The Sixth Sense。 ~徳姫(*^.^*)珍道中~  弐

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2005.09.13
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テーマ: 宇宙の話題(325)
カテゴリ: カテゴリ未分類
こんばんは。

地球からはるか128億光年離れたところで起きた巨大爆発の撮影に成功したという記事をご紹介します。

2005年9月4日10時51分(日本時間)に、米航空宇宙局(NASA)のガンマ線天文衛星スイフトによって、うお座の方向にあるガンマ線バーストが検出され、その正確な位置が全世界の研究者に伝えられたそうです。そして、「GRB050904」と命名された、このガンマ線バーストの位置に各国の望遠鏡が向けられ、次第に弱くなる残光が観測されたということです。

まず、東京大学がハワイ大学の協力を得て、爆発の12時間後にマウイ島に設置した口径2メートルのマグナム望遠鏡でも観測が行われ、極めて遠方にあることを示唆する結果を得たそうです。さらに、すばるGRBチームでは、ハワイ時間で9月6日の晩(日本時間では9月7日)に、この残光を微光天体撮像分光装置(FOCAS)という装置を用い、4時間の露光によって可視光から近赤外線領域にわたる高品質のスペクトル(波長別の光の強さ)を得て、正確な距離の測定に成功したそうで、距離は128億光年だという結果をえたということです。このほか、ノースカロライナ大、イタリアのブレラ天文台なども観測に成功したそうです。

この巨大な爆発現象は「ガンマ線バースト」と呼ばれるもので、今月4日に起きた今回の爆発は、現在137億歳の宇宙が誕生してから9億年後に起きたもので、従来の記録を5億年もさかのぼることになるそうです。たった5億光年の差ですが、宇宙の始まり (ビッグバン ) からの時間でみれば、これまでの最遠記録の123億光年は14億光年後で、今回のものは9億光年後となり、これまでに比べて6割も宇宙の始まりに近づいたといえるのです。そして、爆発を起こすような重い星が極めて早い段階で誕生していたことを示していて、宇宙初期の星の姿を探る手がかりになるということです。

人類が観測したもっとも遠方の天体(最古の天体)としては、すばる望遠鏡によって、多くの星の集まりである若い銀河で、さらに約5000万光年古いものが発見されているそうですが、今回は1個の星を直接観測したことになるのだそうです。

すばるで観測した河合誠之東京工業大教授は「銀河よりも強い光を放つガンマ線バーストの観測で、さらに古い宇宙の様子が分かる可能性がある。宇宙で最初に生まれた星も、近い将来見つかるのではないか。またガンマ線バーストなら質のいいデータが得られる」と話しているそうです。

128億光年の距離も想像がつきませんが、128億年も前に起きた爆発現象をいま、地球で捉えてしまう望遠鏡の性能にも驚きですね。そして、ガンマ線バーストにも注目ですね♪





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Last updated  2005.09.15 18:55:38


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