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2015.09.12
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【楽天ブックス・送料無料】寺山修司からの手紙 [ 寺山修司 ]山田太一・編

■ 編者からのメッセージ

飾りのない日々を  山田太一 
 寺山さんの晩年、一番近くにいらした女性は田中未知さんでした。「時には母のない子のように」などなどの作曲家です。
 その未知さんが私あての寺山さんの手紙を長いこと大事に持ってくれていて、本にしたいといって来られたのです。よく持っていてくれたなあと思いがけなかった。嬉しかった。
 なぜ私あての手紙を未知さんが持っていたかというのは長くなるので本に書きました。
 寺山さんと私は大学の同級生で、手紙はそのころのものです。大学といっても、いまの人より栄養も足りず情報も少く、後期少年時代とでもいうころだったなあと思い出します。
 寺山さんが病気になり面会が制限され、それで手紙のやりとりをすることになったのでした。
 そのころすでに寺山さんの俳句も短歌も見事なものでした。死後代表作の一つに選ばれる作品を生み出していました。筆蹟もほぼ完成していることに驚きます。みずみずしいころの、飾りのない日々がここにあります。

■ 目次



手紙
山田太一宛 寺山修司未発表書簡
および 寺山修司宛 山田太一未発表書簡
昭和30年(1955年)
昭和31年(1956年)
昭和32年(1957年)
昭和33年(1958年)
参考資料 寺山修司未発表日記より  抜粋 田中未知

寺山・山田書簡関連アンソロジー
森での宿題 抄  寺山修司(『われに五月を』より)
十八才の日記  寺山修司(『ひとりぼっちのあなたに』より)

弔辞  山田太一

過去から現在・現在から未来  田中未知
手紙のころ  山田太一

■ PROFILE

寺山修司(てらやま しゅうじ)


山田太一(やまだ たいち)
1934年生まれ.早稲田大学卒業後,松竹で木下恵介監督のもと助監督を務める.1965年,脚本家として独立.以後,「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」「キルトの家」「時は立ちどまらない」「ナイフの行方」など数々の名作ドラマを手がけ,NHK放送文化賞,向田邦子賞,菊池寛賞などを受賞.戯曲・小説・エッセイも精力的に執筆し,『異人たちとの夏』(新潮社,山本周五郎賞受賞),『月日の残像』(新潮社,小林秀雄賞受賞)などがある.

田中未知(たなか みち)
1945年生まれ.作曲家・プロデューサー.「演劇実験室・天井桟敷」の旗揚げからのメンバーとして制作・照明を担当.自らの創作活動のかたわら,寺山修司の死までの16年間,公私にわたるパートナーとして彼を支えた.主な著書に『質問』(アスペクト),『空の歩き方』『寺山修司と生きて』(新書館)など.



朝日新聞より、↓
劇作家の故寺山修司さんと脚本家の山田太一さん(81)が、若き日に交わした書簡55通が、山田さんの編集で書籍として公開される。政治や芸術について語り合ったり、恋の悩みを打ち明けたりと、のちに表現者として大成する2人が切磋琢磨(せっさたくま)した青春時代がありありと浮かんでくる。

 2人は1954年に早大教育学部に入学した同級生。寺山さんが腎臓を患い長期入院したのを機に、手紙のやりとりを始めた。

 寺山さんが自著で一部を紹介したことがあり、存在自体は知られていて、ファンは出版を待望していた。今回、寺山さんが山田さんに宛てた46通と山田さんから寺山さんへの9通を一冊にまとめることになった。

 寺山さんが山田さんに宛てたはがきには「フラレタ、フラレタ(中略)ひでえ女だ。魚を引きずってやがる。魚は病気です。魚は、僕だ」(55年11月28日付)と悲恋を吐露するなど、山田さんへの信頼の厚さがうかがえる。山田さんも、57年10月7日付の書簡で、寺山さんに自殺を心配させたことをわび、「少しの憂鬱(ゆううつ)と少しの怠惰だけだった」と打ち明け、「君を僕は好きだ」と友情を誓っている。

 山田さんは出版に際し、当時を「後期少年時代」と懐かしみ、「みずみずしいころの、飾りのない日々がここにあります」とコメントを寄せている。

 「寺山修司からの手紙」(岩波書店)は9月11日に刊行された。(板垣麻衣子)





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Last updated  2015.09.15 01:08:02
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