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132「あっぱれテーブルルマナー」「パンくい競争」リメイク
tankuroです、こんにちは。
◆◆ 今日は パンについてお話します。
「すみませんが、パンのおかわりはありますか?」
「はい、ございます。おもちいたしますか?」
「ええ、お願いします。」
「はい、かしこまりました」
「あっ、そうだ!みんなの分もいっしょにね!」
「はっ、はい」
◆◆ その時の私の心を覗ければ、こうです。
「お、おかわり?もう食べちゃったのかよ~。
スープも出ていないのに、、、早いよ。
み、みんな?!大きなおせわだよ~。
ほら、まだもう一個パン残ってるじゃん!
ほしがってないよ~ん!」 ◆◆
◆◆ 最近はパンを先にテーブルセットしている所が
大半です。
これは、ただのホテルの都合です。
本来、パンはスープの後にパスサービスされます。
この時はハードとソフトを一個づつ取ると間違えが
ありませんが、一応ざっとバスケットの中を覗き
込みましょう。
大きめのハードロールが一個の所も中にはあり
ます。 ◆◆
◆◆ パンは主食ではありません。
そこにあるからと言って食べ放題 ” じゃないのですから、
いえ、主食ではないのですから!
パンの主な仕様は次の通りです。
1. 料理と料理の間の味消しが一番の目的。
次の料理を新鮮にいただく為の手段だと思って下
さい。
2.
『お皿の消しゴム』お魚料理の時に良く使う裏技
です。
アンダーにかかった白いクリーム系のソースは、残す
のも
もったいない美味しさです。
そんな時フィッシュスプーンが添えてあればそれで
いた
だきますが、もしなければこの手が有効です。
少量のパンをちぎり、お皿をなぜて付着させるの
です。
ただし、これは時と場所を選ぶ必要があります。
3. はあまり知られていない秘技です。
“ 止めたら消すべし ” の術。
どうぞ、お聞き下さい。
あなたのお皿にはメインディッシュの松坂牛ステーキと
煮たコロコロのグリンピースがうまそうに乗ってい
ます。
松坂牛ステーキはあなたの口に運ばれ、生きる喜びを
与えてくれます。
美味しい~。
そんなあなたは、ちょっと箸休めの為にグリンピースを
食べようと思いました。
3、4粒を一度にフォークですくおうとしますが、
豆は
逃げていきます。
軽いからフォークに押されて外へ外へ。 ◆◆
◆◆ パッパラパッパパーン!あなたは閃きました。
“ 転がるものは転がらないようにする。
” そう、教わったじゃないか。フォークで上から
おさえて潰せば、きっと万全であるに違いない。
しかし、グリンピースはそれでも軽すぎて逃げて
いってしまいます。 ◆◆
◆◆ パッパラパッパパーン!あなたは再び閃きました。
そうだ、これしかない!あなたは一口だいにパンを
ちぎると お皿の先に防波堤を築きました。
逃げ場を断つ作戦です。
グリンピースがいつもの様にフォークにおされて
やって
きました。
おっと、行き止まりです。
あれほど頑張っていたグリンピースさんも万事きゅ
うすか。
あっさりフォークにすくわれ口に運ばれました。
あっ、さらにここで暴挙です。
なっ、なんと、先程まで味方していたパンを、無慈悲に
あなたは食べてしまいました。
そんな事は許されるのでしょうか? ◆◆
いいえ、完璧な証拠隠滅です!
「あっぱれテーブルルマナー」ファイナル… 2021.09.24
「あっぱれテーブルルマナー」「デザート… 2021.09.23
「あっぱれテーブルルマナー」休憩「挨拶… 2021.09.22