野澤武史の議  ~鳳凰編~

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野澤武史

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Feb 15, 2008
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カテゴリ: ラグビー
 相次いで新書を読みあさってみました。

 「あぁ、阪神タイガース」(角川oneテーマ、野村克也)
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 「発見力」養成講座(ディスカヴァー携書、小宮一慶)
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 前者は楽天監督、ノムさんの一冊。
 随分辛口に書かれているので阪神ファンの方からは怒りが聞こえてきそうですが。興味深いのは「無形の力」について。選手の技術、体力を有形の力とするならばそれを形にする戦略、戦術、人としての在り方。この辺りの話が面白かった。それと、「エースと4番は育てられない」と言う言葉。それは生まれながらのものであり、そう言った資質の人間をリクルートするしかない。逆に枝葉となる選手はいくらでも育てることができると言う事だ。

 後者は、昨シーズン東芝との練習試合が終わった後の大西アドバイザーのミーティングを思い出す一冊。つまり、いくら見ても「見つけられなければ」見えることはない。ただラグビーのビデオを見るにしても、しかるべき所をどの様な視点で見るかが分かっていなければ、いつまで経っても見える景色は変わらない、と言う事だ。
 事実、大西アドバイザーにそれを少し教えていただいてからは、1試合を見るのに非常に多くの時間を割くようになった。コマ送りで見なければ、一つのフェーズで起こっていることを正確に把握できない。その発見力の「方法論」と言う事になる。


 面白かったのは、この両者が「For The Team」を説いていたことである。

 かたやスポーツ、かたやビジネスの世界。にもかかわらず、自分が所属するチーム、会社の為に自分が何をできるか、を模索し行動することの重要性を説いている。以前日記にも書いたが苑田さんのキャプテンをされていた時のチームスローガンは「For The Steelers」。神戸の為に自分が何をするか、できるかを考え全ての行動を行っていく、と言う理念であった。それが今のチームにできているのか、こと、自分はどうなんだ。もっと神戸の為にできる事があるんじゃないか。そう考えさせられる時間で、それは濃密であった。





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Last updated  Feb 15, 2008 12:14:53 PM
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