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今日できることが明日できるとはかぎらない。ということが分かりました。花粉症、、、。息ができない。外に行けない。うさぎの世話できるか心配。やっぱり仲間をつくるべきだろうな。みんな すごいね~ 私にはできないわ。という。一緒にやりたい!にかえていかなきゃ。
2006年02月28日
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うさぎの赤ちゃんが生まれて大事にしたいととても思ったので何かあったときの避難所として 自宅に場所が欲しい~ということで 大掃除マンガを捨てて場所をつくる~!!! つくりたい、、、。宝くじとか当たって大金が入ったら学校飼育動物救済プロジェクトとかしたいです。学校にかぎらず飼い主にあきられた子とか救済したい国立にいたのですよ。でも助けることができませんでした。ちいさいアパートの大家さんのうさぎ階段の下の三角の空き地!?に金網が貼ってあって鍵してありました。外なので吹きさらしです。絨毯があったのですが 糞と尿でドロドロ掃除してあげたくても金網があるので外に出せません。エサももらえてないようなので 通りかかりの子がエサをあげていました。それで環境庁に電話したのですよ。動物愛護の活動があるので何かしてくれるかな~とそうしたら多摩支所を教えてくれました。でも多摩支所は何もしてくれませんでした。「他人の敷地なのでできません」いや~他人の敷地でなければ私がやってるだろうよ、、、。私でできないから行政に相談してるのに、、、。病気になって苦しんでいても病院に連れていくこともできない。辛いです。そんなうさぎさんを見るのは。助けてあげたい~ そのうさぎさんはある日いなくなっていました。飼い主が心を入れ替えたのか誰か別の気になっていた人が助けてくれたのか(そうであってほしい)命をすぐに助けられる場所があるといいな。 切実に思う。
2006年02月27日
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うさぎのお世話をしてきました~可愛いです~ 赤ちゃん!!守ってあげたい。ここのウサギ小屋は不思議な作りなのです。個室が5個あります。個室の入り口がある広場!?のところに一匹メスがいます。その子と逃げ出した(飼育係が逃がした)うさぎさんとのあいだに赤ちゃんができます。オスは個室にいるので(通常なら)赤ちゃんが襲われることは今のところなさそうで安心です。心配なことがありました。お掃除にいったときおかあさんうさぎがずっと離れた場所にいたことです。うさぎってそういう習性なのでしょうか?あたためなくていいのかな~おっぱいは??心配でしたが触るともっといけないと思って離れていました。今度はちゃんと育って欲しいな。コンクリートの床のすみに三匹寄せ集まってました。親の毛でしょうか?ふかふかした毛に包まれていました。それと広告のちぎったものと~タオルとかあげたかったけど人間の匂いとか嫌いかな~と触りませんでした。窒息とかも怖いしお母さん~いっぱいおっぱいあげてね!明日 栄養いっぱいのフードを買ってきます!教えて頂いた 子ウサギ用のフードを探してきます~!!校長先生に避妊のことお願いしてきます。生まれた命は大切にしたいことと、世話できない命をむやみに作らないことと応援ありがとうございます。がんばります!
2006年02月26日
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うれしい~ けど。心配。いきあたりばったりで出産させていて大丈夫なのかな?今でさえ世話できていないのに。前回4匹の赤ちゃん死んでしまったので今回は助けたいです。そしてあんな環境から逃れていくために里親募集。ついでに親ももらってあげて~せめて水くらい自由に飲める環境募集。散歩もさせてもらえず糞にまみれて小屋に閉じ込められていて可愛そうでしかたないです。愛情募集中
2006年02月25日
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空想の中身でしたらいくらでも答えますのに書き順だなんて草ブチリちぎって僕らは蜘蛛の巣に矢印描いて夏をはじめた 夕焼けがのばす影たち今日の日を包んでみんな土にかえすよ 振り出しに戻れでもいい君とならゴールに着くよりスタートがいい 離れてもまたなにごともないようにひとつになれる水でいたいね 「これから」を探しに行ける君となら賞味期限の切れた地球で 君までの距離は遠いね紙コップみたいなこれは一度きりのキスキラキラの熱帯魚達が泳ぐ横図鑑に載らない私が歩く 校庭に並んだ影に翼さ描き写真を撮った夏の夕暮れ ああそうだ父と会わなくなってから使っていない言葉いくつか ぽかぽかの日にはまるまって文鎮になって幸せじっとおさえる 突然に掘り起こされて心配で泣いている土を慰める草 門松の雪からしたるこの水は今冒険に行こうとしてる
2006年02月24日
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あいかわらず伊角さんは愛想が無いヒカ碁2が一番楽しかったと思うこれから買う方がいらしたら ヒカ碁2がお勧めです。ストーリーがとても楽しい。院生でいいと思ったのは森下師範のところで研究会に出席できること。布石の検討はありがたいです。しっかり勉強したい。今度棋院でボンド杯があるので そこで初段になりたいものだ。勉強~
2006年02月23日
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このごろ知識だけで理解しているので、こころで体験することを増やしたい。辞書をめくると沢山の感情が記載されている悲しいことばも沢山嬉しいことばも沢山私はどれだけ体験してきたのかな。 など 思っていた。思い出障害児の学校 3歳ぐらいの保育園みたいなところで会話したこと「ね~もし病院で間違えました。ってちゃんとした子と交換してもらったとかってどう~」「そうだね~。でも、この子を育てられるのは私しかいないと思うから この子を育てる」感動しました。あと、あんまり話す子がいなかったので声聞きたいね~ って言っていた。もうあの頃の仲間とバラバラになって会えないけどどうしてるかな。
2006年02月22日
