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2008年01月10日
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既刊で唯一残していた辻村さんの本です。

物語の設定が前に読んだ 「子どもたちは夜と遊ぶ」 の「二年後」ということになっています。

それぞれの物語としては独立した全く別のものですが、双方に登場する「秋山先生」が物語をつないでいます。
「子どもたちは・・・」のネタばれっぽい部分がこちらで出てきますので、
両方未読だったら、「子どもたちは・・・」を読んでからの方がいいのでは と思います。





この作品、文句なしに辻村さんの本の中のベスト1です。

と読後すぐ思いました。もしかしたら「うーん・・・」とかうなってたかも。

とにかく、なほまる大絶賛 という感じの一冊です。

新年早々なのに、今年の10冊に入るぞ、きっと。 みたいな。


今回の主人公は今までの作品で一番低年齢の小学生なのですが、それがまたお話を良くしているのでしょうか?
小学生だから みたいな幼さとか幼稚さは全くなくて、ホント頭が下がります。
普通の大人よりか、よっぽど人間の真理について全力で考えてるなー という印象です。



  忌まわしいあの事件が起きたのは、今から三ヵ月前。「ぼく」の小学校で飼って
  いたうさぎが、何者かによって殺された……。
  大好きだったうさぎたちの無残な死体を目撃してしまった「ぼく」の幼なじみ・
  ふみちゃんは、ショックのあまりに全ての感情を封じ込めたまま、
  今もなお登校拒否を続けている。
  笑わないあの子を助け出したい「ぼく」は、自分と同じ力を持つ「先生」のもと
  へと通い、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。
  「ぼく」が最後に選んだ答え、そして正義の行方とは!?


                     アマゾンの紹介文より



この「罰の重さ」を考えていくお話なのですが、「ぼく」を導く先生が「秋山先生」で、
この人が「子どもたちは・・・」にも出てきた人です。
二人がそれぞれ考える「罰」がどんなものなのか、一緒に考えて読んでいく感じですが、
それでも結末には本当に「あっ!」と言わせられました。
内容も勿論ですが、辻村さんの書く「場の空気」の鮮やかな切り替わりがまた気持ちよく、
どっちにも「おおっ」と気持ちよく裏切られました(笑



ジェットコースターのような緊張感も加わり、ホントよかったです。



そして余談なのですが・・・

「子どもたちは・・・・」の中であのとき、秋先生が何て言ったのかずっと気になってたのですが、
今回わかってホントすっきりしました(笑
心配だった人のその後らしき人も出てくるし・・・。


そうわかって読むとまた印象が変わってくるのではないか と再読したくなってきました。

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最終更新日  2008年01月10日 18時39分33秒
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