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1.星と猫 僕はとまどっていた。いましがた屋根の上の猫が星をもいで僕に投げてよこしてくれたのだ。僕は猫に明日の天気予報を伝えただけなのに。こんな立派なものをもらってどうしよう。オロオロしているうちに猫は行ってしまい、僕は星をかかえてどうしたものか思案していた。 「気にすることは無いさ。もらっておけばいい。なぁに猫ってやつは星をもいでよこすのが好きなんだ」 振り向くとシルクハットをかぶった男の人が立っていた。 「はやく食べなさい。あたたまっちゃいますよ。ああそうだ、北極のシロップをかけてあげましょう。」 男の人は鞄から紺色の瓶を取り出すと僕がかかえている星にシロップをかけてくれた。僕はお礼にと星を半分に割って渡した。 男の人は名前をカオスと言って雲を売るのを商売にしているとのことだった。雷雲は口に含むとピリピリして山猫達がこぞって欲しがり吊るし雲の表面はとても滑らかなので医者が軟膏を作るのに欲しがるのだそうだ。その他にもいろいろ雲の話を教えてもらった。なかでも、石から生まれる雲の話しが面白かった。石を割るとそこからヒュッと雲が飛び出すのだそうだ。僕が熱心に聞いていたのでカオスさんが一枚のチケットをくれた。 「明日、石の展覧会が開かれます。あなたならきっと楽しいと思いますよ」 チケットは浮石糖でできていた。壊さないようにそっとハンカチに包んで鞄にゆっくりとしまった。お礼を言おうとしたらもうカオスさんの姿はどこにもなかった。
2006年01月31日
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障害者自立支援法のため作業所を変化させなければならない。中2の娘の頃には作業所が満杯になって入れないので新しい作業所を作らなければならないのですがその前に今の作業所を改革しなければ。雇用 非雇用 生活 と区分されます。雇用は最低給料5万円 非雇用は3万円貰えるというのは嬉しいのですが事業者のほうは~知的で月5万払える仕事って?????国や都は5万円払える仕事を与えてから 進めて欲しかったな。無料だった 交通費と昼食代が 有料になるので遠い人は仕事にくるための交通費で 赤字になります~仕事してお金を払う!? 給料じゃなくて請求書がきます。これをね~。。。。なんとかしたいわ。
2006年01月31日
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恭庵はただでさえ女の子のような顔をしてるので麦わら帽子をかぶることでさえ嫌がっていた。しかし彼の祖母はガンコで恭庵が麦わら帽子をかぶるまで外へ出ることを許さなかった。彼は大好きな祖母に逆らうことはできなかった。だから祖母の見送りの視線が消えるあたりまで、誰にも見つからないうちに素早く移動して脱ぐ。ということをくり返していた。運悪く見つかってしまった日には口の悪い彼れらに会うたびに「女~女~」と謂れ続けなければならない。 そんな恭庵が今日は麦わら帽子に白いフリルのブラウスの姿で現れた。下はズボンだったので僕はほっとした。恭庵はいつもの倍のスピードで道路を渡り、いつもの山道のなかに飛び込んだ。 「どうしたのさ恭庵?」 「ああ、この服だろ?」恭庵は苦笑いしながら答えた。 「これさぁ~。おばさんが送ってきたんだよ。僕はなるべく着ないで済むようにしてきたんだ。そしたらこのあいだ母さんが『ちいさくなってきたから従兄弟の裕樹ちゃんに送ってあげようかしら』なんて言ってるのが聞こえたんだ。裕樹が嫌がるの分るから今のうちに汚しておこうと思ってさ。使って汚したんならおばさん怒らないかなって思って。『素敵な服をありがとうございました。気に入っていつも着ていたので汚れてしまってすみません。もったいないので今度からはもっと簡単な服がいいです』って」 恭庵の策略が成功することを祈って僕達は山の探検を始めることにした。 道の横に蜘蛛の巣がかかっていたので僕が水筒で壊そうとしたら恭庵が止めた。 「おもしろいことしよう」 そういうと恭庵は道から草をビチリと抜いて蜘蛛の巣にひっつけじはじめた 僕も一緒に草を抜いてひっつけた。蜘蛛の巣に矢印がうかびあがった。 「さぁ!ここから冒険をはじめよう!」 「おぅ!」 僕達は駆け出した。