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平安のほうはクリアしました。一回目。萌えは金子さん(笑) 金子さんが小野小町でした~。ぴったりです。三谷くんとラブラブになって欲しいものです~囲碁のレベルはすっごい弱いので気楽に楽しめました。お札も卑怯な手が多く(笑) 楽しめました。実際の碁で使いたい~!!!碁会所のおじさんに使いたい~せめて二回連続で打てる~とか、、、、。9子置きでも真っ白にされるんだもん~悔しい!!!段と級の差を思いっきり感じます。院生のほうはまずますなレベルでした。退屈しない程度。楽しめます。ただ最初の伊角さんは愛想が無い~なんか悪い人みたいだ、、、。これからどう変わるか楽しみです。いまさらヒカ碁 それでもヒカ碁。
2006年02月21日
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悲しい事件だな殺されたほうも殺したほうもとりあえず引っ越し~とか 選択肢を考えられなかったのか相談できる人がいれば事件にならなかったんだろうそこまで孤独だった のか孤独は人を狂わせる
2006年02月20日
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28 みずき弦楽器鳴れば緩びし網膜の世界が映す夢の空間紫の綿毛を飛ばす薫風は夢の壷とふ春野咲かせり29 クロネコ遅刻した 言い訳色々 連ねては 後戻りできぬ ウソの螺旋よ30 ハナ昨夜からずっとミジンコしています君よ発見してくれたまえ今日僕は2時間時報を聞きましたたまにひとりはひとりすぎます時報って最近聞いていないです。電話のやつ。うるう秒というのがあって普段は59秒しかないのが60秒が出現するのですが時報にも60秒があるのか知りたい~です。
2006年02月19日
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やっとプレステを購入これで伊角さんとラブラブできます~!!!!先に平安のほうを攻略中。もう9路盤で負けることはない。う~んそれなりに強くなったよな。ヒカ碁3はクリアできました~ 本当に1級になりましたよ~おそるべしコナミ。最初はなんて無茶をしいるのか~と怒りでいっぱいでしたがしがみついて1級になりました。しかし初段にはなれない。壁は厚い。初段になれるゲームも出して~ 佐為ちゃんとなら勉強できます~。本だと辛くてわからない。味が分かると初段になれるんだろうな。 味、、、分からない。
2006年02月18日
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市の説明会?意見交換会に行ってきました。 私は知的の代表 聴覚の方は情報を一番にあげておられました。 携帯でメールとか。 声の指示だと情報が入らない。ひとり聴こえないのは不安をあおる。 なるほど。 聾学校に避難したいとのことでした。 知的も養護に避難したいです。 慣れた場所だとパニックもおこりにくいし、なにより親が安心。 まわりに余計な気を使うのは体力の消耗。理解者と支え合いたい。 卒業生も養護に行きたいです。 地震のあと、障害者の療育の場を欲しいと要請してきました。 家の後片付けをするとき障害児がいると片付かないので~ だれか見てて欲しい~と。
2006年02月17日
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夜明けの歌 素敵な現象。 どうも送電線の影響らしいが(爆)それでも 素敵。鉱石ラジオの本を読んであこがれる。鉱石ラジオで欲しいのは金色のアンモナイト金色のアンモナイトとその両端に貝の化石彼等が電波をつかまえるそして奏でる夜明けの歌
2006年02月16日
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空はあるのに見えていない。あるものだと思っているから虹は気がつく でも空が美しいのには 気がつかない とくに忙しいと。ただの空や雲を 賞賛する心を持っていたい。富士見通りに富士山が見えた。 あたりまえだけど。感動。道の真ん中に富士山がド~ンそのまわりを商店街が囲む。空気のよい時にしか見えない風景。見えなくてもそこにある富士山これからはそう感じて過ごすんだろう。
2006年02月15日
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バレンタインデーを楽しみにしている人と今日一日辛い方と~辛い方のための応援!?短歌。「だけどもね今が一番幸せよ」終わった人はいつだって言う いえどうもお気づかいなく素顔でも心くらいは隠せますから 夕焼けがのばす影達今日の日を包んでみんな土にかえすよ 夕焼けはどこかうそつきよかったねよかったねって言わされていく 社宅だけ緑が枯れる愛されて植えられているわけじゃないから それはもう思い出でしょうそんなにも離れてしまえば思い出でしょう 初恋の人ともう一度会うのって楽しそうだし別れてあげる あぁどうも久しぶりです恋ですか、かどの途中で捨ててきました。
2006年02月14日
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まぁ、、。明日があるさ。ってことで。短歌を詠まないといけないと思いつつ題詠マラソンのあと 詠んでいません。感想もしてないです。停滞期!?数学の勉強をやりだしたので数学短歌とかできそうかしら?微分積分短歌とか、、、。三次関数のブランコすべりだい~(混迷)ああ。20日着で10首、、。厳しいです。
2006年02月13日
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寒いのでスノコが凍ります。 洗い替えが欲しいこの頃。 うさぎさんの可愛い姿を見ると心が和みます。 この可愛い姿をみんなに見せて うさぎさんが人気になる方法があればいいのに。 そうすれば飼育委員がじゃんけんで負けた子が 飼育委員になる今が変わってくれるかな~。 どうしたらいいのか アイデア募集です。
2006年02月12日
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直系ではないが子孫です。何をした人かというと日本で最初にビールを作ったりマッチを作ったりと蘭学者ですなぁ。医者であり化学者 化学の名付け親でもあります。最近、キリンビールさんが(神戸)川本幸民のビールを復活!?させて試飲させてくれているとのこと。ビール苦手ですがこれは飲みたいかも~波瀾万丈の人生だったのでNHKのドラマとかにしても良いと思います~ NHKさんいかが??
