☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

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December 26, 2008
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 阿部が言った。
「なにしたって、あの人になんの罪がある!」
 工藤は怒って、立ち上がった。
「清人、落ち着きなさい」
 明江が言った。
「そうだ、話は最後まで聞くものだ」
 清志が言った。
「これが落ち着いていられますか。デザートなどと言ってはいられない。私もいますぐ、警察へ行く!」

 ナオミが言った。
「なに、久美が。誰がやったんだ」
「久美さんは、葛西嘉世子さんが襲ってきたと言っています。実際に、その時間に葛西さんの姿を目撃した人もいるのです」
「まさか、嘉世子さんにそんなことができるわけがない!あの人は、見かけによらず虫も殺せない人なんだ」
「私たちもそう、思っていますが、状況は嘉世子さんに不利です」
 ナオミが、静かに語るのをきいて、工藤は拳を握りしめた。
「…久美の狂言なんだな。あのふたりを、ここまで追い込んだのは私だ。2人とも助けるには、やはり、私が出頭するしかないだろう」
「清人、捜査を攪乱しては問題は解決しないよ」
 清晴が言った。
「だから俺が行くと言っているだろう」
 清志が怒鳴った。

 阿部が、疲れた様子で呟いた。
 その時、また、激しくドアがあいて、人が2人、走り込んできた。
「あっ、菊さん」
 工藤が叫んだ。
 ラズベリー色のツイードのコートを着て、手編みの帽子をかぶった小柄で色白の、初老の女性がまっすぐに店の中に歩いてきた。

 隆一は、ひと目で納得した。
 後ろから、ムートンのブルゾンを着た同年配の、がっしりとしてメガネをかけた男性が、キーケースを手に持ったままついてきた。
「明江さんから電話があって、ヒロシさんと飛んできましたのよ」
 菊さんは毅然とした口調で言った。

<つづく>

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 未明からの暴風雪がおさまった夕方、週末の買い物に行ってきました~
 12月は家の中ですることが多くこもりがちで、行動半径は500メートルもあったかどうか
 多分ないですね、今月行ったところで一番遠かったのは、歩いて10分の宝くじ売り場です(^^;;;
 そうこうしているうちに、押し詰まってきましたね~
 年賀状も出したし、あとは年越しの仕度です

 5時前の道路は、凍り付いてアイスバーンになっていました。

kouka1.jpg

 靴の滑り止めはほとんど役に立たない状態で、雪で路は狭くなり、車も人もノロノロです。

 本屋さんを出たら、SCの駐車場に除雪車が来ていました。

yuki2.jpg

 今日は、食料品のほかに、先日買い忘れた年越しそば、正月飾りなどを買ってきました。
 しめ飾りと鏡もちで終わりにしようと思ったところで、かわいい門松を発見。
 1000円だから、かなり迷いましたが、見ているうちにどうしても欲しくなってしまい衝動買いです。

matsu1.jpg
これすら置くところがない・・・


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Last updated  December 26, 2008 08:07:02 PM


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