映画『アリス・イン・ワンダーランド』を新宿ピカデリーにて見てきました。
不思議でへんてこりんで……だからこそ魅力的な世界を満喫できました。3Dで見ましたが、そうでなくても十分に想像力を刺激されました。
とくに印象に残ったのが、「優秀な人は頭がおかしいものさ」というセリフ。変な夢を見た少女時代のアリスが、「私って頭がおかしいの?」と父親にたずねたときの答えでした。
うふふふ。 好きだなあ。こういう話。
一編のビルドゥングスロマンとして味わい深いものがありました。少女アリスが大人になっていく物語として。
何が異常で何が正常か、何が美しくて何が醜いのか、何が不幸で何が幸福か。
監督は常識のワナを駆使し、見る人の価値観を揺さぶり、想像力を刺激しまくります。
日本はいま、かつてのイギリスのように没落しかけているけれども、金銭的な貧しさ以上に、想像力が貧しくなることのほうが恐ろしいと思うのでした。