2006年01月30日
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22 冬野由布さん ビート板につかまりバタ足していれば一時間くらい簡単に過ぎる 待つ人の少ない橋の袂から夕暮れはそっとやってくるとふ 23 足立尚彦さん 人類の明日をアクセサリーとして空は空色だったと思う 鞄には裏側があり裏側にほとんど誰も見ない裏側 24 黒田康之さん この街を泳ぎきるには酔いすぎて立ちすくむには幸せすぎる いつのまに門の上には雪うさぎ少年の手の大きさである 迷わずにアクセルを踏むこの坂は空に続いているようだから 真昼間をぼくは一人で歩くだけこの春風で髪を染めたい 25 謎彦さん アメイジアとふ最大の陸塊がくしやみしながら隆起するらし くすぐつて使うものらし 喉元にあるとふ母性本能の腺 たくましく恨んでほしい 師範とはひたに背中を見するがつとめ
2006年01月29日
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中村悦子 永遠に抱き合えない空と海 互いの色を映し続ける最近海を見ていない。藤沢に住んでいた頃は自転車で海にいけたのに。小さい頃からずっと川に囲まれて育った。学校の横とか川だった。今は川もない。なんか寂しい。16 春畑 茜さん眼のなかに春はしずかにひらき出す印度孔雀の羽色をしてメガホンは水色がよく春の日のわが昂りにてのひらを打つ泳ぐとうフシギナチカラ見せながら何処へもゆけぬ水族の群れ額面は二十円なりD51(デゴイチ)が切手の遠き春を走れる17 舟橋剛二さん淡雪の淡という字の激しさよせめてこの火のひかりを君にならずものにならずに済んだ幸運を忘れてならずものを憎んだ事故現場ぶちまけられた液体は黒くて臭くて自分みたいだ一本の道が続いてゆくけれど行けば行くほどわたしは迷子同じ曲リピートで聴く癖がある僕には僕のための青空18 村本希理子さんシニヨンに刺さつてゐるはパーカーの蒔絵万年筆とふたそがれわたしから離れたがる影踏みつけてソニータワーを見上げてをりぬ四次元をしまふ世界のうちがはでピザのチーズは長く糸引く19 参田三太さん朝顔のちいさきメガホン今朝いくつ「おはよう」「おはよう」「暑くなるよ」君と知る 朝一番の教室に秘儀なすごとく花を活けをりそぼ降れば冷たくもやさし早春雨(そうしゅんう)たまねぎ育て じゃがいも育て大空を飛べない翼で矮鶏(チャボ)たちもひよこくるんで夜を重ねる20 エクセレント安田さん親不知 抜くとき使う 麻酔から 苦い薬が 口に広がる21 岩井聡さん音だけが離陸してゆくこの夜だここから夏は疲れはじめる冥王星移住計画推進部月例会議定数一名ああ星座が動く動く坂道を息せききってさよなら故郷
2006年01月28日
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歌会のときに気に入った歌。パソコンの中に大事にしまっていたのだけれどパソコンが壊れたときに一緒に消えてしまった。うるおぼえだけれどはじめて丘にあがった人魚みたいに何もかも慣れなくてだけど新鮮こんな歌でした。(....気に入りすぎて自分で勝手に改造している部分多いかも、、、)引っ越して心配でどきどきしていたときに素敵な歌に出会った!って感激しました。読売新聞でマンガの紹介をしていたのですがその中のセリフに素敵なのがありました。「ここは不便な場所でしょ。だから自分でなんでもやるしかなくて。でも、それが楽しい」楽しいって言えるっていいなぁ~。私も楽しんでいきたい。
2006年01月27日
