ライフキャリア総研★主筆の部屋
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安積雅子さん、64歳。51歳のときに医師になろうと決意し、昨年、63歳で医師国家試験に合格、いま、呼吸器内科の研修医として宮城県の病院で働いているとのこと。 読売新聞で今日の朝刊からしばらく彼女のことを連載するようです。そもそも医師国家試験合格者の最年長記録を塗り替えて話題になった人物です。 人生80年超の時代。健康であれば、70、80でも現役で仕事を続けられるのですから、ああ、私もしっかりしなくてはと思いました。雇われ人では難しいけれども、自分で会社を経営するか、医師のような専門職、そして文筆業にもチャンスはあるはず。 無報酬のボランティアだっていいじゃない。要は社会貢献と自分の生きがい追究を両立できれば、すばらしい。 実は、高校時代に医学部を目指していました。進学校にいて国・数・英が全部得意だったので、どの大学のどの学部でも選べたのです。だったら、頂点を目指そうと。 3年の進路分けに際し理系クラスを選んだものの、春休みに迷いに迷い、やっぱり文系に替えてほしいと2年までの担任に願い出たら、もうタイムリミットでそれはできないから、なんとか独学で頑張りなさいと言われてしまいました。そして、きついひとこと、「キミにとって“医は仁術”じゃなかったんだね」。がーん! 一時は本気だったんだけどな。北杜夫や加賀乙彦、もっというとカール・ヤスパースのような精神科医にしてすぐれた文筆家という途方もない夢を追いかけていたのでした。 確かに青かったし、自分本位の甘ちゃんだった。弱者への貢献という動機の定まらない者には、しょせん、医の道は遠いのでした。 その後、ライターとして独立してからも、どうしても精神科領域への思いを断ちがたく、カウンセラーの資格を取ったりしました。 それをきっかけに、カウンセリングの仕事も入ってくるようになり、また、縁あって医学系の新聞や、看護系の雑誌に寄稿しています。でもまだ決着は付いていないと感じています。 ジャーナリストというのは、結局は野次馬であり、何でも屋。専門家になり得ない傍観者の立場ですが、だからこそ中にどっぷり浸かっている人には見えないものが見える。自己正当化の屁理屈かもしれないけれど、好奇心旺盛で貪欲な私には結局、一番合っている道かなと。なんとかこの道で踏ん張って、自分なりの世界を確立していきたい。 うちは長寿の家系だし、見た目「若作り」の家系でもある。世の平均から十年は余分に時間を稼げるかも。 あと2カ月ほどで誕生日を迎えてまた1つ年をとってしまいますが、これからは「当年とって」じゃなく「十年とって」方式で行こうと決めました。 というわけで、人生まだまだ半分以上残っています。もっといろいろなことにチャレンジしてみよう!さあ、これからが青春だ(ノリすぎ)。
2002年07月16日
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