2006年02月11日
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マイナスの数を数えて式を書く部屋の外にはマイナスイオン 世が出来てはじめて死んだ生命はきっととっても驚いただろう メルカトル図法で描かれた地球みたい制服姿のあいつの写真 惚れ薬なんて作れはしないけど三角フラスコなんとなく買う お土産は質量保存の法則があるので夢からは持ち帰えれない 黒板のチョークのリズム先生が生む数式の舞い音を聞く珈琲の香りのことなら図書館の物理の本が詳しいでしょう 数式を生み出すリズムに恋をする鼓動重なる密かなる曲 同類項右に左に泳がせて数学ノートはしばし泉に 流星が降る夜のこと先生と僕達天文部は丘に着く 先生は林檎をとると小刀で即席天球儀を作られた ジョバンニとカムパネルラが旅をした夜空の地図を指で旅する 僕の羽が白黒どちらかなんてことリトマス紙にでも聞いてください 違います僕はもう少しまともです観測による不確実性です
2006年02月11日
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「フィボナッチ数の宿題できたかな?」風先生が向日葵のぞく数学の本を読んでおりました。フィボナッチ数 萌えです。そういう方は多いらしく 小説まで ありました~!美しかったです。ケプラーの旋律描いて踊る星地球と違う虹を携え ペンローズトライアングル取り出して鳴らせば量子の海に波立つ シュレ猫と量子カーテン押し広げ覗いて探すドラえもんの手土と砂の違い 砂は岩がくだけたもの 土は生命が作ったもの今のところ地球にしか土はない。(火星にあるといいな~と思う)植物が育つときに土と水と光だけあればいいと思っていた。もうひとつ重要なものがあった! それは 風風で揺れることによって育っていく とのこと。へぇ~なにか人生のように感じた。
2006年02月10日
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アルファがベータをかっぱらったらイプシロンしたという呪文にとりつかれておりました。なんだっけ???イプシロン~って????ちょうど関数を読んでいたところで手元にイプシロンが沢山~う~んどこでこの呪文と出会ったかな~ 学校で出会ったような~何の授業だったかな?????答えどらえもんでした(爆)どらえもんのなぞなぞだったんですよね。ついでに関数が勉強ができてよかったです(苦笑)かっぱらう の かっぱ がギリシャ文字ってところで面白いのだろうか??なぞめく一文ですわ。いまだに。
2006年02月09日
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警視庁サイト エロメールが貼られて嫌だったので だめもとで警視庁サイトにメールを出しました。 あきらめていたのですが なんと電話がかかってきました!!!! どうせ無理と思ってその掲示板は削除していたので 今回はどうにもできなかったのですが アドレスが残っていたら 制裁してくれるそうです!! 困っている方! ぜひ警察へ! 日本の警察は捨てたもんじゃありません~
2006年02月08日
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冬になると思い出す水をやかんに溜めだす。やっぱり水が一番辛い。ごはんはお米があればなんとか。電気やガスは使えないので 新聞や本を燃やして ごはん怪我をしても病院は機能していないのでいけない。凄い人がいた。ヘリコプターをチャーターして(300万ぐらい)個人で救助してくれていた。物資をくれた。地震のとき高速にいてたまたま助かったことに感謝して。命って本当にはかない。今日できていたことが明日できるとはかぎらない病院でリハビリしている子は不機嫌だった病室は家になっていた 家がつぶれていたからもう二度と地震にあいたくない。でもそんなことは分からない冬になると思い出すこと。
2006年02月08日
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11.青い色の猫 王が正気に戻ったので、シルトさんに合図をしよう。と準備をしていたはずなのに、気が付くと草原に立っていた。見回すとアグが昼寝をしていた。僕はもう少しパメラさんやチャートさんレキさんシルトさん達と話しがしたかったのにと思って溜め息をついた。 「ありがとう」 振り向くと青い色の猫が座っていた。 「フラクタル叔父さん?」 僕はおもわずつぶやいてしまった。 「君のおかげで助かったよ。約束を果たしてくれてありがとう」 足下に青い表紙の美しい本が置かれていた。 「本を書くために預かっていた君の記憶を返しにきたよ」 「記憶?」 僕は本を拾い上げた。 「ねぇ見せて!」 いつのまにか起きてきたアグが肩に飛び乗ってきた。 「あの・・・」 青い色の猫はもう消えていた。 「君の叔父さん消えちゃった」 「うん。いつもそうなんだ。ねぇそれより読んでよ!」 輝く表紙を撫でてめくった。なんだか懐かしい香りがした。 香りに包まれて目を瞑った。目を開けたとき風景が違っていた。 アグもいない。どうやら僕は本の中の世界に入り込んだらしい。 12.ミルクがミルクになる前の思い出 そう、僕は風に舞う布を見つけて追い掛けていたんだ。 あの日もいつものように、公園のベンチで本を読んでいた。ブワッ。突然の風に本を閉じ、失礼な風を睨み付けたとき、見たことのない布が風に揉まれて飛んでいるのを見つけた。なんだろう。僕はとても気になった。と同時に追い掛けていた。 公園を抜け川を超え布は飛ばされていく。やっと一本の高い木の枝に引っ掛かって止まった。風も止んだ。 さてと。僕は木に登った。けれど、高すぎて届かない。ふう。考え込んでいると、誰かと目があった。青い毛並をした猫が僕を見ていた。 「くつろいでいるところ邪魔してごめんね。あの布をおいかけていたんだ。でも僕には高くてあそこまで登れなくて」 猫はするすると登って布を銜えると、僕に渡してくれた。