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2025年03月08日
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カテゴリ: 本の紹介
アニメ、サイコパスで言及されていたり、最近、村上春樹の1Q84を読んだので、これも読んでみようと思った。

以下、感想とメモ、一部ネタバレあり

第一部ではビッグ・ブラザーが支配するオセアニアの監視社会の様子が描かれている。
主人公ウィンストン・スミスは真理省記録局の職員。
せっせと事実の改ざんをしており、ビッグ・ブラザーは常に正しく、すべての統計で過去よりも現在は良くなっているということにしている。
オセアニアはユーラシアと交戦中であったが、突然、イースタシアと交戦中ということに歴史が改ざんされた。
オセアニアでは、ニュースピークという言葉が奨励されている。オールドスピークに比べて、語彙が少なく、簡潔に表現できるとされる一方、人々の思考の幅を狭め、ビッグ・ブラザーへの批判さえも思いつかなくさせている。ビッグ・ブラザーへの批判、規範に沿わないことを考えただけで、思考犯罪とされ、蒸発させられたり、逮捕される。

第二部ではウィンストンとジュリアとの恋愛が書かれている。まったく男目線のシュールな展開だと思った。彼らは密会を繰り返し、この監視社会の不条理を共通認識した。そうして、二人はウィンストンが憧れるオブライエンと会う。オブライエンからウィンストンに渡された本に、この監視社会の真実が書かれていた。おそらく、筆者の主張と思った。オブライエンとの会合のあと、二人はついに思考警察に逮捕される。

第三部では収容所での恐ろしい拷問と尋問が書かれている。人間の尊厳を根こそぎ奪い、完璧な洗脳をされている。ラストがなんとも言えない終わり方で、一言で言えば最悪の悲劇と思ったが、実はここにパラドックスがあるようにも思った。もし、ウィンストンが撃たれたのなら。



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最終更新日  2025年03月08日 15時41分06秒
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