ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2003年02月12日
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 お昼過ぎには仕上がり、その後、紙を使ったハイテク技術および家庭の省エネ技術をテーマにしたエッセイのための情報収集、原稿の直し、来週に赤羽で行う講演のレジュメ作成などをしているうちに、こんな時間になってしまいました。間もなく6時。7時前には家を出て渋谷へ行き、明日の大阪出張の新幹線の切符を買って、帰りにスポーツジムへ回ろうかと思います。ジムは改装休館中で、その間、近くの系列店での振り替えがきくことになっているのでした。「湯の国ジャポン」とかいって、いろいろなお風呂が楽しめるみたいですが、結構、混雑するらしい。ヒヤヒヤ。

 さて、教育特区について。これは構造改革特別区の中で、とくに教育をテーマにしたものの通称で、教育のジャンルでの規制緩和をある特定の地域に限って特別措置として認め、毎年その内容を評価し、1)全国に広めるべきか、2)その地域に限って続行すべきか、3)修正または廃止するのいずれかの判定を下すという規制緩和のカンフル剤です。

 市区町村や都道府県、そして一般企業やNPO法人などが「こんな事業をやりたい」というアイディアを出し、この内容を関係する各省庁に打診して、法の規制をはずす特例措置による実現が可能かどうかを見極め、首相がゴーサインを出すという流れです。

 教育に係る提案は、おおむね次の4ジャンルに大別できます。1)多様なカリキュラムを認める特区(国語以外の教科を英語で教える公立のインターナショナルスクール、小学校から高校までの一貫教育、地場産業の職人が常勤講師となって職業教育を行う授業など)2)不登校の児童やLD(学習障害)児、ADHD(注意欠陥多動性障害)児を対象にした少人数制の学校を認める特区、3)幼稚園と保育所の一体化を認める特区、4)大学や大学院の設置をしやすくする特区です。

 教育関係の規制でとくに問題となっているのは、学校の設立と運営を学校法人にしか認めていない点です。これを民間の株式会社に対しても認めるかどうかが、1つの焦点になっています。

「利潤追求の株式会社が教育の聖域に入ってくるのは怪しからん」と文部科学省では考えていたようですが、あくまでも「民間にできることは民間で」を主張する小泉首相に押し切られる格好で、教育特区に限らず、今後は全国規模で認められるようになりそうです。昨日の朝日新聞朝刊の1面にも出ていましたが、政府の規制改革会議は早期に規制緩和をめざす「重点検討事項」の原案12項目の中に、この「株式会社、NPOなどによる学校経営の解禁」を盛り込んでいます。

 教育特区の実験によって、これまで全国で画一的に行われてきた公教育に改革・刷新の風が吹き込むことは誠に喜ばしいのではないでしょうか。学習指導要領の大改訂で「総合学習の時間」が設けられたことにより、各学校独自の授業を実施しやすい環境はすでに整いましたが、それを行き当たりばったりな単発的ものに終わらせず、ひとつの完成した制度、システムとしてユニークな教育が成り立ち得るかを実験・検証しようとするところにこの教育特区の価値はあると思われます。

 子どもたちに害のないものであれば、なるべく柔軟に新しい案を取り入れ、特区として認めてもいいのではないでしょうか。

 ただし、規制の緩和に対しては、規制によって既得権を得ていた官庁やその他もろもろの抵抗が予想され、一筋縄では行かないようです。

 さまざまな自治体などから出された特区の案に対し、当初はことごとく「できない」「認められない」という主旨の回答が管轄官庁から出され、それに対して構造改革特別区推進本部が、「いや、そんなことはないはずだ。できないという根拠を明らかにせよ」と応酬していて、その経過が全てホームページ上で明らかにされているので、なかなか見ものです。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/index.html

 規制に守られた人たちや公務員、官僚っていうのは、自分たちの仕事の質に対する責任がなさ過ぎるのではないかと私は感じています。ひとことで言えば、「やりさえすればいい」と思っている。それがサービスの受け手である国民にとって満足できるかできないかは彼らの興味の枠の外。「やってやったんだから、ありがたいと思え。文句は言うな」って思っている人が大半じゃなかろうか。

 その点、民間企業の場合は、受け手から満足されない悪質なサービスを提供するところは、競争に負け、淘汰されてしまう。ただ、この競争原理には問題もあり、良質のービスを提供するところには多くの消費者が殺到し、「高いお金を出さなければ良質のサービスが受けられない」という現象が起きることも考えられます。

 また、競争に負けて倒産する企業が出た場合、「母校を失う」生徒が出てきてしまう。「経営破たんで廃校になった学校の卒業生」が就職や転職で不利になることも考えられます。すでに経営破たんで廃校になる大学が現れ始めていますが、教育機関はその社会的使命からいって、可能な限り永続させる義務も帯びているのではないでしょうか。

 そのような弊害をなくす手段として、設置主体は市町村や都道府県であるけれども、運営は民間企業に任せるといった方式も考えられますし、不登校児のような「社会的弱者」である少数の児童に対してきめ細かい指導が求められる教育には、非営利団体のNPOが適しているでしょう。

 まあ、自分に子どもがいないせいか、どうも淡々と冷静に見ちゃっていますが、整理してみるとざっとこんなところです。自分に関係のあることで言えば、「キャリア教育特区」のようなものができれば、仕事が増えるので嬉しいかも。教員免許状を持たない社会人に対しても、これまでの非常勤扱いではなく、特区では常勤で継続して授業を担当させようという措置も実現しそうです。地場産業の後継者育成、起業家教育などの案も出ていますが、全体のコーディネーター役としてぜひ、キャリアカウンセリングに詳しいキャリア教育の専門家を登用していただきたいものですね(と、さりげなく就職活動してみたり)。

 今日の日記のタイトルは、今後の自分の仕事のあり方について考えるにつけ、どんどん落ち込んでいき、どん底にたどり着いたときにふと上を見たら「一点の曇りもない真っ青な空だった」というような心境を表す言葉というか、なんと言うか。

 前にも現在のような危機はあったのですが、要は受注一辺倒の仕事には限界があるということですね。クライエントの事情によって仕事が減ったり、料金が下がるリスクが常につきまとう。そして、担当者とのミスマッチという問題も!

 というわけで、自分で仕事を創造していく部分を増やしていかなければと切に思うのでした。単行本や新規連載の企画を出版社に持ち込んだり、キャリア教育の新しいビジネスを起業するとか。これから10年、長く見ても20年が勝負どころ。そろそろ人生の総仕上げの時期が迫ってきているので、緩んでいないで本気出さなくちゃと思うのでした。

 さて、ただいま23時過ぎ。ジムから帰ってきて、缶ビール飲んで夕飯を食べ終わったところ。でもまだ私の1日は終わらない。これから原稿を1本仕上げます。テーマは紙のハイテク技術。和紙や水引を作る会社が生み出したハイテク紙について解説します。2時間は、たっぷりかかるでしょう。そうしてようやくあったかーいお布団に包まれて、至福の時間を過ごすことができるのです。

 最近、怖い夢ばかり見ているけれど、今夜は幸せな夢を見て安眠したいものです。誰かさんのことを思い出しながら、ね。

 ふーっ。ようやく書き上げました。ただいま2時を少し回ったところ。まあ、予定の範囲内です。寝酒をちょっと喰らってから寝るべー。あーした天気になあれ。





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最終更新日  2003年02月13日 02時11分02秒


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