僕達は下に降りた。 ここはどこだろう。あまり見たことのない町だった。古びたレストランが見えた。ここがどこだか聞きたいのと、走って喉が乾いていたのとで、レストランに行くことにした。 「僕はあそこのレストランにいくんだけど、君も一緒にきてくれないかい。君にさっきのお礼がしたいんだ」 レストランに入ると僕達はミルクを注文した。と、店のおばさんがすっとんきょうな声で叫んだ。 「ちょっとちょっとあんたその布どうしたんだい」 「あ、これ風に飛ばされていたのを見つけたんです。」 「おや、おや、まぁなんて有り難いんでしょう。それは大事なものでね、娘が無くして大騒ぎしてたんですよ、まさかこんなところで見つかるとはね。あぁ、嬉しい。今日はなんでも私の奢りだよ、今、とびきりの料理持ってくるからね」 僕達は沢山の料理に取り囲まれておばさんの話を聞いた。 「うちの娘の維留伽はね。そりゃもう自慢の娘でね、いい子なんだよ。それで、あんまり頭がいいっていうもんで伯爵さまが研究室にどうだって入れてくださってそこで働いてるのさ。大変な名誉だよ。それでね、娘が何してるかっていうと、時間を織っているんだよ」 「え!時間!」 「そうさ、時間だよ、一秒を織る仕事だよ。これはなかなかできるもんじゃない。娘がちょっとでも狂うと世界が狂っちまう大事な仕事なんだ。この布はその仕事にかかせない大事なものなんだってよ。まぁもっとも私には詳しく分らないんだけど、とにかく大事なものらしいんだよ」 僕は布を見つめた 「こうなったのも何かの縁。そう思ってこの布を娘の所にあんた届けてくれないかね、そうしてもらえると助かるんだけど」 「分りました。行きます」 時間を作るところ。僕はとても見たくなったので、喜んで承諾した。おばさんは地図と水筒とお菓子の入ったリュックをくれた。 お礼を言いレストランを出ると猫もついてきてくれた。同行者がいるのは嬉しい。僕達は研究所に向かって出発した。 森の中にその研究所はあった。なんだかケーキの上に乗っているような可愛らしい家。 だけど、そこに辿り着くには大変だった。物凄い風が建物を取り巻くように吹いていて近付けない。白い服を着た人達が右往左往していた。僕達を見つけて何か叫んでいるようなのだけれど、風が凄くて聞き取れない。何か研究をしていてトラブルが起こったような様子だった。声が聞こえないことが分かったので、その人達がジェスチャーをはじめた。なにか抜いて欲しいみたいなんだけど、何処だろう。 「ニャァ」 猫がするどく鳴いた。駆け出した先に何か装置のようなものが見えた。あそこらしい。僕達は強い向い風に負けないように寄り添ってとにかく装置のほうへと進んでいった。近付けば近付くほど風は抵抗して僕達を押し出そうとする。足をすくわれそうな風に時々立ち止まりながら、それでもじりじりと近付いてやっと装置の線を引き抜くことができた。風が止んだ。 [ありがとう」風の勢いが緩まると同じに白い服を着た人達が駆け寄ってきた。 「これは歌う壷なんだ。本当なら病気を癒す歌を歌うはずなんだけど、星の水の配合が上手くいかなくて暴走させてしまったらしい。君達のおかげで助かったよ」 「やはりこの本にある星というのは赤い星ではなかったようですね。逆にもっと冷たい星なのかもしれません」 「でも、前例にないよ。普通は温かい星を使うのが」 「風が吹いたということは温度の違いが原因と考えられるのではないでしょうか」 隣では輪になって議論がはじまっていた。ボードに図を書いたり、数字を書いたりしている。 僕達はその不思議な壷に触らせてもらった。 「この壷が使えるようになると沢山の人を幸せにできるんだけど、失敗ばかりで。風に閉じ込められたときはどうなることかと思ったよ。ここにはめったに人はこないし。ああそうだ、君はどうしてここへ?」 「維留伽さんはここにいらっしゃいますか」 「やぁ!君は維留伽君に会いに来たのかい。維留伽くんは第3研究室にいるよ、さぁこっちだ」 案内してもらったドアを開けると一面布だらけだった。その布は沢山の正方形の目からできていてところどころキラキラ光る石が埋め込まれていてとても綺麗だ。その中心に維留伽さんはいた。彼女は沢山の一秒に囲まれていた。 「ありがとう。今、電話でかあさんから話を聞いて喜んでいたの。本当にありがとう助かったわ」 「はい。これ。大事な布なんですよね」僕はポケットから布を取り出して渡した。 「あの。よかったら詳しく教えてもらえませんか。僕こういうの見たのはじめてなんです。キラキラ光ってとっても綺麗ですね。あれは何ですか。」 「そうね。普段だれも時間なんてそうそう気にしないものだもの。色々教えてあげる。まず、これはね基準になる一秒。先輩の見本なの。これと少しでも違うと世界の時間が狂い出すわ。だから私達はみんなきっちり同じ一秒を作り続けないといけないの。間違えたりしないようにいつもこの布とてらし合わせてチェックして送りだすのよ」 見渡すと言われたとうりみんな同じ目の大きさの布が貼られていた。あれ?でも天井のは違う。あれはなんだろう。僕が首を傾げたのを見て維留伽さんが本を取り出した。 「ね、天井のは目の大きさが違うでしょ。あれは一日の秒なの」 「一日の秒?」 「そう。一日の秒。朝になって夜になるでしょ。それを私達は24時間って呼ぶ決りを作ったの。でも朝になって夜になるのは本当は毎日同じ時間ではないのよ。長い日もあるし短い日もある。それを24時間として割って一秒を出したのがあの天井の布。でも、そうすると、実験とかするとき困るでしょ、一秒の長さが毎日違っていたら昨日の実験の時間のときのデータと今日の実験のときのデータを比べることができなくなるわ。ね、それじゃ困るから、いつでも同じ一秒をつくる人が必要になったの。それが私達なの。この本を見て」 開かれたページには沢山の四角が並べてあった。 「ここを見て。ほら私達の作っている時間と本物の時間との間がだんだんずれて隙間ができてきてしまってる場所があるでしょ」 「あ」 「このままほっておくと空の色はまだお昼なのに時間は夕方とかになってしまったりするでしょ。それじゃ困るからうるう秒を挿入するの。