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11 蜂田聞さん日記には淡彩の絵がよく似合うあるかなきかの出来事を描き太陽の届かぬ部屋に活けられた紺侘助(こんわびすけ)の蘂(しべ)の野太さどこをどう洗濯してもいいけれど汚れた水はどこに捨てるの12 春日山さん見へる時見へない時が私を操りてゆく人生の道水陸を駆ける自転車あるならば童話の国へサイクリングを濡れゐたる紫陽花なほも艶を増し梅雨も嬉しき視点変へれば13 宮野友和さん明日また色々の事があるとしても今はとりあえず寝るとしようか駅に来てエスカレーターに乗る時は何もしなくていいから楽だ泣きたいやうな雑用片付けねばならずチョコレートひとつ口に入れたり靴下は左右おんなじ方が良いデートの時は特にそうである14 行方祐美さんあかねさす紫式部の呼ぶようなとんぼ玉買う黒壁の町書きさしの手紙いく日ひらかれて言葉の種子が見つけられない15 さよこさん父の持つ鞄開ければ家族への愛も見えたり書類の陰にプランタ-の三色菫の土黒く明け方よりの雨暖かししわ深き額に汗をにじませて老女は行商楽しと笑う
2006年01月26日
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2006年01月25日
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その人は水たまりから星の地図さっと取り出し空に登った 萩原留衣 武蔵野からという地域ミニコミ誌が好きです。 今回もとっても素敵なことが書いてありましたのでみなさまに ☆ 「十字路のあるところ」 ありそうでなさそうな不思議なものがたり 傘屋なのにビニール傘を愛用する人 「この傘のいいところは、こうして下から雨を見上げられるってことだ」 「夜を拾うんだ。ピアノから黒い鍵盤だけを拾うみたい」 などなど いつもの街でいつもと違う散歩ができそうな 世界
2006年01月24日
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選択したり選択されたりする日々。落とされたときほんとうに落ち込みます。自分ってダメなんだって。全否定されたような気がして。全否定というわけじゃなくサラダには向かない葉っぱとして捨てられる/ 兵庫ユカこの歌に救われました。
2006年01月24日
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学校のうさぎ小屋の掃除をしてきました。この時期はペットボトルの水が凍ってしまってうさぎさんがい水を飲めなくなります。ペットボトルが少しでも温かくなるように毛糸のカバーを付けたんだけど。昨日は凍ってなかったから効果あったかな~スノコを洗いたかったけど、水が凍ると床が氷になるかな~とあきらめました。もうちょっと温かくなったら綺麗にしてあげるね!
2006年01月23日
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短歌感想続き5 葛城さん道端に小さきすみれの覗けるを発見せしと子らははしゃぎぬアンテナのごときに立ちたる後ろ髪どんな音波を拾っているの真紅(あか)色の液体満たして肉体は跳躍していく明日という日へ遠泳に挑むがごとくに生をいく時折不意の波に呑まれつ双耳に宇宙の調べを聞きおるか月夜のうさぎの直立不動6 謎野髭男さん時として鏡に映るわが貌にひとりつぶやくオマエハダレダアメリカは坩堝(るつぼ)ではない人間のサラダボールだ旅の実感7 田貫 砧さん炒飯は卵が決め手 真っ先に入れると焦げる 焦っては駄目わが生は香車に似たり後ろには戻れず前に進みて散るのみ割り箸で卵つつけばラーメンのスープに滲むおぼろ月かな白黒のテレビの向こうにカラフルな未来を見てたあの頃の僕8 西中眞二郎さん列車起こす風に煽られ線路脇のすすきの穂群れ激しく揺れる袖触れて碁石いくつかずれたれば二人掛かりで位置直しおり三和大和神戸埼玉みな消えてどの銀行か記憶怪しき9 船坂圭之介さんさみしさが湧き立つごとき雲に逢い螺旋階段数えつつ行く一語すらなき休日を閉ざす殻を捨てて夕餉に食む(はむ)は大和煮10 那賀神 哲さん君となら きっと素敵な 共白髪 猫と暮らせる 家を買おうか不可思議な 螺旋階段 さざえ堂 登り下りの 出会うことなく電気より 乾電池より 発条(ぜんまい)で 動く仕掛けの 恋がしたいなすぐにでも あなたに逢える この橋を 渡る勇気を 僕に下さい君がもし 麻酔もなしに この恋を 切るというなら 手向かいします僕の服 洗濯したの? ありがとう 夜の食卓 日向の匂い
