の研究所(TRI)では、生成AIを使って、自動車のデザインと性能の制約を両立している。・few shot promptingQ. これはよい #ポジティブこれはひどい #ネガティブあの小説は最高だった #ポジティブ今日はついていない日だ #A. ネガティブ・Chain of thoughtあらかじめ似た構造の問題と答えを与えて、回答させるステップバイステップで答えさせる-----プロンプトの作り方について知識を得られた。にほんブログ村
2024年04月27日
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この本を手に取られた、あなたへあなたは、「死後の世界」を信じるか現代の科学は「三つの限界」に直面している誰もが日常的に体験している「不思議な出来事」筆者の人生で与えられた「不思議な体験」なぜ、人生で「不思議な出来事」が起こるのかなぜ、我々の意識は「フィールド」と繋がるのかフィールド仮説が説明する「意識の不思議な現象」フィールド仮説によれば「死後」に何が起こるのかフィールド内で我々の「自我」(エゴ)は消えていくフィールドに移行した「我々の意識」は、どうなるのか死後、「我々の意識」は、どこまでも拡大していくあなたが「夢」から覚めるとき二一世紀、「科学」と「宗教」は一つになる本書を読むきっかけ日頃、関心があったテーマで、以下の動画にたどりつき、https://youtu.be/b0kWY_YIeCM?si=gscBQnfeQGOb7o1Y著者も有名な人で、科学的な視点から死について論じているということだったので読んでみた。↓ぼくにとってのポイント・不思議な出来事、神秘的な現象のすべてを錯覚、幻覚、脳神経の誤作動として片付けることはできない。・ゼロポイントフィールド仮説→ゼロポイントフィールドに宇宙が誕生して以来138億年のすべての情報が記憶されている。・宇宙精神138億年は方向なく成長し続けている・唯物論的科学の3つの限界1. 要素還元主義→複雑系の科学へ2. 物質消滅→量子の観点から、物質は不確か、この世界の本質は物質ではなく波動、エネルギー3. 説明不能→自然定数の奇跡的整合性、量子の絡み合いと非局在性=量子もつれ、ダーウィニズムの限界、生物の帰巣能力の謎、神経の伝達速度と反射運動の謎・意識の5つの階層表面意識、静寂意識、無意識、超個的無意識、超時空的無意識・ゼロポイントフィールドにつながるとアイディアがおりてくる・死とはエゴの消失、宇宙意識への回帰。私とは、宇宙意識である、と気づけば、死は存在しない・すべての存在は、宇宙精神の夢、自己組織化しながら進化していく・宇宙意識は目的のない旅を続けている。その旅は「自分とはなにか」を問い続ける過程である。・筆者の願い→科学と宗教の間の深い谷に橋をかけること感想わかりやすかった。誰の人生にも意味はあるということだった。ぼくが、どれだけ、はたからみて、くだらない人生を歩んでも、素晴らしい人生を歩んでも、死んだ後、その経験はゼロポイントフィールドに記憶され、ぼくの自我はなくなる、ということらしい。一人の人間として成長することが、宇宙の成長につながる、ということだろうか。昔、このブログに、ぼくにとっての大切な言葉集を書き、その1番上が「人生は魂の修行である」だった。この言葉は父から教えてもらったのだが、その後、日常を過ごすに連れ、意識から遠のき、「魂なんてものはない」「人生に意味も目的もない」と思うようになった。しかし、一方で、多くの人を助ける人たちの行動に感動する気持ちもあり、できることなら、自分と関わる人には幸せになってほしい、と思っている。ぼくにとっての人生のテーマのひとつに「エゴとの折り合い」がある。エゴはこの世界で肉体を持っていきるためには不可欠であるが、社会で生きていくためには折り合いをつけなくてはならない。そして、自分がなりたい、目指したい姿、あり方に向かって、やはり努力を続けていこうと、この本を読んで再び思えた。にほんブログ村
2024年04月21日
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第1部 ChatGPTを使う(生成系AIは何に使えて、何に使えないか/生成系AIは平気で嘘を言う/ChatGPTで単純知的作業を効率化する ほか)第2部 どうすればアイディアを生み出せるか(アイディアを生み出すプロセス/仕事をすることで創造する/「超」メモで、アイディアを成長させる ほか)第3部 生成系AIは社会をどう変える?(教育は生成系AIとどう向き合うか/企業や行政は生成系AIをどう使うか/生成系AIに職を奪われる人、成長する人)本書は生成系AIのうち、対話型AIで文章作成をするものについて論じている。画像、動画、音楽は対象としていない。本書から学んだこと・生成AIが常に正確な情報を提供できるわけではなく、知的作業の成果というよりは、むしろ周辺作業の効率化に焦点を当てるべき・ChatGPTが機能しなかった例→公的年金のマクロ経済スライドの説明、鶴亀算、連立方程式、ウェブスクレイピング、、、・有効な用途→翻訳、要約、校正、資料やデータのありかを教えてもらう、雑談・逆向き文章法→要約をChatGPTに入力して、文章をふくらませる・キーワード文章法→キーワード、キーフレーズを使って説明を補わせる・音声入力+ChatGPTで文章作成効率アップ・ChatGPTに「あなたは一流の経済担当デスクです」といった立場を規定するのは、あまり効果がない。むしろ、こちらの状況を適切に伝えるほうが効果的。・生成AIとの出会いで経験する3段階は→第1段階:驚き、第2段階:失望、第3段階:どうすれば有効活用できるか・著者が提案するChatGPTの使いみちの例→役所の窓口業務、統計データを提供する仕組み・アイディアの出し方→頭の中を問題で満たし、仕事の環境を少し変える・最終判断は人間がしなくてはならない。・文章のマーケットをレモンの市場としないことが、文章に関わる仕事をしている人たちの最大の課題。著者のnoteから生成系AIを駆使するためのプロンプト集「使える日本経済データ」ナビゲーションにほんブログ村
2024年03月24日
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小説の形をとっているが、今後の日本の問題点を様々な観点から取り上げていて勉強になった。人口動態は数十年先も正確に予測できる。それをベースに産業、社会構造、文化、伝統などについて20~30年後の日本はどうなるかについて書かれている。・人口2040~2050年に9700万人、2060年には8600万人・地方の衰退大企業の工場の撤退により雇用の受け皿がなくなり、働き手がいなくなる。・移民迎え入れても大部分は1次産業に従事する。・祭りなどの伝統行事大きく姿かたちをかえるか消滅する。・職業寿命の短縮技術の発展は人を労働から解放する(奪う)。現存の職業も技術の発展とともに消滅することが多くなる。(電話交換手、)・医師という職業現在は花形だが、人口減少とともに患者数も減り、将来は安泰ではなくなる。製薬会社との癒着についても書かれていた。・ベンチャー企業の人集め働き手をプロジェクトへの参加として、世界中から探し、プロジェクトの終了とともに解散する。人件費のリスクが低減する。最初から世界市場に目を向けて縮小する日本市場には目もくれない。作品中では、NFTとメタバースを手掛ける21歳のベンチャー起業家が出てくるが、現在、現実世界では、ほぼ休止状態のようだ。・これまでの政府がやってきたデタラメの例厚生年金保険制度回顧録「払うのは先だから、今のうちにどんどん使え」が本音だった円借款の棒引き10年で2兆3000億円も棒引きしている。東京オリンピックの当初予算7000億円が結局、2兆円超え山林を伐採してソーラーパネルを設置・政策が高齢者向けになる理由国会議員の中には、選挙で勝つことしか考えていない人も少なくない。選挙で勝つにはマジョリティの高齢者に向けた政策を訴えることになる。どうしても、高齢者の高齢者による高齢者のための政治になり、若い人たちは見向きもされない。・では、どうするか?国家という枠組みで物事をとらえることがとっくの昔に限界を迎えている。世界を相手に活路をもとめるしかない。にほんブログ村
2024年03月17日
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第1章 気がつけば、「プア・ジャパン」第2章 昔はこうでなかった第3章 これから賃金は上がるのか?第4章 増大する財政需要と政治家の無責任第5章 デジタル化の遅れが日本の遅れの根本原因第6章 高度人材を日本に確保できるか?第7章 日本再生のエンジンは、デジタル人材↓ぼくにとってのポイント・補助金や円安ではなく人材の育成が必要補助金や円安では稼げる産業が育たない。稼げる産業を支える人材の育成が必要。具体的にはデジタル人材。そのためには高度な専門知識を持つ人材が相応に報われる必要がある。・日本が貧しくなっていることを示す現象iPhoneが高くて買えない、外国人観光客の増加、日本の高度人材の海外流出・デジタル化の遅れが日本の遅れの根本原因日常業務で紙と対面を前提とした仕組み、ものづくりを中心とした産業構造新しい資本主義とはデータ資本主義でGAFAMの時価総額がそれを示している。・日本企業は博士課程を正当に評価していない。そのため、大学教育の質が上がらず、大学生も勉強しない。-----厳しい現実を突き付けられている。直視するのが辛くて、わかってはいても見ないふりをしたくなる。このままの状況が続けば、若くて優秀な人は海外に流出し、日本国内は働くことが難しい高齢者ばかりになりそうだ。にほんブログ村
2024年03月09日
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はじめにーーSDGsは「大衆のアヘン」である!第1章:気候変動と帝国的生活様式第2章:気候ケインズ主義の限界第3章:資本主義システムでの脱成長を撃つ第4章:「人新世」のマルクス第5章:加速主義という現実逃避第6章:欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム第7章:脱成長コミュニズムが世界を救う第8章 気候正義という「梃子」おわりにーー歴史を終わらせないために1. 本書を読む前ネットで本書の存在は知っていたが、最初はあまり興味がなかった。成長なくして分配なし、と思っていた。TVなどで著者を見て、読んでみようと思った。2. 本書から学んだこと・帝国的生活様式→グローバルサウスからの資源やエネルギーの収奪に基づいた先進国のライフスタイル・汚れ仕事や環境破壊をグローバルサウスに押し付けて不可視化、外部化し、先進国の住民からは見えないようになっている・「安価な労働力」、「安価な自然」という外部がなくなりつつある→資本主義の行き詰まり・電気自動車の本当のコスト→リチウム電池のためにリチウムが必要→アンデス山脈沿いのチリのアタカマ塩原から地下水とともに汲み上げる→エビの減少、フラミンゴの減少、住民の使える地下水の減少、コバルトも必要→アフリカのコンゴ共和国での劣悪な労働条件と環境破壊の犠牲によって供給される・地球環境の破壊は無限の経済成長を追い求める資本主義システムによって引き起こされている・資本主義を止めなければ、人類の歴史が終わる・脱成長資本主義は存在し得ない・コモンズ→水、空気、自然、公園など、本来、価格がない人々の共有財産。資本主義はコモンズを囲い込み、人工的に希少な状態を作って資本家を肥えさせ、第多数の人々を貧しくする。・マルクス思想の変遷→進歩史観、生産力至上主義、ヨーロッパ中心主義からエコロジー研究、複線史観へ、非ヨーロッパ地域ではコミュニティの持続のための知恵がたくさんあり、そこから学ぶ姿勢が大切・脱経済成長コミュニティの柱→使用価値経済への転換、労働時間短縮、画一的な分業の廃止、生産過程の民主化、エッセンシャルワークの重視・3.5%の人々が非暴力的な方法で本気で立ち上がると、社会が大きく変わる3. 感想テクノロジーで環境破壊と気候変動の課題を解決しながら経済成長する、ということはできそうにないことがわかったが、おわりに、のように、大枠で賛同しても途方に暮れてしまう。プライベートジェットやヨット、スポーツカーを乗り回す富裕層が行動を変えてCO2排出量を減らすことが最優先だと思う。人間の欲望に際限がなく、また、もっと良くなりたい、という向上心も人間のサガのため、脱成長というのは人間には不可能に思える。本気で月や火星への移住を目指さなくてはならないとも思う。にほんブログ村
