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ご無沙汰しております。(^.^)何だか気づいたら春もそろそろ終盤ではないですか。さて、ウチのマコも小学校を卒業し、晴れて中学生になりました。あの未曾有の大震災の時期に重なってしまい、何となくアップしそこなってしまったので、今頃こっそりとご報告です。このブログを始めたのが2006年なので、あの頃まだ小1くらいだったのかなあ。知らない間に大きくなっちゃいましたねえ。先月記念写真を撮ったのがこちらのブログで見られます。良かったら娘たちの成長ぶりを見てやってください。
2011.05.08
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10月の読書メーター読んだ本の数:32冊読んだページ数:6256ページファンタジウム(6) (モーニングKC)良はいい子だし、彼の周りにいる人もけっこう良のことを考えてくれる人が集まっている。のだけれど、何故こんなに負の感情を強く感じてしまうのだろうこの漫画は。表紙のラブリーさとは裏腹にいつも気を張って読んでしまう。もう少し良が構えなくても済む人が傍にいるといいのにな。 それにしてもラストは唐突に大変なことに。。。読了日:10月14日 著者:杉本 亜未眠れる夜の奇妙な話コミックス 時間の歩き方(2) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)タラベルに行っても生体時間を使わないとご飯食べたり水に入ったり出来ないというのは面白いな。 設定が複雑なので巻末にでもいいから、タラベルと時間についてもう少し説明があるといいなあと思った。読了日:10月14日 著者:榎本ナリコ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 百鬼夜行抄(19)律にとっては思いのほか青嵐の存在は重要だったんだなあと再認識というか、ちょっと見直しちゃった巻。ただ、もう少しドラマチックに律の周辺が変わるのかと思ったんだけど、青嵐も結構飯嶋家を去り難いらしく、やっぱり周辺をうろうろしてるのね。それにしても律がこれからまた新しい関係を青嵐と築けるといいのにと思う。二人(?)の関係が希薄になってしまって、このままでは何だか淋しいのだ。読了日:10月16日 著者:今 市子バクマン。 9 (ジャンプコミックス)服部さんが絡んできて面白くなってきた。頭のいい人ですな、この人は。 相変わらず恋愛関係は全く駄目だけど。読了日:10月17日 著者:小畑 健バクマン。 10 (ジャンプコミックス)9~10巻の展開はすごく面白かった。編集者、作家どちらも真剣で熱い思いが伝わってくるし、シュージンとサイコーのみならず港浦の成長も描かれている所が良かった。ただ、何で女の子がこんなに画一的で面白くないんだろうか。いっそ恋愛を描くのやめたらどうかとさえ思ってしまう。読了日:10月17日 著者:小畑 健C.M.B.森羅博物館の事件目録(15) (月刊マガジンコミックス)釣りの話が好き。クラスメートとのエピソードはやっぱり和む。養父スタンもなかなか味がありますな~。ヒヒ丸はキモカワ度が増してるよね。もっと出して欲しい。キルトの話は切なかった。ブルーもロッテもメアリーも3人とも誠意も言葉も足らなかったという気がする。森羅はホント、よくやった。。。読了日:10月18日 著者:加藤 元浩麗島夢譚 2 (リュウコミックス)何かすっごい楽しいな、これ。妙に商売っ気のある武蔵とか、イギリス人忍びのミカとか。四郎様のパートはもはやミュージカルのようだし。でもその心情を思うと切ないものもあるけれど。 台湾の歴史なんて全く知らないので、これからどうなるのかホント楽しみ。そして、画面狭しと動き回るキャラクター達と、美しすぎる線に見惚れる。特に船の絵は素晴らしい~。読了日:10月18日 著者:安彦 良和スフィンクス (flowers comicsシリーズここではない・どこか 2)買い逃していた。やっと購入。 「オイディプス」は、神話が生き生きとした人間ドラマに描かれていた。「この肉体の記憶によって罪がある」オイディプスの瞳からこぼれ落ちる涙が美しく哀しい。 「世界の終わりにたった一人で」この話は、ある程度年を取ってから読むほうが、より心に残るのではないかと思う。この年で10歳も年下の男の子とどうしようもない恋に落ちてしまったら。。。「誰にも会いたくない」と言ったちず先生の孤独の深さに胸が痛くなった。読了日:10月21日 著者:萩尾 望都チェーザレ 破壊の創造者(8) (KCデラックス)分かってはいたんですが、この辺りから人間関係を把握するのが難しくなってきますね。何しろファーストネームが一緒の人がいっぱいでてくるのでややこしいのよね。各国で起こる事件も複雑だし。勢い説明的にならざるを得ないのが残念ですが、でも塩野版でよく分からなかった各国あるいは人物の関係がちょっと整理できた気がします。 しかし、ビジュアルはますます磨きがかかって素晴らしい。うっとりします。チェー様かっこいい~!読了日:10月23日 著者:惣領 冬実×××HOLiC(18) (KCデラックス)借り読み。小羽ちゃんが大人になっていくなあ。嬉しいような、少女のままでいてほしいような。ストーリーの方は相変わらず進んでるんだか何だかわからないし、無駄に思わせぶりだし、ツバサが絡んでいて(読んでないから)わからないし。酒飲んで煙管吸ってるシーンばかりが目立つんですけど。。。読了日:10月31日 著者:CLAMP読書メーター
2010.11.02
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10月の読書メーター読んだ本の数:32冊読んだページ数:6256ページBAMBOO BLADE 6 (ヤングガンガンコミックス)公式戦、負けましたがコジロー先生の判断は冷静で賢明でしたね。最初はちゃらんぽらんなばかりだったけど、だんだん先生らしくなってきたなあ。これもたまちゃん効果なのかしら。生徒も先生も少しずつ成長していて面白いです。 さて、やっとアニメのラストに追いつきました。ここから先が楽しみだったんです。あの長髪の美少女がずっと気になって気になって。。。読了日:10月07日 著者:土塚 理弘BAMBOO BLADE 7 (ヤングガンガンコミックス)読了日:10月08日 著者:土塚 理弘 BAMBOO BLADE 8 (ヤングガンガンコミックス)読了日:10月08日 著者:土塚 理弘 BAMBOO BLADE 9 (ヤングガンガンコミックス)鎌崎高校のだらだら部員達が試合を通じてどんどん変化していくのが面白かった。何かに一生懸命になるって確かにダサいかもしれないが、なりふり構わず頑張らなきゃいけないときというのはやっぱり必要なのだな。若いっていいなあ。 そして、コジロー先生がどんどん勝負師の顔になってるのが良い。先輩もがんばれよ~。読了日:10月08日 著者:土塚 理弘BAMBOO BLADE 10 (ヤングガンガンコミックス)読了日:10月09日 著者:土塚 理弘 BAMBOO BLADE 11 (ヤングガンガンコミックス)読了日:10月09日 著者:土塚 理弘 BAMBOO BLADE 12 (ヤングガンガンコミックス)読了日:10月09日 著者:土塚 理弘 BAMBOO BLADE 13 (ヤングガンガンコミックス)お~!ここにきてこんなに熱いものになってくるとは意外でした。同世代の少女に手も無くやられてしまった珠姫が、またそれよりもハイレベルな試合を見てどう変わるのか非常に楽しみ。 物語のテンションが高まるにつれ、徐々に静謐感と緊張感がみなぎってきて、読んでいてとても気持ちよかったです!読了日:10月09日 著者:土塚 理弘獣の奏者 外伝 刹那まいったなあ。また一気読みしちゃった。 これは確かに本編に含めると「物語の佇まいがくずれ」てしまうかもしれないなあ。あのきりきりと張り詰めた緊張感とはまた違う、濃密な心と身体のふれあいの物語だった。 特にエサル師の選び取った生き方には深く共感し、驚嘆した。強いなあ。 ユアンとのことは切なかったけれど、たぶん一生忘れ得ない「わが身の春」になるのだろうな。そんな女の幸せがエサルに訪れてよかったと心から思う。 それにしてもジョウンはいい人だ。読了日:10月09日 著者:上橋 菜穂子さらい屋五葉 8 (IKKI COMIX)こんなに明るいラストを全く想像していなかったのでビックリすると同時にしみじみよかったなあ~と。。。1巻の頃と比べると政の表情が素晴らしく良くなった。心にも身体にも1本芯がすっと通ったような。政自身にそんな芯がやどったからこそ、あんな理不尽な願いでも八木の心を動かしたんだろうと思う。 これから彼ら五葉は本当の家族になる、そう思うと何だか心が浮き立つようなラストシーンだった。読了日:10月11日 著者:オノ・ナツメテルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)冒頭ネタ、ここまであっけらかんとしているとエロさが全く無いのよね。まあ、女子的にはここまで描いてい~のかという気は弱冠するけれども。(笑) 流石に1巻の衝撃は無かったが、相変わらずの面白さ。 でも、ルシウス!何であんた命狙われてんだ!?全く1巻に引き続きすごい引きだなあ。読了日:10月14日 著者:ヤマザキマリ読書メーター
2010.11.02
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10月は漫画借り読み祭と、獣の奏者、さらい屋五葉完結なんかが印象的な月でした。 10月の読書メーター読んだ本の数:32冊読んだページ数:6256ページONE PIECE 54 (ジャンプコミックス)読了日:10月01日 著者:尾田 栄一郎 ONE PIECE 55 (ジャンプコミックス)読了日:10月01日 著者:尾田 栄一郎 ONE PIECE 56 (ジャンプコミックス)ボンちゃん、どこまでいいヤツなんだ~。読了日:10月01日 著者:尾田 栄一郎 ONE PIECE 巻57 (ジャンプコミックス)ハンコックが相変わらず初々しくて可愛いなあ。そして、もう物語のクライマックスなのかと思うほどの盛り上がり。まあ、みんな軽く人間じゃないけどさ。そしてラストのとんでもない引きー!!次行こう次!読了日:10月01日 著者:尾田 栄一郎ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス)エースの涙にぐっときた。目の前で自分を助けようとする人たちが倒れていくのをじっと見てなきゃいけないなんて、こんな辛い事はないよね。それだけに解放されたエースのかっこよさは半端なかった。。。んだけど。。。ラストまた、ええええっ!!???ひどい!読了日:10月01日 著者:尾田 栄一郎ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)ルフィがエースの死を乗り越えた時、どんな大人になるのかな。。。と思ったりもするんだけど、ルフィの成長のためにそこまで大切なものを奪わなくてもいいんじゃないの?と思わないでもなかった。エースにはずっとルフィの生きた指標であって欲しかった。 しかし、センゴクに「お前ならいい」と言わせるシャンクスってすごい存在なのね。読了日:10月01日 著者:尾田 栄一郎BAMBOO BLADE (1) (ヤングガンガンコミックス)借り読み。アニメを先に見ているのですんなり入れるかなあと思ったけど、結構まんまだったのですっと世界に入れた。しいて言えば漫画のほうがちょっと大人っぽいかな全体的に。それと、アニメの方はたまちゃんのオタクな面をかなり作りこんでいたことがよくわかる。その辺かなり補完されているのでたまちゃんの正義に対するこだわりがよく分かる気がする。読了日:10月02日 著者:土塚 理弘BAMBOO BLADE 2 (ヤングガンガンコミックス)ミヤミヤの表情の変化が面白すぎる。読了日:10月02日 著者:土塚 理弘 BAMBOO BLADE(3) (ヤングガンガンコミックス)読了日:10月07日 著者:土塚 理弘,五十嵐 あぐり BAMBOO BLADE 4 (ヤングガンガンコミックス)読了日:10月07日 著者:土塚 理弘 BAMBOO BLADE 5 (ヤングガンガンコミックス)読了日:10月07日 著者:土塚 理弘 読書メーター
2010.11.02
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映画「大奥」を見てきました。 時は第七将軍徳川家継の治世。貧乏旗本の一人息子水野祐之進は困窮した家を救うため大奥へ上がることを決意する。薬種問屋の跡取り娘おのぶとの結ばれ得ぬ淡い恋を断ち切るためにも。。。一大決心をして大奥へ上がった水野だったが、貧乏旗本とは言え、自由闊達に生きてきた彼の目に映る大奥は異様な場所であった。巷では男不足であるにもかかわらず、ただ将軍家の血統を絶やさぬために集められた数多くの男達。彼らはその大奥という閉鎖された空間でただただ将軍のお手つきになりお世継ぎの父となることを夢みていたのである。さて、将軍家継が夭折し、第八代将軍吉宗が将軍の座に着いた。その頃水野は将軍の目にとまる地位「御中臈」に異例の昇進を遂げていた。総触れの日、隆とした美男が贅を競って居流れる御鈴廊下に将軍吉宗の御成りを告げる鈴の音が鳴り響く。。。 よしながふみさん原作の漫画「大奥」のまさかの映画化の第一報を聞いた時は仰天してしまいました。(それも嵐のファンの子に聞いたのだから、余計にビックリしましたYO。)だって、男女逆転ですよ。SFです。パラレルワールドなんです。って原作を知らない人にちゃんと理解してもらえるのかしら。いろいろたたかれるんじゃないかと戦々恐々としてしまいました。現に祐之進の父親役の竹脇無我さん(まあおじいちゃんになっちゃって)は脚本読んで「頭が痛くなった」って仰ってますし。(笑)でもまあ、人の心配は置いといて、私としてはなかなか楽しみました。原作のストーリーにきっちりとしたまとまりがあるので2時間で気持ちよく卒なく語られたのではないかと思いました。ただ、何となくキャスティングは微妙に残念な感じ。。。ごめんね。二ノ宮君は悪くは無いんだけど、とりあえず、ちょっと小さいのよね。ちゃきちゃきの江戸っ子弁で男気もあってやんちゃな感じははっきり言って予想以上に良かった、のだけど、どう見ても大人の男に見えず、後半の見せ場で色気がないんです。せめて玉木宏君くらい上背があったら、もう少し大人顔だったら。。。と思わずにはいられませんでした。脇は(ジャニ系以外ね)これ以上無いでしょうというくらい良かったです。玉木宏さん、佐々木蔵之助さん、とりわけ阿部サダヲさん演じる杉下は、抑えた演技の中にも明るさがあり、また諦めの境地も見える大人の魅力が感じられました。ある意味主役を食っちゃった感じですね。それと、加納久通と間部詮房を演じた和久井映見さん、菊川怜さんの二人は原作イメージに合いすぎていてびっくりしました。そんな脇役陣が素晴らしかったにもかかわらず、もうとにかく若い男の子達が残念すぎる。七五三か成人式かと。。。監督の美男の定義が分かりかねますぜ。原作の色気が木っ端微塵ではないですか。特に垣添役の中村蒼君は残念すぐる。少年というにはトウが立ちすぎてるし、ニノより彼の方が大きいというのは絵的に萌えないのですよ。キスシーンもあったのにねえ。コウちゃんの吉宗は良かったです!この方カツゼツがあまりよろしくないのでこういう役はどうかと思ったけれど、やはり女優ですな。女傑オーラが出まくりで非常に気持ちよかったです。お庭番とか大岡越前とか、お馬で爆走とか、かなり、かの「暴れん坊」へのオマージュが感じられるのもとても楽しかったです。 書く前は男女逆転して見えてくるものとかいろいろ考えてたんですが、あんまり深読みせずに見るほうが、この映画は楽しいのではないかと思い直しました。もっといろいろと考えたい方はぜひ原作をあたって下さい。ポップでキッチュなパラレル時代劇映画「大奥」、吉宗の胸のすく手腕を楽しんで欲しい作品です。
2010.10.27
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9月の読書メーター読んだ本の数:12冊読んだページ数:1797ページ宇宙兄弟(11) (モーニングKC)もの作りをしているムッタが妙にかっこよく思えるから怖いわ。 しかし、こまごまと笑える作品にもかかわらず、毎回泣かされるので侮れない。ピコもビンスもやっぱり熱い人だった。「人生は短い」読了日:09月23日 著者:小山 宙哉つらつらわらじ(1) (モーニングKC)なる程つらつらって感じだわ。行列もつらつら、歩くそれぞれの思いもつらつらと連なっていく感じ。お得意の群像劇、1巻では1冊丸々使ってそれぞれの個性と役割を読者に印象付けてくれる。こういうところが上手いし、編集部も焦れずに作家にそれをやらせてくれる所がすごいなあ。徳川と確執のあるお家柄、一筋縄ではいかなそうな殿様、個性豊かな家老達、そしてちょっと悪目立ちしちゃった隠密君、そしてどうなる椿の花? 2巻からの展開が楽しみ!!読了日:09月26日 著者:オノ・ナツメ 読書メーター 先月印象に残ったのはやはり大奥。ここまでいろいろな将軍が登場しましたが、どの方もみなそれぞれに悲しみをまとっていてため息が出ます。土星マンションもだんだんとダークな展開になってきて先が非常に気になってきました。それから特筆すべきはオノさんの新連載。COPPERSみたいな群像劇ですが、今度は江戸時代の日本が舞台です。参勤交代の行列を行く人々のいろんな思いがつらつらと紡がれていく物語のようですが、1巻ではそれぞれの立ち位置がわかってきたというところ。これから先が非常に楽しみなシリーズになりそうです。とにかく殿がなに考えてるか分からない!2巻では事件が起こりそうな気配ですYO。。。早く読みたい~♪
2010.10.18
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職場が変わってから読めなくなってることが顕著に分かる先月の読書量です。読めないストレスと読みたい本ばかりが増える今日この頃です。 9月の読書メーター読んだ本の数:12冊読んだページ数:1797ページ大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)将軍という、事実上権力のトップの座に着きながら、何故皆こうも悲しいのだろう。それぞれの将軍がそれぞれ違った悲しみを抱きながら生きる様がなんとも切ない。 一つ分かったのは男女逆転大奥という設定は、そうやって連綿と続く女の悲しみを描くための装置なんだなって事。しかし、一歩間違えばただのイロモノになってしまいそうな設定を生かしきって傑作を生み出しているよしながふみという人の才能に今更ながらうならされる。 ただただ拍手!読了日:09月01日 著者:よしなが ふみ土星マンション 6 (IKKI COMIX)タマチが一つ乗り越えられたことと、真の涙にもらい泣き。 ニシマルがやろうとしていることは、動機が違っていれば応援できたのかもしれないけれど、これはあまりにも暗い。きっと目的のためには何人犠牲を出そうとこの人は矛盾を感じないだろう。このまま下層の人々の抑圧された心に火を放つのか。。。ミツたち窓拭きメンバーの心がまとまりかけた矢先であるだけに、続きが非常に気になる。一番危ういのはソウタだなあ。ああ、気になってそわそわしちゃう。。。読了日:09月01日 著者:岩岡 ヒサエ海月姫(3) (講談社コミックスキス)読了日:09月02日 著者:東村 アキコ 海月姫(4) (KISSコミックス)「普通の女の子みたい」って、月海は(普通のカッコしたら)十分普通の女の子ですぞ!海月ドレス作りのエピソードはいいなあ。ちょっと材料費がいくらか買ってるのかは知りたくないけど。 最近蔵之介がかわいそうになってきた。でも月海にはシュウシュウとくっついて欲しいので、複雑な気分。ナタちゃん、早く続き貸してくれ~!!読了日:09月02日 著者:東村 アキコ西夏文字の話-シルクロードの謎漢字と似ているけれど、成り立ちも発想も違うので漢字に馴染み深い私たちにとっては結構難しい文字だ。一つの偏や冠、つくりがいろいろな組み合わせによってどんどん変化していくのだけど、漢字頭で考えると想像がつきにくいのである。 これはまさにパズルの世界、覚えられたら楽しいだろう。しかしいみじくも西田龍雄先生も仰っておられる。「苦労して覚えた文字も2,3日たつと確実に忘れている。記憶しにくく忘れやすい文字」であると。 文字もだけど、漢字あるいは中国に対しての対抗意識が端々に見られるのが面白かった。読了日:09月11日 著者:西田 龍雄伝説は永遠に-ファンタジイの殿堂〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)再読(「氷と炎の歌」のみ抜き読み)。初読時は「氷と炎の歌」を知らずに読んでいた(パーンの竜騎士目当てだった)らしく、内容を全く覚えていませんでした。 ターガリエン家が隆盛を誇っていた時代。本編とどうつながるのかわかると、急に世界の奥行きが広がったような気がします。ラスト付近の盛り上がりはなかなか血沸き肉踊ります。本編もこんな風にシンプルに面白い展開だといいのに。。。な~んてね。読了日:09月19日 著者:ワールドエンブリオ 7 (ヤングキングコミックス)借り読み。 ぶっ飛びすぎてて理解しがたい。。。何か、主人公に感情移入できないというのはしんどいなあ。読了日:09月22日 著者:森山 大輔獣の奏者(3) (シリウスコミックス)借り読み。 この巻で、ジョウンとの一番幸せな時代が終わってしまうのかと思うと、すごく淋しい。けれど、エリンが成長するにつれ、エリンの個性がぐっと花開いてきたような気がする。アニメよりも小説よりも漫画のエリンの表情に引き込まれるのだ。何だろう、この求心力は。ユーヤンも、表情が豊かで魅力的なのに驚かされた。ただのお調子者じゃない。この子なら親友になれるなあという雰囲気がありとても安心感がある。全体には人物造形など、まだまだ未熟な感じがする部分もあるのに、こんな魅力のあるキャラも描ける。武本さんは不思議な人だ。読了日:09月22日 著者:武本 糸会そこをなんとか 4 (花とゆめCOMICSスペシャル)借り読み。 弁護士は素直なだけじゃやってけないよね。でも、その天然な部分を忘れて欲しくもないし。適度に用心深く、でも情けを忘れない素敵弁護士を目指せラッコ! 今回D先輩にちょっと萌え。東海林先生もかわいかった。読了日:09月22日 著者:麻生 みこと玉藻の前 (岡本綺堂伝奇小説集)いろいろな人にインスピレーションを与えた作品ということで興味を持って読み始めましたが、何よりも日本語の美しさに息を呑み、見事な風景描写に酔いしれました。 玉藻の前は恐ろしい妖狐の化身でありながら、千枝松の前ではずっと藻のままだったのですね。それがとても哀れで女らしくて可愛らしかった。最後はその藻の想いが千枝松の心を動かしたんだなあと思います。ただ、千枝松のキャラクターはもう少し何とかならなかったのかしらと思わずにはいられませんでした。もう少し男気を見せてくれるとよかったのにと。。。読了日:09月22日 著者:岡本 綺堂読書メーター