2006年01月22日
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2005年12月の時刻表を読んで 三品良樹 何故時刻表を選択したかと言うと時刻表が好きだからです。 沢山の情報がある時刻表が好きです。その中で特に好きな情報は鉄道路線の増減です。 前に持っていた2004年3月の時から増えたのは福岡地下鉄七隈線と愛知高速交通東部丘陵線と首都圏新都市鉄道です。 何故新しい鉄道が増えると嬉しいかと言うと乗る楽しみが新しく増えるからです。 愛知高速交通東部丘陵線には愛地球博に行った時に乗りました。リニアシステムを体験できて嬉しかったです。首都圏新都市鉄道に乗ったときにはとても嬉しかったです。新しさを実感できました。踏切が全くないこと、それでスムーズに加速することができて速かったのが印象的でした。風景もまだ家が建つ前の土台が多くて新しい場所なんだなということが実感できました。新しい場所に行くと発見があるので嬉しいです。 またどんな発見ができるか次の時刻表が楽しみです。放映されませんでしたが書いたので
2006年01月21日
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時刻表で感想文を書けるか!に挑戦してテレビに出したのだが、放映されたのは他人のものばかりだった(苦笑)作文能力の無さですな。棋譜とかでも感想を書きたいです。囲碁の替え歌は面白い!上手ハネのシチョウあたり逃げたときから~すごもりゆきは読み~の中~(津軽海峡冬景色)私もいつも真っ白っす!自分でも囲碁替え歌作りたいわ。アニメソング
2006年01月20日
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ときたまごのサイトアドレスですhttp://bgthj.hp.infoseek.co.jp/短歌のサイトです。よろしく。こっちに題詠マラソンの感想を移していきます。1 宮まり さんなによりも体育の好きな子だったのに指の運動ばかりの受験未来とはいつのことかと問いたれば明日ぐらいが今風だと言う「届けたはずのものが届かず」で無く「受け付けられないままだった」だけ火を燃やせば暖かくはなるでもしかしビルや家では涙がでます焦ったってしょうがないじゃんって嘘吹きたくなるような今日の特売2 斉藤真伸 さんYシャツの袖のボタンはとれかけて夜明まぎわの空を見上げる雪解けの泥にまみれし犬のあしこの春風に乾きゆきたりさらわれる日を夢見るかゲーセンのガラスケースのぬいぐるみたち返答は書かずにおこう銀製のペーパーナイフに指紋が浮かぶわが腕の静脈さがし看護師のうごめく指のいと細かりき3 啖呵 さん最近はお好み焼もトンカツも食べずキャベツと縁も切れおり洗濯機一人暮らしとなりて尚働き続け勤続賞だ太陽も涙を流すこともある明治以来の金星の影4 谷口純子さん魚の影てんじょうを這う午後三時ネコはしずかに忘れつづける制服を秋に新調するように猫の毛どんどん抜け落ちてゆくあの鈴の音の感触は三棟のジグソーパズルの毛並みの猫よつぼみちゃん恋子ちゃん夢ちゃんが待合室で爪をとぎおり線路には線路猫ありさびさびとレールの色の身体ゆすりて
2006年01月20日
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どうかしら。どきどき。これから新しいことがはじまっていきます。どうなっていくのか予想できずドキドキ。
2006年01月20日
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