ふだんは二週間で1本も自分で買ったワインを開栓しないこともあるのに、飲む機会が多かったのとめでたい気持ちだったのでこの一週間で6本も貯蔵してあったワインを開栓してしまいました。どれもおしかったのでせっかくなので紹介します。
点数をつけてみましたが、5点満点で4点以上がおいしくて人にも薦められるワイン、といった基準です。今までに4.5まで達したものは数えるほどしかなくて4.5以上は本当にすばらしいワインです。試飲会などでもそうやって点数をつけています。ということを考慮して読んでみてください。
ヨハンハールト(造り手) 04年 Piesporter Goldtropfchen(村名er・畑名) QBA(等級) 4.2
(自己評価)
何年か前にこのヨハンハールトのQBAに出会っていくつかのヴィンテージを飲みましたがどれもすばらしかったです。久しぶりに飲みましたがやっぱりうまかったです。僕の中ではQBAではトップの部類に入っています。ここのカビネットやシュペットレーゼも飲んだことがありますが、甘さのバランスなどいろいろな点でQBAのほうがよくできてるのでは、と感じています。上のクラスのほうが上品な薄い甘さなのでストレートなわかりやすい甘さのQBAのほうが好きみたいです。
ハンスラング 99年 Hattenheimer Hassel アウスレーゼ 4.3
アウトレットのセールでラベルが汚れててアウスレーゼではありえない値段になっていたので購入しました。ハンスラングはいくつか飲んでいてアウスレーゼも興味があったのでいい機会だなと思って。
でもあまり期待はしていなかったのですがかなりおいしくてびっくりしました。典型的なラインガウのアウスレーゼといったかんじで嫌なところが見当たりませんでした。逆にいえば傑作というよりは秀作といったかんじなのですがほどよい甘さでとてもおいしかったです。4日経っても濃縮感のある甘さが残っていて問題なく飲めました。
この他にハンスラングではエアステスゲヴェックス(辛口の最上級)がすばらしかったです。
ヴァインガルト 04年 Bopparder Hamm Feuerlay シュペットレーゼ 4.5
今年ドイツの醸造所の訪問めぐりをした時ここの醸造所でこのワインがとてもおいしくて2本購入したのです。アウスレーゼも2種類飲みましたが、糖度は似たような値でもシュペットレーゼが一番バランスがよくておしかったです。
でそのワインをあらためて飲んだのですがやっぱりとてもうまかったです。ラーメンの時に書きましたが、おいしさには感動するおいしさと日常の中に溶け込んでいるおいしさの2種類あると思っていて、このワインは後者の最上級だと思いました。すごくうまいっという驚きはないのですが、普通の時で軽く飲みたい時に飲むようなタイプだけれどとてもおいしいと感じられるワインなのです。
大事にとっておくワインというより1ケース買ってきてふらっと飲みたい時に飲めるというのが理想なのですが、日本にはシュペットレーゼのこのワインは輸入されてないのでとても残念です。
フランツキュンストラー 01年 Hochheimer Reichestal カビネット 4
前に飲んでおいしかったのですがいつの間にかどこのショップでも在庫がなくなってしまって買えなくなってなっていたのでとっておいた一品です。
カビネットではなくシュペットレーゼのような甘さ、という印象だったのですが、今回飲んでもその印象でした。さらに今回は濃縮感のすごさにびっくりしました。飲むと口の中いっぱいにパーっと広がるパワフルな濃縮感を感じるのです。こういった感覚を味わえる品種はリースリングだけだと思います。そしてリースリングでも簡単に造りだせるものではなく数少ないと思います。
でもすごくおいしいという所まではいたらなかったです。
カールエルベス 98年 Urziger Wurzgarten アイスワイン 4.2
カールエルベスはコストパフォーマンスがとてもよくなおかつ典型的なモーゼル中流のワインといったかんじなので大好きなワインです。プリュムやローゼンのような上品さはありませんが大衆的なすばらしいワインといったかんじです。
でこのワインは金賞を2つ獲っていて期待できそうなので購入していて妹の誕生日祝いで開栓しました。
モーゼルのアイスワインはあまり飲んだことはないのですが総合的なことをいうと、ラインヘッセンやラインガウのようにストレートに甘さがくるもではなく、モーゼルのは複雑な味わいがせまってくるかんじで奥深く感じます。それが好きか嫌いかは好みの問題なのですが、このワインはモーゼルらしいアイスワインだと思います。本物ってかんじがしました。
でも僕はラインガウのアイスワインのほうが好きみたいです。
モーゼルは貴腐ワインやアイスワインよりアウスレーゼのゴールドカプセルなどの上位クラスのほうが自分の舌にあいます。なのでモーゼルのVDPの競売会にでていたものは僕のど真ん中でした。
Bischofliche Weingueter 01年 Avelsbacher Altenberg シュペットレーゼ ハルプトロッケン(中辛口) 4.2
去年ドイツのトリアーのデバートの地下で購入したものです。
中辛口に分類されてはいますがシュペットレーゼらしい熟した甘さをうっすらと感じるすばらしい一品です。
ローストビーフやお雑煮にとてもよくあいました(別々の食事です)。ドイツワインを飲んだことない人はその両方にあうワインなんて想像できないと思いますがそれが可能なのがドイツワインの魅力でもあるのです。

けっこうシビアに点数をつけるのですが6本とも4点以上っていうのはけっこうすごいことです。なんて贅沢な一週間だったのでしょう。
最後のハルプトロッケン以外は全部甘口なのですがすべてスタイルが違います。甘いといってもいろいろな甘さがある、というのを自ら実感した1週間でした。
12月のはじめになるのですが矢野顕子と上原ひろみがジョイントしたピアノ2台だけのライブを見てきました。そのライブを今スペースシャワーTVで今やっているのでぜひ見てほしいです。あと2回ぐらい再放送やるみたいです。ひとりだけでもすごいのですが、2人が共演したら1たす1が20ぐらいのパワーになってました。すさまじいです。特に「ラーメン食べたい」がすごかったです。自分がラーメン好き、というのをさしおいてもとんでもない曲になってました。
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