格差社会の何が問題であるかというと、格差の固定化でしょう。中卒や高卒、あるいは「二流大学」「三流大学」出身または中退であると正社員としての就職が難しいとか、貧しい家庭の子供は、経済的な壁があって高等教育を受けられないとか、パートタイマーは正社員と同じ内容の仕事をしていても賃金で差別されるとか、そういった固定化に問題がある。
人間は多種多様であり、昔の日本に比べたら、いまは個が尊重され、多様性が認められるようになってきました。本人の意志や能力しだいで、多様な選択肢の中から好きなものを選択できるということにタテマエ上は、なっていますね。
敗者復活もあり、再チャレンジもありという世の中です。
格差の固定化にからめとられないようにするには、1つひとつの行動を意識的に行なうことが大切ではないでしょうか。
同じチャンスを与えられても、生かせる人と生かせない人がいます。生かせない人は、格差の固定化に絡めとられてしまうのではないか。
たとえば、私は専業主婦向けの再就職セミナーの講師をしていますが、このセミナー受講料は全く無料です。主催者は、市町村の女性センター(男女共同参画センター)であったり、厚生労働省認可の財団法人・21世紀職業財団であったりします。
国の再チャレンジ支援策の一環で、今年は例年よりも開催機会が増えています。
無料だから気軽に申し込めますが、残念ながら、当日、何の連絡もなしに欠席する人がいます。ああ、もったいない、せっかくのいい話を聞けなくてお気の毒です。
このセミナーではたくさんのお土産が配られます。先輩の就職体験談をまとめた資料集や、履歴書の書き方などのハウツウ集、自分でできる職業適性検査シート等々。
このお土産を、もらった人は生かせているかな?
読まないで部屋にほったらかしにしていたら、ただのゴミになってしまう。ところが、熟読玩味して、「ここはお手本になる」「この考え方に共感できる」といった部分をピックアップし、さっそくお手本にしたり、これからの人生の糧にすれば、何かが確実に変わる。
「お手本」を見つけられる人、「共感」のできる人は、違いのわかる人で、それらができない人は、違いのわからない人ですね。
違いのわからない人は、自分で格差を広げてしまう。格差の固定化に絡め取られてしまう。
そんなことが心配な今日このごろです。
「もしもあのとき…していたら、いまよりもっといい状態であっただろうに」と、後悔することがないように、そのとき、その場で、最善の選択をし、行動をしたいものです。
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