それがあの布のキラキラ光っている石のところよ」 「触ってもいいですか」 「どうぞ」 布に触れる。指先に触れた一秒達は楽しそうに笑ってるような気がした。 「ああ、ごめんなさいもうそろそろ一秒を織る交代の時間だわ。私、行かなきゃ。届けてくださって本当にありがとう。 お礼に」 維留伽さんが摘んでいたものを僕にくれた。それはうるう秒に使う石だった。とてもとても小さな正方形の石。僕は大切にハンカチに包んでポケットにしまった。 「みたいな、その石」 ミルクの声がした。 僕は本の世界から戻ってきていた。 13. ふたたび石の展覧会 僕達は石の展覧会の会場にいた。そこにあたらしく『うるう秒の石』と本が置かれていた。 「いいなぁミルク。僕も展覧会に参加したいな」 「そうだね。アグ。ラピスラズリは砕けちゃってなくなっちゃったけど、また一緒に冒険して素敵な石を捜そう」 「二人の石だね」 「うん」 ☆おしまい
2006年02月08日
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10.星のない夜 女の子が居なくなった隠れ場所で僕は寝てしまったようだった。夜起きていないといけないので、寝れるなら今寝ておいたほうがいいとは思っていたけれど、本当に寝れるとは思っていなかったので驚いた。アグのしっぽがくすぐったくて目を開けたら、僕は女の子達に取り囲まれていた。 「私はパメラといいます。テンガに事情を聞きました。私達みんなであなたを手伝いたいと思っています」 テンガといわれたさっきの女の子が頭を下げた。 「私達の今夜の予定は、兵士の馬車に乗せられて舞台にいくことになっています。王はそこに待っているはずです。私達の真中にあなたがこっそり隠れていたらきっと誰も気が付かないと思います。どうでしょう」 「それはとてもありがたいです。それではもうひとつお願いしてもいいでしょうか。僕は光りの石をもらってきました。それを割ると雷のように眩い光りが飛び出します。そのとき、みなさん倒れていただけますか?そのあと後ろへ逃げてください」 外を見張っていたアグが走って帰ってきた。 「そろそろ馬車がくるよ。用意して」 踊り子達は列を作った。そのなかに僕は紛れた。オーロラのように輝く沢山の布を腰に飾っているのでしゃがんでいくと遠くからでは分らない。兵士達の馬車が到着すると、用心深く乗り込んだ。兵士達も彼女達にはなにも警戒していないようで外の路のほうばかりを見ている様子だった。路では何人かの彼女達の両親らが声をあげて怒鳴っていた。それを兵士達が遠離るよう棒で防いで押しているようだった。その様子を見て涙を流している子が数人いた。パメラさんが泣くなと小声でとりなしている声が聞こえた。「あと少しだから」僕も心のなかでつぶやいた。 馬車が揺れて路を走っていく。もう怒鳴り声も聞こえなくなった。沢山の兵士が守っている舞台へと近付いてきた。パメラさんの「さぁがんばりましょう」という声が聞こえた。そして馬車が止まった。 舞台には他にも数台、踊り子を乗せてきた馬車があった。そのなかのどこかにチャートさんを乗せてきた馬車もあるんだろうなと思った。乗るときよりも踊り子の数が多いので降りるのはもっと簡単に隠れながら降りることができた。 踊り子達は舞台に並んでいる。僕は中に隠れている。日は傾いてきている。アグが僕を見上げた。瞳で「緊張しないで」って言ってるようだった。僕は静かに深呼吸をした。隣の服が揺れた。ざわっ。と音が広がった。王が到着したという合図が聞こえた。舞台に王の足音が響く。立ち止まった王は演説をはじめた。その声のなかシルトさんからの合図の音が聞こえた。僕はおもいっきり光りの石を割った。 パッと閃光が走った!女の子達はキャァーと倒れた。僕は今空から舞い降りたという風な顔をして王をみた。ずんずん王の方へ進んでいった。 「お前は何ものだ!無礼だ!」 王がわめいている。 僕はにっこり微笑んだ。 「私は魔法使いです」 「魔法使いが何しに来た!」 睨む王に指をつきたて、それから空を指差した。 「あなたは人々から大切なものをむりやり奪いました。だから私はあなたから星空を奪いにきました」 「奪う?星を!なんとばかげたことを、そんなことができるはずがない!お前は星をたたえる儀式の邪魔をしたこの星空の下で首をはねてやる!」 「そうしたらあなたはもう二度と星空を見ることはできないでしょうね。星はもう私が固めてしまったから」 そう言ってポケットからラピスラズリを取り出して高く掲げた。王はラピスラズリを眺めたあと、目を天に向けた。そして「あっ」と息を飲んだ。 シルトさん達が雲を作ってくれたおかげで空には星がひとつも見えなくなっていた。 「娘達を家に帰してあげて下さい。それとオアシスの水をあまり無駄使いするのはお止め下さい。みんな苦しんでいますから」 突然王が飛び掛かってきた。僕の首を片手で絞めてもう片方の手でラピスラズリを取り上げようとした。僕は王ともつれあった。あわてた兵士達が近付こうとしてきたのを、踊り子達がうまく邪魔をしてくれていた。僕の手からラピスラズリを奪い取った王は床に投げて叩き割ってしまった。と、白い煙りのようなものが飛び出てきて王を包むと、今度は王のなかから緑色の煙りが出てきて、天に消えていった。 「私はここで何をしていたんだろうか」
2006年02月07日
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落ちたときはもう辛くて、、、、。なんで?なんで?って 否定されたことに すごく未練があって、、、ぐちゃぐちゃでした。もう終わろう、、、としていたのですが塾の先生からの電話で新しい所に願書を貰いに行って出して受験合格しました!!!辛くてもあきらめちゃいけない。って思いました。落ちても それは自分のすべてが否定されたわけじゃない。相性が悪かっただけ。もっといいところが待ってました。光を信じて がんばろう。
2006年02月06日
