ほのぼの日記
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張禧嬪 チャン・ヒビン DVD-BOX 2(DVD) ◆20%OFF!価格:10,080円(税込、送料別)チャン・ヒビンは韓国で3大悪女と言われる中の一人なんだそうです。時代は李氏朝鮮 第19代王 粛宗(スクチョン)の時代。17世紀になりますね。チャン・ヒビンはこのドラマを観る前に「トンイ」を見ていたので、どんな人物だったのかある程度わかっているつもりでした。【送料無料】韓国ドラマ・ガイド トンイ 前編 [ NHK出版 ]価格:1,365円(税込、送料別)でも「トンイ」の方がちょっと人間味のあるもう少しソフトな感じに描かれていたような気がします。チャン・ヒビンはいっかいの宮女でしかなかったチャン・オクチョンがその生まれながらの美貌と才識を第19代王 粛宗に見初められ側室となり、息子を産んで世継ぎの母となりやがては王妃にまでのぼりつめるんですがその後降格され、反逆罪で自害させられてしまうというまさに波乱万丈の人生を描いた作品。なぜ世継ぎの母であり、一時は王妃にまでのぼりつめた彼女が自害させられる事態になったのか?それは正室であった仁顕王后を呪った罪から。その呪いが効いたのかどうかは定かではありませんが実際に仁顕王后は病のため若くしてなくなってしまったんですって。彼女の仁顕王后への執拗なほどの嫌がらせはすさまじいものがあったようです。仁顕王后は生涯子供に恵まれなかったのですがドラマの中では子供が授かるように特別に取り寄せたという薬を王妃に届けるのですがそれは実は毒で、水銀が含まれており妊娠はおろか、体にまで悪影響を及ぼすというもの。そのせいで体調を崩していく王妃。恐ろしい人です。チャン・ヒビンが王妃になれたのも自分が王様の寵愛を一身に受けていることをいいことに王様の見えないところで、数々の悪行を行い王様をそそのかし、王妃を宮廷から追い出して手に入れたもの。仁顕王后はとても慈悲深い方でチャン・ヒビンの悪行の数々を知りながらも時にはヒビンをかばったり、優しく教え諭したりしていたのにヒビンは全く聞く耳を持たず、逆に仁顕王后を陥れるために画策するんですよね。家臣が王様に何度ヒビンの悪行を訴えても王様は信じず、挙句の果ては進言してきた家臣を罪人として裁くといった有様。恋は盲目なんて言葉があるけどまさにそれですよね。念願の王妃になったら、少しは行いもそれらしくなるかと思えば、ますます酷くなり自分の気に入らない者や自分に従わないものには容赦ないし、やりたい放題。追い出されてしまった元王妃の方は自分は罪人だからと、質素な暮らしを貫き食事も満足に食べられず、病気をしてもきちんとした治療も受けられずといった状態にもかかわらず自分を追い出した王様を常に案じているんですからヒビンとは本当に対照的な人物ですね。王妃に君臨したものの、少しずつボロが出始め足しげく通ってくれていた王様の足もだんだん遠退き、そのうちに仁顕王后を追い出した過去の過ちを悔いた王様が仁顕王后を王妃として再び迎えいれる決心をし王妃から禧嬪へと降格されます。それを不服に思うヒビンは何とか王妃に返り咲こうと仁顕王后への嫌がらせをまた始めるんですね。ドラマでは描かれていませんでしたが王妃の部屋に穴をあけて、中の動向を探っていたという話もあるようです。そして、巫女を入宮させ祭壇を作り仁顕王后を呪う儀式を行なっていたというのですから本当に怖いですね。仁顕王后が病気でなくなった後ヒビンの行為がついに王様の知るところになり裁きが下されることに。普通なら子供の心配をするものですがこの方、世継ぎである息子を盾に自分を殺すなら、先に息子を殺せと思わず耳を疑いたくなる暴言を吐くは暴れるは、それはそれは凄まじいんです。自分に手出しできないように息子を側に置くものだから王様が力ずくで息子を引き離すように命じそれに激しく抵抗するヒビンは故意かどうかはわかりませんが自分の息子の局所を思い切りつかみこれにより世子は失神。この事件がきっかけで、世子は子供を授かることができない体になったと言われているみたいです。その後も高熱が出て息子が苦しんでいるにもかかわらず世継ぎである息子が側にいないと自分は殺されてしまうからと、病気の息子をつれて来いと大騒ぎ。ついに自害するようにと毒薬が下ってもそれを投げつける始末。王様自らヒビンの元にいき直接毒薬を飲ませることになるのですがそのシーンも壮絶で暴れるヒビンを戸で押さえつけ、棒を口に入れて無理やり口をこじ開けて飲ませるといったものでした。たっぷり100話もあるドラマでしたが政治的な話が多い歴史ドラマの中でなかなかわからない日本でいう大奥のような世界が良くわかり、いつもとは違った観点から楽しめるドラマでした。それにしてもチャン・ヒビン役の女優さんの迫真に迫る演技は、とてもリアルな感じで回を追うごとに次第に名高き悪女と化していく姿を見事に演じていたと思います。見応えのあるドラマでした!
2012.10.19
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