2010.10.18
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今日は栗コーダーカルテットの滋賀公演の日でした。はあ。。。ε-(ーдー) あれは約3ヶ月前、わたくし待望の栗コーダー滋賀公演の話を知って後先考えずにチケットを3枚購入したのでした。私とチコマコの3人で行くつもりで。んで、そのことを夕食の時にダンナに話していたら、「その日学区の運動会と違うかったっけ?」「あぁっ!!??」やっちまった。。。まさにダブルブッキ~ン!今年は何せ女性部の副会長ですから、運動会を休むわけにもいかず、運動会の後には慰労会もあって、3役はその準備もあり、とてもライブに出かけられる暇もありません。結局はお友達に子どもを連れて行ってもらうことになりました。いやあ、楽しかったみたいです。4人のトークが面白かったらしいです。アンコールも2回会ったとか。。。 ちぇっ。 次に滋賀公演があれば絶対に見に行くもんね~。ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ま、運動会も女性部優勝(1種目で勝敗が決まるという恐ろしい部門優勝ですが)して気分良く乾杯できたので良しとしますか。しかし、なんで1年には365日もあるのに、何でかぶるかね。。。。。
2010.10.03
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8月の読書メーター読んだ本の数:23冊読んだページ数:2150ページCut (カット) 2010年 09月号 [雑誌]宮崎駿+鈴木敏夫+米林宏昌各氏へのロングインタビュー。特筆すべきはインタビュアーが渋谷陽一さんだってことかな。この人はくだらな~いことしゃべって相手を油断させておいて時々核心を突いてくるから面白いのだな。 で、ジブリもとうとう世代交代のときを迎えていて(というか、やはりもののけ姫、千と千尋あたりからそうだったわけだけど)アリエッティという作品は、やっとその模索の闇の中に少し光がさしてきたという一つのエポックメイキングになったということらしい。確かにこの作品はジブリの原点回帰であると同時に新境地が拓かれていて、宮崎駿の作風には今まで無かったある種の切なさが全編を覆っている。ああ、どうやらこのスダジオも新しい波に乗れたのか。ジブリがこれからどうなるのか憂えていた一人としては(宮崎さん引退と共に解散もあるなあと思っていただけに)この舵きりは嬉しい限りだった。彼らのインタビューもそういった喜びと物柔らかさに溢れていて、しみじみ良かったなあと思ってしまうのだ。読了日:08月29日 著者: 借りぐらしのアリエッティ(ロマンアルバム)はっちゃけて買ってしまった。床下のお家がゆっくり見たかったのですよ~。読了日:08月29日 著者: アリエッティはもういろんな意味で良かったなあと思える作品になりました。こうやってうま~く次の世代にバトンタッチできるといいですね~。 しかし、今の職場に変わってから本が読めなくなってしまって、読書量が随分減ってしまいました。どこかでまとまって読める時間を作りたいのですが、なかなか上手く行きませんね~。
2010.09.09
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8月の読書メーター読んだ本の数:23冊読んだページ数:2150ページ読んだページ数:2150ページ天狗神 (Feelコミックスファンタジー)借り読み。 どこもかしこも中途半端で、何が言いたいのか分からなかった。読了日:08月12日 著者:夢花 李 シュトヘル 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)借り読み。 すっかり2巻までの話を忘れて置いてかれそうに。あ、そういえば出だしは現代だったね。確かにスドーよりシュトヘルの方が私も良いなあ。ユルールのがっかり顔が最高だ。おまけに話の流れがストップしちゃって、後半夢から醒めたような感じなのが残念。 ところで、西夏文字ってすごくカッコいい!複雑で何となく懐かしいけどさっぱり読めない(笑)。でも、例えば「鈴」という字は金偏ではなく音偏だとか、漢字の思考に慣れた私達にとってはかなり新鮮な発想なのだ。もっとタングート族の思考を詳しく知りたくなってしまった。読了日:08月15日 著者:伊藤 悠魍魎の匣 (5) (怪COMIC)借り読み。 私はミステリの謎解きってヤツがあんまり好きではない(作者自身の自己満足というか自己完結って感じがするし、何しろシチュエーションにリアリティが無いよーな気がして。。。)のだが、これは面白かったなあ。作者の上手さか、漫画家の技量か、それとも相乗効果?最後まで「ほうほう。」と驚かされて楽しんだ。主人公の京極堂も癖があって興味深い。 けど、まあ原作は読まないな。(笑)読了日:08月15日 著者:志水 アキタビと道づれ 5 (BLADE COMICS)読了日:08月15日 著者:たな かのか タビと道づれ(6) (BLADE COMICS)読んでいる間中何ともいえない違和感があってしょうがなかった。というのも、どうも下は小学生から上はツキコさんのご両親まで、精神年齢がほぼ一緒なのだ。まるで一人の人物がいろんな仮面をかぶって演じているみたい。彼らは非常にエゴイスティックで人を想う気持ちさえも皮相的に感じる。特にそれは大人になる程ひどくなってきて、ニシムラさんは相当気持ち悪い人物になってしまったし、ツキコさんの両親に至ってはありえない域に達していると思う。この作者は大人不信なのかな。ツキコさんが姉になり代わるシーンなどはどういうファンタジーかと思ってしまったし。もう少し、大人をちゃんと描けないと物語はリアリティを失ってしまうと思う。 ストーリー的には順当で、タビもこの経験を経て友達と関係を構築できるようになって(それもちゃんとしたシーンとして描いてほしかった)ハッピーエンド。やれやれ。。。でも、ラストはクロネ君と自信を持って握手する所で終わって欲しかったなあ。読了日:08月15日 著者:たなかのか花宵道中 3 (フラワーコミックスアルファスペシャル)時系列が見事にシャッフルで、スリリングな展開でありんすなあ。嫉妬で嵌められたりクソおやじと辛い再会があったりもしたけど、今巻は霧里と朝霧の結構幸せな時期だったのかもしれませんね。菊由が可愛くていいなあ。読了日:08月15日 著者:斉木 久美子結界師 30 (少年サンデーコミックス)終わらない。。。のですね。 ともあれこの回でまたお母さんに関する謎は深まるばかり。特に時音のお父さんと何があったのかはとても知りたい。(良守の父さんとの馴初めもね)。スピンオフで描いてくれないかなあ。 読了日:08月22日 著者:田辺 イエロウ鋼の錬金術師 26 (ガンガン コミックス)我慢しきれずアニメで最終回まで見てしまったのだけれど、アニメで分かりにくかったところが腑に落ちた感じ。どのように幕を閉じるのか楽しみ。 それにしても気になるのはプライドの額のポッチ。(笑)読了日:08月26日 著者:荒川 弘神は細部に宿るのよ(1) (ワイドKC キス)ああ~、わかる~。グレーって、何故か買っちゃうのよねえ。黒も白も汚れが目立つし。気づくとグレーと紺ばっかりになるので気をつけないと。 あと、発掘ネタに激しく共感。番子さんもやってたんだ。夏の日差しは要注意です!読了日:08月28日 著者:久世 番子ぱふ 2010年 09月号 [雑誌]借り読み。 鋼の錬金術師連載終了の荒川弘さんへのインタビューが感慨深かった。一人ひとりのキャラクターを大切にしながら、思い描く終幕へと過不足なく持っていく手腕に今更ながら脱帽すると共に、その体力と気力と情熱に拍手を贈りたい。9年間ご苦労様でした。 その他、小山宙哉さん、岩岡ヒサエさんのインタビューが読めたのが嬉しかった。読了日:08月29日 著者:読書メーター シュトヘルはなかなか面白いです。現代とどう絡まっていくのか楽しみ。ところでなたさんへ私信ですが、ユルールは可愛いからいいの。そのうち男になるのよ!(byショタ)タビと道連れは、ちょっと期待したのですが、予想以上に病んでて参りました。何というか作者自身の精神的なキャパシティの無さ柔軟性の無さが感じられて、かなりイライラしました。最近の若者ってこんな風なのかなあと思うとちょっとへこみます。くそぅ、あとちょっとが入らないわ。。。
2010.09.09
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お~、なんだかやっと涼しくなってきましたね~。お布団が気持ちよくてついつい寝過ごしてしまいそうです。8月の読書メーター読んだ本の数:23冊読んだページ数:2150ページ空中飲茶飯店 上 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)読了日:08月01日 著者:かまた きみこ 空中飲茶飯店 下 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)借り読み。 化石燃料が枯渇した後の近未来を舞台としたファンタジー。もっとやわなものを想像していたのだが、茶への造詣の深さ、現代文明への批判、政治勢力の変化の予見めいた描写もあって少し驚かされた。が、流石にこの物語を上下2冊で閉じるのは尺が足らなさ過ぎるだろう。これからストーリーが転がり始めるといった所で終わったのは実に残念。読了日:08月01日 著者:かまた きみこ妖かし恋奇譚 (ぶんか社コミックス)借り読み。 バレエを江戸時代に。。。変わった発想だなあ。。。妙にカラッとした感じなのは元ネタが洋ものだから??読了日:08月04日 著者:かまた きみこ品川宿猫語り 1巻 (ねこぱんちコミックス)借り読み。 意外に猫が猫が!って感じではなく、さりげなく生活に猫が溶け込んでる所に好感が持てた。猫とは別に、下町の雰囲気が落ち着いていて良い。読了日:08月04日 著者:にしだ かな秘密(トップ・シークレット) 8 (ジェッツコミックス)青木泣くなよ~~。しかし、そういう方向に進んでいくのは青木ならずとも淋しいものがあるなあ。 それにしても第九のニューフェイスはインパクトありすぎ!なのに読み終わる頃には可愛げを感じてしまうから恐ろしい。。。(笑)読了日:08月04日 著者:清水 玲子開花あやし事件帖 (怪COMIC)何だろう、この手々丸の可愛さは。。。猫絵よりもさらにあやかし色が強くてスリリングだし、キャラクターもそれぞれ味があっていい感じ。巻数が無いのだけど、続きは無いのだろうか。1冊で終わるのはもったいない気がする。読了日:08月04日 著者:永尾 まるもやしもん(9) (イブニングKC)何でか買うのを忘れていた。 面白いんだけどね。。。この話はいったいどこに行きたいのか9巻になっても良くわかんないんだよ。沢木のキャラがもひとつ立ってないせいなのか。しかし彼はまだ1年生だったのね。。。読了日:08月04日 著者:石川 雅之マーメイド・シンドローム (Feelコミックスファンタジー)借り読み。 ネクストグリーンの木の精霊(?)のお話と、とにかくシェリーが良かった。 んん~、まあしかし全体に軽いね。この人の作品。読了日:08月07日 著者:かまた きみこpeach fight! (ヤングジャンプコミックス)借り読み。 設定がなんとも古式ゆかしいというか。こういうネタでまだプロとしてOKが出ることに驚いた。が、まあ可愛いので許すかな。メガネのルームメイトが、懐かしきキャンディキャンディのフラニーに見えてちょっと笑ってしまった。オチもすごいよ。70年代だよ。読了日:08月07日 著者:今村 陽子竜岩石(りゅうがんせき)とただならぬ娘 (MF文庫ダ・ヴィンチ)読んでる途中で他の本を挟んだりそのままほったらかしたりしていたものだから読むのにやたらと時間がかかってしまいました。反省。 何故か「十七歳の湯夫人」の方から先に読んだので、「あ、この話は続いていたんだわ」とか思わぬ楽しみを感じました。 ただ、やはり素人臭い部分があって(湯夫人の方を先に読んだせいも多分にあるだろうなあ)、たとえば「ただならぬ娘」では娘視点←→趙井視点の変化がスムーズでなかったり、他でも時々読み返してしまうようなところが見受けられました。 でも、このアジアンテイストの不思議話、(コメントへ)読了日:08月08日 著者:勝山 海百合白紙魚取扱店美鬚堂 (ゼロコミックス)美しい表紙に惹かれて購入。実の所そんなに期待していなかった(どないやねん)のですが、意外やなかなか面白いのではないでしょうか。白紙魚がとてもミステリアスでちょーさん達にもいろいろ秘密がありそうでこれからに期待したいです。「お坊ちゃんの日向ぼっこ漫画」に陥らないように気をつけてはほしいものですが。 なんとなく三番町萩原屋の美人を思い出しました。読了日:08月11日 著者:二星 天読書メーター 先月は借り読み月間&初読み特集でした。普段読まないタイプの作品をいっぱい読めて新鮮でしたね。でも、やっぱり手を出さないタイプの作品は内容もあまり好みではないことを確認してしまった感じです。どうもね。もう少し、作家も編集者も作品を世に問うとはどういうことなのか考えて欲しいなあと、昔の漫画で育った者は思うわけです。もっと丁寧な物語作りとしっかりした考証を重ねて欲しいもんです。が、何でも早く楽にという世の中なので無理な希望なのかもしれません。 トップシークレット、そろそろ佳境に入るって事なのかもしれないですね。第九がどういう風に解散していくのか、その時彼らはどうするのか。。。静かに続きを待ちたいです。もやしもんは最近薀蓄とゴスロリしか印象に残らんのだが。。。竜岩石とただならぬ娘はnanaco☆さんにご紹介いただきました。読みやすくて楽しくてちょっぴり不思議。素敵な本でした。ありがとうございます。
2010.09.09
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む~、これだけ空けると更新の仕方すら忘れてしまいますな。。。ご無沙汰いたしております。生きてます。ま~読書メーターだけは何とかつけてましたので、多分生存確認していただいてる方も居られるかとは思いますが、ほんと、失礼をいたしました。前回の日記の更新がなんと4月7日だったので、5ヶ月ぶりになりますか。。。今まで何してたかと言いますと、4~6月くらいまでは新役員の怒涛の会議・総会・行事の目白押し(何せ5つの会議に出てましたからねえ)と、職場が新しくなって環境の変化に馴染むために毎日いっぱいいっぱいでがんばってました。そうこうするうちに、結構貧血が洒落にならなくなってきまして夜更かしできなくなってくるわ(それどころか日中もふらつくし息が上がるし辛かった~)、40代女性に特有のアレの兆しが始まるわ、急激に目がナニになってくるわ。。。もう若くないんだな~~と落ち込んでしまいましてねえ。いったんブログを書こうと思うこともやめてしまいました。書かなきゃなあと思うこともストレスだったんですよねえ。そう決めてしまうと随分楽になりました。でもPCから離れることは出来ず(爆)、読メだけは細々と続けてましたね。後は韓ドラ見てました。(笑)チュモン。。。いや~面白かった。最後の方はだいぶうんざりしましたが。貧血の方は夜更かしを極力やめて鉄剤飲み始めたら意外と早く直ってきました。コーネンキもローガンも、まあ年相応と諦めがついた途端ちょっとマシになるから不思議です。今はちょっと落ち着きましたのでご心配なく。8月はもう落ち込んでる暇も無く学校行事やらお出かけやらで瞬く間に過ぎました。お出かけの話なんかはまたおいおい、余力のあるときに書けたらなあと思ってます。それではまた~。(とか言ってまた立ち消えたりして。アハハハ(^_-)-☆)
2010.09.01
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また私の敬愛する漫画家の方が亡くなってしまいました。やはりこの年になると、自分が近しく感じている方の訃報に接することが多くなって来て、動揺すると同時に言い知れぬ寂しさを感じずにはいられません。この方の作品は緻密なプロットと美しくクールな台詞回しが本当に見事です。現在巷に溢れる作品と比べると、画力という点では及ばないかもしれませんが、ストーリーの完成度とパワーは今も他の追随を許しません。特に「夢みる惑星」の作品としての完成度は目を見張るものがあります。SFとして、ファンタジーとして、一人の若者の成長譚として、政治劇として。。。(ああ~読み返したくなった。)ああ~イリスが素敵ですわ。(*^^*)しかしもともと寡作な方なので、新作を待つとも無く待つという状態でずっといたのですけれど、まさかご病気であったとは。59歳、本当ならこれから作家としての円熟の時を迎えるような年齢です。早すぎるというのが正直な思いですが、今はただご冥福をお祈りしたいと思います。史生さん、安らかにお眠りください。 何だかまだ、新刊を待つとも無く待ってしまいそうですが。。。
2010.04.07
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2月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:4282ページ大漁!まちこ船 (ワイドKC)「ぬぱちらっ」って!!www 何かもう、すごいとしか言いようが無い。まちこが何者かなんて野暮は言いっこなしよ。コケティッシュでチャーミングでとにかくエロいわ~!参りました!読了日:02月27日 著者:三宅 乱丈ニッポン昔話 下巻 (ビッグコミックススペシャル)おなじみの昔話が換骨奪胎されて見事な花輪的世界に変貌しています。善悪入れ代わり因果応報も思わぬ方向に現れたり。。。お気に入りなのはエイリアンっぽい桃太郎や土偶ちゃんみたいな沼の精(?)のようなキャラ。本当に不気味で得体が知れなくて可愛らしい。(笑) 読了日:02月27日 著者:花輪 和一読書メーターむ~、中途半端に入りきらなかった~!!2月も濃いものばっかり読みました。三宅乱丈さんはホント、エクセレントと叫びたくなってしまうほど、どの作品も完成度が高くて驚いてしまいます。読者を選ぶ作風ではあると思いますけれど、ハマる人はかなりハマってしまうのではないかと。戸田誠二さんは、多分今の30代の人にはどストライクなテーマをギューギューづめにしてるので、当該年齢の方には激しくお勧めします。思いがけず泣いてしまうんだよなあ。迷ってる人は背中押してもらえるかもなんて思います。佐々木倫子、吉田秋生両先生はまさにベテランの味。買って損はさせませんという感じ。兎丸さんの人間失格とインノサンはこれぞ兎丸さんの真骨頂というべき作品です。最近の兎丸作品がぬるくなったと感じる貴方に熨斗つけてお勧めしたい。石川さんの純潔のマリアはどうでしょうね。面白いけどね。失速しないことをお祈りします。もやしもんが最近ちょっと突き抜けてる感じがしないだけに。。。この人の最高傑作は週刊石川雅之だと思うんですよね。いい意味でそのイメージをぶち破ってくれることを期待しとります。 職場が変わって駱駝ちゃんと漫画の貸し借りがしづらくなってしまって意外にショックが大きいてんてんでした。。。(TωT)ノ~~~ さらば漫画友よ~!