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9 王宮 朝食が済んだころ、王宮からの迎えがきた。身支度をしますからと少し迎えを待たせているあいだに僕は支度をした。シルトさんとの連絡も決めた。僕は真っ白の布を頭からすっぽりと被ってアグを抱いた。そっとズボンのポケットのラピスラズリを確かめた。これからは少し楽しくないことが起こる。荷物として僕達は運ばれることになる。王に魔法使いだと思って欲しいからだ。 「ミルク、英雄って大変なんだね」 アグをぎゅっと抱きしめた。 チャートさんと荷物となった僕達を積んだラクダが王宮へ向かった。 王宮につくとチャートさんは迎えの人達と中に入っていった。僕はまずアグを外に出して様子を窺った。幸い誰も見てないようだったので素早く飛び出した。身体中が痛かったがとにかく隠れられる場所に急いだ。 「ミルク、あそこに樽があるよ。あそこの奥に入れないかな」 アグが見つけてくれた荷物置き場はちょっとした隠れ家に具合よさそうだった。僕は自分を包んでいた白い布ををひっくり返して黒にして着た。そこに足音が聞こえてきた。 「今晩は大変なことになりそうだな」 「王が舞台に行くっていうんだからしょうがないよ。また寝ずの番をさせられる」 「可哀相なのは娘達だよ。親から引き離されて難しい踊りを覚えさせられて一晩中踊らされてへとへとにさせられて。王は何を考えているんだか」 「とんと分らないね。それより、ちゃんと油だとか松明だとかの用意をしておかないと俺達が怒られるってことだけは確実なんだから、仕事しようぜ」 樽だの箱だのが擦れあう音がして、僕は身を縮めた。兵士達は僕に気付かずに立ち去っていった。もう誰もいないだろうか。注意深く耳を澄ませているとどこからか啜り泣く声が聞こえてきた。 「ねぇ、アグ聞こえる?」 「うん。女の子だね。僕ちょっと行ってくるよ」 アグは扉の向こうに駈けていった。戻ってくると僕を案内してくれた。似たような物陰に女の子がしょんぼりと座っていた。 「さっき泣いてたんだね」 「うん。泣いてるところ見つかると怖いから隠れて泣いてたの。でももう行かなきゃ。怒られちゃう。私は下手だからみんなよりうんと練習しないとだめなの」 女の子はそう言って涙を拭いて立ち上がった。 「もうちょっとの辛抱だからね今夜僕達がみんなを助けにいくから」 「でも、、。王はとても怖い人よ。それに王のいる場所には沢山の兵士がいるわ。私はもうお母さんのところには戻れないの。きっと」 「そんなことないよ、難しいことだけど、協力してくれる仲間が沢山いるんだ。なんとかできそうだよ」 「本当に!ねぇそれなら私達も協力するわ。なにかできることかあったら教えて」 「魔法使いのように突然王の前に現れたいんだ。何か方法があるかな?」 「分らない。だけど、、。相談してみる。兵士達には見つからないように。それじゃ後で、またここに来るから。じゃぁ」
2006年02月06日
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7.ビビ国 街の入口でシルトさんの友人達が出迎えてくれた。女の人が泣き濡れていた。 「いったいどうしたんだい」 「よくきてくれたよシルト。とんでもないことになってしまった」 泣いている女の人を支えていた男の人が僕達を降ろしてくれながら説明してくれた。 「オアシスのほとりで歌を歌っていたうちの娘のチャートを王が気に入ってしまって王宮に連れていくというんだ。乱暴な王でもう幾人もの娘が連れていかれたが手紙ひとつ届かない。もう心配で心配でたまらないよ。何ひとつ大切にしない王なんだからね」 出迎えてくれたレキさんの家でお茶を御馳走になりながら、これまでのことを聞かせてもらった。 今の王は前の王の息子で二人で仲良く国を納めていたということだった。けれどもある日、井戸を掘っているときに、大きな箱が出てきてそれに触った王は病気になり今もふせったまま。王になった息子はやりたい放題になってしまった。箱はもうばらばらに壊れて今はもうどこにも見当たらない。ということだった。 わがままになった王が特にやりはじめたことは星を祭ることだった。まず砂漠中に池を作りたがった。オアシスに豊富に水があるとはいえ、そんなに無駄に使っていいはずはない。池はどんどん蒸発していく、そこに毎日人夫が水を運ばされてへとへとだ。生活の水が足りなくなっても王は止めようとしない。なによりも星を映す池を作ることに専念している。その池の周りで娘たちを夜通し踊らせるなどしているらしいとのことだった。 僕達は街がいったいどうなっているのか偵察に行くことにした。古ぼけた家が続く通りから王宮へ近付いていく。池が増えて緑が増えて確かに綺麗にはなっていくけれど、どこにも暖かみのない風景になっていくのが無気味だった。そして誰も彼もが疲れている様子だった。 王宮に近付くと馬車が沢山出入りしているのが見えた。何か大きな建物でも建てる様子だった。 「あれはなんでしょう」 砂埃をたてて走る馬車を避けながら大通りの店の人に聞いた。 「ああ。なんでも、今度の満月に盛大に星祭りを行うようなんだ。また沢山の娘が集められるとのことだよ。まったく」 8 星祭り レキさんの家に帰るとレキさんがチャートさんと抱き合って泣いていた。王宮から手紙がきて明日チャートさんは連れて行かれるとのことだった。 「ミルクなんとかならないかな」 「そうだね。祭りが中止になればいいんだろうけど」 シルトさんが首を振った。 「あの様子じゃ王は魔物に取り付かれてるよ、街のものがいくら頼みに行ったって聞き入れてくれそうにない」 「雨でも降らないかな。雨が降ったら星が見えないでしょ」 アグが空を見上げていった。 「雨ってなんですか?」 レキさんが言った。 「雨を御存じないんですか?空から降ってくる水ですよ」 「いいえ。全然。水といえばオアシスにあるのが全てだと思っていました」 「あ」 僕は閃いた。 「ひょっとして、ひょっとして王も雨を知りませんか?」 「多分」 「王の気持ちを変えることができるかもしれません」 「本当に!」 「シルトさん。割ると雲が出てくる石を持っておられませんか?それで星をすべて隠してしまうのです。僕が星を盗んだって言うんです。言うことを聞かないと返さないって。そうしたら、少しは王も懲りるんじゃないでしょうか」 「それはいいかもしれない。沢山の石と割る人手がいるがそれは皆に協力してもらえると思う。君が王と話せるようになにか方法を考えよう」 「明日、娘さんと一緒に王宮に付いていきます」 「それじゃ、お守りにこれをあげよう。あんたの役に立ちそうだ」 シルトさんはリュックのなかからラピスラズリの石を取り出して僕に渡してくれた。本当に夜空の星が詰まっているように美しい石だった。僕は大切にズボンのポケットにしまった。 「ミルク明日がんばろうね」 アグをぎゅっと抱きしめて明日のことを想った。 9 王宮
