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2011年06月01日
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カテゴリ: 本の紹介
【送料無料】オスは生きてるムダなのか

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第1章 なぜオスとメスがあるのか(何のためにオスとメスがあるのか/「性がある」デメリット ほか)/第2章 性の起源と死の起源(生命の起源/細菌の誕生 ほか)/第3章 性の進化(真核生物における性の起源/大小の誕生 ほか)/第4章 人間の性決定と性にまつわる話(女は実体、男は情報/人間の性を決定する遺伝子 ほか)

タイトルにひかれてしまった。

↓面白かったところ

○生物の目的→自分のDNAをたくさん残す

○性があるデメリット
・自分の遺伝子を1/2しか残せない
・エネルギーと時間がかかる

○性があるメリット
・多様性を増大させ、環境の変化に対応できる


○性をもつことによって、多様性を手に入れた生物は死ぬようになった。大腸菌やバクテリアなどのようにひたすら自己複製をする生物は死なない。

○絶対に親が死なずに子どもが増えると、競争が激しくなり、エサの取り合いになる。殺し合いを避けて平和的に解決するには、老化して死ぬのが一番良い方法かもしれない。

○寿命が長く、世代交代の遅い生物は進化の速度が遅くなる。

○卵は大きく、資源がたくさんあり、数が少なくて貴重。精子は小さくて資源がなく、数が多いので価値が乏しい。

○動物の場合、基本的に相手がいないメスはいない。オスが必ずやってきて、相手をしてくれる。一方、オスは競争が激しく、自分が頑張らねば誰も相手にしてくれない。それは精子が小さく資源としての価値に乏しいからである。

○性を決める遺伝子→SRY

○卵が貴重であり、精子は価値が低いことから、メスが重要でオスは生殖に必要だが余剰で無駄である。オスは情報、メスは実体。

○オスの努力
・オドリバエ→メスに肉団子をプレゼントする。メスが肉団子に気をとられている間に交尾をする。メスが肉団子を落としてしまうと、その肉団子を拾い、別のメスのところに持っていく。
・西洋ミツバチ→交尾すると生殖器ごとメスにあげてしまい、腹がちぎれて死ぬ。
・ウスバシロチョウやギフチョウ→交尾後にメスに交尾嚢という袋で貞操帯をはめ、ほかのオスが交尾できないようにする。


○ランナウェイ仮説
 何でもいいから周りがかっこいいというオスとくっついたメスの子どもはかっこよくなり孫が多く残る可能性が高くなる。流行の形質(シカの角やクワガタのあごなど)が選択されていき、流行でない形質はリジェクトされる。

○オスの基本的な戦略→たくさんのメスに種付けして自分の子どもをたくさん産んでもらいたい。メスと子どもの世話をするよりは、多くのメスと交尾をしたい。

○メスの基本的な戦略→産んだ子供を死なせないでオトナにまで育てたい。オスには自分と子どもの世話をして欲しい。





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最終更新日  2011年06月02日 00時07分09秒
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