2010.03.31
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2月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:4282ページ水木しげるの遠野物語 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)読了日:02月12日 著者:水木 しげる 人間失格 2 (BUNCH COMICS)今まで愛しいと思っていたものが突然恐ろしいものに変貌し、美しい花も裏側から見たらおぞましい真実が。。。ああ、この人は絵の持つ効果というものを知り尽くしている。そして、人間の絶望と虚無をも。太宰治のコミカライズにこれほど適した人もいないだろう。 葉蔵の内側に潜む暗黒をどこまで表現できるのか、3巻が楽しみ。読了日:02月14日 著者:古屋 兎丸,太宰 治インノサン少年十字軍 中巻 (Fx COMICS)無垢故に死なねばならないというなら、ギョームたちのようにずるくてもいいから生きて欲しいと思うのは、私が穢れた大人だからか。彼らの行く末を思うと胸が痛い。 しかし上下巻だと思ってたのにもう1冊あったとは。高いのでそっちも痛い。(笑)そして続きは来年、それも痛いわ。。。読了日:02月14日 著者:古屋 兎丸屍鬼 7 (ジャンプコミックス)読了日:02月21日 著者:藤崎 竜 純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)いつもながら緻密な描き込み、そして中世ヨーロッパ。楽しく読ませていただきました。ただ、基本この方短編の人だと思っているのでそのイメージをいい意味でぶち壊していただきたいと思っています。特にカタリベの立ち消えは未だに根に持って(笑)いますので、今回はちゃんと最後まで決着つけてほしいですね。 ところで、ゴーレムは巨神兵ですなあ。相変わらず、ジブリお好きで。。。(笑)読了日:02月21日 著者:石川 雅之ばらかもん 1 (ガンガンコミックスONLINE)ちょっとすさんだ感じの青年が島の生活を通じて成長していくようなお話。カエルの話、もちまき、教頭先生と一輪車の話など、とても面白かった。 でも、「よつばと!」と比べるのは意味が無いというか、あのウィット感を期待して読むとがっかりするんじゃないだろうか。全く別のものとして読んだ方が楽しめる気がする。読了日:02月23日 著者:ヨシノ サツキユリイカ2010年2月号 特集=藤田和日郎 『うしおととら』『からくりサーカス』そして『月光条例』・・・少年マンガの20年読了日:02月26日 著者:藤田 和日郎,荒川 弘,諸星 大二郎,立原 えりか,伊藤 比呂美,加門 七海,市川 春子さらい屋五葉 7 (IKKI COMIX)政は本当に良くなってきた。政は弥一を救うことが出来るだろうか。 しかし、一度ちゃんと読み返さないと、状況が整理できなくなってきた。(バカ)読了日:02月26日 著者:オノ・ナツメ結界師 28 (少年サンデーコミックス)良守の顔がどんどん大人になっていくので毎回どきどきする。けど、この管理者って言うのがイマイチまだ信じきれないなあ。何でこんなに邪悪っぽい姿なのかしら。そして火浦君、また志々尾君の二の舞なのか!!??読了日:02月26日 著者:田辺 イエロウばらかもん 2 (ガンガンコミックスONLINE)いろいろと、他のサブキャラたちの個性が見えてきて楽しくなってきた。それにしても、筆文字のみで生計って立てられるもんなのかね。かなりいいところのおぼっちゃまなのか。先生の情報がもう少し欲しいところだけど、東京のお友達ご登場でその辺も語られていくのかな?続きが楽しみ。読了日:02月26日 著者:ヨシノ サツキC.M.B.森羅博物館の事件目録(13) (講談社コミックス月刊マガジン)地味だけど、夏草のような話が好きかも。 巻を追うごとに森羅が可愛らしくなってくるなあ。ショタ心をくすぐるぜ。読了日:02月27日 著者:加藤 元浩読書メーター
2010.03.31
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いや~まずいですねえ。最近これしかアップしてない気がする。(笑)読むほうに重心が行き過ぎてるのですよねえ。 2月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:4282ページ乱鴉の饗宴 下 (氷と炎の歌 4)4巻に入って話がちょっともたつく感じ。物語が動いた瞬間次の章に移ってしまう構成がちょっと鼻についてくる。ブライエニーもサーセイもなんつーところで終わっちゃうの!?ものすごく気になるのだが、次が出る頃には忘れてしまいそうな気がする。。。読了日:02月02日 著者:ジョージ・R・R・マーティンイムリ 7 (BEAM COMIX)ミューバはやっぱりそういう存在になってしまうのね。辛いなあ。 デュルクの生い立ちのエピソード、そして転章。怒涛の勢いで流れていた物語も、ここで少し落ち着いて周りを見回す余裕が出来たような気がする。少し成長したデュルクにわくわく、いったい物語はどう動いていくのか、先が楽しみでしょうがない。 それはそうとデュルクの父ちゃんカッコいいな。母ちゃんもかわいい。二人に育てられていたらきっと幸せに育っただろうに。 読了日:02月02日 著者:三宅乱丈ペット リマスター・エディション 5 (BEAM COMIX)これで第二部完ということなんでしょうか?確かにこれは先が気になる。表紙の林さんのいい笑顔がとても胸苦しい。林さんと司、悟、ヒロキがあの現実のヤマの風景でこんなふうに笑い合える時が来たら素敵なんですが。。。ともかくどんな結末がくるにしろ、第三部が描かれることを祈っております。読了日:02月03日 著者:三宅乱丈チャンネルはそのまま! 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル)そうか。表紙のこれ、きみの勝負服だったのか。1巻の抱腹絶倒感は無かったけど、しみじみ面白かった~。好きなのは編成判断と気象予報士かな。自信無くても「かも」は駄目とか勉強になりますね。合併の話はものすごくタイムリーな話で身につまされますた。ハハハ読了日:02月04日 著者:佐々木 倫子美咲ヶ丘ite 2 (IKKI COMIX)この人の作品は、あんまりにも地味なので買うのを躊躇してしまう感があるのだけど、読むとまんまと感動してしまいます。もがいてもがいて、もう駄目になりそうな時に誰かがちゃんと見ててくれるというのは何にも代えがたい救いですよね。そんな風に人を見られる人になりたいなあ。「逆転サヨナラ」「逃げ出したい」が良かったです。 欲を言えば、もう少しだけ絵に華があるといいのになあと思うんですがねえ。読了日:02月04日 著者:戸田 誠二とある飛空士への追憶 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)読了日:02月06日 著者:犬村小六,小川 麻衣子 見知らぬ明日―グイン・サーガ〈130〉 (ハヤカワ文庫JA)これを読んでしまったら、本当に終わってしまうと思うとなかなか手が出ませんでした。この薄い薄い1冊に栗本さんの最後の気力が込められていると思うと、何だかとても重いものに感じられます。 最後はふっつりと向こうとの交信が途絶えたような感じでした。もう二度とそちらを覗かせてはくれないんですね。 とても淋しいです。読了日:02月06日 著者:栗本 薫坊主DAYS (ウィングス・コミックス・デラックス) (WINGS COMICS)流石に荒川弘の後に読むと拙く感じるなあ。坊主というネタも、結構手垢がついた分野なので後進は難しいなあと感じる。 ただ、かなりプライベートなエッセイなので、作者やお兄さんの人柄がにじみ出ていてそれは良かった。兄を思う妹の気持ちとか、結構実家のことを愛しているんだなあとか、とても素直で素朴な思いが伝わってきたと思う。 これ読んで禅宗の基礎を仕入れてから「ファンシーダンス(曹洞宗)」や「ぶっせん(臨済宗)」を読んだら更に楽しめるかも。読了日:02月09日 著者:杜康 潤魍魎の匣 (4) (怪COMIC)終わらないのか~!続きプリーズ!!読了日:02月10日 著者:志水 アキ スキエンティア (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)読了日:02月10日 著者:戸田 誠二 海街diary 3 陽のあたる坂道 (flowers コミックス)人の心の機微を本当に丁寧に捉えた作品だと思う。四人姉妹それぞれの気持ちが痛いほど胸に迫って来る。鎌倉の風物の美しさも相まって、とても雰囲気のある今までの吉田作品とはまた一線を画する仕上がりになっている気がする。 鈴の恋の行方が気になるなあ。読了日:02月12日 著者:吉田 秋生 読書メーター
2010.03.31
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ご無沙汰しております。ようやく公立高校の発表がありまして。。。巨大虹 posted by (C)てんてん(^^)/チコさん、無事合格!!致しました。ばんざーい!ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノ ばんざーい!チコ、卒業そして高校合格オメデトウ!o(TωT)o ウルウル いや~~~~、ヤレヤレですよ~。ようやく一安心です。とはいうものの、これからが忙しいのね。ただでさえ年度末でバタバタなのに、説明会やら、制服や学用品の購入やら、入学費の納入に引き落とし口座の設定に、どれも平日の昼間に動かなきゃならないことばかりでちょっと頭がパニック気味~。そりゃ~4月8日までに全てきっちり整えなきゃならないんですから、業者も必死なんでしょうが、働くお母さんのことをもう少し配慮してほしいものです。(# ̄З ̄) ブツブツいや~しかし、いろいろとそろえようと思うと、結構な金額になりますね~。ざっと計算して12万円くらいかかるんですよ。公立とは言え高いねえ。私立にならなくて良かったわ~。(゜ー゜;Aとか何とか言いながら、お金や書類を準備しながら喜びをかみしめている、そんな春です。
2010.03.17
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チコの県立高校受検日なのですよ~~~!!私が受けるわけじゃないんですが、なんだかドキドキそわそわしちゃいますね~。しょうがないので本人の代わりにおみくじでも引いておこう。(笑)おみくじメーカーあ、大吉じゃ~ん。サイドステップって懐かしい響きだな。「炸裂しましたね」ってどこで使うんだよ。そういえば我が家では最近「どういて!?」(どうして?の土佐弁)っていうのが流行ってますな。「どういて、おまんはお手伝いをせんがじゃ!」等という使い方をします。はい。竜馬伝ですね。 はぁ。。。脈絡が無いですね。(笑)がんばれチコ!ってことで。。。
2010.03.08
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1月の読書メーター読んだ本の数:32冊読んだページ数:5223ページ坂道のアポロン 5 (フラワーコミックス)くはぁー!!青春っていいなあ~。律っちゃんの「王子様」達が仲直りしてホント良かった。もらい泣きしちゃった。 淳兄とユリカ様の大人の恋の現場を見てしまった千。千の涙が愛おしい。 短編も面白かった。小玉さんって不思議なことを考える人だな。読了日:01月24日 著者:小玉 ユキバクマン。 6 (ジャンプコミックス)どうもお母さんや編集長と同じスタンスで読んでしまったので、頑張り所が違うだろーと思えて仕方なかった。本当にもっと身体悪くしたらどうするつもりだったんだろう。以前から思っていたがどうも展開がうそくさい。読了日:01月24日 著者:大場 つぐみ夏目友人帳 9 (花とゆめCOMICS)いつの間にか夏目の周りにはかけがえの無い友人が大勢出来て居たのね。人間も妖も。そういうことにふと気づく時が妙に嬉しく、たまらなく愛おしくなる。 先生はちょっと前より太った気がする。。。でも、「いつでもかかってくるがいい」なんて決め台詞がかっこいいですNE!読了日:01月24日 著者:緑川 ゆき寿町美女御殿 4 (クイーンズコミックス)エリザベスの美貌が突然崩れるシーンが無くてつまらない。あれは時々やってもらわないと。 エリザベスの家族達は、振り回されているようで結構自分の思うように生きているし、実はそれなりにそれぞれを愛してもいるのね。なんだかんだでみんな幸せそうだなあ。完とは書いてなかったので、またいつか連載再開されることをお祈りしております。読了日:01月24日 著者:山下 和美flat (1) (BLADE COMICS)フラットなのは平介のせーかく? 秋は最初虐待でも受けてるのかと思ってしまった。が、そういう個性の子どもなんだね。まだすごく惹かれるモノは無い。2,3巻に期待。読了日:01月24日 著者:青桐 ナツハモニカ文庫 (まんがタイムコミックス)一つの作品単体でも面白いし、通して読んだ時登場人物達のゆるやかなつながりを追うのも楽しい。全てがつながる最後の一篇が鮮やか。淡い想いがはかなくはじけるのさえ心憎い。大人の漫画。読了日:01月24日 著者:山川 直人舞姫(テレプシコーラ) 7 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)読了日:01月25日 著者:山岸 凉子 舞姫(テレプシコーラ) (8) (MFコミックス-ダ・ヴィンチシリーズ)六花の内気な性格と、千花の更なる試練。二人ともどう克服するのかできるのか、先が気になってしょうがない!!読了日:01月25日 著者:山岸 凉子へうげもの 10服 (モーニングKC)それ、甲。 何か使ってみたくなるな。(笑)読了日:01月25日 著者:山田 芳裕 乱鴉の饗宴 上 (氷と炎の歌 4)因果応報 諸行無常。 何かをたくらむ者は同じ力で自分に返ってくることを覚悟するべきなのだ。サーセイはどこでそれに気づくかなあ。気づかないまま終わってしまいそうだけど。。。 しかし、この表紙はブリエンヌ、いやブライエニー(えー)だったのね。表紙もだけど今回はいろいろと思わぬ変更が目白押しで難しかった。バロン→ベイロン、リサ→ライサ、ケイトリン→キャトリンといった、瑣末だけどイメージが全く変わってしまうような変更は本当に必要だったのだろうか。読了日:01月26日 著者:ジョージ・R・R・マーティンWOMBS 1 (IKKI COMIX)天顕祭でその存在を衝撃的に知らしめた白井弓子さんが、いきなり大作の風格漂うハードSFで切り込んできた。絵は以前の柔らかなタッチを残しながらもかなり整理されてより美しくなっている。何となく安彦先生を髣髴とさせるたたずまいである。 ストーリーの方は、ごりごりと骨太の展開もさることながら、子宮を兵器に使うという女性ならではの発想に、今までの物語には無い感情を呼び覚まされることになった。子宮に異星生物を着床させて転送という特殊技能を得ることによって生じる、ある種の優越と自己嫌悪、周囲の人間からの畏怖と底辺に流れる差別感情、特に上層部の彼女達への実験動物に対するような視線は背筋が寒くなるものだった。1巻を読んですらこんな感情のせめぎあいである。この転送技術が、人間にどんな波紋を投げかけるのか。。。物語は始まったばかり。読者もまた、このおぼろげな世界の前で新兵のように打ち震えるばかりである。読了日:01月31日 著者:白井 弓子読書メーター 今月一番の問題作は白井弓子さんのWOMBSですね。概要の方は上記の感想を読んでいただければわかると思いますが、とてもいろんな感情をゆすぶられる作品です。まだ良いのか悪いのかも分からないほどの導入部に過ぎませんが、非常に大作の予感を感じさせるものがありました。坂道のアポロンはも~これぞ少女マンガと言いますか、男子の友情に涙しトキメクしか無いでしょう。あと、荒川さんの北海道エッセイマンガは本当に秀逸でした!
