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2006年02月04日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
6. 旅立ち
  猫はそういうと踏まれたしっぽを舐めた。

 「ごめんなさい」あやまって猫を抱き上げた。するとどうしたことか景色がぐらっと揺れて、僕は意識をうしなった。
 目を開けるとそこは砂漠だった。

 一面の砂。暑い風。どうして?
 「やぁ目が覚めたか」

 突然声がして僕は驚いて飛び上がった。振り向くと白い布にすっぽりと包まれた男の人が立っていた。
 「俺は石使いのシルトだ。青い猫があんた達を連れてくるって言ってたので待ってたんだよ。」

 「僕を?」


 「わがままな王様、、」
 「そうさ、欲しいものはなんでも取上げていくんだ。人の気持ちなんて考えない。とんでもないやつだ。さぁ、とにかく街へ行こう。ここで喋っていたらミイラになっちまう」

 シルトさんは僕達をラクダに乗せてくれた。
 「僕は何をすればいいんだろう?」

 「じゃぁ僕に名前を付けて」
 腕にじゃれてた猫が言った。

 「名前を付けてもらうのが好きなんだ。だって好きな人にはそうするんでしょ?」
 そういって僕を見つめる猫はとても可愛らしかった。そうだ。僕達は友達になるんだ。

 「アグ(Ag)なんてどう?綺麗な銀色の目だから」
 「うん。素敵だね。じゃぁねぇ、今度はアグの番だね。ううんっと」

 アグが僕の頬を舐めた。


 このときから僕達はお互いアグとミルクと呼び合うことになった。








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最終更新日  2006年02月04日 07時21分29秒
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