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今年から毎月パフォーマンスの記録を残していきます。投資の成果を評価するには月単位では短すぎると思いますが、月に一度給料をもらい家賃を払っている関係もあり、「家計管理」の一環と考えています。パフォーマンスの厳密な計算はしていませんが、保有株式のパフォーマンスは約+8%となりました。この成績に最も寄与したのはイオンファンタジー(4343)で、1月20日の東証二部から一部への指定替えを意識した上昇となりました。もちろんんこれは一過性の要因ですので、たまたま今月はラッキーだったということになります。市場全体の動向としては、年末から1月にかけての小型株の上昇が目立ちました。何でも上がったという感があります。昨年12月にベストブライダルを売ったのは大失敗で、確率論的にも「12月に小型株を売るな」という教訓を残しました。
2005.01.31
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今回は、「福袋本」の著者との私見の相違点を明らかにしようと思います。「バリュー投資は簡単」-本書は初心者にバリュー投資を説明することを目的にしていますので、「バリュー投資は難しい」と言ってしまうと話が終わってしまいます。従って著者の本音は分かりませんが、バリュー投資がグロース投資より簡単と言い切ってしまうことには抵抗があります。バリュー投資でもグロース投資でも、基本的な考え方を押さえることは難しくありません。ただ、グロース投資については誤った考え方(著者流に言うと「雑音」)が多いのも事実だと思います。「バリュー指数とグロース指数」-これは著者の私見というよりは指数の問題なのですが、PBRが低いものをバリュー、高いものをグロースと言い切ってしまうのは、グロース派にとっては抵抗があります。PBRが低いのは資産に対して割安という意味で、高いのは割高という意味です。低PBRがバリューというのはまさにその通りなのですが、高PBRは「逆バリュー」ということしか意味しません。成長性がなくても割高な株は存在しますから。従ってこの指数に比較はバリュー投資の有用性を証明することにはなっても、グロース投資がバリュー投資より有用でないことを証明したことにはなりません。「テクニカルは無用」-著者は本当にテクニカルを無視しているとは思えません。本書の中で株式市場のアノマリーについて肯定的に紹介していますが、過去の値動きから将来を予測するという意味ではアノマリーもテクニカル分析の一部だと思われるからです。本書はその価格自体がバリューであり、初心者にも読みやすい本にしたいという意図が十分感じられました。全体的には良書だと思います。物足りない部分もいくつかありましたが、初心者向けであることと紙数・価格から考えれば、著者が全てのネタばらしをしていないことも当然だと思います。
2005.01.30
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昨年の12月に出版された、「超特価バリュー株『福袋銘柄』で儲ける週末投資術」(角山智著)を読みました。著者が株式投資に関するウェブサイトを開設していることもあり、楽天日記でも既に多くの方が採り上げていますが、私には読書の習慣がなく、読むスピードも遅いので、今頃感想を述べることとなりました。この本は、これから投資を始めようとする人をターゲットにバリュー投資を説明することを目的に書かれたもので、投資本としては今までなかった類のものと思われます。本全体の構成として細かい項目分けがされており(1項目が数行~2ページ程度)、文章が平易なこともあり読みやすかったです。以下本書の中で私が同意できる部分についてコメントします。「週末投資ならバリュー投資」-私もバリュー投資をしないわけではありませんが、メインは成長株投資です。成長株投資で注意すべきことは成長の鈍化・業績の悪化であり、このようなバッドニュースは突然やってくることもよくあります。従って毎日情報開示をチェックせざるを得ません。平日は仕事に専念するのであれば、業績悪化が悪材料になりにくい(というより好材料だったりする)バリュー投資を選択するべきという考え方には同意できます。「投資信託を買うな」-ファンドマネジャーの能力の問題もありますが、手数料・信託報酬が高いことが最大の問題だと思います。投信に限らずセールスマンが買わせようとするものは買うべきではありません。「バーチャル投資は無意味」-激しく同意です。とにかく自分の財産を減らしてみないと何も得ることができません。矛盾しているようですが必ず訪れる株価の下落への免疫をつけないといけません。「同じ立場の人の意見を参考にする」-私がこの日記を開設している意味もここにあります。同じ個人投資家同士の意見交換は何物にも替えがたい財産です。次回は、成長株投資家の立場から著者との見解の相違を明らかにしようと思います。
2005.01.25