2010.02.27
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1月の読書メーター読んだ本の数:32冊読んだページ数:5223ページ風のゆくえ天のめぐり (レアミクス コミックス)金魚屋以前の作品を読むのは初めてだったのでとても新鮮でした。ふたりの顔がものすごく近い(笑)のと、作風が少し道原かつみを髣髴とさせる所が印象的です。そしてこの頃から薀蓄が好きだったのねと(笑)。。。考古学に関してはもう少し突っ込んでストーリーに織り込んで欲しい気はしましたが、まあそんなに欲をかいてはいけないか。ともかく3人の若者のそれぞれの自分探しの物語。若々しく瑞々しい作品でした。読了日:01月09日 著者:芳崎 せいむ剣嵐の大地 3 (氷と炎の歌 3)おお!なる程そう来たか!!という感じの第3部完結でした。とは言え物語的には全く決着がついていませんが。スタークの子ども達がこれからどうなるのか気になって仕方が無いですね。読了日:01月13日 著者:ジョージ R.R.マーティンとめはねっ! 6 (ヤングサンデーコミックス)思いがけない結希の涙がすごく可愛らしかった。 文化部でも極めている所はすごいんだなあ。でも、部長の言うように書って練習量だけじゃない気がする。それがいったい何なのか、鈴里高校のみんなが何かをつかめるのかが楽しみ。そして、おばあちゃんのライバル笠置先生、いいキャラだ!読了日:01月14日 著者:河合 克敏ワールドエンブリオ 1 (ヤングキングコミックス)読了日:01月19日 著者:森山 大輔 ワールドエンブリオ 2 (ヤングキングコミックス)読了日:01月19日 著者:森山 大輔 ワールドエンブリオ 3 (ヤングキングコミックス)読了日:01月19日 著者:森山 大輔 ワールドエンブリオ 4 (ヤングキングコミックス)読了日:01月19日 著者:森山 大輔 ワールドエンブリオ 5 (ヤングキングコミックス)読了日:01月19日 著者:森山 大輔 ワールドエンブリオ 6 (ヤングキングコミックス)借り読み。おばちゃんには読み辛い作品だった。いろいろと情報が断片的過ぎて理解に苦しむ。完結してから一気に読むほうがいいのかもしれない。 棺守とか無駄な殺戮シーンを排除した方が、「嘘がもたらすもの」という大きなテーマが解りやすかったのではという気がしないでもないが、まあ少年漫画としてはそういう仕掛けが無いと駄目なんだろうな。オカンとしてはあんまり血が軽々しく流されるようなものを子ども達に読んで欲しくは無いんだけどね。。。読了日:01月19日 著者:森山 大輔夏の魔術(上)(シリウスコミックス)読了日:01月21日 著者:ふくやま けいこ,田中 芳樹 夏の魔術(下)(シリウスコミックス)あ、来夢ちゃんって12歳だったのね。3~4年生だと思ってました。ノスタルジックな絵柄と不思議な夏の魔術にどんどん読まされる作品です。ただ、双子ネタはちょっとわかってしまって残念。原作も続きがあるようで気になります。読了日:01月21日 著者:ふくやま けいこ,田中 芳樹読書メーター
2010.02.27
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ぎりぎりになってしまいましたが、1月の読書記録です。 1月はとりあえず氷と炎の歌をがっつり読みましたね~。この本、最初は何で児童書コーナーに置かないんだろうと思ったんですが、読んで行く内に、駄目だこんなの子どもに読ませちゃと思うようになりました。とにかく、残酷でエロい(笑)。。。大人が読むには面白いんですが、大人向けというならあの表紙はもう少し考えた方がいいな。この私ですら貸し出しカウンターに持っていくのが恥ずかしかったですから。文庫版のイラストの方が落ち着いてよい感じです。 1月の読書メーター読んだ本の数:32冊読んだページ数:5223ページ剣嵐の大地〈1〉 (氷と炎の歌 (3))この表紙はサンサなの?とても12歳には見えませんが。(笑) 気になるのはアリアとサンサとデーナリス。この3人は先が気になってしょうがない。それに引き換え男共がぱっとしないのよね。ジョンは彼女が出来てヘタレてきたし、ロブは自分で自分の首を絞めてるし、ブランとリコンはお子様だし、ダヴォスは読む気もしない。。。その中でティリオンとジェイムは面白いんだなあ。ラニスターなのにね。読了日:01月03日 著者:ジョージ・R.R. マーティン剣嵐の大地〈2〉 (氷と炎の歌 3)なんというひどい話。。。いったいどこから狼が盛り返していくのかと思っていたのだけど、そういう話でもないのだろうか。ケイトリンが悲しすぎる。読了日:01月05日 著者:ジョージ・R.R. マーティンペット リマスター・エディション 4 (BEAM COMIX)悟は見かけによらず侮れない人物で、ストーリーが思いがけない転び方をしていく。あ~5巻が待ち遠しい! それにしてもMOは今見ると時代を感じてしまうなあ。今普通に使っているメディアも10年たつとまた様変わりしているのかも。何だか変な所で感慨深かった。読了日:01月09日 著者:三宅乱丈珈琲時間 (アフタヌーンKC)アンダーカレントのあまりの地味さに、豊田作品にはちょっと警戒感があったのだけれど、短編はその地味さがかえって味わいに感じられる。むしろ短編をもっと極められるのも良いんじゃないかと思ってしまった。 それにしても、珈琲をテーマにした漫画は今までにもたくさん読んだけれど、セカンドドリップ(爆)とは恐れ入った。死んでも飲みたくない~。読了日:01月09日 著者:豊田 徹也百姓貴族 (WINGS COMICS)すごいぞ百姓!すごいぞ北海道!北海道国独立の話が、編集嬢の一言によって瓦解したことにマジで胸をなでおろしたYO、私は。毎日の食生活をもう一度見直さなきゃという気持ちになる実はとても真面目な漫画。 それとは別に、鋼の登場人物がどうして男も女もあんなにたくましいのかという謎が解けた1冊でもある。読了日:01月09日 著者:荒川 弘鋼の錬金術師 24 (ガンガンコミックス)怒涛の展開だなあ。ラストへひたすら収斂されていくところなので、書くべき言葉も無い。とにかく次巻が待ち遠しい。読了日:01月09日 著者:荒川 弘おおきく振りかぶって Vol.13 (アフタヌーンKC)阿部君のまさかの故障で、逆に三橋君がしっかりしてきたなあ。一つの試合の中でもこうして少しずつ成長していく子ども達がかわいい。 しかし、本物の高校球児たちはあんなに頭使って試合してるの?すごいんだけど、おお振りの球児たち。。。読了日:01月09日 著者:ひぐち アサ結界師 27 (少年サンデーコミックス)氷浦君はワンコみたいだな。良守との約束を守ろうとする姿に思わず胸がきゅっとなりました。良守も健気でショタにはたまらん1冊(爆)。とりあえず兄ちゃん急げ!読了日:01月09日 著者:田辺 イエロウXXXHOLiC 16 (KCデラックス)外界と断絶して成長もせずただ愛しい人を待つという選択は、何だか後ろ向きで嫌だなあと感じてしまう。店を継ぐことによって何か手繰れる糸も有るのだろうとは思うけれど。四月一日の選択によって、小羽ちゃんも百目鬼君もあんまり幸せそうな顔をしてない所が気になるんだなあ。 それと、他作品とリンクさせるのはいいけど、それによって意味が分からない部分があるというのは不親切だし、あざとさを感じる。読了日:01月09日 著者:CLAMP獣の奏者 2 (シリウスコミックス)原作既読者にとってはこのジョウンとの日々が宝物のように思えてとても切ない。 王獣と闘蛇のデザインはアニメよりも漫画のほうが良い気がする。また、背景描写やエリンの人物描写は素晴らしい。ただ、大人の男女の描き分けがもう少しバリエーションがあるといいな。特にイアルがこの時点で既に30歳越えに見えるのはちょっと不味い気が。。。読了日:01月09日 著者:武本 糸会,上橋 菜穂子読書メーター
2010.02.27
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クリント・イーストウッド監督の最新作は、1995年南アフリカで行われたラグビー・ワールドカップの実話を元にした作品だった。反アパルトヘイト運動により反逆罪として逮捕され27年を監獄で過ごしたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、釈放後の1994年、遂に南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。だが彼は、国民の間に人種差別と経済格差がいまだに残されていることを痛感する。そんな中、スポーツという世界共通言語で国民の意識を変えることができると信じるマンデラは、弱小だった南アフリカ代表ラグビーチームの再建を決意。翌年に自国で開催するラグビー・ワールドカップに向け、マンデラとチームキャプテンのフランソワ・ピナール(マット・デイモン)は、互いに協力していくことを誓う......。(ムービーウォーカーから引用)スポーツを題材にした映画というのはどうしても一定のパターンが出来上がってしまっているもので、この作品もまたそのパターンの枠を出るわけではない。弱小チームが最後に劇的な勝利をおさめるというセオリーどおりの展開ではある。しかし驚くべきことにこれが実話であるということ、そしてこの勝利が単にラグビーゲームの勝利ではないということが、他の作品とは一線を画していたと思う。 しかしこの映画の半ばくらいまで実は、これは面白いのか、もしかして外したんじゃないかしらと非常に半信半疑に見ていた。それというのも、主人公であるマンデラ大統領が別段何か派手な行動を起こすわけでも、チームが(ロッキーみたいに(笑))秘密特訓するわけでも無く、あまりにも淡々としているからだ。マンデラ大統領がしたことといえば、ラグビーチームの主将を招いてお茶を飲んだこと。黒人政権が立って意を大きくした過激な(オール黒人の)スポーツ評議会に出かけていって、ラグビーチームのカラーや名前の変更を今はするなと言うスピーチを行ったことくらいなのだ。後は何というか、ただのラグビー好きのおっちゃんにしか見えない。(いや本当に)そんなマンデラ大統領がが何故チームのワールドカップ優勝に導けたのか。。。実はその「言葉」こそがマンデラ大統領の最大の武器だったのではないだろうか。黒人新政権を恐れて辞職しようとしていた職員達に語りかけた言葉。主将ピナールを勇気付けた言葉とそして言外に溢れていた期待。スポーツ評議会でのスピーチ。チームへのPRの指令。。。それらは決して居丈高であったり声高であったりするものではない。しかし、それらの一つ一つの言葉が確実に人々の心を少しずつ動かしていったのだ。それらの魔法はあまりにもさりげないので注意して見ないと見落としてしまいそうになる程だ。しかし、その要所要所でのマンデラ大統領の言葉が無かったら、現在の南アフリカは無かっただろう。アパルトヘイトに打ち勝ったはずの黒人はまた新たな別の垣根を作っていただろう。 ここから反転部分はラストの感想です。さて、そうして彼のひそやかな言葉の魔法がかけられてワールドカップ決勝戦の奇跡が始まる。男達の格闘する姿の美しさに熱くなった。身体を張ったディフェンスまたディフェンスの迫力に圧倒される。そして訪れた勝利の瞬間、いつの間にか私はぼろぼろと涙を流していた。それはただのラグビーゲームの勝利ではなかった。白人黒人全ての人が抱き合い喜び歓声を上げる姿は、全ての南アの人々がアパルトヘイトに勝利した姿だったのだ。それはまた、マンデラ大統領の勝利でもあった。アパルトヘイトの象徴であったラグビーチームがこのとき全ての南アの人々の心の象徴へと変わったのである。何という一体感。すごい映画だ。今思い出しても胸が熱くなるほどに。。。やられた。またも老獪なイーストウッドにまんまと感動させられてしまった、そんな作品である。。。。 P.S. ところで、この大会日本チームは17-145という1試合最多失点の大会記録となる大敗を喫したそうである。思わずウケた。。。いや~、大変な所を蒸し返されたね。(苦笑)インビクタス公式サイト1995年ラグビー・ワールドカップwiki
2010.02.11
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「2009年コミックベスト10」バトン 今年を振り返って、どんなマンガが印象に残りましたか?あなたが選ぶ今年読んだコミックベスト10を教えてください。あなたが今年読んだ漫画が対象なので、新刊既刊を問いません。10冊が無理ならベスト5でも構いません。 昨日の続きです。(ベスト10~6位はこちら) 第5位この世界の片隅に(下) こうの史代 著 淡々とした日常を丁寧に描き出すことで、戦争とは何か、死ぬこと、生き残ることとはいったいどういうことなのかをジワリとあぶりだしていく、こうのさんにしか描けない作品。またいつか、ふと手にとって読み返したい物語です。 第4位海獣の子供(4) 五十嵐大介 著一つ一つのエピソードを丁寧に読んでいく。時系列も一定ではないので、パズルをはめ込むように。そうすると目の前にとてつもなく大きなタペストリーが出来上がっているのに気づくような、そんな作品。その完成ももう間近です。「物語のはじまりの時」どんなことが起こるのかその時を思うだけでドキドキしてくるのです。 第3位竹光侍(7) 松本大洋/永福一成 著何でしょうか、この異様なまでの興奮は。物語は佳境に入り、後は因縁の対決を残すのみ。思わずごくりと固唾を呑んでしまう様なドキドキワクワク感と、きっとラストは痛みを伴うのだろう予感が綯い交ぜになっていやがうえにも期待が膨れ上がってしまいます。この作品も7巻を数えて、ますます絵の技量も冴え渡り、その美しさにも息を呑みます。今年は決着がついてしまうのでしょうか。見たいような、見るのが惜しいような。。。 第2位イムリ 三宅乱丈 著 去年は三宅乱丈で明け暮れたといっても過言ではないほど、たくさんの作品を読みました。そのどれもが秀逸で、イムリと同列で全て置きたい程なんですが、やはり一番旬のものということでイムリを代表してこの位置にしました。どうしてこんな焼け付くような痛みや苦しみ哀しみといったものが描き出せるのか、その発想力、表現力に圧倒されてしまいます。画像は先日出た7巻です。これまた読むのがもったいなくてまだ読んでいないんです。あ~楽しみ。 第1位ふたつのスピカ(16) 柳沼行 著何となく、1位にはその年綺麗に閉じた連載作品を持って来たくなるんですよね。この作品は9年連載されていたそうです。残念ながら私は途中参加だったのですが、そんな私にも、アスミたちの成長は感慨深く、熱く、嬉しいものでした。ちょっとやりすぎだろうと思うほどの不幸展開もありましたが、それらを補って余りあるほどの幸福感に包まれたラストでした。夢をかなえる物語というのは、素晴らしいですよね。 というラインナップに落ち着いたのですが、いかがでしょう。とはいえ去年はホントに秀作揃いで選べなくて参りました。因みに次点(というか全て同列と言っていい)の作品はこんな感じです。《中・長編、連載作品 》秘密の新撰組、ぶっせん、pet、宇宙兄弟、鋼の錬金術師、結界師、ヴィンランド・サガ、のだめカンタービレ、お茶にごす、とめはねっ!、聖☆おにいさん、大奥、群青学舎、テレプシコーラ、花咲ける青少年、本屋の森のあかり、坂道のアポロン、土星マンション、娚の一生、夏目友人帳、Coppers、海月姫。。。《短 編》道子のほざき、ユーレイ窓、ねこだらけ、時間の歩き方、テルマエロマエ、珈琲時間、愛すべき娘たち、虫と歌、百姓貴族。。。こうやって見ると、どれも秀逸で、順位なんて関係ないんですよね。ホントにここに挙げたどの作品も面白かったです。 そして特筆すべきは好みの作家さんが相次いで新連載を始められたことですね。ベスト10にランクインしている森薫さんの「乙嫁語り」をはじめ、「星が原あおまんじゅうの森」「乱と灰色の世界」「蝋燭姫」「海月姫」、今年に入ってからも白井弓子さんの「wombs」が始まりましたし、漆原友紀さんもなにやら始動されているようです。(は~楽しみ)佳境に入ってきた連載作品がどれも面白く目が離せない状況なのに、続々とそんな新作の連載が始まって、今年もますます楽しくなりそうです。お財布は軽いですが。。。orz今年もいっぱい読みますよ~。(^○^)
2010.02.01
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毎年年末に行っていたこのバトンですが、去年分はとうとう今まで着手することが出来ませんでした。何だか間が抜けた感じになってしまいましたね。(;^_^A 去年の総括なんて、やってる方は既に年内にされていらっしゃるとは思いますが。。。去年の総括、まだされていないという方はこの際バトンを受け取ってみては? 「2009年コミックベスト10」バトン 今年を振り返って、どんなマンガが印象に残りましたか?あなたが選ぶ今年読んだコミックベスト10を教えてください。あなたが今年読んだ漫画が対象なので、新刊既刊を問いません。10冊が無理ならベスト5でも構いません。 ということで、さっそく10位から6位まで、いってみましょう。 第10位チャンネルはそのまま!(2) 佐々木倫子 著先日2巻が出たので2巻の画像にしてみました。随分前に読んだのでかなり印象は薄れて来ているんですが、とにかくおたんこナース、動物のお医者さん以来の抱腹絶倒コメディに仕上がっていて目から鱗の1冊でした。「Heaven」が私にはもう一つだったのと、「月館の殺人」が原作ものだったというのもあって、佐々木さんらしさが最近感じられていなかったこともあり、この作品は久々の快進撃でした。2巻はこれから読みます。楽しみ~うひひ。 第9位土星マンション(5) 岩岡ヒサエ 著最初はどうなるかと思っていた作品でしたが、巻を重ねるごとに、主人公ミツのあゆみが確かなものになって行き、大切な人が増えていく、とても素敵な成長物語になりました。その一方、地上へ降りるという秘密計画のお膳立てが整い、何だかきな臭さも漂い始め、目が離せないシリーズになってきました。 第8位乙嫁語り(1) 森薫 著去年は楽しみなシリーズが続々出版された年でもありますが、その中でもひときわ期待の注目作を挙げてみました。描き込み魔の面目躍如の素晴らしい絵と、ハートウォーミングなストーリーに、尚且つ野生的な魅力も加味されて、エマのときよりもさらに進化したという気がします。これからが本当に楽しみなシリーズです。 第7位幻想綺帖(2) 波津彬子 著短編も素晴らしいものが多くて迷ったのですが、代表してこの作品を。ベテランらしい卒の無い題材選びと、それを見事に自分の世界に昇華させた素晴らしいコミカライズです。1巻は古今東西を問わず集めた怪異譚の数々。2巻はまた趣を変えて読み応えたっぷりの長編と読者を飽きさせません。続編も期待したいですね。 第6位幻覚ピカソ(2) 古屋兎丸 著 去年も大活躍だった兎丸さんですが、中でもこの作品は出色の出来栄えではないかと。まさかこの方が少年向けの作品を描かれたことも驚きですし、鉛筆のスケッチをマンガに取り入れるというアイディアにも驚きました。また、そのスケッチがものすごく素晴らしいんですよ。良いことをしないと体が腐っていくという、とんでもないアイディアと(笑)イマイチ性格が素敵とは思えない主人公が、嫌々ながら人助けをするという屈折具合がとても兎丸さんらしいです。が、そんなぱっとしない(笑)、でも等身大の主人公ヒカリを通して、これを読んでいるであろう中学生あたりに響く物語をどんどん作ってほしいなあと思いますね。 5位-1位はこちら
2010.01.31