2024年02月23日
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■第1部 現代における学問的知見のあり方第1章 リベラルだからこそ「進化論」から目を逸らしてはいけない第2章 人文学は何の役に立つのか?第3章 なぜ動物を傷つけることは「差別」であるのか?■第2部 功利主義第4章 「権利」という言葉は使わないほうがいいかもしれない第5章 「トロッコ問題」について考えなければいけない理由第6章 マザー・テレサの「名言」と効果的な利他主義■第3部 ジェンダー論第7章 フェミニズムは「男性問題」を語れるか?第8章 「ケア」や「共感」を道徳の基盤とすることはできるのか?第9章 ロマンティック・ラブを擁護する■第4部 幸福論第10章 ストア哲学の幸福論は現代にも通じるのか?第11章 快楽だけでは幸福にたどりつけない理由第12章 仕事は禍いの根源なのか、それとも幸福の源泉なのか?終章 黄金律と「輪の拡大」、道徳的フリン効果と物語的想像力-----ネットニュースで紹介されていて面白そうだったので読んでみた。○賛成できるところ・事実についてのできるだけ正しい知識から、ものごとの意味や価値について論理的に思考する。・自分の人生に責任を負えるのは自分しかいない。・人間の生物学的特徴という「不都合な真実」を無視することで、左派は理想主義的な人間観をいだき続けて、完全な社会を夢見る。しかし、現実の世界を改善するには、事実を直視しなければならない。○賛成できないところ・動物倫理の種差別について以下、感想。-----科学的に発見された事実に基づいて議論しているのは賛成できるし、道徳や倫理について新しい視点を与えてくれて面白かった。一方で、動物倫理や種差別についての議論は、ほかの議論に比べて、説得力がないように感じた。「苦痛を感じる存在に対して意味もなく苦痛を与えることは間違っている」この命題には賛成できる。しかし、このあとの、生に対する利益と「知性」の関係、では以下のように述べている。知性の高い動物が死ぬことを知性の低い動物が死ぬことよりも重大とみなすのは種差別ではなくて合理的な区別。しかし、人間だからという理由で赤ちゃんや知的障害者が死ぬことを知性の高い動物が死ぬことよりも重大とみなすのは合理的な区別ではなくて種差別。生に対する利益は、知性の高い動物>人間の赤ちゃん>知性の低い動物なので、上記の議論になっているが、結局、種差別をしているように聞こえる。以下リンクでは植物も痛みを感じることが科学的に発見されたとある。https://news.livedoor.com/article/detail/22256475/区別することを放棄する根拠にはならない、では、テントウムシの命よりもクジラの命のほうが重大と言っているが、テントウムシとカメムシではどうなのか?スズメとツバメではどうなのか?と、どこに線引きをするのか収拾がつかなくなり、現実的ではないように感じた。食肉に関して、現時点で、良質のタンパク質はわれわれの生命維持に必要であり、動物蛋白を摂取することが医者からも推奨されている。将来、培養肉などの技術によって動物を殺さなくても良質のタンパク質を摂取できればいいのだが、現在は、結局、生きていくためには命をいただかなくてはならない。仮に動物倫理から食肉禁止、動物実験禁止、ということになると、健康を損なったり、病気が治らなくなり、人間の生命が脅かされることになる。無意味に動物に苦痛を与えることはもちろん控えられなければならない。しかし、必要な犠牲はやむを得ないと思う。感謝してその恩恵を受けるしかないと思う。第9章で、カントの倫理学について書かれていて、「自分自身と他者を決して単なる手段としてではなく、目的として扱うべき」ということろにハッとさせられた。人間の心について、進化の過程で手にした高速計算機であり、感情によって自分にとっての損得を瞬時に判断する、ということをサピエンス全史で読んだが、第10章では、進化の奴隷のままでは欲求に振り回されて幸福になれない、というストア哲学について紹介されていて興味深かった。道徳や倫理は、法律ではカバーしきれないところをカバーして、人間の社会生活を支えているが、明文化されていないものも多いため、人によって解釈が異なり、トラブルになることもしばしばある。だから、このような本で、いろいろな視点を得ることは有意義だと思った。ぼくは工学部出身で技術職なので、科学的なアプローチで人間の心もいずれ解明できるのではないかと、半分くらい考えている。しかし、ぼくの父親は、人間の心は科学的なアプローチでとらえられるものとは次元が異なり、決して解明できない、と主張する。その行動がどんな意図から出たかは、たとえ結果が同じでも意図が異なればちがう、ということを言っていた。この本で、カントの倫理学についての紹介を読んで、少しだけ、父親が言いたかったことがわかったような気がした。にほんブログ村
2024年02月04日
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はじめに 「人類史上最強の技」を全部伝授する1 SMARTERもっと賢く2 FASTERもっと速く3 HAPPIERもっと幸せにGoogleニュースで紹介されていて興味深かったので読んでみた。めざましい成功を収めた450人のゲームチェンジャーに成功の秘訣を聞き、返ってきた答えを統計的に分析すると、栄養、人間関係、自己認識、規律、睡眠、、、といった項目があった。ほとんどのアドバイスは以下の3種類にあてはまった。・もっと賢くなる方法・もっと速くなる方法・もっと幸せになる方法人間の生物としての性質を科学的に把握し、これらを達成するためのHackが42紹介されている。↓ぼくにとってのポイント・恐れの3要因→時間、愛着、期待・加齢の最重要のパラメータは筋肉量、次に筋力・10倍のサイズで大きく考える導入するのが難しいHackもあるが、感謝は人生を楽しむための最強のツールというのは、そのとおりだと思った。忙しいと、つい、忘れがちになるが、感謝を忘れると、大切な人たちが離れていってしまう。一人ひとりが自分を適切に開発し、良さを最大限に発揮できれば、世界はもっと良くなるはず。ぼくも年齢を重ねるとともに老化するけれども、成長するための努力を続けたい。にほんブログ村
2024年01月02日
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第1章 1%成長できるかどうかが、日本の未来を決める第2章 未来の世界で日本の地位はどうなるか第3章 増大する医療・介護需要に対処できるか第4章 医療・介護技術は、ここまで進歩する第5章 メタバースと無人企業はどこまで広がるか第6章 自動運転とEVで生活は大きく変わる第7章 再生可能エネルギーで脱炭素を実現できるか第8章 核融合発電、量子コンピュータの未来第9章 未来に向けて、人材育成が急務おわりに:われわれは、未来に対する責任を果たしているか?↓ぼくにとってのポイント・経済成長なければ税収、保険料収入を確保できない。・実質GDP成長率0.5%と1%では40年後の財源に20%以上の差が出る。・政府の財政収支資産では2%超のGDP成長率を見込んでいるが、楽観的すぎ。・実質経済成長率=a(労働の成長率)+(1-a)(資本ストックの成長率)+(技術進歩率)a=0.5~0.6・中国のGDPは日本の10倍になる。日本が防衛費のGDP比率を1%から2%に引き上げたところで、どれほどの意味があるのか?・90歳以上、夫婦とも介護・支援不要の確率は5%・今後、キーとなる技術→メタバース、ブロックチェーンとスマートコントラクト、自動運転とEV、再生可能エネルギー、量子コンピュータ-----著者は1940年生まれで80歳を過ぎているが、最先端の社会情勢、技術動向について正確な情報をわかりやすく伝えてくれてくれる。敬服しかない。経済成長しなくていい、という意見もあるが、現実には経済成長なくして未来はない、とぼくも思う。理由は、本書が示すように「成長なくして分配なし」だからだ。無い袖は振れない。ほかの国が成長している一方、日本だけが成長しなければ、輸入するモノが高くて買えなくなる。若い人は稼げる国に出稼ぎに行くことになる。移民による労働力確保といっても、日本を選んでもらえなくなる。にほんブログ村
2023年12月29日
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はじめに 人間だけが「勉強」で運命を変えられる第1章 数学は暗記だ第2章 平板に勉強してはいけない第3章 丸暗記法で英語は完璧第4章 文章で能力を評価される第5章 論理は重要だが、比喩も重要第6章 AI時代に必要なスキルは何か?第7章 いつまでも勉強を続けよう↓ぼくにとってのポイント第5章のアンナ・カレーニナの法則は勉強になった。「幸せな家庭はみな同じだが、不幸な家庭はさまざまに不幸だ」この一節はきいたことがあったが、幸せな家庭も様々ではないかと思っていた。しかし、以下の図が掲載されていて、この一節の意味が理解できた。幸せな家庭の必要条件が仮に上図のA, B, Cであるとき、すべてを満たさなくてはならない。すべてを満たす家庭はA, B, Cの重なったところにあり、限られるため、みな同じに見える。一方、不幸な家庭はこの部分以外となるので、さまざまに不幸となる。悪魔の論証ある条件を満たすものが存在しないことを示すことは難しい比喩論理的に認められていない内容でも、相手を説得できる。聖書にはそんな比喩が多くある。気をつけなくてはいけない。勉強は、まず、全体をなるべく早く把握して、重要な2割を重点的に勉強する、というのは超勉強法でも読んでいたが、改めて認識し直した。成果を上げるには、2:8の法則を意識して重要な2割に力を注ぐ必要がある。その重要な2割は、勉強であれば、教師、過去問、入門教科書、あとは図書館の本で書き込みや手垢で黒くなっているページがヒントになるということだった。にほんブログ村
2023年12月26日
