ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2002年04月29日
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 その11歳の少年のことは、昨夜、テレビを見て初めて知りました。障害を抱えながらも詩集などを発表し続ける日木流奈(ひき・るな)くん。
 自分で立つことはおろか、言葉を発することもできません。お母さんのヒザの上に乗り、文字盤を指さしながら意思を伝え、それを母が読み取り、父がパソコンに記していく。
 生まれた直後に脳に重い障害を負い、まったく自分の意思を表示することができなくなったそうです。でも、両親はあきらめなかった。漢字や数式などを記したカードを繰り返し見せるうち、5歳のときに奇跡が起こった。文字盤を指さして意思を伝える術を会得したのだそうです。
 流奈くんの目には、11歳とは思えない知性の輝きがあります。哲学や宇宙論など、2000冊もの本を読破したとか。
 でも、文字盤を指さすだけで呼吸が乱れる。まさに命を削って文字をつむぎ出しているのです。
「他の人が何気なく書くのに、私は全身の力を振り絞って書かなくてはいけません。それでも書きたいのです」
 こんなふうに、彼の言葉は端正で礼儀正しく、凛としています。私が一番感動したのは、次のような文章です。涙が止まらなくなりました。
「どこにいても
 だれといても

 伝えたいのです。
 そのためにいるのです。
         るな」
 命の奇跡を感じた夜でした。





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最終更新日  2002年04月29日 12時16分30秒


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