2006年02月05日
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6. 旅立ち 猫はそういうと踏まれたしっぽを舐めた。 「ごめんなさい」あやまって猫を抱き上げた。するとどうしたことか景色がぐらっと揺れて、僕は意識をうしなった。 目を開けるとそこは砂漠だった。 一面の砂。暑い風。どうして? 「やぁ目が覚めたか」 突然声がして僕は驚いて飛び上がった。振り向くと白い布にすっぽりと包まれた男の人が立っていた。 「俺は石使いのシルトだ。青い猫があんた達を連れてくるって言ってたので待ってたんだよ。」 「僕を?」 「このビビ国は美しい国で、みんな仲良く暮らしてたんだが、新しい王がそれはわがままで、みんな困ってしまってるんだ。私もビビ国の友人から呼ばれて助けに来たんだよ。その途中に青い猫に会ってあんたがなんとかしてくれるって言われたんだ」 「わがままな王様、、」 「そうさ、欲しいものはなんでも取上げていくんだ。人の気持ちなんて考えない。とんでもないやつだ。さぁ、とにかく街へ行こう。ここで喋っていたらミイラになっちまう」 シルトさんは僕達をラクダに乗せてくれた。 「僕は何をすればいいんだろう?」 「じゃぁ僕に名前を付けて」 腕にじゃれてた猫が言った。 「名前を付けてもらうのが好きなんだ。だって好きな人にはそうするんでしょ?」 そういって僕を見つめる猫はとても可愛らしかった。そうだ。僕達は友達になるんだ。 「アグ(Ag)なんてどう?綺麗な銀色の目だから」 「うん。素敵だね。じゃぁねぇ、今度はアグの番だね。ううんっと」 アグが僕の頬を舐めた。 「ミルク。一番好きだから」 このときから僕達はお互いアグとミルクと呼び合うことになった。
2006年02月04日
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4. 歌う石 僕は読み終えると今度は灰色の小さな石の入った瓶に向かった。やはりそこにも本が置かれてあった。 私がこの石の話しを初めて聞いたのは五歳のときでした。夏に両親に連れられて祖母の家に行ったとき、祖母は夜の寝るまでの時間この石の話しを聞かせてくれました。歌う石の村からきた旅人が少年に伝えた茄子色の夕焼けや梅色の海、そして美しい石の歌音のこと。私は絶対にいつかそこに辿り着きたい。と願うようになりました。しかし肝心の祖母はこれはお伽話で、そんな場所はない。と笑うだけでした。 しばらくは学校が忙しく忘れていたのですが、大学に入ったころ、そこの図書館で、祖母の話してくれた話しと同じ話が載っていたとき、私は心の奥にしまっていた夢を思い出しました。 本によれば、石が歌う村があるのは島で、島には高い山があり、トマトが特産である。と伝えられている。というものでした。 私はまず、海が緑に見える場所で空が紫に見える場所を探しました。特に海の側のトマトの産地は入念に、休みになると現地に行ったりしました。しかし、どこも祖母の話してくれた村の様子と全然違う所でした。 学校の弁当などでトマトを食べることが多かったので、私はトマトが好物と思われたらしく、みんながトマトを持ってきてくれるようになりました。そのなかのひとつに黄色いトマトがありました。その友人によると野菜というのは場所により大きさも色も違うとのことでした。ということは私が紫だといままで思っていた茄子色の夕焼けはもっと別の色かもしれない。梅色の海も緑とはかぎらない。ということに思い至りました。 今度は茄子を集めました。だいたいは紫でしたがそのなかに赤っぽい紫が混じっているものがありました。少年に歌う石を教えた旅人の国の茄子の色はきっとこんな色だったのではないだろうかと。胸が高鳴りました。 できるだけ茄子をあつめ、そのなかで特に赤い色の茄子の産地に私は旅立ちました。クリソプレイズという街がその産地でした。しかしクリソプレイズには海も湖も無く、梅色の海という記述に似合わないところでした。それでも何かあるはずだと、街を歌う石の話に関係するものがないだろうかと訊ね歩きました。 すると、ある八百屋で、海に囲まれた島に茄子を送るかわりにトマトを貰ってくるという話しを聞きました。これこそ、歌う石がある村に違いない。と私はその茄子を運ぶ手伝いをすることを約束しました。 船に乗せてもらい、いよいよ歌う石があるかも知れない島に行くことになりました。海の色は緑色でした。緑のなかでもほんのり黄色がかって梅という感じがします。そんなことを考えていると胸がだんだん苦しくなってきました。船が島に着いて茄子を降ろす手伝いをしているのに、重さを感じず、雲の上を歩いているような感じがしてまた。 八百屋の方にお礼をいっていよいよ村に入っていきました。落ちている石を拾っては耳にあてて歩きました。人を見つけるたびに歌う石の話を知っているかと聞きました。しかし、最初の期待とは裏腹になにも見つけることはできませんでした。 それに、この島には高い山もなかったのです。私はなんて馬鹿なんだろうとしょんぼりと、港に帰りました。 港には、もう私を連れてくれた八百屋さんの船はなく、定期便にもかなりの時間があったので、海を眺めてブラブラしていました。あまりに気が抜けていたのか、側に歩いてきた人に気が付かずぶつかってしまいました。散乱する茄子をあやまりながら拾い集めました。急いで集めたのですが海に落ちてしまったものも沢山あり気まずくてどぎまぎしていました。