ビオラが竜の髭などのグランドカバーの隙間に葉を伸ばし花をつけている。
他の植生との競争に打ち勝つべく、自分の居場所を確保することに躍起になっている様である。
花茎は短く、しっかりと地に足が付いて、過保護不要、水肥もいらないと言っている。
中には、枯葉を抱いているものもあったが、今は春の日をめいっぱい浴びようと拭い去った。
**********
これは、晩秋、ビオラの最後の入荷を待って70本ほど購入しアプローチ周辺に植えたもの。
背が低くコジレ気味であったが、何とか冬の寒気と乾燥を乗り越えた。
促成苗は花茎を長くし、春を待ついじらしさは感じられず、顕示欲もいやらしい。
良家の御曹司、健康優良児、必ずしも大成するとは限らないことを、国際政界が物語っており、ビオラの美の世界も同じだ。
**********
芽立前 地を這うビオラ 花低く