ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2010年12月16日
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「人間性に問題がある」とか「人間性が劣っている」といった言い方をする人がいます。

私は激しく違和感を感じてしまいます。

人間性は、優劣の尺度で測れるものではないし、「問題がある」というレッテルを貼るべきものではないと思います。

確かに、ある特定の能力については、優劣をつけることができるでしょう。しかし、その能力にしても、教育を受けるか、自ら学ぶことによって伸ばせるはずです。

また、「問題がある」というレッテルを貼るには、何が問題で何が問題でないかという定義づけが必要でしょう。

しかし、たとえ定義したにせよ、それは「すべてかゼロか」ではなく、程度や条件が伴うはずです。誰だって、程度の差こそあれ、何らかの問題を多少は抱えているはずです。

要は「全否定」の物言いはあまりにも非科学的であり、そもそも、人間という多様かつ全的な存在に対して優劣をつけるとか、問題か問題でないかという二者択一的な判定は、ふさわしくないと私は思うのです。そのような物言いは、人間の尊厳というものをまったく無視しているからです。

「あの人の人間性を疑う」という言葉を発する人に、私は問いたい。

あなたは、この世に生きているすべての人間を知っているのか。そして、あなたはあなた自身を知っているのかと。



まあ、人間性云々の表現は、結局、単なる悪口なんでしょうね。もちろん、仲間内であれば、その場にいる誰かを傷つけない限りは、悪口や軽口、冗談を言う自由はありますよね。

その逆に、「人間性に優れている」というのは、最大級の賛辞であり、ほめ言葉ですが、それを言えるのは、厳密には神様だけかもしれません。謙虚な人であれば、きっとそう思うでしょう。人間よりも、あらゆる意味で上の存在でなければ、人間性の評価は難しいだろうなあと。


私は日々、多くの人と出会い、対話をしていますが、つねに新しい発見があり、神聖な驚きを感じます。もちろん、すべてを受容できるほど度量の広い人間ではないので、防衛や抵抗も生じますが、それでも、可能な限り共感し、受容しようと努めています。それは、私がカウンセラーであるというよりは、人間の尊厳を何よりも大切にしたいと考えているからです。





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最終更新日  2010年12月16日 12時34分41秒


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