おわびに何か役に立つことでもないでしょうかと、申し出たところ、船の操縦を手伝って欲しいとの返事をもらってその人に付いていきました。 ちいさな、けれども素敵な船が港に泊まっていました。船のなかには美しい青い色の毛の猫がいました。茄子の袋を船に積むと、ポゥという素敵な音をたてて船が出発しました。手伝うはずで船に乗り込んだ私なのですが、美しい猫の青い毛を撫でているうちに眠ってしまいました。 とても美しい音がしました。飛び起きると、私は木陰に寝ていたことに気がつきました。周りを見渡すと、小さい家が何軒も建っていて、それぞれ家の玄関に石の簾をたらしているのが見えました。その簾が風に揺れてそれはそれは美しい音を奏でていることに気がつきました。私はおそるおそる足下に落ちている石を拾って耳にあてました。手を揺すると、ころんころんと音がしました。 立ち上がって風が吹いてくる方を見ました。すこし紫ががった赤い夕焼けと海が見えました。 石を大切にポケットに仕舞っていると、さきほどの青い毛並みの猫がやってきて足にじゃれてきました。嬉しくて抱きしめたことまでは覚えているのですが、そこから覚えていません。気が付いたら、茄子を落としてしまった港にいたのでした。 青い猫が私を見ていました。私はさっき乗せてくれた船があるのではと周りを見渡しました。けれどもあの素敵な船の姿はなく青い猫すら姿を消してしまい、私は途方にくれてしまいました。 ポケットに触ろう。と思ったのですが怖くてなかなか触れませんでした。後ろから呼ばれ、驚いて飛び上がったとき、ポケットから音が聞こえて、おもわず、船の出航を教えにきてくれた定期便の船長さんに抱きついてしまって、驚かせてしまいました。 船長に今、体験したことを話して、歌う石のことについて聞いたのですが、何も知らないとのことでした。 その後、船に乗ってさんざん探したのですが今まだ辿り着くことができていません。 みなさんに私の話の続きを語れるように。それが私の願いです。 5. 空に漂う石 僕は読み終わって、改めて石を見た。その灰色の小さな姿の中に美しい音を秘めている石。今夜この石と出会えたことをとても嬉しいと思った。 どんな音なのか聞くことはできなかったけれど、いつか自分で探して聞くのが本当じゃないかと思ってゆっくりとその場所を離れた。 こんどは薄い空色の瓶の所に行った。中には綿毛のような石が入っていた。今度は本ではなくて絵が置いてあった。 それは素敵な絵だった。昼寝をしてる猫の上をたんぽぽの綿毛のような石がふわふわ漂っていた。優しい風がここまで届きそうだ。ああ、その猫はなんだかどこかで出会ってるような気がする。 ちょっと座ろう 頭の中で色付きはじめたもやもやした風景をおいかけながら歩いていたら、うっかり猫のしっぽを踏んでしまった。 そうだ。前にもそんなことがあったんだ。凄い風のなか歩けなくて寄り添うように僕と一匹の猫と、、、。 「フラクタル叔父さんだよ」
2006年02月03日
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3.翼の石 私がこの石とはじめて出会ったときの話しです。私はとても空を飛んでみたいと思っていました。ですから家の用事が終わったあと、いつも神様のお宮に行ってはお願いをしていました。 ある日のことです。お宮にいくとおじいさんが立っていて、花を持ってきて欲い。と言われました。その花はお宮の裏にある泉の中に咲いているとのことでした。 泉を覗いてみると底のほうにふわふわ揺れる白い綺麗な花が見えました。でもとても深くて、私にはとても潜ってとってこれそうにもありませんでした。 するとおじいさんは私の手のひらにとても綺麗な透き通った石を乗せて言いました。 「いいかい、この石はね、水のなかで息ができる石なんだよ。だから深く潜っても大丈夫だよ」 私は石を口に含むと、泉のなかへ飛び込みました。本当に苦しくなくて平気です。 どんどん深く泉のそこに沈んでいきました。すると、どうしたことでしょう!泉のなかには家があって電車が走っていて馬がいて犬がいて人が歩いています。そして人々は私を指差してこう叫ぶのです。 「あ!人が飛んでいる!」 いいえ、私は泳いでいるのです。潜っているのです。でも、でも、線路の傍に立ったとき、私は今まで空を飛んでいたのではないか。と思いました。 ちいさな子供が走りよってきました。 「お姉ちゃん、木のてっぺんの葉っぱ取って!」 地面を蹴るとスッと体が浮きました。そのまま浮かんでもう木のてっぺんまで来ていました。葉っぱを一枚もいでふわりと着地しました。 ちいさな子は葉っぱを受け取ると嬉しそうに走っていきました。私は私の願いごとが今、叶っているのだ。と思いました。 軽く地面を蹴るだけでふわりふわりとどこまでもどこまでも自由に自由に踊れました。あの空の雲にまでも! 雲の上につくとビックリしました。下からは雲に見えていたのですが、上からみると、それはおじいさんに持っていくと約束した白い花でできていました。 私は花を摘んでおじいさんのところに戻りました。 ですから私はこの石を「翼の石」と名付けようと思います。
2006年02月02日
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「あ。昨日はありがとう」 僕はつっかえながらお礼を言った。 猫はニャァと鳴くと、こっちだよというように歩きだした。僕はあわててついていった。 小さなお店みたいなところだった。僕はチケットを取り出した。浮石糖が月の光りに照らされてますますふんわかになっているようだった。店のまわりには僕の他にも展覧会を見にきた人がいて、チケットを取り出すと、入口に座っている犬に食べさせては、中に入っていった。僕も犬にチケットを差し出した。犬は美味しそうにチケットを食べていた。 店の中には色々な瓶が置いてあって、その中に石が入っていた。そしてその石の前には本が置いてあった。僕は最初の空色の瓶のなかの透き通った石の前に置かれている本を読んでみた。
2006年02月01日
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