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ピアノという楽器は
打鍵するとハンマーが弦を打ち鳴らし
鍵盤を押さえている間は、弦が響き続けます。
しかし。
ピアノの音というものは
時間が経つにつれ、だんだん小さくなっていくのです
。
いわゆる『 減衰(げんすい)音
』。
ピアノを習いに来たばかりの生徒さんに
「 これからピアノを鳴らすから、
音が消えた!と思ったら手を上げてね。
」
と声をかけて ポーン
と鳴らすと
5秒足らず
で手を上げます
。
まだ鳴っているよ~
響きは減っていっているけれど、まだ響いているよ~。
でも皆、小さくなった音に気付かない。
「 響き続ける音を耳で追う
」ことに慣れていないのですね。
この『 鳴らした音を最後まで耳で追う
』ことができないと
『 本当にレガート
』な演奏はできません。
視覚的に、鍵盤を確認して
「 今ドを押さえている。次ミを弾くまで離さない。
ミを弾いた。今だ!ドを離そう!
」
というつなぎ方はできます。
でも、
音と音とが切れていない=レガート ではありません
。
響きは、時間とともに変化します。
鳴らした瞬間の最大の大きさを(10)
としたら
1秒後には(8)、2秒後には(4)、
3秒後には(1)
くらいに減っているかもしれない。
すると
1秒後につなげて弾く音は
(8~7)で弾けば、ほぼ強さがそろって
なめらかにつながって聴こえるかもしれませんが
2秒後に(7)で弾いたら、大きすぎることになりますね
。
『今の瞬間鳴っている響き』をよく聴いて
『ちょうどいい強さの音』を次に出す
。
これが連続していくことで、レガートな演奏になります。
減衰しないで音を出せる楽器だと、
もう少し楽なのだけどなー
とは思いますが
まあ、それがピアノの難しさでもあり
面白さでもありますね。