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12月の読書メーター読んだ本の数:16冊読んだページ数:2301ページテルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)帯につられて購入、一気読み。何度か声出して笑ってしまった。お風呂上りのフルーツ牛乳は確かに絶品。「平たい顔族」の文明に触れるたびに落ち込み驚愕するルシウスがすごく可愛い。ガウンも浴衣も全てトーガ風に来てしまうのもお茶目だわ。 でも、ただの真似だとはいうものの、あっという間に似たようなものを作ってしまえるというのもなかなか才能だと思うのだが。。。 大笑いしながら、「へ~」と思うこともたくさんあって、古代ローマもさることながら日本の文化もいっしょに見つめなおすことの出来るおトクな1冊。読了日:12月19日 著者:ヤマザキマリ秘密の新選組 (3) (Fx COMICS)読了日:12月19日 著者:三宅 乱丈 秘密の新選組 (4) (Fx COMICS) (Fx COMICS)今まで新撰組をあまり良く理解していなかったので、初めていろいろ腑に落ちた。オッパイがあるのに。。。何だかその生き様に涙さえ出た。オッパイがあるのに。。。こんな無茶苦茶なアイディアで始めておきながら最後はずっしり重いなんて、すごいよ三宅さん。 しかしラストの大ゴマは、誰だってハート打ちぬかれるわ。。。それを受けてのおまけ漫画、最高でしたぁ!読了日:12月19日 著者:三宅乱丈王狼たちの戦旗 (下) 〈氷と炎の歌 第2部〉 (氷と炎の歌 (2))この表紙はシオンなのかな。 ますます血なまぐさいなあ。とりあえず、アリアが一番気になる。 各章ごとにめまぐるしく視点が切り替わっていくので、この続きをもうちょっと読みたい~と思いながら次の章に入る時に焦れてしまってペースが落ちる。せめて3分割くらいならどっぷり浸れるのに。登場人物と舞台が多すぎてムリなんだろうけど。。。読了日:12月25日 著者:ジョージ・R・R・マーティン宇宙兄弟 8 (モーニングKC)やっさんのメールは何回読んでもやっぱり泣けるな。ムッタくらいの年になってあんなふうに心震わせられる友達や仲間と出会えることってなかなか無いと思うので、何となく羨ましいような気持ちになった。 この作品を読むと、ムッタやヒビトとともに、今宇宙飛行士としてがんばっている皆さんも、心から応援したくなる。自らの夢、そして人類の夢をその手でつかんで欲しい!読了日:12月26日 著者:小山 宙哉読書メーター 12月の白眉はやはり「テルマエ・ロマエ」でしょうか。古代ローマの設計技師(お風呂限定)が、現代の日本(お風呂限定)に数分間タイムスリップしてお風呂文明に触れるという作品。古代ローマの風呂事情とか、平たい顔族とルシウスとのゆる~い文明交流とか、とにかくやたら面白かったです。ただ、これまだ続き描くおつもりなんですね。このネタでどこまで行くのか。。。次も楽しみ。またまた三宅さん、(何というかこの数ヶ月三宅さんヘビーローテーション状態なんですよね、私)以前から読みたかった秘密の新撰組をコンプしてしまいました。もっとドタバタしたもの(いやドタバタなんだけど)を想像していたのですが、意外に史実に忠実で、何より隊士たちの心情がちゃんと描かれている事に驚き、感動さえ覚えてしまいました。先月は読んだ冊数こそ少なかったですが、なかなか良作揃いで濃厚だったのではと思います。
2010.01.27
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これ、まとめるのもすごく久しぶりです。12月は本当に体力的に限界だったので、11月のまとめも結局出来ませんでしたし。11月は40冊くらい読んでいたのでまとめたかったんですが。。。実は読書メーターには昨年分のまとめという途方も無いページもありまして、そこから11月分だけ抜粋してまとめようと目論んだのですが、あまりのデータの多さにコピーしている最中にPCがフリーズしちゃったみたいで、断念してしまいました。(;^_^A 先月は読んだ量も推して知るべしというか、いつもの月の半分くらいしか読めませんでした。まあ、ジョージ・マーティンのとんでもなく長い小説を読んでいたせいもありますが。。。てなことで、いってみましょう。 12月の読書メーター読んだ本の数:16冊読んだページ数:2301ページ殿といっしょ 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)小松と元親がかわいい~。あと、景虎はこれ正面戦士だ~!!(by風来のシレン) しかしよく続くなあ、このマンガ(笑)。。。読了日:12月03日 著者:大羽 快とりぱん 8 (ワイドKCモーニング)表紙絵がとても美しい。カラーページの色鉛筆のやわらかい色彩もいい。でも、蛾はいやだああああぁぁぁ!!!読了日:12月03日 著者:とりの なん子三宅乱丈作品集 ユーレイ窓3店回ってやっと1冊!書店さん、どうなってんの? しっかし苦労した甲斐があったなー。どれも素晴らしい。怖いモノは本当に怖いし、ギャグは冴え渡ってるし。改めて三宅さんの切り口の多様さに驚いた。 お気に入りは謀反ラーメン説かな。みっちゃんの作るラーメンの美味しそうなこと!無性にラーメンが食べたくなったよ。それと、武将それぞれの解釈というか、表情にぐっと来たなあ~。上手い!!読了日:12月05日 著者:三宅乱丈D.Gray-man Vol.19 (ジャンプコミックス)絵柄が随分変わったんですね。誰が誰やらよく解らない上に、展開がちょっと唐突で説明不足な気がします。キャラも多くて大変ですね。月刊になったんですから、もう少し落ち着いて話を練ってみてはいかがかと思いますが。。。読了日:12月06日 著者:星野 桂娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)やっと入手した。でも2巻は通販でも品切れって。。。 萩原屋以来、何となく合わないなあと思って西炯子から遠ざかっていたのだが、久しぶりに手にしたこの作品は随分様相が変わっていて驚いた。こういう感情の機微を描ける人になっていたとは。同時に、いろいろやってみて最初期の作風に戻ってきたという気がする。一段深みを増した目新しさと同時に懐かしさも感じてしまったのだった。 それにしても、カイエダさんはもっと枯れた人を想像していたのだが、意外に大胆なおぢさんだな~。2巻を探さねば。。。読了日:12月08日 著者:西 炯子王狼たちの戦旗 (上) 〈氷と炎の歌 第2部〉 (氷と炎の歌 (2))むー、どんどん救いが無くなるな~。スターク家はいったいどうなるんだろう。とりあえずアリアがどうなるかが一番気になるなあ。読了日:12月09日 著者:ジョージ・R・R・マーティン土星マンション 5 (IKKI COMIX)ミツの仕事ぶりと人とのかかわり方に、すごく成長したなあと感じて嬉しかった。 そして、地上へ下りるための役者が揃ってきた妙な興奮と怖さ。(あのTシャツがこうつながってくるのか。(笑))いや~、どうなるんだろう。。。 そして、仁さんと春子さんに涙。いい夫婦だなあ。読了日:12月11日 著者:岩岡 ヒサエねこみち (ねこぱんちコミックス)あ~、ほのぼの。猫、飼いたくなりますね。猫。。。20年後を想像して泣くお母さんが面白くて可愛くて切なかった。読了日:12月11日 著者:岩岡 ヒサエ(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 星が原あおまんじゅうの森 1これでもかと滴る緑に圧倒されつつ、あっという間にこの不思議ワールドに引き込まれてしまいました。岩岡さんの作品はふわふわと綿菓子のように柔らかですが、時々妙なブラックさと、ふいにこのふわふわを傷つけるような存在が現れるのが面白い。 まだほんの玄関先から覗いたような感じですが、これからどんな世界が広がっていくのかとても楽しみです。読了日:12月11日 著者:岩岡 ヒサエ本屋の森のあかり 6 (講談社コミックスキス)あかり、杜三、緑の関係に潮見さんが飛び込んでくるのかしら~。それはともかく、あかりの仕事が好きという気持ちがあふれていてとても良かった。読了日:12月15日 著者:磯谷 友紀読書メーター 三宅乱丈さんの短編はすごいクォリティでした。表紙だけ見ると何じゃこりゃって感じですが、いろんな切り口が用意してあって、何しろパワーがすごい。すごい人なんだけどイマイチメジャーになれないのは何でなんでしょうね。岩岡さんの3作もそれぞれテイストが違って面白かったですね。しかし、何でこの人はいつもまとめ出し(笑)なんだ?お財布が辛いのでもう少しばらして出してほしいです。あかりさんもますます楽しい。モリゾーさんはいろいろとテンポが遅いのが面白いですね。あの二人はこれから発展するのかね?(笑)
2010.01.27
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写真は最高にいいのにな~。。。 まいったなあ。。。正直これほど外すとは思っていなかったのだ。予告編を見て感じた底抜けの楽しさや突き抜け感が、本編には全く、見事に、みじんも、感じられなかった。確かに予告と同じシーンもあったのだけど、何故か本編ではまるで楽しめなかった。絵本を映画にするわけだから、設定や感情表現にリアルな肉付けが必要なのは解るが、あまりに現実に囚われすぎて絵本を忘れてしまってはそれもまた絵本を映画にする意味も失われてしまう気がする。例えばプロローグ。少年マックスは、あからさまに弟をうっとおしく感じている姉とそのBF達に雪のお城(?)を破壊されて放って行かれたり、シングルマザーであるらしい母親がBFといちゃついているシーンを見てしまったりといささか生グサいたち上がり。あげくにキレて暴れて外へ飛び出し、小舟で海へ漕ぎ出してしまうのだ。何というか、ここまでで既に「あーなんてワクワクする話だろー。(棒読み)」的な雰囲気が漂い始めている。そしてそのまま1昼夜舟を走らせ、ある島へたどり着くのだが、こんな風に中途半端にリアルを追求したために逆にとても嘘くさいエピソードになってしまっている。だって普通10歳くらいの少年が夜の海に一人でボートに乗ってしまったら、次の日には水難事故の新聞記事にでもなっているのがオチだろう。な~んて思ってしまって全く頭がファンタジーに切り替わっていかないのである。現実から空想世界に入るためには、やはりそれなりの仕掛けが要るのだと思う。原作だと、それは子ども部屋に突然木がにょきにょき生えてきて、その木々の向こうに海が見えるというところから始まる。絵本のマックスはそんな不思議の海に舟を漕ぎ出すのである。このありえない特異な状況こそが夢の世界への入り口なのだ。映画では、そういった仕掛けも無く、嘘くささを感じたままかいじゅうたちの世界へと踏み込んでいくことになる。気を取り直してかいじゅうたちと楽しく戯れようと思ったのだけど、そうは問屋が卸さなかった。(_TдT) 何だろう、この陰鬱さは。かいじゅうたちはマックスの心を写す鏡とでも言いたいのか。自己中心、欺瞞、破壊衝動、孤独。そんなものが着ぐるみを着てしゃべっているのである。楽しくなるわけが無い。。。何かもう、悲惨にバラバラな状態のかいじゅうたちの中にマックスは飛び込んで行き、適当に話を合わせて嘘をついて、王様になるのだった。。。嘘をついている気持ち悪さとか、不必要なまでの鋭い言葉の応酬。ああ、お金払って何でこんなに惨めな気持ちにならねばならないのだろーか。ラストも、(ネタバレのため反転しています)特別何のカタルシスも無いまま突然「帰る」と言い出すマックス。このシーンが、お母さんの「私がいたら何とかしてあげられたのに」という台詞に呼応していることはわかるんだけど、「だから何?」である。その時かいじゅうに言い放つ言葉「きみ達にもママがいたらよかったのにね。」にいたっては、思わず「えーっ」と洩らしてしまった。それをこの孤独なかいじゅうに言うのかと。。。信じられないラストだった。この映画で、マックスはいったい何を得たのか?かいじゅうの心をつかんだ訳でもなく、王様として何かを成し得た訳でもない。ただ楽しんだだけでも良かったのにそれすら感じられなかった。久しぶりにお金を返して欲しくなる映画であった。。。>┼○ バタッかいじゅうの出来が良かっただけに残念至極。あ、そうそう、吹き替えが子ども店長だったのも萎えたなー。画と全く合っていず、もうマックスが子ども店長にしか見えなかったよー。 ああ~、映画見たい。。。
2010.01.26
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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。去年の12月は発掘の現場で明け暮れて、その勢いで暮れから正月まであれよと言う間に過ぎ去ってしまいました。いや~、驚きの速さですね。お陰様で、今年も無事親戚大集合も終わり、今は後片付けも終わって虚脱状態というところです。 てんてん家の今年は、まずはチコの受験から。。。いったいどうなることやら、波乱の幕開けです。笑って4月を迎えられると良いのですが。私の方は例によって小学校のPTA本部役員も頂いたし(笑)(それも父親代表を私がやるという(爆))、婦人会の副支部長も順番でほぼ確定、まあ忙しい年になりそうですね。。。皆様も充実した良い年でありますように。本年もよろしくお願いいたします。
2010.01.02
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ご無沙汰しております。更新も巡回も出来ず、申し訳ない。今年もまた山仕事が始まりまして、夜更かししてると身が持たないので、賢く健康的な生活をしております。もう年ですしね、ええ。それにしても今年の紅葉はゴージャスです。ここ数年こんなに綺麗な紅葉は無かったんじゃないかと思うくらい素晴らしい。この観音寺山は広葉樹が多いので、本当に豪華絢爛です。 1.観音正寺 posted by (C)てんてん(^^)/ こちらは観音正寺の裏手にある、お茶子稲荷のモミジ。今日の様子です。結構な巨木です。実際見ると圧巻なのですが、写真ではなかなか伝わりにくいでしょうか。2.お茶子稲荷1 posted by (C)てんてん(^^)/ 緑、黄色、オレンジ、赤とグラデーションがとても素敵なんですよね。3.お茶子稲荷2 posted by (C)てんてん(^^)/ 4.お茶子稲荷3 posted by (C)てんてん(^^)/ こちらは昨日の夕方の写真です。観音正寺は昨日まで結縁御開帳で、たくさんの幡が奉納されていて賑やかな雰囲気でした。5.観音正寺 posted by (C)てんてん(^^)/ 蒲生野の夕暮れです。万葉の世界ですね~。6.夕景1 posted by (C)てんてん(^^)/ 7.夕景2 posted by (C)てんてん(^^)/ しかし、もう12月だというのに今紅葉のピークってのはどうなのかしらって思いつつ、現場が過ごしやすいので助かっております。巡回はまた、余力のあるときにさせてもらいますね。。。(もう、目がトロトロしてきた(;^_^A )
2009.12.01
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先週の木曜日、小学校の子ども祭がありました。もうすっかり恒例となってしまいましたが、今年はインフルエンザの流行ということもあって地域の人には宣伝せず、基本親とその周辺の人の招待にとどめ多少こじんまりとした子ども祭になりました。でも、子ども達にとってはやはりこの方が負担が軽くて良かった様にも思います。まずは、幼稚園のお店。あまりの可愛らしさに思わずシャッターを押してしまいました。ついこの間までうちの子たちもこんなだったのになあ。こすもすショップ posted by (C)てんてん(^^)/ こすもすショップで買いました。牛乳パックの手漉き紙葉書です。三つ葉のスパンコールが漉き込まれていて可愛い~。こすもすしょっぷ葉書 posted by (C)てんてん(^^)/ こちらも毎回恒例、小学生による手作り定食~。奥に見えるえび大根は、地元の湖魚漁を学習した3年生によるもの。他に子鮎の飴炊きもありましたよ。手前は稲作を勉強した5年生の炊き込みご飯とかぶらの漬物です。ごぼうやニンジン、かぶらはスクール農園で作ったもの。お米は近くの農家の田んぼを借りて5年生が植えて収穫したものです。う~ん、まさに地産地消ですね。おいしかった~。ごはん posted by (C)てんてん(^^)/ こちらは6年生のすいとんです。6年生は修学旅行で原爆学習をしてきました。そのつながりで戦争中の食事を再現しようと言うことですいとんを作ったようです。はっきりいって具沢山で、昆布出汁を惜しげもなく使ったかなり贅沢なすいとんなので、戦争中に思いを馳せることができるのかな~とは思いましたが、何か少しでも感じる所があればいいなあと思いました。こちらも大変美味でした。これだけ食べたらおなかいっぱいです。(笑)すいとん posted by (C)てんてん(^^)/ さてお次は、マコの有志のお店です。今年は押し花のお店をしたいと自分から声を上げたそうです。たくさん集まってくれるか心配したみたいですが、7人も入ってくれたらしく、感激していましたよ。押し花屋さん2 posted by (C)てんてん(^^)/こちらが、その押し花屋さん。プッシュフラワーショップwwwこら、誰ですか、笑ってるのは!?お花、押しちゃったよね~。(笑)そこはプレスにしといてほしかったが、可愛いからま~いいか。 押し花屋さん posted by (C)てんてん(^^)/ところで、この日、同時に中学で合唱コンクールがあり、私途中で抜け出て中学へ行って来たんです。で、マコの店番の時間に合わせて小学校に戻ってきたんですが、なんと、マコの作った押し花は全部売れて残っていませんでした。; ̄ロ ̄)!!残念。がんばって作ってたので、どんなのか見たかったのに。。。また春になったら一緒に作ろうね。 さて、土・日曜日には市の青少年美術展(市内の幼小中の美術展です)がありました。マコは平面の部で出品してもらいました。窓辺の花 posted by (C)てんてん(^^)/これです。見て見て~!!特選を頂いてしまいました。\(▽ ̄\( ̄▽ ̄)/ ̄▽)/ヤッタァー!!でもね。ほんと、親の私が言うのもなんですが、凄く繊細に、隅々まで丁寧に描けてると思うんです。休み時間や最後は放課後も残って描いてたみたいで、努力が実ってよかったな~と感無量でございます。 窓辺の花 拡大 posted by (C)てんてん(^^)/ちょっとアップにしてみました。 え~と、チコの合唱の報告ですか?ま、いいじゃないですか。(爆)
2009.11.16
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何か久しぶりにやってみたくなって。。。座右の銘メーカー◎てんてん(本名)の座右の銘何か清清しいわ。 ◎ダンナの座右の銘 どこの小学生だよ。 ◎長女チコの座右の銘 ちょ、おま。。。 ◎次女マコの座右の銘 そのとおりや~。ホントに座右の銘にすべきだな。というか、ダンナの枕元に貼っとくか。。。 そして再び◎てんてんの座右の銘(ハンドル)うわぁぁぁ~! ついでにもうひとつ。白雪姫メーカー白てんてん姫。。。乳牛に乗ったおばさんって、妙にブッダっぽいですな。おばさんにヤジられたら生き返るわなあ。ダメージは大きそうだけど。 こっちは本名。 だから、ホストから離れようよ(笑)。。。 うそこメーカー
2009.11.07
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10月の読書記録【1】から読む 10月の読書メーター読んだ本の数:33冊読んだページ数:5714ページとろける鉄工所 3 (イブニングKC)今回は社長の奥さんネタが秀逸でした。よっちゃん、その集中力を仕事に生かせ!(爆)キャディーの妖精さんは、全く何の役にも立たないところがナイスですね。ファ~~。読了日:10月26日 著者:野村 宗弘聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)お焚き上げ入稿には、生唾を飲み込んだよ。万が一送り先とか間違ったらどうなるんだろうか。今回は派手さは無かったけどじわじわ笑わせてもらった。リンゴってすごい果物なのね。。。読了日:10月26日 著者:中村 光ふたつのスピカ16 (MFコミックス フラッパーシリーズ)何度も胸が熱くなってしまいました。アスミが夢をかなえたことも嬉しかったですが、ケイやマリカもまだ夢を持ち続けていることもまた嬉しかったです。 この作品を読むと、不思議に優しい気持ちになれるのは、作者のアスミたちへの優しさ愛しさが溢れているからなのでしょうね。長い間ご苦労様でした。そして、夢や希望に満ちたキラキラ光る物語をありがとうございました。読了日:10月26日 著者:柳沼行サブリエル-冥界の扉 (古王国記) (古王国記)突然父を失ったかもしれないという不安を抱きながら、全く右も左も分からない世界に放り込まれる主人公サブリエル。不安と孤独、そして苦難の連続の中で成長するサブリエルの姿に思わずぐいぐいと引き込まれてしまった。興味深かったのは死後の世界のイメージ。やはり川が流れているのかと。読みながら何となく精霊流しを連想してしまった。 チャーター魔術やフリーマジックが横行し中世の香りの漂う古王国と、壁に隔たれたアンセルスティエールという20世紀初頭くらいの文明を持つ国が同時に存在するという設定も大変面白かった。続きが楽しみ。読了日:10月28日 著者:ガース ニクス君に届け 1 (1) (マーガレットコミックス)娘から借り読み。アニメの第1話を見て変な汗をかいたので(笑)どうかと思ったが、面白かった。漫画の風早君は嫌じゃない。読了日:10月29日 著者:椎名 軽穂君に届け 2 (2) (マーガレットコミックス)こ、これは。。。お母さん不覚にも泣いちゃったよ。友達と気持ちがすれ違うことほど悲しいことは無いよね。読了日:10月29日 著者:椎名 軽穂君に届け 3 (3) (マーガレットコミックス)梅ー!!やはり少女マンガはこうでなくては!ああ~続きが気になる。 娘よ!3巻までしか買ってないのか~!読了日:10月29日 著者:椎名 軽穂舞姫(テレプシコーラ) 5 (5) (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)読了日:10月30日 著者:山岸 凉子 舞姫(テレプシコーラ) 6 (6)おっとり六花ちゃんの才能の一端が見え隠れしてわくわくする。千花ちゃんの再起はどうなるの?ホント、面白いなあ。。。読了日:10月30日 著者:山岸 凉子竹光侍 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)宗一郎の人となりが、大村崎を戦わずして敗北させたという気がする。しかし、その涙には複雑な思いが去来しているのだろう。いかに宗一郎の幼少時代が養父母の愛によって育まれていたかが伺われて切なかった。 そして、木久地との殺陣はやはり圧巻。次回の決着に今から胸が高鳴る。読了日:10月31日 著者:松本 大洋読書メーター10月後半ももうどれも面白い作品ばかりでどれをピックアップしていいやら。その中でもやはり「ふたつのスピカ」は特筆すべき作品ですね。9年の連載に終止符を打つ、爽やかな完結でした。宇宙から地球を望むアスミのシーンはやはり涙がこみ上げました。アスミの努力だけでなくそれぞれの登場人物の思いがアスミをこの高みに押し上げたのだという気がして胸が震えました。良い作品だったなあ。 チコに借りた君に届けも、ずっと読みたいと思っていたので嬉しかった。いや~、こっぱずかしいけど切なくて面白かった~。チコさ~ん続きプリーズ!!(えっ!?小遣いか、小遣いよこせってか~( ̄Θ ̄;) )
