いいもん見つけた&手作り・アウトドアー

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2005年10月30日
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氏の著書 中古カメラウィルス図鑑  での話。
 「クラシックカメラには、金属で出来た 磁力を発している。
  現在のようなカメラは プラスチックで 磁力が出ない。
  つまり 今のカメラは 道具という意味だけで
  カメラ自身での 人を引き付ける能力がなくなった」
との ご推察。
当方も 実感した。

ツァイス イコン コンテッサ35 Tessar2.8/f45mm(Opton)付き
このカメラは、クラシックカメラ界では、女王様と呼ぶ人がいます。
(別に変な意味ではない)(≧▽≦)
実際 別名「コンテッサ・伯爵夫人」と呼ばれている。 
1950年に発表された新設計の35mm距離計連動式カメラです。
愛されるカメラの全ての要素
(適度なメカっぽさ、高い性能、優雅なデザイン、ブランドイメージ)
を持ち 今日でも極めて高い人気 を保っている「名機」です。

シャッターは<セルフコッキングではなく>、
自分でシャッター用のバネを圧縮するもの。

また フィルムが送られて初めてシャッターが切れるもので
この頃 やっと「二重露出防止装置」がつきました。
当時は、フィルムを巻かなくとも シャッターは 
何回でも 切れてしまうものが 多かったようです。


連動距離計は同社独自のドレーカイル方式で
回転プリズムがカメラ中央に起立するタイプです。
(本機の個性的デザインのポイント)
この方式は いまだに当方理解できない プリズムが入っています。
この謎めいたところが また魅力となっています。

この右側 レンズに付いている 透明な円形のガラスが 距離計のプリズム

シャッターはMX接点付シンクロコンパーで
セレン式の単独露出計(2段階式)を採用。

本機はシャッター等順調に作動し、露出計も順調で指示どおりに撮影。
撮影結果は,良好で テッサーのすばらしい写りが堪能できます。
テッサーと聞くだけで 耳が 動く人がいるくらい(大げさ)
写りには 透明感と品位があるものです。
フイルムの カウンターは底に

レンズ 種類は テッサー45mmf2.8を 搭載しています。
シャッター 種類は、 シンクロ・コンパー 
シャッタースピードは 
B .1/2/5/10/25/50/100/250/500です。
当時は、 まだシャッタースピードの統一がなされていないので
いろいろなスピード がありました。
このシャッタースピードも よく見ると 「あれ」 となります。
ちなみに 現在は、
B 1/2/4/8/15/60/125/250/500/1000
です。
これだけでも 面白いとは思いません?

巻き上げは、スムースな感触がいいものです。
ファインダーも綺麗で二重像もくっきり。
フォーカッシングもスムースに動きます。 

露出計は DIN 表示で、ピント合わせはm表示。
使用フイルム種類 : 通常の35mmフィルム

散歩に持っていくのには 少し重めで カバーをつけないと 
手から 滑り落ちる 癖があります。 ^^;

現在のカメラに近づいた 過渡期の名機。 
郷愁さえ感じる 一品。








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Last updated  2005年10月30日 22時42分54秒
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