ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2006年12月14日
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カテゴリ: 女性労働研究
 再就職または就職を成功させるためのキーワードには、Cのつく英単語が多いということで、さらに探求を深めているというと大げさですが、色々な角度から考えています。

 Cの前の2つ、AとBでも何かいい言葉があるんじゃないか。そうすると、「再就職のABC」になって語呂がいいなあと思いついた。

 Aのつく言葉といえば……

 すぐに思いついたのが、 Ambitious

 均等法前の世代の女性にとっては、懐かしい響きの言葉ですね。もしも、それ以降の世代で、この言葉にピンと来る女性がいたとしたら、恐らく、大学で女性学や女性史を熱心に学んだ人でしょうね。

 均等法前の世代というか、戦後、アメリカから民主主義がもたらされたときに、「女性も男性と同等の権利がある」ことに希望を抱いて、差別と闘いながらキャリアを築いていったパイオニアの女性たちにとって、「ガールズ・ビー・アンビシャス」という言葉が、いつも拠りどころになっていました。

「女に学問は要らん」という言葉を跳ね除けて、ある女性はアメリカへ留学し、「女子大生亡国論」を唱えるジジイたちを鼻でせせら笑いつつ、ある女性は官僚になった……。

「ガールズ・ビー・アンビシャス」という掛け声は、「女性第一号」という言葉がよく使われた時代の空気をよみがえらせる呪文のようですね。

 過去の新聞記事やネットを検索して、「ガールズ・ビー・アンビシャス」という言葉を含む、パイオニアの女性たちの発言や、その引用をピックアップしてみました。応援してくれた男性の発言も含みます。

「ボーイズ・ビー・アンビシャス」とアメリカマサチューセッツ州から招聘され札幌農学校で指導に当たったクラーク博士が帰国に当たって生徒達に残した言葉は、明治時代の日本の青年達をどれほど励ましたことだろうか。「少年よ。大志を抱け。」と坂の上の雲をつかもうとする時代の精神が、日本の大変革、大構造改革をもたらす原動力となった。しかし、当時、「ガールズ・ビー・アンビシャス」と激励してくれる人はいなかった。

 もちろん今でも「アンビシャス」という言葉から野心とか、立身出世志向をかぎとって嫌悪感を抱く人もいるかもしれない。しかし、障害を乗り越えようと努力しないかぎり物事は変わらない。女性達が夢と志を持って新しい地平にチャレンジするところから未来が開ける。


内閣府男女共同参画局長(当時) 坂東眞理子

 この本を読んでいただく若い女性の皆さんに私からも一言。ガールズ・ビー・アンビシャス!

2003年8月 法務大臣・衆議院議員(当時)森山真弓

冬から春へ、とざされていた心が解放される季節に、あのすがしい香りはふさわしい。雪深い信州育ちのエッセイスト、熊井明子さんは少女時代、沈丁花の香りに「ガールズ・ビー・アンビシャス(少女よ大志を抱け)」と励まされる心地がしたという。

2002年3月13日 神戸新聞「正平調」

 最近は、当時の私と同世代の若い人たちに、海外に活動の場を求める人が増えているようですね。私は、まず自分が何をしたいのか、それを、しっかり見つけることが大切だと思います。それから、もっともっと、若い女性に活躍してほしい。「ガールズ・ビー・アンビシャス」ですね。

<略歴>
よしだ・るいこ 1938年、室蘭市生まれ。慶大卒。NHK国際局などを経て、ニューヨークに10年滞在。北中米や中東、アフリカで人々の生活を撮り続けている。89年にJCJ(日本ジャーナリスト会議)特別賞受賞。「ハーレムの熱い日々」など著書多数。


<15歳の自分へ>吉田ルイ子さん(64)=フォトジャーナリスト*英語で得た自信と目標2003.04.07 北海道新聞朝刊より

 池木教授は敗戦の年に小学校に入学、男女平等教育の中で育った。優秀な同級の女性が結婚で仕事を辞めてしまうのを「惜しい」と思い続けた。文部省に就職後、女子教育を研究。八一年には女性の働く楽しさを説いた「ガールズ・ビー・アンビシャス(少女よ大志を抱け)」という本も著した。

講座で「性別分業やめよ」の勧め 日本橋女学館短大の池木清教授
1995.03.08 朝日新聞東京朝刊より

 小学校一年生の時に敗戦。何もかもが変わり、民主主義と男女同権を「アメリカ」が連れてきた。古里の岩見沢市で「ガールズ・ビー・アンビシャスと言い換えていた」。大学を卒業後、二十五歳で渡米。貨物船で一週間の航海だった。

<ひと92> ドウス・昌代さん(53)=第23回大宅壮一ノンフィクション賞を受けた=移民排斥の歴史克明に追う
1992.04.09 北海道新聞朝刊より

東大東洋文化研究所教授。政治学。猪口邦子・上智大教授(国際政治学)は妻。夫妻共著の『世界を読む』が出たばかり。ユーモラスで連発する冗談は人を飽きさせない。楽々と物事を考え、人にもそう思わせてしまうのは、天性の才を持つ人の強みか。貫く趣旨は「ガールズ・ビー・アンビシャス」。

猪口孝氏 有能な女性が影響力あるポストに突出の必要(男に聞く)
1990.07.14 朝日新聞東京朝刊より



 そして、私。私の仕事は、「ガールズ」はもちろん、労働力人口減少の時代にとって期待のホープである、再就職志望の専業主婦の皆さんや、生涯現役をめざすオールド・レディーズ・アンド・ジェントルメン、そして、ニートやフリーターと呼ばれる若い人たちに向けて「ビー・アンビシャス!」と励まし、サポートすることですね。お任せあれ!













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最終更新日  2006年12月14日 07時56分02秒
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