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2008.05.02
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カテゴリ: 国際結婚
興奮冷めぬ前に報告をせねば・・・。

長年の夢であった和装の写真を撮ってきましたよ。(笑)
長くなりますが、一部始終お聞きくださいな。

普通は、衣装の試着をしに行かなくても当日決めても良いのだが
ダーちゃんの体が大きいので事前に衣装あわせにいった。

週末だったのでウェディングドレスのお姉さんやら賑わいをみせ
我が家からかなりの道のりであったが、幸せモード満点の写真館に到着。

どんな衣装を着たいかと、写真を見せられると
係りのお姉さんは、私の衣装ばかり気にされる。


夫ちゃんのスーツを着せてちょうだいなと思ったが、お姉さんのペースで進む。

この間考える時間がダーちゃんにあったのが良かったようで
ダーちゃんの番になった時に、いきなりスーツを着るはずのダーちゃんが
着物の衣装を指差した。

おいおいおい、すごいじゃないか・・・・。

でもね、ダーちゃんが指差した衣装は・・・。
七五三の時にお父さんが着るような着物なので白無垢と一緒にはダメなのだ。

他にも着物があるよ、横綱と言われないように白やグレーの羽織袴を勧める。
ダーちゃんが、白やグレーなら黒が良いと。
一番相応しい着物をセレクトしたのだ。

でもね、このボンボンが嫌なのと呟く。


一番最初に選んだ着物には、ボンボンがついていなかった。
だから、選んだと言うのだ。
なるほどなるほど。

お姉さんにボンボンを取って写してもらえませんか?と聞いてみる。
即ダメと言う。


私の衣装を見に行く時にダーちゃんから離れたので
再度、「昔、横綱みたいと言われ着物を着たがらなくなったから
お相撲さんをイメージさせるボンボンを取ってもらえないか」と直訴。

お姉さん、着付けの方に聞きにいってくれたのだが
男性の正装だからと却下された。

ダーちゃんが、羽織なしの袴だけのイメージが分からないというので
普段は、衣装合わせでも着たりさせないような雰囲気であったが
外国人ということもあってか、着せてくれた。

そしたら、似合う似合う。
でも、ボンボンが嫌だと。
羽織を着ないとバランスが悪くなると、着付けの方が良かろうと思って言ったら
ダーちゃんが「じゃースーツにする」と言い出し皆で大混乱。

主の着付けの方が、角度でいくらでも隠せるから
バランスを気にしなくても良いと助言くださりなんとか落ち着いた。(笑)

補助の着付けの方は、かなり年配だったのか
ダーちゃんが聞き分けのないこと言ってという感じで
男性の最高の正装を理解されてないので仕方ありませんね。
撮影まで時間があるのですから、正装の意味をご説明なさったらどうですかと。
ニコリともせずに暗く言われてしまった。

私もね、もう少し若かったら言い返していたのかもしれないが
彼は強い意志がある人だからとだけ言っておいた。

撮った写真を見て、幸せという気持ちに思えないものは撮った意味がないのである。
ダーちゃんなりに妥協して歩み寄っている部分を私は認めているのだ。
民族衣装って、見慣れた人には普通でも外国人には変ってこと多いじゃないの。

おばさんの言いつけは、守らなかったのだけれど
テレビで時代劇をやっていた。
悪代官がボンボンをつけていた。
さりげなく、悪代官だけれど・・・侍ってボンボンつけるのねって呟いておいた。

彼には正装って攻めるより、侍って素敵ねっと攻める方が効果があるのだ。
でもね、嫌なら着なくて良いの。

さてさて、やっと撮影当日。
私はダーちゃんより一時間早く出発した。
一緒に行くのが普通なのかと思ったが、写真館から私とダーちゃんの時間指定があったし。
通常結婚する前の方が写真撮影するから、家が違うからバラバラって普通みたいだね。(笑)

すぐにお化粧をされた。担当は若いお姉さんで、ほとんど無言であったが
素晴らしいお仕事をしてくれた。
自分で言っちゃうが、綺麗だなって思っちゃった。(笑)

着付けの方が、以前のムッとさせたおばさんだと思っていたら
なんとも一緒にいるだけで和む方たちで、花嫁さんの気分上昇。

どこに行っても、本日はおめでとうございますと言われるのが気恥ずかしかった。

カツラを装着したら、嬉しくなるくらい楽しい気分になった。
えぇぇぇ、私は日本人なのね。
似合うわ、カツラ。
もう、ダーちゃんにこの良さが理解できなくても許してあげるわと寛大な心になっていた。

