ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2003年08月06日
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テーマ: 夏休みの読書(2)
カテゴリ: カテゴリ未分類


 私のページは文字量が多いので、数秒見ただけで「ゲゲーッ!」と拒否反応を示して去って行ってしまうお子さんがほとんどだとは思うけれど、もしもじっくり読んでくださった方がいらっしゃったら、うれしいな。

 最近の子どもたちは、親や教師といったタテの関係と同じ年齢の子ども同士のヨコの関係ばかりで、ナナメの関係に恵まれていないんじゃないだろうか。

 ナナメの関係にさらされると、さまざまに異なる価値観にモミクチャにされるけれども、そのことが結果的に子どもの批判精神を育てると同時に、自立心を高めると私は信じたい。相手が悪い大人じゃなければね。

 親や先生の言うことが必ずしも絶対じゃないんだ。他にもっと自分にマッチするモデルがいれば、救われる。いまの時代は不幸なことに、大人になりきれていない親や先生が大勢いるからね。つまり、お手本にはできないってわけだから、子どもたちの魂はフラフラ迷ってしまうだろう。

 私の子ども時代の経験で言えば、大家族と隣近所のナナメの人間関係の中でとてもいい刺激を受けたように思う。だから、批判精神と自立心旺盛な人間に育ったんじゃないかな。

 でも、将来の進路を決める高校生の時期に、もう少しナナメの関係が豊かだったら、違った進路を選択していたかもしれない。誰か生き方のお手本になる人が身近に欲しかった。ジャーナリストか、医者かと進路を決めかねていたのだけれども、どちらも私には縁遠く、生々しくなくて、想像の世界の人物たちだったから、どっちも確信を持って選べなかったのだ。

 それはさておき、本日のテーマは、夏休みの読書です。子どもたちは夏休みの宿題でいまも読書感想文を書かされるのだろうか。

 私は中学の夏休みに『人間の歴史』という本を選んで感想文を書いたのだった。中に出てきたジョルダーノ・ブルーノという人のことが忘れられなくなった。ガリレオよりも前に地動説を唱えてキリスト教会の反発にあい、宗教裁判の結果、火あぶりの刑に処せられたのだった。

 自分の信念を貫くために命を賭ける。それも、自分が信ずる学問的真理のために。

 おー、なんと感動的な生き方だろうと私は思ったのだった。そういう人になりたいと思ってしまった。こうして頑固な性格が形成されたのですね。

 というわけで、子どものときに読んだ本が後の人格形成に重大な影響を及ぼすことがあるので注意したほうがいいですね。

 今日は広島原爆忌。この後、長崎原爆忌、終戦記念日と続く。ニュース番組などで戦争について触れる機会も多くなるだろう。

 この時期、戦争についての本をじっくり読むのが正しいのかもしれない。現代日本に生まれてしまった私たちは、太平洋戦争や日中十五年戦争に関する本を読み、深くその意味について考えることが人間としての「義務」であるとも言えるだろう。

 私がお薦めしたいのは、精神科医の野田正彰氏が書いた『戦争と罪責』(岩波書店)。読むと心が洗われる本だ。

 日本政府は戦争責任について逃げ腰な対応ばかりしていて、いつも失望させられるが、この本の中には彼らのように罪と向き合うことができず、ごまかしたり逃げたりする人物も出てくるけれども、自分の犯した罪を心から悔い、償うことでその人自身が癒され、救われ、成長していくプロセスが素晴らしい。

 どんな人間でも、そのような自己成長力が備わっているはずなのだ。

 さて、本については前日の日記でも書いた。そうしたら、海の向こうでバリバリ働いている友だちが、お薦めの本を2冊メールで教えてくれた。

 とくにプライバシー侵害にはならない部分だから、ちょっと引用させてね。

>“When I was a young man:” By Bob Kerrey.
 Bob Kerreyは ネブラスカ出身の元上院議員。前回の大統領選では一時有力候補にもなった。彼がこの本を書いた時、その一部がNY TIMESのSUNDAY MAGAZINEに掲載され、かなりの注目を集めた。というのは、彼がベトナムに海軍の特殊部隊SEALのメンバーとして参戦していた時、多数の婦女子を殺害したとその本のなかで告白したからである。ただし、話題の中心は恐らく、Kerreyの一アメリカ人としての人生であって、詳細は(たとえば、彼が一般市民を殺害した小隊のリーダーだったこと) はそれほど重要なことにはなっていない。

>“Inside Delta Force” By Eric Hanney
 著者のEric Hanneyは元Army Ranger の一員で最初のDelta Forceの結成に係わった。故にこの本は、Delta Forceがいかに様々な活動に係わったかを当事者の立場から厳密に描写している。個人的には民主主義と防衛は切り離せないものと感じているので、諜報と軍隊の役割に関してとても参考になる本です。

 なにやら「平和ボケ」の頭がギンギンに冴えてしまいそうな本だこと。

 ボブ・ケリーについてネットで調べてみると、この虐殺事件のことや、これよりももっと大規模でいまもアメリカの歴史における大きな「汚点」と見なされている「ソンミ事件」のことがよく分かるので、夏休みの課題研究にいかが?

 アメリカは朝鮮戦争でも非戦闘員の大虐殺を行っていて、その事実を知ると、昨今の韓国の反米運動があれほど激化している理由の一端が分かるような気がする。

 日本は戦争による愚かな過ちを二度と繰り返さないのですよね。そう誓ったはずですが……。

★本日のお買い物日記★

 2枚組CD Faireport Convention“before the moon”3,150円(amazonにて注文したのが届きました。この中の曲を次のライヴで歌おうかどうか検討中)
 バス乗車1回、210円
 スポーツドリンク、150円(エアロビ用)






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最終更新日  2003年08月13日 11時31分29秒


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