ライフキャリア総研★主筆の部屋

ライフキャリア総研★主筆の部屋

2007年06月01日
XML
カテゴリ: 女性労働研究
 専業主婦をしていた期間は、企業からは「ブランク」と見なされ、評価されない。短ければ短いほどいい……そう思っている人が多いようですが、実際にはそうではない企業も増えてきています。

 とくに、女性向けの商品を作っているメーカーや流通業(デパート、スーパー、専門店)や、飲食店などのサービス業、また、サイフのヒモを握っているのは主婦ですから、金融関係や住宅会社も女性とくに主婦経験のある女性の能力や経験を必要としています。

 主婦経験も立派なキャリアです。ブランクつまり「役に立たないカラッポ」ではなく、「びっしり詰まった中身」であり、そこに企業が着目し、評価してくれるのです。

 キャリアには「狭義のキャリア」と「広義のキャリア」があります。大きなマルの中に小さなマルを描いてみてください。大きなマルが「広義のキャリア」で人生全体を表し、これを「ライフキャリア」と呼んだりします。

 小さなマルが「狭義のキャリア」であり、職業人生を指します。大きなマルの中には、まだまだいくつもマルを描く余裕がありますね。そこには、主婦経験のマル、地域活動のマル、趣味の世界のマル、仕事に限定されない幅広い交友関係のマルなど、さまざまなマルを描けるはずでしょう。

 人によって、それぞれのマルの大きさ――経験の中身や豊富さはさまざまでしょう。その中にはきっと、職業人生のマルと関連が深くて、相互に響き合う経験と、そこから獲得された能力、知識、人柄(パーソナリティー)などがあるはずです。そこに着目してください。

 主婦経験を丸ごと経験し尽し、楽しんで、達成感や充実感、よろこびを得ている人なら、きっと次のどれかの言葉を、自信をもって言えるでしょう。

「私は家事のプロです」
「私は育児のプロです」


 次に続く言葉として、「とくに……には自信があります」と言えるといいですね。

 たとえば、「とくに私は、優先順位を考えたり、スケジュールを組み立てて効率的に処理することが得意です。家事というのは種々雑多な仕事が多いのですが、その中で優先順位を判断してスピーディに処理しています。また、家事というものは、毎日必要なことばかりでなく、3日おきでいいもの、週に1度でいいもの、月に1度でいいもの、季節の変わり目に必要なことなどに整理できるので、あらかじめスケジュールを決めて段取りよく処理しています」などというように。

 で、3番目の結論がいちばん大事。「このように主婦経験を通じて身につけた私の強みを……というように仕事に生かして、御社に貢献したいと思います」と、締めくくる。

 さあ、作文してみてください。

 主婦経験のほかには、ボランティア、地域活動、趣味の活動でもいい。「何をしたか」よりも、その体験を通じて、「どのような」能力、知識、スキル、パーソナリティを獲得したのかを振り返って言葉に表し、最後にそれを「どのように」仕事につなげるのかを自己PRするのです。

 履歴書や職務経歴書にはぜひ、この「ひな型」を応用して自己PRしましょう。もちろん、面接でも!

 主婦経験はブランクなんかじゃない。自分を卑下しないで、値引きしないで、自信をもって再就職へのドアを開き、一歩踏み出してください。

「でも」「どうせ」「できない」は、女をダメにする3Dワードです。

 できることはたくさんあります。人間は誰しも、海に浮かぶ氷山のようなもの。水面下に隠れて見えない部分のほうが多いのです。

 その見えない部分を「見える」化することが、就職を考えるときには非常に大切です。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年06月01日 15時28分28秒
[女性労働研究] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: