☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

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November 10, 2010

ノコとツチノコ☆時空編・３１

テーマ：詩＆物語の或る風景(1218)

カテゴリ：ノコとツチノコ

　ツチナルド・ダ・ビツチが、時空のすき間に通常の重力を発生させたため、身体はずっしりと重く、最初は虹の上にのびてしまっていた。
　しかし、虹の階段は氷である。気が遠くなりかけて倒れても、冷たさで飛び起き、ふたたび登ることを繰り返していた。
「か、過酷だコレ・・・滑りまくるし・・・マイライフで一番の試練だ・・・」
「ふふふ、これを乗り越えたら倒産の山も乗り越えられるであろう」
　ダ・ビツチは軽々と滑り上がりながら言った。
「まったく、ダディが軟弱だから倒産なんだ…父さんが倒産だ～」

　ノコは呟いた。
「お気持ちはわかりますわモルトさん、私の父も常に自転車操業ですもの

」
　汗だくになり階段を登るツチミが、モルトを励ました。
「ツチミのお父上、ツチ元さんもハコモノが好きだからの～」
　ダ・ビツチが笑った。
「まぁ、事業で他人様に迷惑をかけたならば、またやり直したあかつきに、社会貢献するが良かろう」
「おー、ダ・ビツチさん合理的！」
　ツチ文が感心していた。
「奉仕の精神はだいたい贖罪意識から生まれるものだぞ」
悪いことばっかしてきてますからーーー！！」
　モルトは半泣きになっていた。

＜つづく＞

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おかげさまで、２０位以内です。
みなさまありがとうございます<(_ _)>

　今日は、木枯らし吹き荒れる１日でした～
　夜になってから、コンビニへ出かけてきましたが、すでに上着がフリースだと寒いですね。
　あれだけの猛暑から一転、さっさと冬になりました

　気温が下がってくると、食べたいのはあったかい麺もの。
　コンビニで冷凍チャンポンというのを買ってきてみました。