2009.11.02
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10月の読書メーター読んだ本の数:33冊読んだページ数:5714ページ中村工房 2 (ガンガンWINGコミックス)ビリー、この頃から漢前やったんやね。読了日:10月15日 著者:中村 光 中村工房 3 (ガンガンWINGコミックス)巻を追うごとに面白くなってきた、というところで終了というのが絶妙のタイミングで上手いと思う。荒川を読んでから読んだので、いろいろと面白かった。読了日:10月15日 著者:中村 光 屍鬼 6 (ジャンプコミックス)もはや誰に感情移入していいか分からない。読了日:10月16日 著者:藤崎 竜 結界師 25 (少年サンデーコミックス)烏森との約束はやっぱり根拠無いんだ。(笑)まあ、そんなことをつるっと行ってしまえるところが良守のいいところなんだと思う。氷浦はここで自我が宿ったら一挙に自己矛盾に陥って大変なことになるんじゃないんだろーか。読了日:10月16日 著者:田辺 イエロウ結界師 26 (少年サンデーコミックス)佳境に入ってきたってことなんだろうか。すごく面白くなってきた。良守が烏守と相対する日が楽しみだ。しかし、表紙の良守が急に大人びてかっこよくなっちゃって、まぶしいなあ。読了日:10月16日 著者:田辺 イエロウ乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)森さんたら、心ゆくまで描きこんじゃいましたね。こんなに描いても画面がとてもすっきりしていて見やすくかつ美しいのが驚きです。ストーリーもほのぼのしてキュンキュンします。流石です。このショタ殺し~!読了日:10月19日 著者:森 薫蝋燭姫 1巻 (BEAM COMIX)特に絵が上手いという訳でも無いのですが、妙に印象に残る絵柄。特にスクワ姫は気品があって美しいです。ただ、下の方も書かれてますが、不快感の残る描写がされているところがあって残念でした。ストーリーの方は、このお姫様がいろんな欲や野心の的になってるわけで、なる程風前の灯だなあと、タイトルに納得。この先、この姫がどんな運命に翻弄され、どう逃げ延びるのか、あるいはどう巻き返していくのか?とても楽しみです。読了日:10月19日 著者:鈴木 健也雨無村役場産業課兼観光係 2 (フラワーコミックス)気軽に桜祭なんて言ってみたけど、話がどんどん大きくなってきて気後れしちゃう気持ち、分かるなあ。自分のしたことが吉と出るか凶と出るのかドキドキだけど、でも村には大切なものばかりだということがわかっていれば何とか良い方向に向かっていくのではないでしょうか。銀ちゃんも澄生もメグもついつい応援したくなっちゃいますね。読了日:10月20日 著者:岩本 ナオC.M.B.森羅博物館の事件目録 12 (月刊マガジンコミックス)この頃、常に世界を飛び回ってますな。君ら出席日数は足りてんのかいな。読了日:10月20日 著者:加藤 元浩 お茶にごす。 11 (少年サンデーコミックス)読了日:10月22日 著者:西森 博之 海月姫 1 (講談社コミックスキス)面白~~~!オタクの巣窟とおしゃれ男子と堅物エリート。ひまわりっよりも現実の縛り(健一ね)が無い分さらに自由度が増していると思う。天水館、馴染む自信あるかも。。。ダンナがいるから不合格か。。。読了日:10月23日 著者:東村 アキコ海月姫 2 (講談社コミックスキス)いや~、腹筋が痛くなり申した!この人本当に上手いなあ。これから、天水館の立ち退き問題という大きな壁に社会性皆無のオタクたちがどう立ち向かっていくのかとか、月海をめぐる妙な三角関係とか、本当に先が楽しみです。あ~もう一回読もう(笑)。読了日:10月23日 著者:東村 アキコ読書メーター中盤はやはり乙嫁語りが出色ですかね。 雑誌FELLOWS系の漫画家さんは私やはりツボなのかもしれません。蝋燭姫もそうですし、先月の為朝二十八騎も、更に今月発売予定の入江亜季さんの「乱と灰色の世界」も購入予定ですし。すっかり罠にはまった気分です。(笑)それと、お友達のナタちゃんからお借りした海月姫もかなり面白かった!停滞気味のひまわりっよりも突き抜けた面白さがあるような気がします。これも今月続きが出ますね。楽しみ!あ、お茶にごすの感想書くの忘れてますね。ははは。短かったけれど、上手いエンディングでした。ちょっと、部長とまー君がお互いを好きになる描写が少なくて、もう少しきゅんとする所があればよかったのになあって思いましたが 。まあ、表紙(帯の下ね)にきゅんとしたので良しとしますか。ホントに打ち切りなんですかね。面白いのに。。。 10月の読書記録【3】へ
2009.11.02
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毎月恒例、先月の読書メーターのまとめです。先月は33冊。新刊も多かったので結構な量になりました。 10月の読書メーター読んだ本の数:33冊読んだページ数:5714ページ火天の城 (文春文庫 や 38-1)職人魂、親子の葛藤、息子の成長、夢といったものが熱く語られた本だった。 映画は全く別物といってもいいかも。面白かったけれども、本能寺の変以降の蛇足感は否めない。読了日:10月02日 著者:山本 兼一不思議な少年 8 (モーニングKC)少年はフランツの中の偽善を読み取ったからあんなに辛辣だったのかしら。率直に第二の人生を歩み始めた後半が印象的。「マリー・ロンドン」の少年は「聖フランツ」とは対照的。つかの間の成功と、その後の長く虚しい人生を歩んだマリーに最後の甘やかな夢を。損はさせない中篇2作。読了日:10月07日 著者:山下 和美荒川アンダー ザ ブリッジ 6 (ヤングガンガンコミックス)女帝誕生w読了日:10月07日 著者:中村 光 蔵人 10 (ビッグコミックス)描きたかったのは幻の酒への想いなのか、酒をめぐる人なのか、セツの恋なのか。焦点が定まらないまま終わってしまったような気がする。少なくとも「夏子の酒」には日本酒への一途な思いという一本の芯がすっと通っていたと思う。その真摯な思いに感動したのだ。尾瀬あきらは次に何を描くべきなのか。新しい境地を開いて欲しいものである。読了日:10月07日 著者:尾瀬 あきら金魚屋古書店 9 (IKKI COMIX)闇のパープルアイ、高校時代に回し読みしていたなあ。卒業までに終わらなかったので結局結末を知らないことを思い出してしまった。読みたくなっちゃったじゃないですか!おねえさま経験は無いけれど、何だか懐かしい気持ちになりました。読了日:10月07日 著者:芳崎 せいむ 荒川アンダーザブリッジ 7 (ヤングガンガンコミックス)ガリガリ様。。。そして、村長すげー。何そのスーツ。。。読了日:10月08日 著者:中村 光 荒川アンダー ザ ブリッジ 8 (ヤングガンガンコミックス)シロさんの宗○コーチっぷりがツボだった。サルサルかと思ってびびったわ。何か、表紙といい、この巻は「ひまわりっ」ぽいな。読了日:10月08日 著者:中村 光 荒川アンダー ザ ブリッジ 9 (ヤングガンガンコミックス)島崎さんとうとうこっちに。。。しかし、時々胸がジーンとなる自分にビックリするわ。読了日:10月09日 著者:中村 光 中村工房 (1) (ガンガンWINGコミックス)なんか、「荒川の素」みたいでおもしろい。デビューからいい味出してますね。読了日:10月09日 著者:中村 光 グイン・サーガ PERFECTBOOK for ANIMATION (別冊宝島 1656 カルチャー&スポーツ)若林監督の「グイン以外は本当にもう駄目人間ばかり」の言葉に深くうなづいてしまいましたwwだからこそ、面白いんだよなあ、この話は。アニメーションは、いろいろツッコミどころも多かったけれど、基本的なところは踏んでいてくれて、最後は感動しました。何はともあれグインを映像で見るという夢をかなえてもらってとても満足。アニメーションスタッフの方々、お疲れ様でした。読了日:10月11日 著者:運命の子-グイン・サーガ〈129〉 (ハヤカワ文庫JA)こ、これは。。。鼻息が荒くなりますね。グラチーのじいさんが出てきてサイロンの情報やら、新ミロク教の事やらいろいろ解って俄然面白くなってきました。(泣) ああ、次回ラストランなのでしょうか。ホントに??信じられない気持ちでいっぱいです。出来れば、グインに登場して欲しい。。。読了日:10月12日 著者:栗本 薫読書メーター 月の前半は放蕩駱駝ちゃんからお借りした荒川アンダーザブリッジと中村工房の中村光週間と、グイン・サーガに尽きますね。荒川と中村工房によって、中村さんのギャグが如何に磨かれ育まれてきたかを垣間見たような気がします。何故か常に崖っぷち感を感じてドキドキしました。そして、グイン・サーガ。ここに来てぶっちぎりの面白さっていったいどゆことデスか?次の巻でおしまいって言われたら、一体誰の胸ぐらつかんだらいいんだ~っていう気持ちになりました。神様のイヂワル! 10月の読書記録【2】へ
2009.11.02
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乙嫁語り【1】 森 薫著美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか......? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!(FELLOWSサイトより引用) 雑誌連載中も、とにかく我慢して我慢して、とうとう待望のコミックスを手にすることが出来ました。エマで19世紀のイギリスを描いた森薫さんの開く新しい世界は、ユーラシア大陸でした。こんな方面にも萌えてらっしゃったんですね。私もシルクロード物とか大好きですが、しかし、絨毯の柄とか描きたいとは思いもしませんでしたよ。いや~ホント、びっくりしました。第1ページめくった所でひっくり返りました。「なんじゃこりゃ~!」ですよ。アミルの婚礼衣装のこの凄まじい描き込み。こんなに描き込んでいるのにすっきりクッキリした美しい画面。いきなり胸がドキドキ高鳴ってしまいました。エマのときよりもまた一段と腕が上がったような気がします。表情がまた素晴らしい。普段の時の優しい表情と、獲物を狩る狩人の目、そしてカルルクを思う一途な顔。ま~、キュンキュンします。ストーリーの方はまだ日常生活の紹介と人物紹介くらいのゆったりしたペースです。事件としてはこの先アミルの実家と少しいざこざが出てくるのかもしれません。ただそれさえも、きっとゆったりと流れていくのでしょう。アミルとカルルクのこれから始まる恋と、彼らを取り巻く人々の細かな日常の営み、そしてただもう美しいペンの冴えを楽しみに待ちたい、そんな作品です。 こちらのサイトで、森さんの原稿作業の動画が見られます。想像以上に手早く大胆に描いてらっしゃることにびっくりしました。白い紙から、美しいアミルが描き出される工程をご覧になってみてください。コミックナタリーPower Push
2009.10.27
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長らくご無沙汰をしてしまいました。珍しくダンナが日勤続きで、夜遊んでいる暇が無かったのでございます。(゜ー゜;Aしかし、このところインフルエンザの猛威がひたひたと押し寄せている事を実感しています。皆さんのところではどうですか?チコの中学でも学級閉鎖が相次ぎ、先週の木曜日にはとうとう学校閉鎖になってしまいましたよ。><チコ自身は大丈夫なんですが、楽しみにしていた文化祭が中止になって、がっくり落ち込んでいます。中学時代最後の文化祭、美術部の有終の美を飾るために毎日がんばってきたのにねえ。私も、今年は全部見学しようと2日も休みを取ったのに無駄になってしまいました。(;_q))来月は小学校の子ども祭も予定されているのですが、一体どうなることやら。インフルエンザ、なんとか下火になってくれないかしら。(ムリだわな~) ということで、前置きが長くなりましたが、本題です。 長命寺1 posted by (C)てんてん(^^)/西国三十三所観音霊場第三十一番の札所長命寺へ行ってきました。西国巡礼中興の祖・花山法皇の一千年遠忌ということで三十三の霊場で平成20年から22年の5月まで、順次総御開帳が行われます。この長命寺でも今月、御本尊の秘仏千手十一面聖観世音菩薩三尊一体が特別公開されています。普段は拝観する事が出来ない秘仏の数々を目にすることが出来て、楽しかった(と言っては罰当たりかしら。)です。ちょっとは寿命が延びたでしょうか。もちろん御本尊も大変美しかったのですが、このお寺の魅力は、何と言ってもこの桧皮葺の屋根の美しさにあるのではと思います。この美しい屋根の重なりを見ていると何となく平安絵巻を実際目の当たりにしているような気分になります。少し紅葉には早かったのが残念なんですが、何だかうっとりしてしまいます。 さて、このお寺のもう一つの特色がこちら↓長命寺2 posted by (C)てんてん(^^)/長命寺3 posted by (C)てんてん(^^)/長命寺4 posted by (C)てんてん(^^)/ いや~、この写真ではこの石段のきつさを半分も表してはいませんな。(笑)808段あるそうなんですが、本当かどうかはよくわかりません。とにかく登りましたよ。しんどかった~。おかげで2日たった今日もまだ筋肉痛なんです。(>д<)ナサケナイ~ 今日の写真は下から上にずーっとスクロールすると長命寺参詣の気分が味わえるかもしれません。(笑)
2009.10.24
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獣の奏者【3・4】 上橋菜穂子 著あの<降臨の野>での奇跡から11年後--。ある闘蛇村で突然<牙>の大量死が起こる。大公にその原因を探るよう命じられたエリンは、<牙>の死の真相を探るうちに、歴史の闇に埋もれていた、驚くべき事実に行きあたる。最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた、遠き民の血筋。王祖ジェと闘蛇との思いがけぬつながり。そして、母ソヨンの死に秘められていた思い。みずからも母となったエリンは、すべてを知ったとき、母とは別の道を歩みはじめる......。(講談社BOOK倶楽部より引用)1・2巻で完結と思われた獣の奏者の続編が出版されました。1・2巻はエリンと王獣との心の交流がメインのテーマでしたが、3・4巻は作者のあとがきにもあるように更に壮大に、この世界の歴史の流れを描いたものとなりました。まず3巻では1・2巻で謎のまま終わっていたことが次々と解き明かされる面白さがありました。おお~なる程とぐいぐい引き込まれていくのですが、いつの間にか急流の只中に取り残されたような、エリン個人の思いだけでは流れを押しとどめることは出来ないような恐ろしさを感じることになってしまいました。振り返れば、ただ王獣と一心に心を通じさせたことが、一体何故こんな重く苦しい運命へと導かれることになってしまうのでしょうか。無邪気に心を通わせていた頃とは違い、それが大罪と知りながらもその道を行くということ。茨の道と分かっていても進まねばならない。禁忌だと分かっていてもつまびらかにせずにはいられない。「してはならない」というのなら、その訳を全て知ってから「しない」方向を選びたい。そんな貪欲なまでの知りたいという欲求は、エリンだけではなく、全ての人間が持つ愚かしい性であるのかもしれません。そんなエリンの思いを誰が攻められるでしょう。ゆがんだ成熟を強いられる王獣や闘蛇を哀れに思い、解き放ちたいと思うがゆえの彼女の行動を。。。 何となく、読む前からこういう結末の予感はあったのですが、やはり直面すると打ちのめされました。可愛くて哀れな王獣たちのあまりにも壮絶な姿。エリン親子の絆の深さ。ただただ胸が痛く、涙が溢れました。しかし、そんな悲しみの中にも彼女の成した事により、王獣が解放されたこと、そして再び断絶されていた知識の扉を開いたことが何より素晴らしい終幕でした。王獣を開放した後の人々が、一変して静かな暮らしを手に入れたという事実が、「身の丈に合わない力を持った人間はいつか破綻の道を辿る」という事を如実に物語っています。翻って現代に生きる我々も、あまりにも身の丈に合わない力を弄んではいないか等と考えさせられる作品でもありました。 上橋作品には、本当に毎回驚かされてばかりです。作られた世界の物語でありながら嘘やごまかしの無い、ある意味非情なまでのリアリズムが注意深く物語全体に流れていることが、登場人物の心情をありありと浮き彫りにするのでしょう。そして何といっても見事なまでに破綻の無い完結の仕方に息を呑むのです。このエリンの物語も辛いだけではない、心にほっと火がともるようなしみじみよかったなあと思わせる、まさに全き完結となりました。
2009.10.11
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なたさんから奪ってきました。まあ、既にウチの本棚は隅々まで晒し済みなのですが、こういうピンポイントな紹介も面白いなあと思ってやってみました~。 *本棚バトン!**ご自慢の本棚についていくつか質問です!*まずは本棚の写メをどうぞB6コミック3 posted by (C)てんてん(^^)/B6コミック4 posted by (C)てんてん(^^)/絵本、日本画&浮世絵画集など posted by (C)てんてん(^^)/写メ面倒なんで以前の使いまわしだったりして。(笑)何か今の状況と少し違いますが、まあいいか。概ね合ってるし。(爆) *本の総数をどうぞえ~、漫画だけなら1000冊超くらい。文庫、ハードカバー、図録等々合わせたら、やっぱり5000冊以上あるかもしれないな。数えたくない。。。 *最近買った本を3冊どうぞ金魚屋古書店【9】芳崎せいむ 青い鳥文庫の三国志【2】(イラストが山田章博先生なんで。。。) 不思議な少年【8】山下和美 *絵本はありますかあるよ。 *夏目漱石の本はありますか無い。太宰とか芥川とかなら有るんだけどな。 *ドラゴンボールはありますか無い。最初の方だけ少し読んでたことはあります。その前のドクタースランプは当時としてはスタイリッシュな絵柄で、好きだったんだけどなあ。 *おすすめの本をどうぞ三宅乱丈の「イムリ」小山宙也「宇宙兄弟」よしながふみ「大奥」旬な感じで。。。 *おすすめできない本をどうぞ駄目なのはすぐに売ってしまうからなあ。 *よく読む本をどうぞ最近は、再読する暇が無くて、何度も読むって事が無いんですが、100冊挙げてる時に、久しぶりに「夢みる惑星」を読みました。面白かった。 *読みかけの本があったらどうぞ荒川アンダーザブリッジ *最上段右から4番目の本はなんですか水蓮運河【3】何気にマニアックなものがヒットしたな。 *最下段左から12冊目P43 2行目(漫画なら2コマめ)をそのままどうぞクッキーサーカス たむらしげるって、絵本だし。43ページが無いし(爆)なので漫画の最下段ってことで、その上の段の左から12冊目いっときますかね。あ、今と写真じゃ少しずれてますな。まあいいか。「無礼はどちらかッ!!」 *なんですかその本よしながふみの「大奥」2巻これは春日の局が有功に、還俗して家光の小姓になるよう脅している場面ですな。春日のおばさんが有功を恫喝してます。恐ろしい婆じゃ。すでに懐かしいですね。でもやはりこの辺のストーリーは濃密でぐいぐい引き込まれます。そして有功がかわいい~。 *二段目右から8冊目の本についてくわしくどうぞ拝み屋横丁顛末記の1巻ですね。これは、拝み屋さんばっかりが集まってる横丁で繰り広げられる、とんでもないドタバタ劇です。霊も人間もわけ隔てなく住人となってるところがすごいです。特筆すべきは宮本福助はじいさんを描かせると天下一品ということでしょうか。 *下から二段目左から7冊目の本の作者の本は何冊ありますかこれも勝手に3段目にしてしまいましたが。 不思議な少年でした。山下和美は11冊。不思議な少年と寿町美女御殿しか無いので、割と少なめですね。 *あなたの本棚の秘密をどうぞいや、別に隠し扉がある訳でも、仕込み銃があるわけでもなく、へそくりも秘密日記も入ってませんな。エロも特には無いし。健全な本棚ですね~。 *あなたの本棚のことが知りたい!な人をどうぞやりたい人持っていって~!
