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美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか......? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!(FELLOWSサイトより引用)
雑誌連載中も、とにかく我慢して我慢して、とうとう待望のコミックスを手にすることが出来ました。
エマで19世紀のイギリスを描いた森薫さんの開く新しい世界は、ユーラシア大陸でした。こんな方面にも萌えてらっしゃったんですね。私もシルクロード物とか大好きですが、しかし、絨毯の柄とか描きたいとは思いもしませんでしたよ。
いや~ホント、びっくりしました。第1ページめくった所でひっくり返りました。
「なんじゃこりゃ~!」
ですよ。
アミルの婚礼衣装のこの凄まじい描き込み。こんなに描き込んでいるのにすっきりクッキリした美しい画面。いきなり胸がドキドキ高鳴ってしまいました。
エマのときよりもまた一段と腕が上がったような気がします。
表情がまた素晴らしい。普段の時の優しい表情と、獲物を狩る狩人の目、そしてカルルクを思う一途な顔。ま~、キュンキュンします。
ストーリーの方はまだ日常生活の紹介と人物紹介くらいのゆったりしたペースです。事件としてはこの先アミルの実家と少しいざこざが出てくるのかもしれません。ただそれさえも、きっとゆったりと流れていくのでしょう。アミルとカルルクのこれから始まる恋と、彼らを取り巻く人々の細かな日常の営み、そしてただもう美しいペンの冴えを楽しみに待ちたい、そんな作品です。
こちらのサイトで、森さんの原稿作業の動画が見られます。
想像以上に手早く大胆に描いてらっしゃることにびっくりしました。
白い紙から、美しいアミルが描き出される工程をご覧になってみてください。
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