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昨晩から今朝方にかけて冷え込みがひどく、全身がカチコチになってしまいました・・・
秋を楽しむ暇もなく冬になってしまったようです。
今日は中華人民共和国の海岸局(船舶向け無線局)について。
海上交通における通信手段は電信から衛星通信へと替わり、現在では
モールス通信を耳にすることは殆どなくなりました。
実際、日本では漁業無線を除き、海上保安庁や電気通信事業用の海岸局では
完全にモールス通信が廃止されました。
様々な分野に於いて、最新テクノロジーを駆使し、より確実で便利な方法へと移行いて
いくことは世の常。
当然、人間による作業が伴うものは、よりシステム化され機械が人間に替わって
行うこととなりますから、通信士によるモールス通信が無くなるのは時代の流れ
です。
でも・・・人間が関わる部分が多いほど、人間模様が色々とあって、当事者達は
思い出深いのでしょう。
ところで、そんなモールス通信を今でもやっている無線局が世界には
幾つかあり、特にお隣の韓国や中国には複数存在します。
今回は中国の海岸局(無線局)をピックアップ。
【上海海岸電台 XSG】

現在、日本でもかなり強力に電波が入感する海岸局の一つです。
頻繁にCQやVVVを発信しているので、耳にする事が多いです。
また気象・航行警報などの情報をたくさん発信しています。
周波数(送信)は
500kHz
4259kHz
6436kHz
8502kHz
8665kHz
12856kHz
など。特に6436と8665はよく入感しています。





Webページもあります。
なかなか素敵なデザインになっています。こういうWebって日本にはないですね。
【広州海岸電台 XSQ】

この無線局もよく入感します。XSGのように頻繁には入感しませんが
それでも8MHz帯のチャンネルはよく電波が飛んできます。
周波数は
445kHz
4340kHz
6382kHz
8458kHz
12973kHz
これ以外にも、8514kHzで確認しています。
残念ながら写真はありませんが、Webがあります。
【天津港海岸電台 XSV】
あまりデータが見つかりませんでしたが、電波はよく入感します。
よく受信できている周波数は
8566kHz
8600kHz
など。
残念ながらWebは存在しないようです。
これらの他にもいくつか無線局がありますが、今でもモールス通信を
しているかはよく分かりません。
無線通信士OBが運営されている某Webの記事によると、中国の海岸局は
昔から欧州との貿易が盛んであったことから、英語による電信が上手であった
そうです。