2009.10.08
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9月の読書記録【1】から見る 9月の読書メーター読んだ本の数:31冊読んだページ数:3720ページ猫絵十兵衛御伽草子 2巻 (ねこぱんちコミックス)1巻より更に話が締まってて良かった。面白い話あり、泣かせる話あり、緩急の付け方も上手い。一番のお気に入りは縹。猫のクセになんてカッコいいんだ!どこかで生きてるといいなあ。親バカ和尚も可愛くて素敵。 ところで、ニタの着物はやっぱり十兵衛が縫ってるんだろうかwww読了日:09月24日 著者:永尾 まる加持祈祷うけたまわりマス (BEAM COMIX)はっきり言って絵はかなり不安定でしたが、それを補って余りある魅力を感じました。織口忍先生(名前がいいじゃない)と志貴の出会いのエピソードが良かったです。何で両親不在なんだろうとかいろいろ気になることも。読み始めてしばらくしてから現代が舞台だということに気づきました。何となく昭和初期的な雰囲気と味わいがある作品でした。読了日:09月25日 著者:佐野 絵里子為朝二十八騎 1巻 (BEAM COMIX)平安時代とは、また変わったところに目をつけたな~。確かに華やかな平安朝絵巻と荒々しい軍記物語が同居して一粒で二度美味しいわけだ。素朴なタッチと奔放な主人公の気性が見事にマッチしている。作者は馬が好きなんだなあということもすごく伝わってくる。規格外のサイズ、規格外のハートを持った為朝が、平安の世をどう駆け抜けていくか、今後が楽しみなシリーズ。読了日:09月25日 著者:佐野 絵里子ムーン・ロスト 1 (アフタヌーンKCデラックス)2巻を読むために再読。月を失った地球がどうなるのか。問題解決のために人間は何をするのか。これぞSFといった感じの作品。読了日:09月26日 著者:星野 之宣シスタージェネレーター沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)無限の住人とブラッドハーレーしか読んだ事が無かったので、大変新鮮でした。「久誓院家最大のショウ」はなる程そう来たか~という感じ。ニュウ子とサチの漫才も面白かった。しかし、この人はとにかく女の子がいいのよね。何というか、湿度を感じるんです。ただ、アメリカ人もみんな日本人に見えるのはどうなのかと思うけど。(笑)読了日:09月26日 著者:沙村 広明ムーン・ロスト 2 (アフタヌーンKCデラックス)ここまで露骨にアメリカが悪役というのが珍しくて妙に面白かった。確かに自国のためならこれくらいのことはやりそうだなあ。 後書きにもあったけれど、この新しい月を舞台にした物語も読んでみたいものだと思う。あの魅力ある未知の生物をもっと描いて欲しい。読了日:09月27日 著者:星野 之宣家守綺譚 (新潮文庫)この世とあの世のあわいに居るような、不思議な夢心地に浸れる作品だった。舞台が滋賀なのか京都なのかはっきりと特定されないところがまた心憎い。妖しくも懐かしい、不思議な郷愁にかられてしまった。読了日:09月28日 著者:梨木 香歩大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)いや~、すごい漫画だ。全ての実権を女が握ったように見えるが、裏を返せば虚ろなばかり。女にとって、また人にとって一体何が幸せなのか考えさせられる。松の廊下、本当に真相はあんなものだったのかもしれないなあとも思う。だとすれば、吉良さん哀れ。杉浦日向子さんの「吉良供養」が読みたくなった。読了日:09月30日 著者:よしなが ふみ宇宙兄弟 7 (モーニングKC)打ち上げシーンは何度読んでも震える。次はムッタだ!ここじゃ言えないけど、本誌は今大変なんだ。今一番先が気になる漫画。読了日:09月30日 著者:小山 宙哉 ヴィンランド・サガ 8 (アフタヌーンKC)帯は反則だなあ。アシェラッド、最後までカッコよかった。我こそは王という矜持が彼をこんな人間に育てたのだなあ。王は王を知るのか、クヌートはよく分かってらっしゃる。というか、短期間でよくこんなに成長するものだ。で、トルフィンはいつ化けるんだろう。楽しみにしてるよ~。アシェラッドの最後の言葉を胸に刻め!読了日:09月30日 著者:幸村 誠お茶にごす。 10 (少年サンデーコミックス)部長の「キャアアア」に萌え~。あと、ブルー(の役立たず振りw)があんまり気の毒で胸が痛い。読了日:09月30日 著者:西森 博之読書メーター 佐野絵里子さんは初読みです。なたさんのご紹介でした。でも、為朝二十八騎は実は雑誌で一度読んだ事があってちょっと気になっていたのを、表紙を見て思い出しました。Wikiで源為朝をググると、とても興味深い人物だと言うことがわかります。思い切りネタバレでもありますけど、この先楽しみな作品ですね~。9月後半、どれも力作お勧め揃いでした。充実のラインナップだなあ。終わってみれば31冊も読んだらしい。(笑)
2009.10.07
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9月の読書メーター読んだ本の数:31冊読んだページ数:3720ページ東京ゴースト・トリップ(6) (冬水社・いち*ラキコミックス)読了日:09月14日 著者:葉芝 真己 東京ゴースト・トリップ(7) 〈完結〉 (冬水社・いち*ラキコミックス)彼ららしく清清しくあっさりしたラストでした。ここでピリオドを打ったのは葉芝さんがフリーになったという事情故なんでしょうが、回収されて無い伏線も有るし、多少心残りですね。新しい場所で新境地を開かれることを期待します。読了日:09月15日 著者:葉芝 真己 荒川アンダーザブリッジ (2) (ヤングガンガンコミックス)読了日:09月16日 著者:中村 光 荒川アンダーザブリッジ (3) (ヤングガンガンコミックス)独特。。。読了日:09月17日 著者:中村 光 荒川アンダーザブリッジ (4) (ヤングガンガンコミックス)オヤジさんが怖すぎる。ステラが可愛すぎる。読了日:09月18日 著者:中村 光 荒川アンダーザブリッジ 5 (ヤングガンガンコミックス)何気にシロさんって戦略家で侮れないんだな~。ちょんまげの人もすげー。お見それしました。先が気になる~。読了日:09月18日 著者:中村 光 蔵人 9 (ビッグコミックス)酒造りより恋愛関係がドロドロし過ぎてて、正直どうでも良くなってきた。真奈美が訳分からな過ぎる。読了日:09月22日 著者:尾瀬 あきら レオくん (フラワーコミックスアルファ)可愛いのか可愛くないのか良く分からないこの微妙さ。でも、あの性格はなんとも猫らしいなあ。見合いの話、アシスタントの話が面白く、ヤマトちゃんの話でうっかり泣かされる。御大のいつもの作風をメインディッシュとするならこれはさしずめ10時のおやつ?(笑)読了日:09月22日 著者:萩尾 望都ニッポン昔話 上巻 (ビッグコミックススペシャル)シュールだー!誰もが知ってる御伽噺を、これでもかと際立たせる因果応報、仏教説話のような味付け、と思いきや、SFだったりと、飽きさせない面白さ。しかし、この頃常に出てくるこの女の子なのだが、「刑務所の中」を読んでから時々おっさんの顔に見えるという後遺症が。。。あ、そうそう、ニッポン現代話はあまりのシュールさに二度読みしてしまった。読了日:09月22日 著者:花輪 和一そらトびタマシイ (アフタヌーンKCデラックス)なんだか、心がざわざわするような、怖さと魅力を持った短編集。特に、表題作の音霊(おとだま)のイメージは何とも凄まじく気持ち悪いのに美しかった。五十嵐さんの作品にはいつも独立不羈というものを感じる。父親と死に別れた少女も、熊を殺した少年も、猫と一緒に親を待ち続けた少女も、皆孤独でありながらその魂は揺ぎ無い。。。五十嵐さんの描く、そんな不羈の魂の姿にいつも背筋が伸びる思いがする。読了日:09月22日 著者:五十嵐 大介 読書メーター 中盤はお勧め本&借り読み本が主でした。東京ゴーストトリップは言わずもがなのzorokyoさんから。ネタ的にはこのあたりで打ち止めるのが正解かなあと思いました。潔くてこの作品らしい終わり方だったんではと思います。ただ、回収されてない伏線があるのがちょっと残念でしたが。荒川アンダーザブリッジは駱駝ちゃんから。私は、やっぱり常識にとらわれるA型人間なんだなあと、こういう作品を読むと思ってしまうんですよね~。あまりにシュールな設定だと、馴染むのにすごく時間がかかってしまうんです。もう随分慣れてきたので面白くなってきたんですが、未だに「その水綺麗なのか」とか「村長は臭くないのか。星も。」とか「ベッドどこで拾ってきた!」とか「服洗ってんのか」とか、非常に瑣末なことが気になってしょうがありません。お風呂も洗濯も一応謎は解消したんですが、でも、基本荒川の水は大丈夫なんだろうかと言う疑問は払拭されておりません。花輪さんは、最近小さくまとまってきたのかと思ったら、トンデモありませんでした。やはり天才なのか。シュールすぎる~~。 9月の読書記録【3】へ
2009.10.07
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9月の読書メーター読んだ本の数:31冊読んだページ数:3720ページ花狂ひ新刊!と思って喜び勇んで買ったのですが、最初の2編以外は再録でした。とにかく画力はあるし、ストーリーも飄々とした感じで悪くはないんですが、何かが足りない感じがするのですね~、この人の作品は。。。読了日:09月02日 著者:下村 富美マンゴーの涙 (フラワーコミックス)上手い人というのはやはり最初から上手いのだなあ。マンゴーの涙、古典的なストーリーだけど舞台をベトナムに移したことで、素朴さがかえって味わいになった。女ホームレスの話は面白かった。自由に生きる、まともに生きるというのがどういうことなのか考えさせられる作品。読了日:09月04日 著者:小玉 ユキふたりの証拠 (Hayakawa Novels)離れ離れになった双子の片割れリュカの、半身をもがれたような喪失感が痛々しい。 「苦しみは減少し、記憶は薄れる」しかし消えうせることは無い。そんなどうしようもない痛みを心に抱えた人間は、他人に心を開くことは二度とはないのだろうか。一つ屋根の下に暮らしながらも気持ちが繋がらない。そんな不安さばかりが心に残った。読了日:09月04日 著者:アゴタ クリストフ,アゴタ・クリストフ第三の嘘 (Hayakawa Novels)どこまでが嘘で、あるいは幻想か悪夢なのか真実なのか、まるで万華鏡を見ているような気分になった。それにしても1冊1冊の印象がこんなに違うのに、一貫した物語と思えるのは何故なんだろう。あまりにも斬新で、あまりにもとりつくしまが無い。類稀なる物語だとは思う。理解はしがたいが。読了日:09月08日 著者:アゴタ クリストフBeautiful Sunset (フラワーコミックス)表題作は、若いからこそ描ける、フレッシュで青くてそして爽やかな恋だなと思う。昔の魚喃キリコをちょっと思い出した。 じいちゃん上手いな。読了日:09月08日 著者:小玉 ユキ 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 幻想綺帖 一 (ソノラマコミックス 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)文学作品の中でもしっとりとした幻想譚をコミカライズした作品。題材選びが波津さんらしいなあと思う。モンゴメリがあんな作品を描いていたとは全然知らなかった。原作も読んでみたい。読了日:09月11日 著者:波津 彬子幻覚ピカソ 2 (ジャンプコミックス)性同一性障害の話は切なかったな。 ピカソって、自分の事ばっかり考えてて他人に壁を作ってと、年の割に未分化なところを多く持つ少年だと思うのだけど、1巻に比べて、少しずつだけど友達が増えたり人当たりも随分ましになってきたような気がする。ピカソ自身がいつそういうことに気づくのかが気になるな。ジャンプでこういう作品を連載するのは意義のあることだと思う。子どもたちに読んで欲しい。 しかしだんだんピカソが不憫になってきたな~(笑)。読了日:09月11日 著者:古屋 兎丸岳 10 (ビッグコミックス)今回はさりげないエピソードが多かったけれども、山に出会って変わったもの、山に登って再認識したものなど、どれもふっと心に沁みる話だった。ナオタはかわいいねえ。「長生き」!読了日:09月11日 著者:石塚 真一荒川アンダーザブリッジ (1) (ヤングガンガンコミックス)聖おにいさんから入ったので、絵を見てびっくり。成長。。。したんですね。しかし、すっごい話だなあ。先の展開が読めない。今はまだ面白いのかなんなのかよく分からないし。とりあえずも少し先まで読みます。読了日:09月11日 著者:中村 光魚舟・獣舟 (光文社文庫)う~ん。どうも全体的に後ろ向きで感傷的に過ぎるのが気になる。 一番気に入ったのは真朱の街。百目の設定はぞっとして面白い。ぜひ高橋葉介さんに挿画を描いてもらって、連作希望。最後の話は何でここで終わるの?って思ってたら、別の作品の前日譚のようで。なるほど。この決着がどう付くのか、読みたい気がする。読了日:09月13日 著者:上田 早夕里読書メーター9月の読書記録です。この10冊の中では、悪童日記に続く連作の「ふたりの証拠」「第3の嘘」があまりにも衝撃的で呆然としてしまいました。この3連作ほど、1冊1冊の読後感が違う話をいまだかつて読んだ事がありません。誰もが戦争のトラウマを引きずっていて、愛の不在を実感させられる話なので、打ちのめされるし、そうとう辛いのですが、この不思議な読書体験は得難いものがあると思います。お勧めです。コミックスでは波津さんの幻想綺帖、彼女の真骨頂と言いますか、それぞれの文学作品をモノにしているなあと思いました。小玉さんの初期作品は、お見事でした。最初から危な気無い仕上がりで、やはり上手い人だったんだなあと実感する2冊でした。では次の10冊へ。
2009.10.07
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家守綺譚 梨木香歩著nanaco☆さんのブログで紹介されていた家守綺譚を読みました。写真は、作中に出てきた草花です。昔撮り貯めた中から少し。。。 サルスベリ posted by (C)てんてん(^^)/大学を卒業してそのまま文筆家としての道を歩み始めた綿貫征四郎は、亡き親友高堂の父親から家の守を頼まれる。言われるままこの家に移り住む綿貫だったが、ある嵐の夜床の間の掛け軸からボートを漕ぐ音がする。掛け軸の水辺から高堂が会いに来たのだった。 ヒツジグサ posted by (C)てんてん(^^)/ モクレン posted by (C)てんてん(^^)/不思議な物語である。死んだ筈の親友が掛け軸から度々訪ねて来る。サルスベリが自分に懸想する。河童衣を拾い上げる。狐狸には化かされる。犬は仲裁する。怪異だけれど、どこと無くユーモラスでいとおしい。何とも暢気な綿貫と(高堂に半ば強制的に飼わされてしまった)名犬ゴローが、この世とあの世の間をふわりふわりと軽やかに漂っている風情がある。紅葉 posted by (C)てんてん(^^)/しかし、そんな飄々とした中にも時折無性に切なさがこみ上げることがある。それは、どんなに曖昧に見えても自分と親友との間に確実に越えられない一線があるからなのかもしれない。「あちら」と「こちら」。水底の世界で、力強い言葉でこちらを選び取った綿貫に、高堂は何を思っただろうか。だが、綿貫もいつかはあちらへ行くことだろう。そのときまで、この二人の奇妙で曖昧な交歓が続くことを願うばかりだ。 ヤマハギ posted by (C)てんてん(^^)/ふきのとう posted by (C)てんてん(^^)/さてこの物語は、 各章のタイトルにゆかしい草花の名が冠されている。それは、この不思議な物語にほんのりと色を添えている。また、明確に語られてはいないが、舞台となる山科の疎水や深い山々。峠の上から見る琵琶湖、瀬田川。遠くは鯖街道、朽木村、余呉に鈴鹿の峰々。。。実在の場所なのに、何だかまるで夢の世界にでもいるような。。。その見事な風景描写に思わずため息が漏れる。琵琶湖のほとりに住む者にとってはなお一層、懐かしくも切ない郷愁に包まれる贅沢なひとときであった。 桜 posted by (C)てんてん(^^)/
2009.10.02
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そろそろ飽きてきたでしょうが、もう最後です。(笑)山を下りて、関ヶ原町歴史民族資料館に行ってきました。まあ、はっきり言って規模としては小さい町の資料館なんですが、何故か駐車場が停められないくらいいっぱいでビックリしました。関ヶ原資料館 posted by (C)てんてん(^^)/みつなり~ posted by (C)てんてん(^^)/滋賀県民は敗軍の将ですがとりあえず三成で。(笑)別に好きでもなんでもないんですが、(爆)こういうところ来ると何故か身内感覚になってしまうから不思議ですね。私のイメージへうげものの三成(笑)なんで、全然萌えないんですけどね。 家康最後陣跡 posted by (C)てんてん(^^)/資料館の向かいにある公園が、実は徳川家康の最後の陣跡だそうで、こんな石碑が建っております。実は関ヶ原町中、いろんな武将の陣跡がそこかしこにあって、それぞれ石碑や家紋の入ったのぼりなんかが建ってるんです。それぞれの陣跡をめぐって合戦の様子に思いを馳せるのも面白そうですよね。次は関ヶ原を目的に遊びに来るのもいいなあと思いました。 看板 posted by (C)てんてん(^^)/ 立て札 posted by (C)てんてん(^^)/ここでこんな血なまぐさいことをやってたんですかね~。(;^_^A ゲームではなく、戦争だったんだって事を実感してしまいます。 伊吹山お土産 posted by (C)てんてん(^^)/ってことで、恒例のお土産公開~。これは伊吹山寺で買った魔よけの数々。この鬼のお札は役小角が使役した鬼なんですかね。左の鈴が可愛いんですよ。 虎鈴 posted by (C)てんてん(^^)/こんな顔。どうも虎らしいんですが、かばんにつけてたらうるさくてwwwどう考えても魔避けというより、熊避けの鈴でしょう。 飴 posted by (C)てんてん(^^)/これは関ヶ原で。資料館の展示はまあそんなもんかって感じだったんですが、ミュージアムショップがすごくて、どこの戦国ショップだよ状態になっておりました。あの資料館で一番熱いスポットでしたね~~。売り上げがハンパ無い。。。腐女子すげーよ。さて、写真は金太郎飴なんですが、家紋なんですよ。どうやって作るんだか知りませんが、職人の手作り飴だそうです。信長は南蛮びいきということで葡萄酒味、 三成は三献の茶にちなんで抹茶味と、なかなか考えてあります。もっとも、家康は苺味でしたけどね。(笑) クリアファイル posted by (C)てんてん(^^)/武将クリアファイル。左が三成、右が伊達政宗でございます。このデザインは結構いいなあ。(伊達の紋の雀の顔がやけに可愛いのよね。)ただ、外に持って出るのはちょっと勇気が要りますな。他にも織田家の家紋シールだの、コップだのお猪口だの、3人それぞれが買いましてトータルすると結構な金額になってしまいました。まあ、ほとんど、家でゴロゴロしてる腐女子姉へのお土産ですwってことで、我が家のシルバーウィーク報告を終わります~。
2009.09.29
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シルバーウィーク2日目、伊吹山に登ってきました。伊吹山からの眺望はこちら→■ 秋のお花畑 posted by (C)てんてん(^^)/ さて、今日は伊吹山で撮って来たお花です。これが山頂お花畑の様子なんですが、秋は流石に地味ですね~(;^_^A 。でもよく見るとたくさんの素敵なお花が咲いているんです。まずは、芒みたいに細長いお花がたくさん見えると思いますが、アップで見るととても綺麗なんです。それがこちら。↓ サラシナショウマ posted by (C)てんてん(^^)/壜洗いみたい。 じゃなく。とても清楚で、青空に映える花ですね。 テンニンソウ posted by (C)てんてん(^^)/何でテンニンソウって名前が付いたんでしょう。この立ち上がる花を天人に見立てたんでしょうか。 センニンソウ posted by (C)てんてん(^^)/天人の次は仙人ですよ。実はこの花、ブログお友達のところで見て一度出合いたいと思っていたんですよね。それも、名前の元になったこの仙人のおひげの姿で出合えるとは!ほんと、ユーモラスな形だなあ。 ミツバベンケイソウ posted by (C)てんてん(^^)/この花は弁慶草の仲間で、多肉植物系の肉厚の葉っぱです。ただ、本当にミツバベンケイソウなのか、かなり迷いました。生育している場所で随分花姿が違うんです。こんな赤い花をつけているのが他になかなか無いんです。でも、伊吹山で撮られた他の方のミツバベンケイソウを見たら、やはり花が赤みを帯びていて、葉っぱも照りがあり肉厚と、特徴が酷似していてやっと確信しました。しかし、こんなに花が赤いのは伊吹山だけなんでしょうかね。 ナギナタコウジュ posted by (C)てんてん(^^)/薙刀香じゅという字を書きます。形がなぎなたに似ているからだそうです。全草に強い芳香をもつとありますが、写真を撮っているときはよく分かりませんでした。摘むと香りがするのかもしれませんが、伊吹山の草花は採っちゃ駄目ですからね~。どんな香りがするのか気になります。 コイブキアザミ posted by (C)てんてん(^^)/こちらは伊吹山固有種のアザミです。実はイブキアザミという花もあったのですが、撮ってる時はそんなこと知る由もありません。ちょっと感じの違うアザミがあるなあって思ってたんですが、スルーしてしまいました。ああ、残念な事したなあ。。。この、コイブキアザミは、これでもかって言うくらいとげとげで怖い。絶対ここで尻もちつきたくないですね。 オオハナウド posted by (C)てんてん(^^)/せり科の特徴ばりばりのこの花は、大花独活。滋賀県では鈴鹿と伊吹山でしか見られない花だそうです。近寄ってみるととても綺麗ですね。周りの花が大きいのが見分けるポイントだそうです。 イブキフウロ posted by (C)てんてん(^^)/フウロソウの仲間はたくさんあるみたいで、イマイチ自信が無いんですが、多分イブキフウロではないかと思います。普通に私たちの身近に咲いているアメリカフウロと、基本的には同じような形ですが、花が随分大きいです。何か園芸品種の花なのかと思ってしまいました。可憐な花です。 アキノキリンソウ posted by (C)てんてん(^^)/これは割とどこにでもありますかね。黄色の花が少なかったので。。。 クサフジ posted by (C)てんてん(^^)/これ、葉っぱだけだとカラスノエンドウだと思っちゃうんですが、お花がちょっとゴージャスでしょ?クサフジといいます。確かに花の付き方が藤のようですね。 イブキトリカブト posted by (C)てんてん(^^)/イブキトリカブトです。ひえ~、猛毒~!!そう思ってみると何となく毒々しい気がしますが、寂しい色合いの草原の中でひときわ目を引く紫色が美しい花です。 イブキコゴメグサ posted by (C)てんてん(^^)/この花は群生する姿がとても愛らしい花です。この花も伊吹山固有種のようです。 リンドウ2 posted by (C)てんてん(^^)/野生のリンドウを初めて見ました。園芸種と比べると色が淡いですね。でも、荒地にしがみついて咲いているたくましさも感じます。 でもやっぱり、山の中にリンドウが咲いてるなんて少し不思議な気がしますね。がんばって毎年咲いて欲しい。 いかがだったでしょうか。秋の山は地味に見えますが、なかなかどうして、みんながんばって花を咲かせているものですね。
