梅の花2輪が、まぶしそうに半開きである。
別の木も開花していないかと観ていると、高い上空、東西を往き来する目白の群れに気づいた。
どこの庭に春が来たかを探索している。
それぞれの庭の状況を把握して、時間帯別に訪問先を決めるのであろうか。
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目白が大空を飛来することは、天敵である百舌鳥に襲われる危険があるのに命がけである。
10センチ程の小鳥でさえ危険を賭して空高く舞い上がり、文字通り、鳥瞰する。
小さな囲いに安寧し、極めて狭い領域でしかものを見ていない自分に気付く。
せめて、年を気にせずにドライブして、鳥の目線で揺れる時代を観察したい。
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何処に来た わたる目白や 梅まぶし