着替え途中のダーちゃんの所に行くと
ダーちゃんが、「綺麗だね」と言うのだ。
家で、多少変でも綺麗だねと言うのよとお願いした時に断られたのだけれど。(笑)
舞妓さんの真っ白顔を想像していたようで、顔白くしないのだねっと喜んでいた。

ダーちゃんのやる気のメモりーが見えるように
彼が乗ってきているのは感じることができたが・・・。
羽織は着たくないなら着なくて良いと、私は着ないものと前提に考えていた。

あとは、羽織だけという段階になった時に、
リーダーの着付けの方が、今回は羽織なしですねと私に確認してきたので
本人の気分次第ですと言うと・・・。

「ご新郎様、羽織を着てみますか?」と聞くと素直に着ると言うのだ。
でもね、期待はしなかったのだ。

スタッフの方は、ダーちゃんの「お相撲さん禁句」と「ボンボン嫌い」は
事前に連絡がいっていたようで、ボンボンをつけている時に皆息を飲み込む感じが伝わってきた。

当の本人は、ものすごいあっけなく「(羽織を)着ることにした」発言。
拍手こそなかったが、皆が心で拍手してくれているのは、とても伝わってきた。

スタジオに入ると、もうダーちゃんがウキウキで
カメラマンにどんなポーズをご希望ですかと聞かれても
ダーちゃんは全然興味がなかったので、こんなポーズというリクエストができない。

私は外国人受けのするポーズでお願いします。
本人は、侍が好きなんですと言った。

カメラマンが、刀はないんですよね・・・っと言う。
事前に刀はないと知っていたので、落ち込まなかったが・・・。

途中でカメラマンが消えたなと思ったら、スタッフの私物の刀があるから
今から持ってこさせますからと・・・。

もうダーちゃん、るんるん。
二人で、刀の写真を撮ると思ったら一人で撮ると嬉しそうだ。

ダーちゃんが嫌々ではなく、のりのりなので私は本当に嬉しかった。

4年前の結婚の時は、衣装これにしようとか、やっぱりこっちが良かったかなとか
そんな迷う楽しみを経験することができなかった。
必死だったのだ。

それがね、自分の国の民族衣装を着て見つめ合って笑えるなんてね。
こんな嬉しいことはなかったわ。

本当は刀の写真の後に再度二人の写真を撮りたかったようなのだが
ダーちゃんが、ラストサムライのトム・クルーズを真似したような
演技たっぷりの表情をして写されていたので、カメラマンがこれに時間を取って良いかと私に聞いてきた。

もうね、あとはご褒美の時間なので、そうしてほしいとお願いした。

私が着替えをしていると、肩を着付けの肩がもんでくれた。
なんとも優しい。

そして、覗きに行ったスタッフの方がご主人楽しそうにやっていますよと報告してくれた。
見なくても想像できるわ。(笑)

ダーちゃん、足の指が長いので足袋が痛かったようなのだが
のりのりダーちゃんなので、最後脱ぐまで痛いとは言わなかったわ。
「頑張ったね」っとねぎらうと、スタッフの方が私達の会話を聞いてクスクス笑う。

侍になって、のりのりダーちゃん。
それは良かったのだけれど、写真セレクトタイムが怖くなった私。
彼は、基本的にあれもこれもとほしがるのである。

案の定、あれもこれもと始まった。
でも・・・彼の希望と通りにすると我々の予算の倍。
しかし、ダーちゃんがみあるの一人の写真もほしいとか言ってくれまして
予算の1万円オーバーで大蔵省であるダーちゃんはサインをしてくれました。

もうね、何回も何回もお礼を言いましたよ。
ダーちゃんは、そのたびに満面の笑みですよ。

当初、ダーちゃんはトルコの親戚にはこの写真は見せないと言っていたけれど
あれは見せる感じですな。

今の家では、家中が写真だらけになってしまうから全部飾れないけれど。
トルコに引っ越したらメインの場所に和装写真を飾ります。
その時は、皆さん遊びに着て下さいね。

素敵なところを紹介してくれたiskenderさんどうもありがとう。
安心して久々の新郎・新婦になれました。





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Last updated  2008.05.03 15:49:37
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