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第7章 権利革命第8章 内なる悪魔第9章 善なる天使第10章 天使の翼に乗って本書を読むきっかけ上巻の続き↓ぼくにとってのポイント権利革命女性、こども、同性愛者、動物の権利が20世紀以降、急速に認められるようになった。この権利革命とともに、あらゆる暴力はますます減少していった。苦痛を感じる存在に苦痛を与えてはならない、が共通認識となった。暴力のカテゴリー捕食、ドミナンス(支配、優位性)、リベンジ(報復、復習)、サディズム、イデオロギー、サイコパスの扁桃体と眼窩前頭皮質が収縮していたり敏感でなかったりする。1回限りの囚人のジレンマでは、双方裏切りがナッシュ均衡になってしまうが、繰り返しの囚人のジレンマでは最初に協力し、2回目以降、しっぺ返し戦略が最適になる。イデオロギーへの一つのワクチンは、開かれた社会。善なる天使共感、セルフコントロール、道徳とタブー、理性セルフコントロールができない人間は、未来の割引率が大きい。(今が良ければあとは知らない)不安定な社会で未来が見通せない環境では、このような考え方になりやすい。現代の社会は着実に以前より賢くなっている。賢い世界は暴力が少なくなる。→フリン効果指導者が賢ければ戦争になりにくい。社会の知能が上がると→道徳の輪の拡大、暴力犯罪の減少、協力の増加、リベラリズムの増加、経済リテラシーの増加、知的習熟と民主主義の拡大人間が伸び伸びと生きられる方法を世俗のうちに見つけることは、誰にとっても十分な目的であるはずだ。暴力の減少は一つの達成であり、それを可能にした文明化と啓蒙の力を大切に思うべき。-----下巻は583ページあり、読むのにこれまた4週間近くかかったが、読んだかいがあった。差別がなく、誰もが(死後の天国ではなく)世俗のうちに幸せに生きることを享受できる社会に向かってほしいと思う。人間には暗い本性(内なる悪魔)があるけれど、善なる天使によって、囚人のジレンマで双方協力の利得が増えるようにしたい。にほんブログ村
2023年09月02日
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第1章 異国第2章 平和化のプロセス第3章 文明化のプロセス第4章 人道主義革命第5章 長い平和第6章 新しい平和本書を読むきっかけぼくは(ぼくだけではないと思うが)、臆病なくせに怖いものみたさがあり、ヘヴィーメタルを聴いたり、戦争や暴力ものの本、まんが、映画などにひきよせられてしまう。人間の業、闇が理解し難く、理不尽であるがゆえに関心を惹きつけられてしまう。その怖いものみたさで、この分厚い本も読んでみたくなった。↓ぼくにとってのポイント暴力の推移→本書のメッセージ人間のあらゆる暴力(戦争、拷問、ジェノサイド、テロ、、、)は減少してきており、今日、人類史上、最も平和な時代かもしれない。今後、戦争などの大惨事の可能性は天文学的確率でありえないわけではない(戦争の頻度はべき分布にしたがう)が、それほど起こりそうではない(執筆時点は2011年)。日頃メディアで殺人、強盗などをよく目にする感覚と異なるかもしれないが、数が減っているのは事実である。メディアは安心な情報を報道するより、視聴者の不安をかきたてた方が売れるため、ことさらに犯罪をセンセーショナルに報道する。われわれも利用可能性バイアス(思い出しやすい情報に重きをおく)に影響されやすい。本書はデータに基づいて、類人猿から現在まで、おそらく200万年くらいの古今東西の暴力と、その暴力の減少を引き起こした外生的要因(科学技術、人口動態、統治メカニズムなど)を見つけ、考察している。著者が暴力を研究する理由人間の本性を研究する者とって、暴力は当然の関心事だから。ホッブズのリヴァイアサン3つの主な争いの原因→競争、不信、誇り誇りを重んじる時代背景では些細なことで戦争や決闘になり、人が死んだ。暴力を伴う人間活動人身御供、魔女狩り、異端審問、奴隷性、専制政治、戦争、ジェノサイド、テロなど暴力が減少した理由民主主義、反映、まっとうな政府、平和維持活動、開放的な経済、反人道的イデオロギー(ヒトラー、スターリン、毛沢東、ポルポトなど)の衰退文明化のプロセスによって、ささいなことで決闘したり争ったりするのが滑稽になり、宗教的な価値観から世俗的な価値観に移るとともに、人々の間に共感が生まれ、暴力が減った。また、商業が発達するとともに、ほかの人を殺して奪うよりも、ほかの人に生きてもらって取引したほうが利益が大きいことも暴力の減少につながった。上巻だけで652ページあり、読むのに4週間近くかかったが、読んだかいがあった。過去において、ぼくが知らなかった戦争や行われていた非人道的行為の数々と、それが、時代とともにどのように減っていったかについて学ぶことができた。多くの人が本書を読むことにより、暴力を減少させるためには何が有効かを知れば、よりよい未来につながると思う。下巻も読もうっと。にほんブログ村
2023年08月06日
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1 「遅く考える」とは?2 思考には2つのモードがある3 早とちりのメカニズムをつかむ4 ゆっくり「言葉」を考える5 因果関係がわかれば、思考の質はもっと高まる6 まぎらわしい因果関係に対処する7 新たな解決策を考え抜く8 本当の原因を突き止める9 思考の精度がグッと高まる、3つの考え10 怪しい話に惑わされないためにー総合演習1. 本書を読む前遅く深く考えることとはどういうことか学びたかった。2. 本書を読んで学んだこと遅考の3ステップ1. 思いついた考え、言われたことを、まず、一旦否定する。2. 条件を何度も確認する3. もっともだと考えられる仮設にたどり着くまで、粘り強く考える早とちりの原因代表性バイアス(ステレオタイプ)、基礎比率の無視(そもそもの数を無視)、連言錯誤(AかつBをAやBよりも大きいと思ってしまう)、利用可能性バイアス(思い出しやすいもののほうが多いと思い込む)、言葉の定義が曖昧なための誤解科学と反証可能性似非科学は反証不可能な主張をする。反証を懐疑派にさせようとする。3. 読んだ後のToDo世の中に溢れる、詐欺、誇大広告、プロパガンダ、似非科学、陰謀論、オカルト、などは人間の早とちりをたくみについて利用しようとしていることを改めて認識した。怪しい主張には遅考術を活用して身を守りたい。また、仕事でも顧客の課題解決に活用したい。にほんブログ村
2023年07月08日
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第1部 快楽の追求第2部 セルフ・バインディング第3部 苦痛の追求結論ーシーソーの教訓1. 本書を読む前依存症についての本を読みたかった。2. 本書を読んで学んだことシーソーの教訓1. 快楽の飽くなき追求(苦痛からの逃避)は苦痛に導く2. 回復はそれを断つことから始まる3. ドーパミン断ちは、脳の報酬回路をリセットする。4. セルフ・バインディングで欲求と摂取の間に壁を作る。5. 薬でホメオスタシスを回復できるが、苦痛を薬で取り去ることで失うものがある。6. 苦痛の側にシーソーを押すことは、シーソーを快楽の側へリセットする。7. 苦痛の依存症にならないように注意。8. 徹底的な正直さは自覚をもたらし、親密な関係性をつくる。9. 向社会的恥は私達が人間という種族に属していることを思い出させる10. 世界から逃げ出すのではなく、世界の中に没入することで本当の癒やしが見つかる。さまざまな患者の事例からこれらの教訓を導き出している。快楽と苦痛は処理される脳部位が同じ。この部位にシーソーがあって、なるべく水平を保とうとする(ホメオスタシス)。ドーパミンを放出させるいかなるもの(薬物、アルコール、セックス、ギャンブル、買い物、、、)も、繰り返すごとにもっと欲しくなり、禁断症状によって繰り返してしまう→依存症。3. 読んだ後のToDoドーパミン中毒について、前より知ることができた。中毒性のあるものに注意をしたい。にほんブログ村
2023年05月06日
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ガロア理論とは何か?複素数と方程式体の代数拡大方程式のガロア群群論(1)群論(2)ガロア拡大とガロア群ガロア対応(1)ガロア対応(2)べき根拡大方程式の可解性(1)方程式の可解性(2)作図問題1. 本書を読む前前にこの著者の以下の本を読んだので読みたくなった。https://plaza.rakuten.co.jp/takupin/diary/202303110000/2. 本書を読んで学んだこと・ガロア理論の価値のひとつ→n次方程式が解を持つか持たないかについて明快に説明する→「5次以上の一般代数方程式は解の公式を持たない」(アーベル・ルフィニの定理)をさらに発展させた。・代数拡大の一例→x^2=2は有理数Qの範囲では解はないが、無理数の範囲では±√2という解がある。有理数の体を無理数の体まで拡大すること3. 読んだ後のToDoまだまだ理解が不十分であるが、方程式を解けるか解けないかについて判断できるということは、もっと汎用的に、問題が解決できるかできないかについても指針を示せるのではないかと思った。最近、仕事が忙しいが、またひまをみつけて勉強したい。↓ChatGPTによる要約-----加藤文元の「ガロア理論12講」は、数学のガロア理論についての解説書です。以下は、各講の要約です。ガロア理論の導入ガロア理論は、代数方程式の解を探求する数学の分野である。ガロア理論は、解の取り扱いをより明確にし、代数方程式の解の性質について深く理解するために導入された。代数方程式の解法代数方程式の解法には、根の公式や因数分解などがある。しかし、高次方程式の解法には限界があることが示された。体の概念体とは、足し算と掛け算が定義された数の集合である。有理数や実数は、体の例である。代数拡大と単純拡大代数拡大とは、ある体に対して新たな数を追加することで得られる体の拡大である。単純拡大とは、1つの元を追加することで得られる代数拡大である。代数的数代数的数とは、代数方程式の根として表される数のことである。代数的数は、代数的数体と呼ばれる体の拡大で表される。代数的数体代数的数体とは、ある代数的数を追加することで得られる体の拡大である。代数的数体は、代数的数を含む最小の体である。代数拡大の次数代数拡大の次数とは、拡大前の体に含まれる元の個数を基準に、拡大後の体の次元を測るものである。代数的数を追加する代数的数体の次数は、代数的数の最小多項式の次数に等しい。ガロア拡大と自己同型ガロア拡大とは、ある体の拡大で、拡大前の体の元を根とする、自己同型の集合が全ての元を対象にしても自己同型になるようなものである。ガロア群とは、ガロア拡大の自己同型群のことである。ガロア理論の基本定理ガロ-----にほんブログ村
2023年04月09日
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1. 本書を読む前・youtubeサーフィンでたどりついた以下の動画を見て読んでみたくなった。https://www.youtube.com/watch?v=9_BivnMfZBk2. 本書を読んで学んだこと・1811〜1832年の20年間という短い生涯で、まったく新しい数学の領域を切り拓いた圧倒的天才がフランスのパリ近郊にいた。・父親は村長で地元の名士であったが、保守派からの嫌がらせにより自殺に追い込まれる。そのことがガロアを保守勢力に対して攻撃的にし、政治活動へ駆り立てた。・ルジャンドルの幾何学原論に出会って、数学に目覚めた。通常は2年かかるところを2日で読み終えた。・ガロア理論→代数方程式の解法について構造主義的数学を使った斬新な理論・3度も論文を提出したが、難しすぎてしっかり取り扱われず、紛失させられてしまった。・不本意な決闘により命を落とした。3. 読んだ後のToDo・勉強しなくては↓ChatGPTによる要約-----「ガロア 天才数学者の生涯」は、19世紀初頭に活躍したフランスの数学者、エヴァリスト・ガロアの生涯を描いた伝記です。ガロアは天才的な数学者で、18歳で剰余類の概念を導入し、代数学の基礎を築きました。しかし、彼は政治的な活動にも熱心で、学問と革命を同時に追求することで有名でした。彼は数学的な発見を次々と生み出しながら、同時に政治的な闘いを展開していました。ガロアは若くして亡くなりましたが、その業績は後世の数学者たちに大きな影響を与えました。彼の業績は、代数学、数論、幾何学、位相幾何学、物理学、暗号解読、そして現代の数学の基盤となる論理学の分野にまで及びます。この伝記は、ガロアの生涯と業績を詳細に描写し、彼が数学者としてだけでなく、革命家としてもどのように生きたかを示しています。ガロアの偉大な業績について興味を持っている人にとって、この本は非常に興味深いものになるでしょう。-----