2009.09.27
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小学校の運動会はこちら→■ 長かったシルバーウィークも終わっちゃいましたが、皆さんいかがお過ごしでしたか?あ、おっと、ズルして過去の日付に日記書いてるのに、バレバレですね。(^。^;)てんてん(^^)/一家の20日(日)は、滋賀と岐阜との県境に位置する伊吹山に登ってきました。この山は滋賀県で一番標高が高くて、1377.3mあります。いつもお仕事で登っている観音寺山が430mくらいですから、たっぷり3つ分重ね合わせたくらいありますね~。む、むろん、車で行きましたよ。(爆)でも、駐車場から山頂まででも結構息が上がるハイキングコースになってます。(歩くの苦手なんだよぅ)山頂 posted by (C)てんてん(^^)/はい。やっとの思いで山頂に着きました。子どもは元気なんですよ。私がヒ~ヒ~言って登ってるのに、先へ先へホイホイ登っていくんですよね。む~、親の威厳が~~!!落ちるー!! posted by (C)てんてん(^^)/ちょっと下を覗いて撮ってみました。あ~こわ。。。{{{{( ▽|||)}}}}こういうところ来ると人間の小ささを思い知りますね。 ※※※※ posted by (C)てんてん(^^)/さて、この建物、何か分かります?最初、何だ?このログハウス、みんな続々入ってくし。。。なんて思っていましたが、実はれっきとした天台宗の修験道のお寺なんです。その名も大乗峰伊吹山寺。なかなか由緒のあるお寺のようですが、山頂本堂が完成したのは意外に新しく、平成3年のことのようです。お寺のような、山小屋のような独特の雰囲気のあるお寺ですね。 滋賀県側 posted by (C)てんてん(^^)/伊吹山からの眺望です。滋賀県側はやはり琵琶湖が目を引きます。ちょっとかすんでいますが、沖ノ島や竹生島もはっきり見えました。いつも見上げている山々が全て眼下に。何だかいい気分です。 岐阜県側 posted by (C)てんてん(^^)/こちらは岐阜県側。お隣の県なんですが、実はあんまり行った事が無いんですよね。山の向こうは濃尾平野でしょうか。とりあえず広くてまっ平らですね。随分雰囲気が違うもんですね。 親子 posted by (C)てんてん(^^)/マコとパパで~す。チコは、もうついて来ないのよね~。大きくなるとつまんないですな~。 怖い階段 posted by (C)てんてん(^^)/この階段が怖くてねえ~。パパさんで見えませんけど、ずーっと続いております。まっさかさまに転げ落ちそうでゾクゾクしました。ちなみにマコは蜘蛛を見てます。(笑) 気圧変化! posted by (C)てんてん(^^)/山の上から持って帰ってきたペットボトル。。。気圧変化でこんなことに!\(◎o◎)/1300mで、結構気圧って変わるもんなんですね。ちょっとびっくり。 ところで、山から下りてきたここは、関が原。いわゆる歴女の聖地でございます。時間が無くてほとんど写真は撮れなかったんですが、今妙に熱いスポットになっております。そのあたりのこと、それから伊吹山の草花を次回はご紹介いたしますね。
2009.09.20
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日本晴れ2 posted by (C)てんてん(^^)/9月19日は小学校の運動会でした。お天気が心配だったんですが、ピッカピカの晴天、台風の名残の風がかなり強かったのですが、涼しくてすごしやすい1日になりました。 1位だ~! posted by (C)てんてん(^^)/1種目目は100m走でしたが、なななんと、マコさん1位じゃありませんか!?これは生まれて初めてのゴールテープを切るという快挙。まあね。一人お休みで、二人しか走ってないんですけど、それでもがんばった!1位だなんてもう2度と無いかもしれn(ry ごほごほっ。 新入児レース posted by (C)てんてん(^^)/こちらは新入児レース。毎年恒例のレースでして、来年6年になる5年生の子が、来年新入学してくる5歳児の子どもの手を引いて、黄色の帽子とランリュックをつけさせて走るんです。これ言うと怒られるんだけどね。なんだか、お姉さんらしく走ってるわけですが、大きさがあんまり変わらないんだよね。(爆)ちっちゃいけどがんばってる感じがして、好きな1枚です。 ここからは組体操です。マコの妙技をしばらくご覧下さい。(笑)組体操1 posted by (C)てんてん(^^)/組体操2 posted by (C)てんてん(^^)/組体操3 posted by (C)てんてん(^^)/組体操4 posted by (C)てんてん(^^)/組体操5 posted by (C)てんてん(^^)/練習の時、最初は逆立ちが出来ずに嫌がっていたんですが、それが出来るようになると俄然楽しくなったみたい。本番では全ての演技を成功させて、とても嬉しそうな表情でした。ところで今年は5年生は4段塔は作りませんでした。(チコが「なんでせーへんのよ~!」とぶーたれてた。(笑)ヤツは5年6年両方塔の1番上を勤めましたからね~。)やるとなったら、マコは1番上だろうし、私は無くてちょっとほっとしたかも。でも来年は1番上かなあ。ちょっとドキドキです。 今年は総合優勝ならずでしたが、マコ個人としては上々の運動会だったようです。
2009.09.19
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今晩は。今日は朝からまぶたのピクピクが止まらないてんてん(^^)/です。 お仕事柄ということもありまして、「火天の城」見て参りました。遠景シーンが映る度に、これはどこだろうとか、この安土山は良く出来てるとか、築城前なのに大手道が映ってるぞとか、随所にいらぬツッコミを入れながら楽しく見てきました。 「火天の城」「安土の山一つ、城にする。天主は五重。建てられるか!」熱田の宮大工、岡部又右衛門はそんな天下の武将織田信長の問いに即答する。「建てまする。」と。かつて戦を描かない戦国時代物のドラマがあったでしょうか。この物語の主人公は織田信長でも豊臣秀吉でもなく、一介の職人、前代未聞の巨大建築を初めて具現化した宮大工岡部又右衛門と、彼を支える名も無き職人達とその家族の物語です。キャストは、西田敏行さん。この方は本当に味のある演技をされますね。この人がしゃべると、一つ一つの台詞が深みを増すのが凄い。そして、信長役の椎名吉平さんは良かったですねえ。この方、もともと細面とは言えないと思うんですが、何故かあの肖像画のイメージがかもし出されるから不思議。身体も随分絞ってこられたのかなあと思いました。役者さんって凄いですね。あと、木曽の甚平衛役の緒方直人さんも見事な迫力で、あの目の光には息を呑みました。 さて、物語中一番面白いなあと思ったのは当時の職人の心意気でしょうか。時は戦国時代ですから、武士達は無論毎日が死と隣り合わせであったでしょうが、そういった人々の周りに居た庶民も実は毎日が死ぬか生きるかの瀬戸際に立って生きているんですね。一つ間違えばあっという間に打ち首。そんな緊張感の中にあったからこそ、柱一つ建てるのも石一つ動かすのも、その一挙手一動が真剣勝負にならざるを得ないのでしょう。又右衛門の台詞には「木の声を聞いてやる」「木組みは心組み」というような印象的な言葉がいくつか出てきますが、この五層七階建てという途方も無い巨大建築を人力だけで組み上げるということは、まさに、職人達の心が一つに組み合わさり、物の心さえも知ってこそなし得た快挙なのかもしれません。それにしても。。。城の設計はコンペ形式で行われるんですが、こんなコンペ勝ち残りたくない~。勝って建てるのも命がけ、さりとて辞退なんかしたらそれこそ首が飛ぶかもしれない。現代人だったら、そんな面倒な仕事、わざと落ちるような図面引いて、穏便に退こうとしてしまうんじゃないでしょうか。失敗すれば命は無い。それでも自分が建てるのだと思う又右衛門の情熱は、半分妄執のような気さえしてきます。しかし、そんな全身全霊をかけた真摯な思いだからこそ、人を動かしていくのでしょうね。木曽の甚平衛とのシーンはまさにそんなシーンでした。見事な親柱が立ち上がる頃にはもう胸がいっぱいになっておりましたよ。 (πдπ) なんでしょうか、この熱さは。多少、泣かせようとしすぎる所が暑苦しかったり、どうも、男の人が考えた女の理想像が「しょーがねーなー」って感じだったりするんですが、そんな事を差し引いても、一つの夢を築き上げた熱い男達の姿は感動に値するものだったと思います。 実際には、安土城があんな姿をしていたのか、吹き抜けが有ったのか無かったのかも含め、裏付けられる確固たる資料がなく、その真相は誰にもわかりません。が、だからこそたくさんの研究者や歴史ファンの心を捉えて離さない夢の城であり、現存のどの城よりも印象深い城であるのかもしれませんね。歴史マニアのみならず、物作りの好きな人なら一見の価値がある映画だと思いました。
2009.09.16
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イメージが結ぶ100の言葉と100の本という質問に答えていくうちに、昔買い逃していたものがぞろぞろと明るみに出るというとんでもないことに気づく羽目に陥ってしまいました。(この質問、フリーページにまとめました。一覧で見るのもまた楽しいかも!?)私の若い頃はインターネットなど影も形も無い時代でしたから、どんなに好きな作家の本でも、書店で遭遇することが無ければ存在を知るすべも無かったんです。たまに出版案内の冊子なんかを眺めてバックナンバーを注文しても、なかなか買えませんでした。注文してから何ヶ月も待たされるのはざらでしたし、その挙句「絶版品切れです」と言われて終わりだったり、入荷したにもかかわらず店に品出しされて売れてしまったり。大体書店側も客注って面倒だったのか、何となく嫌そうにされることも多かったような気がします。それを思うと今は本当に便利な世の中になったもんですね。好きな作家を検索すれば、古い本でもあらかた手に入れることは可能だし、新刊予定もきっちり分かる。若い頃にこんな便利なものがあれば買い逃さずに済んだかもしれないと思うと悔しいなあ。(まあ、お財布がついていかなかったでしょうが。)てなことで、ここからはそういう本の覚書。無茶苦茶欲しいですが、ほぼ入手困難な本ばかりときてます。プレミアがついてるのもあるし。。。あああ、あの頃にタイムリープしたい。 たいした問題じゃない 速星七生速星七生さんは月刊デュオの創刊とともにデビューして廃刊とともに漫画業界を去った人です。何でも学校の先生との2足の草鞋で、職場がバイト禁止だったため(そりゃそうでしょうな)デュオ廃刊と同時に本業に専念したと言うことなんでしょうね。私は内田美奈子さんが連載を始めてから読み始めたので(そのときはすでにナナオの症候群を描いていた)、この作品の存在すら知りませんでした。( ┰_┰) シクシクちなみにアマゾンでは3,192円でした。 パーム・ブック 伸たまきこちらはパームのお楽しみ本だそうで、小説やエッセイ、対談などが入ってるそうです。これは意外に安く手に入りそう。 虹神殿 鳥図明児水蓮運河の鳥図さんのもう一つの代表作。これは実はあの頃とても欲しかった本なのですが、当時ハードカバーの豪華版で出ていて、私のお小遣いでは手が出せなかったのです。それ以来忘れてました。(笑)これも入手困難だなあ。。。 竜の夢その他の夢 佐藤史生こちらは「夢みる惑星」のイラスト集。他に後伝的なふたつの作品とインタビューが収録されているらしい。こちらはアマゾンでは8800円ついてるなあ。>┼○ バッタリ雑誌を読んでなかったというのが敗因でしょうか。実に見事に買い逃しています。(笑) それからこのムーンロスト【2】星野之宣これがもう無いのよね~、どこを見ても。。。やっぱり無理やりでも2冊一緒に買うべきでした。でも星野さんの本は高いのよ~~~。こっち買っとくかなあ。。。これ全部手を付けたら結構な金額になりそう。(なんでボチボチ攻めていくつもり)復刊コムに投票はしたんだけど、復刊してくれないでしょうかね~。はっきり言って今日の話題は全く自分のための覚書ですね。はい。
2009.09.12
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8月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:4446ページ東京ゴースト・トリップ(3) (冬水社・いち*ラキコミックス)読了日:08月29日 著者:葉芝 真己 東京ゴースト・トリップ(4) (冬水社・いち*ラキコミックス)この表紙の構図、好きだなあ。 節の子供時代が切なかった。だけど、彼のギャンブル人生はこんな頃から始まっていたのね。この作品、7巻で完結らしいけど、さてこの伏線は回収されているんだろうか。読了日:08月29日 著者:葉芝 真己東京ゴースト・トリップ(5) (冬水社・いち*ラキコミックス)4巻から5巻に跨っているクリスマスストーリーが好き。ゴージャスイケメン勢ぞろいに思わずタメイキ。(笑)まあ、常にぞろぞろ団体行動なんですが、やはりファッションもキメキメだと見栄えがしますね。読了日:08月29日 著者:葉芝 真己悪童日記 (Hayakawa Novels)腕白小僧の楽しい毎日的なものを想像していたので、驚愕の内容でした。双子に感情移入できるところもあれば、嫌悪を感じる部分もありなんとも複雑な読後感。ラストは意表を衝かれました。続きが読みたい。。。読了日:08月30日 著者:アゴタ クリストフ,クリストフ、アゴタ,Agota Kristof風になって うたになって (冬水社・いち好きコミックス)読了日:08月31日 著者:葉芝 真己 読書メーター8月最終週はzorokyoさんウイークでした。交霊とかって実際信じてる訳じゃないんですが、漫画の題材としては面白いですよね。亡くなってしまった大切な人と、言葉を交わしたいという願望がやっぱりどこかにあるのかもしれません。悪童日記はいろんな人に薦められていていつかは読みたいと思っていたのですが、全く想像を絶する物語でした。平和に慣れきっている日本人には決して思い至ることの無い心情だと思います。
2009.09.09
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8月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:4446ページ3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)優しくてあったか~いおこたのような誘惑を拒絶しなければ生き残っていけない。勝負の世界って大なり小なりそういうストイックな精神が無ければ勝ち残っていけないのだろう。一見甘甘にしか見えない羽海野さんのタッチからは想像できないシビアでぎらぎらした世界だ。ここに来てそのぎらぎらにほれた。とりあえず、島田後藤、二人のおじさんがかっこよすぎる~。肉食系だ~!!ストレスで摂食障害とかなってる場合じゃないぞ>桐山。 ところで、二階堂君って10歳くらい若返ってませんか???誰か分からなかったよ。読了日:08月15日 著者:羽海野 チカ坂道のアポロン 4 (フラワーコミックス)お母さんとの再会は、もうどうしようもなく落涙。後半のそれぞれの恋愛模様も、どうしようもなく胸苦しい。「もうみんな、恋愛なんかやめてしまえばいいのに」至言である。読了日:08月15日 著者:小玉 ユキ百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫 JA (6))こんな無常感の漂うラストだとは。中学生の時に読んで挫折、高校生の時に萩尾望都のコミカライズでこんな話だったのか~と思ってから四半世紀(笑)。ようやく読み通した今、萩尾版はこんなんだったっけと思ってしまいました。もう一度漫画も読みたいな。 ところで、聖お兄さんを読んでからこの作品を読むと何だか複雑な心境です。(笑)読了日:08月21日 著者:光瀬 龍鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス)憎しみに駆られて殺すのは悪くて、冷静に殺すのならいいのか。。。最近ラストの最期のシーンをアニメで見たところだったので、ちょっと複雑な気持ちになりました。読了日:08月21日 著者:荒川 弘獣の奏者 (3)探求編かゆいところに手が届くというか。。。(笑)知りたいことがいろいろわかって気持ちがいいですね。でも、どこへ向かうのも茨の道のようなエリン。王獣と心を通じ合わせることがいったい何の扉を開くことになるのか。。。世界観も更に広がってますます目が離せない展開に。。。エリン一家が幸せになる道は開けるのでしょうか。読了日:08月22日 著者:上橋 菜穂子ねこだらけ (モーニングKC)奇跡のコミックス化!あの不定期掲載でよくコミック化できたなあ!表紙になごむわぁ。 ほとんど台詞なしなんだけど、可笑しいなあ。大好きだ!読了日:08月22日 著者:横山 キムチ獣の奏者 (4)完結編周到に隠蔽された秘密にはやはりそれだけの理由があったわけだが、隠蔽されるほど真実を知りたくなるのもまた人間なのだった。全てを白日の下に晒そうとしたエリンの踏み出した一歩はまるで茨の道で、その上多くの人を巻き込むことになったが、それも実は臭いものに蓋をしたアウォーロウのような人たちの責任でもあるのだと思う。辛いラストではあったが、かくして王獣は解き放たれ、人間は身の丈にあった生活を手に入れたのだ。しみじみと良かったなあと思う。読んだ後に表紙を見てまた胸が熱くなった。読了日:08月23日 著者:上橋 菜穂チェーザレ 7―破壊の創造者 (KCデラックス)教皇か皇帝か。これはまさにチェーザレの人生そのものを表している。聖人としての道を歩みながら、心はどんどんと乖離していくチェーザレ。今巻は、今後のチェーザレと15世紀のイタリアをより深く理解するために重要なステップなのだろう。しかし、日本の漫画もここまで来たかと思う。歴史や文化を掘り起こし、視覚的に高い技術で復元した本書は正にルネッサンスそのものである。読了日:08月24日 著者:惣領 冬実ピアノの森 16 (モーニングKC)本誌掲載があまりにも飛び飛びなので、コミックスでまとめて読むと非常に新鮮でした。小学生の頃のカイが懐かしく、ショパンのプレリュードの旋律とあいまって胸が熱くなりました。雨宮、シマノフスキ、パン・ウエイと阿字野のその後が気になりすぎ!早く続きが読みたい。キリキリ連載してほしいものです!読了日:08月24日 著者:一色 まことバルサの食卓 (新潮文庫)これは美味しそう。読みながら、何度ヨダレをごっくんしたか。(笑)いろいろ試したいけれど、ファコとノギ屋の鳥飯、タンダの山菜鍋(特に味噌味)は是非試したい。料理と作品世界と上橋さん自身の体験があいまって、更に上橋文学の奥行きが増したような。。。これを食べながら、バルサやチャグム、エリンたちに思いを馳せるのもいいですね。読了日:08月28日 著者:上橋 菜穂子,チーム北海道 読書メーターこの10冊は強烈な作品ばっかりだな。8月は充実した読書ができました。また感想上げるつもりですが、獣の奏者の3.4巻は壮絶でした。上橋菜穂子という人の才能は恐るべきものだと思います。バルサの食卓も、予想以上に良かった。借り物だったので実際作りはしなかったのですが、是非自分で購入していろいろ試したいなあと思いますね。
2009.09.09
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