ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2004年10月03日
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 お産、それも、無痛分娩のように医療で「安全に」管理されたお産ではなく、助産婦さんの助けによる自然分娩を経験した産婦さんたちの話によると、産む瞬間には「宇宙との一体感を感じた」「自分の境界線がないようだった」「大きな力が働いていてそれに動かされているようにゆだねていた」など、心理学でいう「至高体験」に近い経験をしているそうですが、本当ですか?

「お産のヒューマナイゼーション」を唱える三砂ちづるさんの『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』(光文社新書)を読み終わりました。

 この本の中で三砂さんは繰り返し、お産という体験が女性にとっていかに素晴らしいかを述べています。でも、私のように子どもを産むには遅すぎる年齢の独身女性や、産みたくても埋めない女性たちにとって、つらい内容かというと、そうでもありません。

 お産はできなくても、それに近い至高体験を経験することはできるし、その至高体験の本質に迫る記述もあって、はっとさせられます。

 とくに私が凄いなあと思ったのは、以下のくだりです。

「一人一人が自然や宇宙とつながっていることが感じられるような状況というのは、誰かがほかの人よりももっと力を持とうとしたり、他人を思い通りに動かそうとしたときには、おそらく邪魔なものになったのではないかと思います。一人一人がそういう自然とつながるような大きな力を感じていると都合が悪いので、おそらく、自分だけにそういった力が残り、他の人はそういう力を感じることはないように、系統立ててこういう経験をつぶしていかねばならなかったのではないか、と考えるのです」

 唸ってしまいますね。国家権力と宗教の関係を鋭く示唆しているのではないでしょうか。

 個人と自然や原初とのつながりをコントロールするという方向で、組織、そして国家が発展してきたという史観もあり得るでしょう。

 古代の国家が、邪馬台国にせよエジプト王朝にせよ、宗教によって統制を行っていたという史実や、封建国家に対する反乱の火の手が宗教改革――ラディカルな新興宗教から発しているという点をうまく説明できるのではないかと思います。エキサイティングだわー。



 更年期に入ると、ホルモンの変調によるからだの変調を訴える女性が多く、その場合はホルモン補充療法が用いられます。「しかし」と三砂さんは言います。

「たとえばインディオの社会のように、更年期になって生活同が活発になっていると、おそらくはホルモン補充療法で女性ホルモンを補填しなくても、女性ホルモンは減りにくいのではないでしょうか」

 かくしてオニババ化は避けられると……。うーむ、ますます深い。

 今日はこれからイワシのパン粉焼きと、ブロッコリー&海老のサラダを作って、ワインで乾杯!の予定です。

 その前に、ウォーショースキー・シリーズの新作を読まなくちゃ。





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最終更新日  2004年10月04日 14時47分08秒
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