2023年03月11日
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1. 本書を読む前・昔、噓つきのパラドクスから、ゲーデルの不完全性定理というものがあることを知り、感銘を受けた。youtubeサーフィンでたどりついた以下の動画を見て読んでみたくなった。https://www.youtube.com/watch?v=cgHmZni8FS02. 本書を読んで学んだこと・数学の世界において、「真理」と「証明」は一致しない、というのは本書で知った。数学では、命題の真偽を、公理を使った証明によって判定し、真であれば定理になる。したがって、数学では、証明できれば真である、となるが、真ではあっても証明できないことがある。・ゲーデルの生涯と人となり、についても詳しく書かれていて、人間ゲーデル、を少し知ることができた。神経質でありながら、開放的な性格で、白雪姫を3回観たそうだ。・ゲーデルは人生の後半で、哲学を研究していたようで、以下の命題は興味深かった。「神は存在する」「人間精神は、いかなる有限機械をも上回る」=「人間精神は、脳の機能に還元できない」3. 読んだ後のToDo・機会があれば、もう少し、不完全性定理をはじめとした、数学のトピックを勉強したいと思う。理由は、数学がこの宇宙の原理を記述し、宇宙の原理こそが最も強力だから。・ぼくにとっては、以下の3つはこの世界を混乱に陥れる悪魔のルールに思える。不完全性定理、不確定性原理、エントロピー増大の法則https://plaza.rakuten.co.jp/takupin/10000/↓ちなみにchatGPTによる本書の要約-----ゲーデルの哲学についての高橋昌一郎の要約は次の通りです。ゲーデルは、数学において「真理」は存在するが、それは「証明可能」である必要はないと主張しました。また、彼は「形式化可能性の限界」という理論を提唱し、どんな形式化された体系も必ず限界が存在することを示しました。この限界により、数学における真理は完全に把握できないことがあります。また、形式化された体系の内部では自己言及的な真理が存在し、それが形式化された体系の内部の矛盾を引き起こす可能性があることも示しました。ゲーデルはまた、彼の哲学において「神」という概念を重要なものとしています。彼は、神が存在することを証明しようとする試みは不可能であると主張しました。また、彼は神が存在すると仮定した場合にも、神の性質や行動については数学的には完全には理解できないと述べています。以上が、高橋昌一郎によるゲーデルの哲学の要約です。-----にほんブログ村
2023年02月24日
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1. 本書を読む前・ロシアのウクライナ軍事侵攻についての以下の動画で本書が紹介されていて読んでみようと思った。https://youtu.be/9j_-bJnp3Z82. 本書を読んで学んだこと・第2次世界大戦の独ソ戦はロシアにとって、大祖国戦争と呼ばれる国の存亡をかけた総力戦だった。当時のソ連は連合国側だったが、女性兵士を動員した唯一の国だった。女性兵士の中には、狙撃兵がおり、リュドミラ・パヴリチェンコのように確認戦果309名という兵士もいた。・本書はその独ソ戦を舞台として、一人の外交官を目指す少女が、狙撃兵となり、戦場のリアルを読者に伝える。小説ではあるけれど、史実を舞台として戦場の状況が非常に詳細に描かれている。・ウラヌス作戦中のルーマニア軍との遭遇、スターリングラードの戦い、ケーニヒスブルクの戦いについて様子を知ることができた。・女性から見た時の戦争のリアル→虐殺、レイプ、拷問、兵科の確執、、、そのような極限状況の一方で、師弟愛、戦友との友情などが描かれていて、衝撃のラストにつながっていく。・戦争のような極限状況で、人間はものすごい力を発揮し、技術的にも高みに至るけれども、犠牲になる人の人生は返ってこない。独ソ戦ではソ連が2700万人、ドイツが900万人の犠牲者が出たといわれている。3. 読んだ後のToDo・世界史についてもっと学びたいと思った。・平和に生きているありがたさを噛みしめ、もっと仕事をがんばったり、趣味のサッカーをがんばったり、もっと一生懸命に一回きりの人生を生きようと思った。にほんブログ村
2023年01月08日
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第1部 不倫とバッシング(増える不倫/バッシングの過激化 ほか)第2部 男と女の性と権力(よい恋愛に必要なもの/家では男尊女卑、外ではリベラル ほか)第3部 結婚の罪(結婚の4階建て構造/家族のかたちと社会の意識 ほか)第4部 不倫の「倫」(「倫」とはなにか/価値観調査に見る日本 ほか)1. 本書を読む前・本書の紹介記事で2020年のジャパン・セックスサーベイによるとパートナー以外の人とセックスをしている割合が男41.1%、女31.4%ということを知り、東大卒の脳科学者と国際政治学者、女性2人の対談を読むのは面白そうだと思った。2. 本書を読んで学んだこと・働く女性の不倫が増えてきている→経済的な自立により、夫にしばられなくなる。また、外で働くと魅力的な男に会う機会も増える・一夫一妻型の哺乳類は3~5%。人間は生物としては一夫一妻ではない。・アルギニンバソプレッシン(AVP)の受容体のタイプによって1人のパートナーと一緒にいるかたくさんの人と関係を結ぶかのちがいがでてくる。・ドーパミン、テストステロンの量によっても性行動が変わる→脳のタイプがちがえば性行動もちがうので、どちらかがどちらかを非難したところで、青目の人が黒目の人を批判しているようなもので不毛。・不倫の罪とは結局、結婚と経済に関するところ。・不倫バッシングの土台は道徳感情・一夫一妻は男にメリットがある制度・老いと死が結婚する理由の一つ・結婚は女性にとってグレートリセット。これまでの人生とまったく異なる人生への期待。・三浦氏の、「他人のいいところを引き出そうとする心がけ」に共感した。3. 読んだ後のToDo・ブログにアウトプット・飲み会のネタ話(なかなかないけど)にほんブログ村
2022年05月08日
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1 インプットの基本法則ーRULES2 科学的に記憶に残る本の読み方ーREAD3 学びの理解が深まる話の聞き方ーLISTEN4 すべてを自己成長に変えるものの見方ーWATCH5 最短で最大効率のインターネット活用術ーINTERNET6 あらゆる能力を引き出す最強の学び方ーLEARN7 インプット力を飛躍させる方法“応用編”-ADVANCED1. 本書を読む前・ネット記事、雑誌、テレビ番組などを漫然と観てしまい、何も覚えていない。・アウトプット大全を読んで、「現実世界」は、アウトプットでしか変わらないことを再認識し、本書も読もうと思った。2. 本書を読んで学んだこと・アウトプット前提でインプットすること→何か見聞きしてインプットしたら、人に話したりブログに書いたりすることを前提とする。そうすることによって、注意深くインプットするようになる。・インプットしても行動(アウトプット)がなければ、必要ないインプット・「なんとなく」読む、聞く、見る、のはNG→楽なのでやりがち・インプットの前に「なんのためにするのか」を確認・注意して観察することで非言語情報から相手の状態を把握する→姿勢、顔色、服装、動作など3. 読んだ後のToDo・アウトプットの回数を増やす。これまで基本的に本を読んだ後だけブログに書いていたが、テレビやネット記事などでも面白いものについては書くようにする。にほんブログ村
2022年04月07日
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序章 幻想のウォール街第1章 時は金なり第2章 取引画面の蜃気楼第3章 捕食者の手口第4章 捕食者の足跡を追う第5章 ゴールドマン・サックスは何を恐れたか?第6章 新しい取引所をつくる第7章 市場の未来をかいま見る第8章 セルゲイはなぜコードを持ち出したか?終章 光より速く1. 本書を読む前・以前に読んだこちらの本で触れられていたので読んでみた。高速取引(HFT)について本を読んだこともあったが、何が問題なのかよくわかっていなかった。フロントランニングによる裁定取引でリスクゼロで小さな利益を膨大に積み上げることができるようだ。裏道を行け ディストピア世界をHACKする【電子書籍】[ 橘玲 ]2. ぼくにとってのポイントHFTの問題って、こんな感じなのかと理解した。顧客Aの101円2000の買い注文に先んじてHFTが同じ価格同じ数量で約定させてしまい、顧客Aの買い注文は約定できずに買い注文に残る。別の顧客Bの102円の買い注文2000がきたら、誰よりも先にその注文と約定させて1x2000=2000円の利益をノーリスクで得る。東京大学の勝率100%の後出しじゃんけんロボットのようだ。↓解説リンクhttps://shikiho.jp/news/0/163716・この問題に対して、ブラッド・カツヤマは、自分もHFTをやるのではなく、新しい公正な取引所を開設した。公正さを何よりも大切にしようとし、実現させた。すごい人だ。3. ToDo・今まで株式投資をやってきたくせに、あまり板、ザラバに無頓着だったのでもう少し注意してみようと思う。にほんブログ村
2022年02月03日
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PART1 恋愛をHACKせよーー「モテ格差」という残酷な現実PART2 金融市場をHACKせよーー効率よく大金持ちになる「究極の方法」PART3 脳をHACKせよーーあなたも簡単に「依存症」になるPART4 自分をHACKせよーーテクノロジーが実現する「至高の自己啓発」PART5 世界をHACKせよーーどうしたら「残酷な現実」を生き抜けるか?1. 本書を読む前・好きな作家の新書が出たので読むことにした。おそらくこれまでの本と内容はほぼ同じと思っていた。2. ぼくにとってのポイント・ここ数年の著書で、グローバル化、リベラル化、知識社会化が進み、これまで通りのやり方では普通に暮らすことが難しくなってきていることが背景にあげられている。「自分らしく自由に生きる」60年代の米国からこの価値観が疫病のように世界中に蔓延して現在に至っている。才能のある者にとってはユートピアであるが、それ以外にとっては生きづらい。・多くの人に共通の関心事である、恋愛、お金、依存症、能力増強についての最新事情が紹介されている。・金融市場のところで、市場のゆがみとは人間の愚かさのことで、ヘッジファンドなどの強者は市場のゆがみをみつけて利益をあげ、大多数の弱小投資家はカモにされる、といういところが印象深かった。弱みにつけこむとはある意味、ゆがみ(不正)を正すことと理解した。勝負において、お互いが相手の弱点を突こうとするから、お互いの弱点がなくなり、勝負の質が上がり、ある意味、勝負が芸術になっていく。そこに観客は魅了される。3. ToDo・黄金の羽=市場のゆがみ、を注意深く拾えるようにしていきたい。株主優待権利確定日前後の値下がりに着目しようと思う。-----にほんブログ村
2021年12月28日
