☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

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December 22, 2008
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 ナオミが微笑んだ。
「その、小樽のワイナリーから取っているんだよ。まぁ、トカイワインというわけにはいかないが、絶品だ」
「父が歳暮でもらったのを一度飲んだことがあるよ。あれは、甘さといい、香りといいすばらしい。この、白ぶどうのソルベをワインにしたような感じかな」
 隆一が言うと、阿部は静かに座り込み、
「…それなら飲もうかな」
 と、ボソリと呟いた。
「そう来なくっちゃ、皆で飲もう」
 工藤は喜んで、ボーイに頼んだ。

「これ飲んでもらえて、助かったでゃ。せっかく取ったのに、このごろ注文がなくてわかねくするとこだったんだ」
 シェフが出てきて、言った。
「村上、そりゃ、一杯800円はするんだもの。このご時世じゃそうそう注文はできないよ」
 工藤が、シェフに言った。
「清人、そうは言うけど、東京で同じのを頼んだら、グラス1500円は軽くいくよ」
 清晴が言った。
「うん、うまい。こんな旨いワインははじめてです」
 一口、飲んだ阿部が言った。
「君の口に合って、良かった」
 工藤が笑った。
「おいしいわ。これは、サラダにも合いますね」

「どれもおいしかったです。今日はたくさん、おいしいものを作っていただいて…」
 シェフがそばにいたので、隆一が話しかけると、
「なーに、まだまだこれから、デザートもまだだ!材料余らかすとこだったはで、腹一杯食ってけで!」
 と、笑った。
「村上、そんなに客が減ってるのか?」

「んだのよ。この不景気だはで、ランチの値段下げても客足がいまひとつだ。営業努力はしてんだけど、なかなか、厳しいもんだよ」
 シェフが、腕組みをして眉間にしわを寄せた。

<つづく>

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 きのうの大雪がやみ、夕方から雪かきをしました~

 太平洋側なのに、いまの時期これほど積もるのは珍しいです

yuki1.jpg

 さらに、まだ気温が高めなため、雪は水分をたっぷり含んで重たいです(>_<)
 こういう雪を津軽のほうでは、みず雪というんでしょうか・・・
 1時間ほどかけて、玄関までの通路を作りました~
 筋肉少なめの身体に気合が入りました大笑い

 気温が上がり、雪が溶けまくっているため、普通に着込んでも暑くて汗だくです。
 それでも、屋根から雪がすべり落ちてくるため危険で、フードをかぶりっぱなしなので、かなり汗をかきました。
 大変だったけど、雪が降ったあとの空気はけっこう気持ちがよくて、思わず深呼吸を繰り返していました。
 これこそ有酸素運動
 少しは痩せられるでしょうか





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Last updated  December 22, 2008 05:47:54 PM


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