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PERについて簡単にまとめます。・PERは低いほうが良い・PERが低くて配当が少ない場合は資金の使われ方に注意・利益が成長するのであればある程度PERが高くても許せるここで、実際にPERが低い銘柄、高い銘柄を紹介します。いずれも私の投資対象ではありません。穴吹興産(コード8928)昨年新規上場したマンションディベロッパーです。住宅・マンション業界はPERが低い銘柄が多いのですが(この点についてもいずれ検討していきたいです)、同社のPERを1月12日の終値と会社四季報の今期利益予想から計算するとPER=株価(579円)÷予想1株利益(79.7)=約7.3倍となります。7.3年で投資を回収できれば悪くないのではないでしょうか?もちろんPERが低いという理由だけで株を買うのは極めて危険です。この会社の業績予想が信頼できるかどうかは不明ですし、経常利益・当期利益は減益予想でもあります。日本ベリサイン(コード3722)インターネット上の電子認証システムのベリサインの日本法人です。ネット社会の根幹となるシステムだけに株式市場の期待も大きいといったところでしょうか?同様にPERを計算するとPER=511,000÷1,463=約349倍トテツモナク割高です。確かに同社の利益は伸びていますがその伸び率もたいしたことはなく、期待先行(個人的にはバブルだと思いますが)の典型となっています。なお、私は上記2銘柄を保有していませんし、詳しく調査もしていません。買いなのか売りなのか、株価が上がるのか下がるのかも全く分かりません。
2005.01.12
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PER投資の問題点>2.上記の回収率・回転率の計算は毎年利益が一定であることが前提であり、利益が増減する実際の会社にそのままあてはめることは不可能。についての検討です。PER10倍の株式の回収率は10%ということは明らかですが、今から10年間投資すれば100%となるのか?への答えはNOです。なぜなら会社の利益は毎年変動するからです。利益が毎年増えていけば10年後の回収率は200%になるかもしれませんし、毎年減れば50%にしかなりません。毎年赤字になると回収率がマイナスということもあり得ます。従って、PERの逆数(1÷PER)=回収率という式で考えるためには、少なくとも「利益が毎年一定額で安定している」ということが前提となります。私はこのような企業を検討するときに限り「回収率」という考え方を使うべきだと思います。例えば、同じPER10倍の4つの会社の利益がA社ー毎年ほぼ一定B社ー数年間利益が増え続けているC社ー数年間利益が減り続けているD社ー景気によって利益が乱高下し、景気が悪いと赤字になるだった場合は、A社のような会社にしか適用できないということです。B社は利益が毎年伸びるわけですから、一般的に高いPERも許されます。2年後の利益が2倍になることが確実な(実際に将来のことに「確実」なんてないのですが、あくまでも仮定です。)会社のPERが10倍なら、2年後利益から計算したPERは5倍ですので割安ということになります。PERの一般的な計算方法として、当期の利益予想をもとに計算した「予想PER」が使われている理由はここにあると思います。将来の利益を予想して株価が形成されるわけです。この考え方は成長株投資につながるので詳しくは後日再検討していきます。なお上記C社は投資対象としては魅力がなく、D社のような会社はPERで判断すべきではないと思います(こちらは循環株投資として検討します)。
2005.01.11
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PER投資に関連する問題点>1.利益は配当として支払われる分以外は、株主の手元に入ってくるわけではなく、原則として会社に蓄積される。についての検討の2回目です。前回は利益の使い道の重要性について考えましたが、今回は少し視点を変えてみます。株価に対して高い配当を求めるのが利回り投資で、株価に対して高い利益を求めるのがPER投資です。利回りとPERのどちらを重視するかは投資家の考え方次第なのですが、私は利回り軽視・PER重視です。個人投資家の中には、リアルに「もらえる」配当と優待を重視する人も結構多いようですが、私個人はこのようなリアリスト?は株式投資で(比較的少額から・比較的短期間で)大儲けするのは難しいのではないかと考えています。「別に大儲けしなくてもいい」という人もいると思いますが、私は大儲けするために株式投資をしていますので利益を重視しています。なぜ利益を重視すると大儲けが狙える(「大儲けできる」とは言っていません、念のため)のかは、会社の利益が変動することと関連します。そこでPER投資のもう一つの問題点である「利益の増減」についても考える必要があります。「バーチャル」な利益が「変動」してしまうわけですから、かなり心許ないともいえますが、この「心許なさ」をどうやって「確実さ」に変えていくのかが、今の私のテーマでもあるのです。
2005.01.06
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