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CHAPTER1 アウトプットの基本法則【RULES】CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方【TALK】CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方【WRITE】CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力【DO】CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法【TRAINING】↓ぼくにとってのポイント「現実世界」は、アウトプットでしか変わらない本当にその通りだと思い、本書を読んでみた。本書の読書感想文の書き方にならって、書いてみる。1. ビフォー・本書を読む前、アウトプットが重要なことを頭ではわかっていたが、十分にできていなかった。また、効果的な、自己成長につながるようなアウトプット方法がよくわかっていなかった。・これまで、読んでもブログを書かなかった本が結構あった。・マルチタスクをやってしまい、一つ一つのタスクに対して、納得のいく成果が得られていなかった。2. 気づき読書感想文の構成と読書感想文のメリットを理解した。・読書感想文の構成ビフォー+気づき+ToDo・読書感想文のメリット1. 本の内容が、圧倒的に記憶として定着する2. 本の内容を、より深く理解することができる3. 本の内容が、整理される4. 文章力がアップする5. 思考力、考える力がアップする6. 自己洞察が進む7. 飛躍的に自己成長できる・マルチタスクが科学的にも非効率的であることがわかった。今やっているタスクを集中して進めることが大切ということがわかった。3. ToDo・今後、アウトプットの量と質を上げていくようにしたい。・本を読んだら必ず何かしら書くようにする。・マルチタスクをやめて、今やっているタスクに集中して成果を出すようにしたい。具体的には、英語の勉強、株式投資、python、 CAE、webページ作成-----精神科医が科学的な根拠に基づいて効果的なアウトプットの方法を紹介しているので、実践していきたいと思った。にほんブログ村
2021年12月18日
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第1章 「中国製造2025」国家戦略を読み解く第2章 世界トップに躍り出た中国半導体メーカー第3章 人材の坩堝に沸く中国第4章 習近平の「宇宙支配」戦略第5章 習近平、世界制覇へのロードマップ↓ぼくにとってのポイント↓中国のGDP推移https://qph.fs.quoracdn.net/main-qimg-89a0a86e0053cec532d60b18ce1a67bf2020年台には米国を追い抜きそう。中国は2015年に中国製造2025という国家戦略を発布。ハイテク製品のキーパーツ(半導体など)の70%を中国製にすると宣言した。習近平の夢→中華民族の偉大なる復興中国は解読不可能な量子暗号を搭載した人工衛星を打ち上げている。BRICS+とアフリカ53カ国を手中に収めて、全人類の半分を掌握-----やはり中国は宇宙開発を進めて、世界制覇に向けて着実に動いているようだ。にほんブログ村
2021年10月23日
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第1章 米中のあいだで今、本当に起きていること第2章 中国は自立、独立路線を走り足ける第3章 本気でアメリカを追い落とす中国の最先端技術戦争第4章 新たな火種を抱える中国金融内乱第5章 中国の未来に巻き込まれる世界の今後↓ぼくにとってのポイント第1章 中国にとって米国は憧れの目標だったけれど、盗むべき技術はすべて盗み、民主主義も情報操作された茶番であることがわかってがっかりした。もう、学ぶことはないので、米国在住の中国の若者たちは中国に帰ってきている第2章 人間の能力には差があり、付加価値を生み出せる人間はひと握りである。付加価値を生み出せる人間を優遇して、豊かになれる人間から豊かになってもらう。→鄧小平の改革開放路線(1978〜)から始まったGDPの急成長の裏にある独自の社会主義政策。第3章 最先端技術の領域→半導体、核開発、量子力学。遠藤誉、中国製造2025の衝撃参照とのこと。第4章 デジタル人民元の開発、習近平はアリババが強力になりすぎることを恐れて上から押さえつけている。第5章 大胆にも、2024年から中国は民主体制に移る、と予想している。2024年にはGDPが米国においつく見込み。ディープステート→ヨーロッパの王族、貴族、その頂点がイギリス王室。-----・著名な政治家やキーパーソンの会談の写真で、表情から心理まで解説しているのが面白い(本当かどうか知らなけれど。。)にほんブログ村
2021年10月10日
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1 無意識と「ビッグファイブ」理論を最速で説明する2 心理プロファイルを使った史上最大の「陰謀」3 外向的/内向的4 楽観的/悲観的5 同調性6 共感力7 堅実性8 経験への開放性9 成功するパーソナリティ失敗するパーソナリティ附録 ビッグファイブの検査↓ぼくにとってのポイント・人間はスピリチュアルに支配されている。スピリチュアルはわたしを支配する無意識のこと。意識してこうしよう、こうなろうとしても、スピリチュアルが邪魔をする。スピリチュアルは8つの要素(1. 外向的/内向的, 2. 楽観的/悲観的, 3. 同調性, 4. 共感力,5. 堅実性, 6. 経験への開放性, 7. 外見, 8. 知能 )でできている。ケンブリッジ・アナリティカではフェイスブックユーザーの「いいね」を分析してそのユーザーの要素を分析し、2016年の米国大統領選挙でカテゴリ分けされた有権者に効果的な宣伝活動をして投票行動に大きな影響を与えた。・難しい専門用語も実感が湧くようにわかりやすく説明している。→例:今日のダイエットは失敗だからもう好きなだけ食べる、ということを専門用語で「逆調節的摂食」と呼ばれるが、「もうどうでもいい!」効果といった方がわかりやすい、など。・成功するパーソナリティ→高い知能+高い堅実性+低い神経症的傾向結局、目に見える成果を出すためには、これらの要素が必要だと考えられる。にほんブログ村
2021年09月05日
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1 「自分らしく生きる」という呪い2 知能格差社会3 経済格差と性愛格差4 ユートピアを探してエピローグ 「評判格差社会」という無理ゲー↓ぼくにとってのポイント「人生は攻略できる」という本も出しているが、人生は攻略不可能な無理ゲーと感じる若者も少なくない。リベラル化、知識社会化、グローバル化が進むと適応できるひととできないひととの間で格差が広がり、「モテ/非モテ」問題が深刻になる。すべてのひとが「自分らしく」生きるべきというリベラルな社会が、自分らしく生きようとしても生きられないひとたちを追い詰める。リベラルな社会を目指せば目指すほど生きづらさが増していく。にほんブログ村
2021年09月04日
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プロローグ第1章 市場メカニズムと情報の問題第2章 戦略的行動と市場──ゲーム理論による分析第3章 オークションの基本原理第4章 複数財オークションのケーススタディ第5章 マッチング理論の諸問題エピローグ↓ぼくにとってのポイント広く行われている取引の形として、オークションとマッチングがある。マーケットデザインはこれらについて耐戦略性(自分の選好をそのまま表明するのが最適戦略)と安定性を満たす方式を追求する研究分野。・コア=パレート効率性+個人合理性をみたす配分・ハーヴィッツの不可能性定理→耐戦略性をみたしつつ、パレート効率的で個人合理的な配分は実現できない○オークション・二位価格オークション→一番高い値をつけた人が落札するが、支払う額値段は2番目だった価格耐戦略性を満たしている。しかし、オークショニアの不正と買い手が評価値を第三者に伝えることが問題として残る。○マッチング・受入保留方式→カップリングパーティで必ず女性有利なマッチングを生み出せる。耐戦略性(女性側)、安定性、効率性を満たしている。しかし、男性側に希望順位を偽って提出するインセンティブが残る。・研修医の配属、大学の研究室配属、就職活動、学校選択制度など、マッチングは広く適用されている。-----オークション、マッチングともなるべく多くの参加者が納得できる取引をするための方法が提案されている。本書では、2位価格オークションと受入保留方式が提案されている。にほんブログ村
2021年08月28日
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第1章 量子コンピュータに人類が辿り着くまで第2章 量子コンピュータとは何か?第3章 量子覇権を巡る戦い第4章 量子インフォメーション・ウォー第5章 量子コンピュータ時代が来るまでに↓ぼくにとってのポイント・ムーアの法則の終焉から量子コンピュータの研究開発が本格的になった・量子コンピュータができると、従来の暗号は瞬時に解読される、最適化問題が早く解ける・量子コンピュータの種類→絶対零度の量子コンピュータ、光量子コンピュータ、シリコンフォトニクス・コンピュータ・量子コンピュータは電気的な抵抗や周囲の熱が量子ビットの状態に影響を与えると使えないため、絶対零度にして超電導状態にする必要がある・光量子コンピュータは室温でも使える。しかし、フォトニクストランジスタの開発が課題。・シリコンフォトニクス・コンピュータはインテルやIBMが進めてきたが、中国のウミガメや工作員に妨害されてきている気配がある・中国が量子コンピュータを実用化すればプライバシーが消える-----量子コンピュータが実用化されれば、スパコンのシミュレーションも一瞬で終わるのかと思っていたけれど、悪用されると悲惨だ。大きな力にはいつも強い光と濃い影がある。にほんブログ村
2021年08月22日
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第1章 5G通信で世界が変わる第2章 5G通信の技術と通信の歴史第3章 米中対立で業界はどうなる第4章 自動車産業の危機第5章 5G通信のビジネスと今後↓ぼくにとってのポイント・5Gのメリット→低遅延と大容量→一般ユーザーよりも製造業や自動運転に必要・5Gは28GHz帯を使い、帯域幅を広くとって大容量通信を実現する・パケつまりは基地局AからBに切り替えるときのハンドオーバー遅延によって生じる・5Gは中国の世界監視システムのインフラ・GAFAは中小企業の成長を妨げ、技術開発とイノベーションを阻害している・EV車とCASE革命は中国、GAFA、シェアライド、電気を売りたいフランスを利する・EV車のシェアが高まると、中国は、ガソリン車の技術なく車両を開発でき、中国製原子力発電を輸出でき、車両の監視ができるようになる。-----5G→CASE革命とEV車、その技術を普及させることが中国の狙い、ということだった。ガソリン車をEV車にリプレースすることが本当に環境にいいのかは疑問ではある。検索すると電気を火力発電で作るとあまり環境に良くないが、太陽光や風力などのクリーンエネルギーで作るといいようだ。https://kurukura.jp/news/180412-7.html
2021年08月21日
