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清吉 「お前ら───。 いいか───。 敗けて逃げるんだぞ。」雪子。清吉 「二十何年いっしょに働き───お前らの苦しさも、悲しみもくやしさも、わしは いっさい知ってるつもりだ。だから他人にはとやかく言わせん。他人にえらそう な批判はさせん。しかし、わしには言う権利がある。」純。雪子。清吉 「お前ら敗けて逃げていくんじゃ。」 純。清吉 「わしらを裏切って逃げ出して行くンじゃ。」 純。清吉 「そのことだけはようおぼえとけ。」定本 北の国から(倉本聰 理論社より引用)連ドラ第三話より北海道に来て一週間。体質が北海道には合わないと五郎にうったえた純は、東京から来た母親の妹、雪子おばさんといっしょに東京に帰ることになった。布部の駅まで清吉おじさんに送ってもらったふたりは、汽車を待つ間、清吉おじさんから話を聞かされた。昔、いっしょに入植した仲間が農家を廃業して村を出る時、駅まで送りにきた時の話を・・・・。この話を聞いたからかどうか、結局、純は東京へ戻るのをやめて、富良野に残る覚悟を決める・・・・。--------------いゃ~。さすが清吉おじさんいいこと言いますね。年の功ってやつでしょうか。この後も、この純という少年はいやなことから、ずるがしこく逃げ回り、サボることばかりの人生を送るのです。それは最終回の2002遺言の中でも自分でいっていることであり、困難に自分から立ち向かって行こうという人生を歩んで生きませんでした。でもなぜかこのときだけは一度は汽車に乗って帰りかけたが、やはり五郎さんのもとへ帰るのでした。やはり清吉おじさんの迫力に負けたのでしょうか。今回の連ドラ第三話はこちら↓で見れます。北の国から Vol.2
Dec 12, 2004
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休日の日記は私の大好きな北の国からのことを書いてます。草太 「何でぇあんたは」みどり「何だっていいよ」 みどり。みどり「だけどねッ、人にはそれぞれ自分の──理屈にならない気持ちだってあるンだ!」草太 「──」みどり「それを知らないでガタガタ他人が、心ン中まで踏み込むもんじゃないよッ」定本 北の国から(倉本聰 理論社より引用)連ドラ第9話より東京から令子(五郎の別居中の妻)が子どもたちに会いにやってきた。だが、五郎は今、子どもたちが令子に会えば、忘れかけていた東京を思い出し、せっかくここでの電気も水道もない生活に慣れて、強くなりかけている純と蛍が、ダメになってしまうと考えた。そして直接会わすことを避け、遠くから見せるだけで、令子を東京に帰してしまった。それを聞いた草太が五郎に食ってかかったが、たまたま居合わせた五郎の幼なじみで、純と同級生の正吉の母親でもあるみどりに一括されてしまう──。みどりも亭主と離婚し、一人息子の正吉を女手一つで育てているのだ。もっとも、旭川まで働きにでているので、普段は正吉はじいちゃんと暮らしている。盆暮れの休みに正吉に会えるのが唯一の楽しみ。さすが、同じ境遇の経験者の言葉には重みがある。これにはさすがの草太も出る言葉もない。「─理屈にならない気持ち─」ふだん、自分は物事を理屈にしたがって考えている。特にパソコンで何かやろうとしたら、理論どおりにやってやらないと動いてくれない。そういった理屈では説明のつかない人の気持ち。すなおに心から思う人の気持ち。これは機械にはできない、人間にしか理解できない不思議なものだ。もっとも最近は、これも理解できない人間も増えてきてるようだが。今回の連ドラ第9話はこちら↓で見れます。北の国から Vol.5
Jan 8, 2005
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