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カテゴリ: 仕事
時間だけはたっぷりあるので知り合いを手伝いがてら、他人の働き方をつぶさに見る機会があった。

身を粉にして誠心誠意働いていても、結局は「安く便利な人」で終わってしまうこともある。

たしかに頼りにはされるだろう。その人がいないと何ひとつ回っていかないのだから。
でも誰も彼もがその人ひとりをあてにして、なんでもかんでもその人が解決しなければならないようになってしまっている。もうパンク寸前だ。完全に「みんなのお母さん」状態なのだ。

男の人は、一度何かをお願いしてそれが叶うともう、次回からはそれが当たり前になってしまう生き物だ。多かれ少なかれみんなそう。いつもいつもで申し訳ないな、という女性なら自然に持つような思いやりの感覚を持った人は滅多にいない。「以前にそれでも大丈夫だったから今回もそれでOKだろう」というのが、どうやら彼らの揺るぎない根拠のようだ。

「無償の愛を注ぐ母親」の記憶を持っている人は、その手の人の奉仕精神を無意識に嗅ぎ分ける。そして悪気もなく、結果としては利用する構図になるのだ。

その知り合いも、自分のことを後回しにして家族のために奮闘してきた。複数の子供を育ててきているので、実によく目配りができる。いい年したオヤジたちは、そこにつけ込み、なんでもかんでも甘えて用事をいいつける。

私は男性のようにも働いてきたので、彼らの無意識の狡さに気がついてしまう。


彼女は「それはできません」ということも言えるようになった方がいいと思う。
働く現場では「優しいお母さん」だけでは回っていかない場面もある。
拒否して相手に学習させることの方が意味を持つ場合も多い。

その現場で、その場にいた私にも同じようにあることを押し付けようとしたオヤジがいた。
責任を負いきれない用件だったので私はキッパリお断りした。
一瞬「え?」というちょっと戸惑ったような表情を見せたのち、結局は自分でやっていた。
この人の日常は「断られる」ということにきっと慣れていないのだろうなと想像した。
リスク管理上も私がやるべきことではなかったので、結果としてはその人のためになっていたはずだ。

甘える男は斬った方がいい時もある。





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最終更新日  2010年12月08日 22時58分50秒
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