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第一章 ITへの無知が国を亡ぼす第二章 半導体業界を支配する闇社会第三章 スパイ合法国家の末路第四章 日本を脅かす悪のトライアングルーー中国・北朝鮮・台湾↓ぼくにとってのポイント・中国共産党は超限戦によって世界制覇しようとしている。日本が中国共産党に支配されたとき、日本国民に自由はない。・ファーウェイは中国共産党のスパイ企業であり、安価なスマホやデバイスを世界中に普及させて、全世界の通信を盗聴しようとしている・MUFGなどメガバンクの外国人持ち株比率が高く(MUFGは37.24%)、日本企業に適切な融資をしないため、中小企業が苦しんでいる・政府はしっかりと日本の技術を守らなくてはならないのに、シャープはホンハイに買収され、東芝は半導体の東芝メモリを失い、タカタは中国企業に事業譲渡することになった。・政治家の産業スパイに対する認識がないため、日本の技術は盗まれ放題になっている。・人権の質を高めるには、経済成長による1人あたりGDPを増やすしかない。そのためには、金融政策だけでは不十分で「技術革新」が必要→年収は「住むところ」で決まると同じ主張-----どこまでが本当なのかはわからないが、知らないことだらけだったので勉強になった。こんなことを書くと、やはり圧力や妨害を受けているようで、命がけのようだ。それでも筆者は使命感と良心とから、こういった内容を広く世間に語らずにはいられないようだ。にほんブログ村
2021年08月17日
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日本語版への序章 浮かぶ都市、沈む都市第1章 なぜ「ものづくり」だけでは駄目なのか第2章 イノベーション産業の「乗数効果」第3章 給料は学歴より住所で決まる第4章 「引き寄せ」のパワー第5章 移住と生活コスト第6章 「貧困の罠」と地域再生の条件第7章 新たなる「人的資本の世紀」↓ぼくにとってのポイント・経済成長のためにはイノベーション産業が必須・本当に優秀な人はそこそこ優秀な人の100倍優れている・イノベーションはそのようなスーパースターのような人たちから起こり、その人たちのまわりに優秀な人たちが集まって進む・イノベーションには優秀な人どうしのリアルな交流が不可欠・雇用の乗数効果→イノベーション産業従事者は高給取り。彼らのまわりに、病院、レストラン、カフェ、住宅などのサービス産業が集まり、これらに従事する従業員の給料も高くなる→ハイテク関連の雇用が一つできると非ハイテク部門で5つの雇用ができる・イノベーション産業のある都市の高卒従業員の方がイノベーション産業がない都市の大卒従業員よりも給料が高い→給料は住むところで決まる・富の一極集中→富める者はますます富み、イノベーション産業空白地帯はますます貧しくなる・製造業の工場はどこにあっても機能するのに対し、イノベーションハブは優秀は人たちがいる場所から動かすことはできない・魅力的な都市の条件→厚みのある労働市場、ビジネスのエコシステム、知識の伝搬→これらの条件がそろうとその都市のイノベーション産業が成長し、都市が繁栄する・大学進学はきわめてハイリターンの投資→大卒者の生涯所得は高卒者の倍以上・米国のイノベーションの担い手は移民-----その国、地域の繁栄はイノベーション産業の有無にかかっていることが米国の多くの事例から示されている。シリコンバレーはイノベーションのメッカであり、世界中の優秀な人たちを集めている。彼らのリアルな交流から新たなイノベーションが生まれ、地域の非ハイテク産業の雇用も支えている。にほんブログ村
2021年08月15日
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第1部 フリーエージェント時代が幕を開けた第2部 働き方の新たな常識とは?第3部 組織に縛られない生き方もできる第4部 フリーエージェントを妨げる制度や習慣は変わるか第5部 未来の社会はこう変わる↓ぼくにとってのポイント・2000年ごろの米国のフリーエージェント人口は3300万人。労働人口の30%。3人に1人近くが組織に属さずに働いていた・フリーエージェント増加の背景→組織と個人の関係の変化、昔の手厚い福利厚生からリストラへ、IT機器が安くなり生産手段が個人のもとへ、経済の繁栄、組織の短命化・ヨコの忠誠心→元の同僚、顧客、業界や職業、家族や友人への忠誠心・仕事とプライベートの融合・FANクラブなどフリーエージェントのコミュニティにより孤立を回避・臨時社員としてのフリーエージェントは悲惨-----独立したいと思ったことはあるけれど、顧客と売上の確保、契約、税金と経費の申請、健康保険、クレジットカード、などなどを考えると踏み出せないまま現在に至る。やはり、会社の信用と組織を使って仕事ができるのは恵まれているとつくづく感じる。クラウドワークスやランサーズはフリーランスに仕事を紹介するプラットフォームだけれど、月20万円稼げている人はほんの一握りらしい。https://news.careerconnection.jp/news/social/21360/https://kuzguz.net/lancers-incomeにほんブログ村
2021年08月12日
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序 章 米中AI戦争の幕開け第1章 AI戦争の真実第2章 AIの進化で実現する『1984年』の世界第3章 牙をむいた中国のグレート・ファイアウォール第4章 繰り広げられる技術合戦第5章 デジタル冷静のカギは「暗号技術」第6章 中国の情報覇権に立ち向かう日本とアメリカ↓ぼくにとってのポイント・AIは未来を予測するだけではなく、情報操作によって人間の行動を制御し、未来をコントロールする。例:SNSを使った政治家のイメージ戦略、投票行動への介入、米大統領選挙、ブレグジットの国民投票・AIの用途の主流は監視と情報統制・GFW(中国防火長城)→中国のインターネット検閲システム、しかし、中国製の海底ケーブル、監視カメラ、ファーウェイの基地局が世界中に普及しているため、世界中の言論を検閲している。・オバマ大統領は史上最低の大統領→移民向けフードクーポン乱発で国民負担増、オバマケア混雑で予約を入れられない、製造業が衰退し中間層が薄くなった・ネット言論兵「五毛党」→中国共産党に不都合な言論を批判し、アカウント凍結に追い込む集団・人工知能の進化にはプログラムだけではなく、半導体も重要であり、半導体技術の中国への流出を防ぐ必要がある・生命は暗号で守られている→DNAの配列は暗号。・超自我を守り抜くことがAIに対抗するために最重要。「何かおかしい」と思う感覚を大切にすること-----いろいろと勉強になった。あとがきの、恐れるべきは悪ではない。「自分は弱者だ」と良心を説き伏せて保身に走ろうとする自分自身の弱さ、というのは考えさせられた。にほんブログ村
2021年08月11日
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Part1 未発見データが告げる意外な事実Part2 ネット社会だからこその新事態Part3 徹底したデータチェックで見えてきた日本の不思議Part4 人類未踏の福祉社会を喜んでばかりいていいのか?Part5 さらば、「不安」症候群 統計データから事実を確認し、その現象を説明するデータを探し出して新しい知見を提供してくれる。男子の草食化は、新入社員研修での意識調査で「親しい異性といるとき」に生きがいを感じる割合が2000年頃から減少していることから確認している。意外なことに、食事でのタンパク質の摂取量も同じように2000年頃から減少している。文字通り、食事の草食化が草食男子を増やしている、ということらしい。タンパク質の摂取量の減少は魚介類消費量が減少したためということだ。2015年以降、食事のタンパク質摂取量は上向いており、「親しい異性といるとき」に生きがいを感じる新入社員の割合も横ばいになっている。したがって、男子の草食化→少子化の流れを止めるためには、若者にもっとタンパク質をとってもらう、ということになる。本文中でも、タンパク質の相対的価格上昇の調査が必要とふれられているが、ぼくも、男子の草食化は結局は経済状況の影響だと思っている。経済状況がよくないと将来の収入が見通せず、恋愛・結婚に積極的になれない若者が多くなる。高タンパク質の食事もある程度経済的に恵まれていないととれないのではないかと考えられる。ほかにも以下のような興味深いテーマが数多く取り上げられ、統計データから意外な事実を見せてくれている。日本の女子高生が世界一楽しそうな理由/県民「のんき度」ランキング、トップ沖縄、最下位福島はなぜ?/日本の通信料は特に高くはないのに、日本の通信費が世界一高いのは?/セールスマンの死:営業マン激減のナゾ/東京一極集中なのに、なぜ日本人は移動しなくなったのか?/日本の地域の格差は縮小している)/日本の女性はなぜ、どんどんキレイになっているのか?/男が太り、女が痩せるのは日本だけ?/貧しい時代の代名詞、「エンゲル係数」がなぜいま上昇?/「西日本」が「東日本」よりも出産・子育てに積極的なナゾ/なぜ金沢が和菓子・洋菓子ともに一番の消費都市なのか?/世界一の高齢化率が引き起こす意外な事態/日本人は「ITに不慣れ、現金依存、人助けしない」のウソ/日本人はいつから貯蓄しなくなったのか?/管理職は専門職よりも精神状態が良いという不思議/「85歳でも1割の人が働いている!」のなぜ?/日本の治安は世界最高レベルなのに、なぜ、実感できないのか?/日本が「階級社会になった」説はなぜ誤りなのか?/長時間労働は減っているのに、過労死が注目されるのはなぜ?/日本の医療コストはなぜ、意外にも安いのか?筆者の見解に納得できないところもあるが、数多くの統計データから知らない事実や現象を見るのは目からウロコで面白い。なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化 [ 本川 裕 ]にほんブログ村
2021年06月19日
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プロローグ オメガチームの物語第1章 いまもっとも重要な議論へのいざない第2章 物質が知能を持つ第3章 近未来ーブレイクスルー、バグ、法律、兵器、仕事第4章 知能爆発?第5章 余波ー1万年先まで第6章 宇宙からの恵みー今後10億年とさらにその先第7章 目標第8章 意識エピローグ FLIチームの物語↓ぼくにとってのポイント〇生命の3段階LIFE 1.0→生き延びて複製できるLIFE 2.0→1.0+自らのソフトウェア(言語、スポーツ、職業など)を設計できる。人間は今ここ。LIFE 3.0→2.0+自らのハードウェアを設計できる(体を変えて目的を達成できる)。未来のAI?〇AIに対する3つの立場→デジタルユートピア論者、有益AI運動の活動家、技術懐疑論者著者は有益AI運動の活動家としてFLI(Future of Life Institute, 生命の未来研究所)を設立し、生命を未来に宇宙全体で反映させるために、今、AIを有益なものとするための活動をしている。〇知能→複雑な目標を達成する能力そのために記憶と計算が必要になる。記憶は情報の保持であり、情報の最小単位は1ビットになる。計算は関数であり、NANDゲートの組み合わせによってあらゆる関数を作成できる。情報の保持や計算はあらゆるコンピュータでできるため、情報や計算は物質に依存しない。物質の状態(電位差だったり凸凹だったり)によって情報を表し、計算によって情報を処理する。これが、実体のある物理的物体が知能のような実体がないものを生み出すかの答えになる。〇汎用知能AGIが世界を支配する3ステップ人間レベルのAGIを作る→そのAGIを使って超知能を作る→その超知能を使って、または解き放って、世界を支配させる。この可能性は無視できない。〇超知能にとっては全宇宙がリソース目的のために全宇宙の物質をリソースとして使える。制約条件は物理法則のみ。宇宙は現在、大部分が死の世界であるが、超知能を持つ生命は、その宇宙を生命あふれるものに変える可能性がある。だからこそ、その生命の未来のために、今、生きているわたしたちがAIをどう扱うか、未来をどうしていきたいかを議論する必要がある。〇意識=主観的経験だから科学の対象になりにくい。→反証可能でなければ科学でない by カール・ポパー。意識的な情報処理は心のCEOのようなもの。人間は大部分の情報処理を無意識で行っている(呼吸、消化、まばたきなど)。重要な決定のみ意識して行っている。意識を持つための必要条件→情報原理:十分な情報保存料、ダイナミクス原理:十分な情報処理能力、独立原理:残りの世界から独立している、統合原理:互いにほぼ独立した複数の部分から構成されてはならない。この宇宙が意識的存在に意義を与えるのではなく、意識的存在がこの宇宙に意義を与える。-----刺激的で面白かった。ここ数十年の話だけではなく、数十億年先の宇宙の未来についてまで考察しているのが目新しかった。ついこの間まで、「神のみぞ知る」なところを真剣に議論していかなくてはならなくなってきている。この議論は学者や専門家だけではなく、広く一般の人々も参加する必要があることを著者は訴えている。著者の人物紹介の仕方が、非常に詳細な観察に基づいていて、紹介された人を好きになるような好意的なものだった。理論物理学者でありながら、人間が好きで気さくな人柄が推測される。にほんブログ村
2020年12月12日
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イーロン・マスクが勧める「読んでおくべき11冊の本」の中の1冊だったので読んでみた。↓目次僕たちは未来を創ることができるか一九九九年のお祭り騒ぎ幸福な企業はみなそれぞれに違うイデオロギーとしての競争終盤を制する人生は宝クジじゃないカネの流れを追え隠れた真実ティールの法則マフィアの力学それを作れば、みんなやってくる?人間と機械エネルギー2.0創業者のパラドックス停滞かシンギュラリティか↓ぼくにとってのポイント・競合がいない領域で独占することが重要であり、今流行りのリーン・スタートアップ(少しずつ改善することを重視する方法)では、競争に巻き込まれ、利益が少なくなる。・著者ピーター・ティールが必ず訊く質問→「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」・水平的進歩(グローバル化)1→n、垂直的進歩(テクノロジー)0→1・テクノロジーなきグローバル化は資源の枯渇を招き、持続不可能・ティール流スタートアップの考え方1.小さな違いを追いかけるより大胆にかけたほうがいい2.出来の悪い計画でも、ないよりはいい3.競争の激しい市場では収益が消失する4.販売はプロダクトと同じくらい大切だ・クリエイティブな独占環境では、社会に役立つ新製品が開発され、クリエイターに持続的な利益がもたらされる。競争環境では、誰も得をせず、大した差別化も生まれず、みんなが生き残りに苦しむ。・ダーウィン主義はほかの文脈では筋の通った理論かもしれないけれど、スタートアップにおいてはインテリジェント・デザインこそが最適だ・圧倒的独占を実現するために、「隠れた真実」を見つけなくてはならない・隠れた真実の例→フェルマーの最終定理、癌、痴呆、老化にともなうすべての疾病の克服など・エンジニアは販売・営業を軽視しがちだが、販売・営業活動なしにプロダクトは売れない・テクノロジーは人間を補完するものであって、リプレースするものではない-----本書の内容を実践することは難しいが、シリコンバレーのドンと呼ばれる著者が以下の認識を持っていることを知ることができた。・エンジニアは販売・営業を軽視しがちだが、販売・営業活動なしにプロダクトは売れない・テクノロジーは人間を補完するものであって、リプレースするものではない最近のぼくの業務からも、この2つの命題はそのとおりだと感じている。ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか [ ピーター・ティール ]にほんブログ村
2020年09月21日
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はじめに 性の基本は女、オスは「寄生虫」男と女の欲望はなぜすれちがうのか?ナンパが証明した男女のちがい同性愛者が教えてくれる男女の性戦略「性器が反応しても興奮しない」不思議男と女はちがう人生を体験している男は52秒にいちど性的なことを考える恋愛はドラッグの禁断症状と同じ?「痴女」はほんとうに存在するのか?ロマンス小説の読者が“欲情”する男性像〔ほか〕↓ぼくにとってのポイント・体のベースはメス、オスは遺伝的な多様性を付加するだけ。・セックスのコストは女にとって高く(妊娠、出産、子育て)、男にとっては低い・「愛の不毛」は進化論的には、「乱交」戦略の男と「純愛」戦略の女の利害対立。・女は身体的な興奮と主観的な興奮が一致しない→レイプに対する女の防衛反応・恋愛のホルモン→ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、オキシトシン、バソプレシン、テストステロン、エストロゲン・「淫乱な女」は男の夢→強い性欲は男にだけあればいい。女は寄ってくる男から自分と子供に有利な男を選べばいいから、性欲はあってもなくてもどちらでもいい。・女にとってのエロスとはアルファから愛されること・男の「浮気戦略」と女の長期的なパートナーと短期的なパートナーの使い分け戦略・女のオーガズムは男の体の対称性とカネによる・ビッチはセックスを安売りして価値を下げるからすべての女の敵・女は勝てる見込みがあるときには、果敢にリスクをとる-----女と男のすれ違いや恋愛について、科学的なエビデンスに基づいて論じている。こういったテーマは音楽、美術、文学、映画などで情緒的、感情的に限りなく描写されてきたが、科学的に論じている研究を紹介している。これらの論文は参考文献から確認できる。これまでの恋愛・結婚・子育てのプロセスが激変しつつあるが、今後、どうなっていくんだろうか?女と男 なぜわかりあえないのか【電子書籍】[ 橘玲 ]にほんブログ村
2020年07月25日
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第1章 「積水ハウス」事件第2章 地面師の頂点に立つ男第3章 新橋「白骨死体」地主の謎第4章 台湾華僑になりすました「富ヶ谷事件」第5章 アパホテル「溜池駐車場」事件の怪第6章 なりすまし不在の世田谷事件第7章 荒れはてた「五〇〇坪邸宅」のニセ老人興味本位で読んでみた。地面師は、主に老人の土地を本人になりすまして転売し、金を手にする。本書では、目次の7つの事件について詳細に描写されている。第3章では、地主が白骨死体となって発見されるが犯人が摘発されていない。地面師は古くは70年前の終戦間もなくに跋扈したようだ。その後、1980年代後半の土地バブルの時代、そして2015年前後に暗躍している。2013年に東京オリンピックが決まってから、土地が寝上がっているのが背景にあるようだ。地面師事件はほかの特殊詐欺に比べて、被害総額が大きい。特殊詐欺はせいぜい数百万円なのに対し、地面師事件では数十億円にのぼる。第1章の積水ハウス事件では55億円、第5章のアパホテル事件では12億円が騙し取られ、闇に溶けたそうだ。地面師事件の多くは地主への「なりすまし」がある。なりすまし役の出来が犯行の成否に大きく影響する。なりすまし役は多くが素人ということだ。誰かと大きな取引をするときには、相手に変なそぶりがないか気をつけるようにしたい。地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団 [ 森 功 ]にほんブログ村
2020年06月21日
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第1章 リバタリアニズムとは何か第2章 リバタリアンな権利第3章 権利の救済と裁判第4章 政府と社会と経済第5章 家族と親子第6章 財政政策、あるいはその不存在第7章 自主的秩序と計画第8章 批判と疑問11年前に読んだんだけど、ふともう一度手にとって読んでみた。https://plaza.rakuten.co.jp/takupin/diary/200908260000/今読むと11年前よりはもっとよく理解できて、共感できる部分が多かった。以下、本を読んでの私見。しばしば、国や組織は強制力をもって個人の自由と尊厳を侵害してきた。個人の自由を尊重し、強制を認めないという考え方には賛同できる。他人や、場合によっては動物にも、理由のない苦痛を与えることが不当であるということも賛同できる。リバタリアニズムは、自立した個人どうしがお互いの合意のもとに取引が行われるのであれば、それは当事者の自由であって、国や組織などの第三者が外部から干渉するべきではないという考え方を支持する。仮に、取引を行う当事者間に大きな力の差があって、不当な取引を強制される場合には、行政や警察が介入する必要があるが、それも最小限にとどめるべきなのだろう。例えば、雇用主と従業員との間の契約などがあげられる。政府の機能・権限を国防、警察など最小限とし、法に実効性をもたせる以外は、民間に委ねたほうが低コストで迅速にサービスを提供できる。それにより、政治権力への執着、官民の癒着が防がれる。なぜなら、政府にはそれほどお金と権力がないから。国や組織は個人の幸福のための道具であって、個人が国や組織のために犠牲を強いられることがあってはならない。最大多数の最大幸福という功利主義は、政治の原則とされるが、多数派の利益が優先され、少数派が不利益を被る場合がある。その点で、功利主義はリバタリアニズムと対立する。リバタリアニズムは一時のブームとなる考え方ではなく、人類にとって普遍的な自由と尊厳を出発点とする考え方であると思う。にほんブログ村
2020年05月03日
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第1章 #SNSの自分づくり第2章 #知名度0からフォロワーを増やす第3章 #フォロワーをファンに第4章 #ソーシャルパワーを仕事にする第5章 #SNSでブランドを立ち上げる↓ぼくにとってのポイント・寝食を忘れられる軸を見つける→ 心からワクワクできるテーマ、お金がもらえなくてもやりたいと思えるもの。・どんな主人公なのか、どんなストーリーなのか、どんな人に見てほしいのか、と漫画の設定のように自分をブランディングする。・理由や想いが共感を生む→ストーリーに共感してもらう。・自分とフォロワーとの共通認識になる旗がないとフォロワーが連帯できない・唯一無二の肩書をつくる→モテクリエイター・理想の最終回に向けて目標を決める・相手を限定するほど届きやすい→八方美人にならない方が自分の軸がきわだって届けたい人に届く。-----担当ソフトの販売支援と技術サポートをしているけれども、そのソフトの良さ、価値をしっかりとお客様に伝えるために、ストーリーを考えなくてはならない気がしてきた。これを使うとどんなハッピーエンドになるかを理解してもらう必要がある気がする。共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る [ ゆうこす ]にほんブログ村
2020年02月29日
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↓ぼくにとってのポイントサモアの酋長ツイアビがヨーロッパを訪問したときの感想とそれをサモアの人々にむけて語った話。パパラギ→ヨーロッパ人-----文明≒資本主義が経済成長を至上命題とし、人々を駆り立て、人間らしさを損なわせている。産業革命以後、工業化が進み、人々が農村を離れて都市に流れ込み、工場労働者などとして働くようになった。人々は苦しそうに仕事に追われ、お金ばかりを追い求めて、幸せそうに見えない。どうして満足しないのか。一方で、現在の豊かな世界は”分業”によって成り立っていることも事実である。もう、けっして過去の素朴で牧歌的な世界には戻れない。豊かさを維持しながら、環境問題やテクノロジーがもたらす危険などに対応し、みんなが人間らしく幸せに暮らす方法はないものだろうか?と考えさせられた。
2020年02月16日
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1 幻滅ーー先送りにされた「歴史の終わり」2 雇用ーーあなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない3 自由ーービッグデータがあなたを見守っている4 平等ーーデータを制する者が未来を制する5 コミュニティーー人間には身体がある6 文明ーー世界にはたった一つの文明しかない7 ナショナリズムーーグローバルな問題はグローバルな答えを必要とする8 宗教ーー今や神は国家に仕える9 移民ーー文化にも良し悪しがあるかもしれない10 テローーパニックを起こすな11 戦争ーー人間の愚かさをけっして過小評価してはならない12 謙虚さーーあなたは世界の中心ではない13 神ーー神の名をみだりに唱えてはならない14 世俗主義ーー自らの陰の面を認めよ15 無知ーーあなたは自分で思っているほど多くを知らない16 正義ーー私たちの正義感は時代後れかもしれない17 ポスト・トゥルースーーいつまでも消えないフェイクニュースもある18 SF--未来は映画で目にするものとは違う19 教育ーー変化だけが唯一不変20 意味ーー人生は物語ではない21 瞑想ーーひたすら観察せよ〇本書の位置づけ前2作サピエンス全史→人間の過去を見渡し、人間が地球を支配する過程を考察。ホモ・デウス→未来。人間が神となる可能性、知能と意識がどうなるかを考察。今作→「今、ここ」にズームイン。現時点で何が起きているか?重大な課題や選択は何か?今作は世間の人々との対話という形で書かれた。当面の社会的、経済的、政治的危機を扱う。↓ぼくにとってのポイント・もし、あなたが、声明を設計する力をどう使うべきかわからなくても、答えを思いつくまで、市場の需要と供給の原理は1000年も待っていてはくれない。・グローバルな世界は、個人の振る舞いと道徳性に前代未聞の圧力をかける。・個人のアイデンティティや社会制度全体がいったん物語の上に築かれると、その物語を疑う行為は想像を絶するものになる。・無知を認め、難しい疑問を提起するのを厭わない勇敢な人々から成る社会の方が、誰もが単一の答えをまったく疑わずに受け入れなくてはならない社会よりも、たいてい繁栄するばかりか、平和でもある。-----人間はフィクションを信じ、物語を作れたからこそ、多くの人を協力させ、巨大な国家権力を作ったが、いったんその物語ができてしまうと、それを疑うことは命がけになる(例、地動説に反論するガリレイなど)。しかし、そういう古い物語を疑い、真実を求めて科学的な姿勢で物事にあたった人々(昔のヨーロッパ人)が、結局は力を持ち、世界を制覇した。その価値観が当初は限られた人々にだけ恩恵を与えていたが、時間とともに多くの人に恩恵を与え、最近では、動物の権利も考えられようとしてきている。しかし、その人間中心主義の考え方も、人間の意志は薬物や電気信号などで何とでも変えられることや、デザイナーズベイビーやロボット技術で人間の能力を拡張することにより、曲がり角を迎えている。にほんブログ村
2020年02月01日
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プロローグ 「コメント力」は現代社会を生き抜く必須の能力第1章 「コメント力」とは何か?第2章 「コメント力」トレーニング集第3章 優れた「コメント力」第4章 独創的な「コメント力」↓ぼくにとってのポイント〇現代社会を生き抜くために必要な3つの力まねる力、段取る力、コメントする力・コメント力には関係性と生き方があらわれる・コメントは、その人がどこにエネルギーを一番注いだかに注目してする・意味があるコメントはお得感のあるもの・わざとはずすコメントが面白い-----人間である限り、家庭、地域、趣味、職場などのコミュニティで1対1だったり、グループで話をすることになる。そのときに、輪の中心になれるかどうかはその人のコメントに人を動かす力があるかどうかにかかっている。すぐれたコメントは、そのテーマについての深い洞察がある場合が多い。また、考え方の型、コメントの型を持っていなければ、とっさにコメントはできない。コメント力 「できる人」はここがちがう [ 齋藤孝(教育学) ]にほんブログ村
2019年11月24日
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はじめに なぜ、WHYから始めるのか?第1部 WHYから始まらない世界第2部 WHYから始まる世界第3部 リーダーには信奉者が必要第4部 信じる人間をどう集結させるか第5部 成功は最大の難関なり第6部 WHYを発見する↓ぼくにとってのポイントWhy→理念、なぜそれをするのか。How→方法、どうやってそれをするのか。What→商品、サービス、Howを実現するための具体的なモノ、サービス〇人の行動に影響を及ぼす2つの方法操作、鼓舞・操作の例値引き、おみやげ、プロモーション、恐怖心を利用、、、操作には効果がある。しかし、忠誠心を育てることはできない。しばらく時間がたつと、どんどんコストが上昇する。→Whyから始まらない世界・鼓舞の例2人の石工A:これは仕事だ。賃金をもらっている。B:大聖堂を建てている。仕事は単調になりがちだけれど、大聖堂を建てているんだ。〇訳者あとがきから行動を起こすときには、自分のWHY(大義、理想)を明確にし、それを軸にしてすべてを始めなければならない。それができて初めてHOW(手法)を考えることができ、その結果、WHAT(成果)をあげることができるのだ。偉大なるリーダーは、人々を感動させ、人々の心を震わせられる。ただ命令するのではなく、はっきりとした目標に向かって前進していけるよう、人々を奮起させなければならない。リーダーは人々をインスパイアしなければならない。WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う [ サイモン・シネック ]にほんブログ村
2019年11月23日
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1 ホットケーキの名店探訪記2 ホットケーキの繁盛店から学ぶビジネスで成功するための10のヒント↓ぼくにとってのポイント〇紹介されている31店舗1 喫茶ニット 錦糸町2 珈琲店ワンモア 平井3 小野珈琲 森下4 珈琲天国 浅草5 フルーツーパーラーゴトー 浅草6 喫茶ミモザ 奥浅草7 オンリー 南千住8 フルーツーパーラープチモンド 赤羽9 自家焙煎珈琲みじんこ 湯島10 自家焙煎 珈琲庵 春日11 ホットケーキパーラーFru-Full 赤坂12 石窯bake bread茶房 TAM TAM 神保町13 カフェ香咲 外苑前14 渋谷西村フルーツーパーラー道玄坂店 渋谷15 HOTCAKE つるばみ舎 経堂16 ルポーゼすぎ 八幡山17 喫茶 黒田珈琲 祖師ヶ谷大蔵18 ピノキオ 大山19 ペドラ ブランカ 戸越銀座20 珈琲さいとう 武蔵小山21 きつねとはちみつ 池上22 シビタス 蒲田23 自家焙煎 珈琲苑 川崎24 COFEE SHOP リラ 鶴見25 珈琲専門店 珈琲家 稲田堤26 イワタコーヒー店 鎌倉27 スマート珈琲店 京都28 純喫茶アメリカン 大阪道頓堀29 アラビヤコーヒー 大阪道頓堀30 喫茶サンシャイン 東梅田31 荻原珈琲店 元町サントス 神戸〇ホットケーキの繁盛店から学ぶビジネスで成功するための10のヒント1 一見ありふれたものにこそチャンスはある2 真の差別化は「価値の複合化」から生まれる3 シンプルなものでもイノベーションは生み出せる4 真の差別化を生み出すには、試行錯誤が不可欠である5 お客様の声は神の声6 損して得取れ7 口コミは最高のマーケティング8 立地の価値は「変数」である9 お客様目線を忘れずに、進化を止めない10 本気で向き合い、心血を注ぐ-----一見ありふれていて、割に合わず、誰もやりたがらないことにこそ、ビジネスチャンスがあることを説明している。お客様と商品にしっかりと向き合い、工夫をすることによって利益を確保してビジネスを続けられることが書かれている。「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント [ 遠藤 功 ]価格:1650円(税込、送料無料) (2019/11/17時点)楽天で購入にほんブログ村
2019年11月17日
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1 「下級国民」の誕生(平成で起きたこと/令和で起きること)2 「モテ」と「非モテ」の分断(日本のアンダークラス/「モテ」と「非モテ」の進化論)3 世界を揺るがす「上級/下級」の分断(リベラル化する世界/「リバタニア」と「ドメスティックス」)エピローグ 知識社会の終わり↓ぼくにとってのポイント・正社員の雇用は全体として守られた・上級国民/下級国民→モテ/非モテ・日本だけでなく、世界中で上級国民/下級国民の分断が進んでいる。→知識社会化・リベラル化・グローバル化という巨大な潮流のせい・社会的に解決できない問題も個人的に解決することは可能・この社会で何が起きているかを理解し、これからどうなるかを予測できれば、自分と家族が生き延び、幸福な人生を手に入れるのに助けになる。-----だいたい、これまでの著書の内容を繰り返している。上級国民/下級国民 (小学館新書) [ 橘 玲 ]にほんブログ村
2019年10月12日
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第1章 なぜ、開かれた社会である自由民主制が、操作されるのか?第2章 国際銀行権力による通貨発行権の独占と自由民主制の乗っ取りの歴史第3章 人類史上最強の経済システム、資本主義経済の謎と操作方法を解き明かす↓ぼくにとってのポイント・財政赤字の根本原因→政府に通貨発行権がない・世の中の通貨の増減は民間銀行がお金を貸し付けることによって増え、借金が返済されることによって減る。・中央銀行はマスコミ、軍隊、政府を掌握し、この世界を支配している。・通貨がわからないから、政治も経済もわからない・17世紀イングランドで金細工師がたくさんの金貨を預かるようになった。この預かり証が紙幣のはじまり・預かった金よりも多くの預かり証をふりだして世の中の購買力を増加させた。・ロシア革命、第一次世界大戦後のドイツのハイパーインフレ、世界恐慌も中央銀行が演出・主流派経済学がそもそも中央銀行のペテンをかくすための学問・ビットコインなどの仮装通貨は、民間が発行する限り、銀行とは別の民間組織が特権を持つだけ。問題の解決にはならない。通貨発行権は選挙で選ばれた政治家による民主的な政府が持つべき。-----この本、もっと多くの人に読んでほしい。もっと議論が活発になれば、世界が変わるかもしれない。通貨がどのように発生し、どのように消滅するかをこの本ほど明確に説明している本は見たことがない。にほんブログ村
2019年10月02日
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