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仕事でですが以前勤めいていた事務所に行ってきました。
以後、師匠と書いておきましょう。けして芸人ではありません。
師匠は
私が勤めた頃はまだ若かったのですが、
さすが15年も経つと歳をとったなと実感してしまいます。
私の二周りも上で私の母親と同じ歳です。
髪も薄くバリカンで剃ってスッキリ丸坊主にしてしまいまいた。
本当にいい感じの年寄りです。
この前、思い切って残っている短い髪の毛を赤か金髪に染めたら?とアドバイスしてみたのですが、師匠、どちらにしようか迷っている様子でした。
年をとると物事がなかなか決めれなくなるみたいです。
そして只今、プロフィール用顔写真で悩んでいます。
プロフィール用顔写真って意外に難しいのです。
デザイナーですから証明写真のような硬い写真もちょっと…
芸能人みたいに決めた写真も師匠には抵抗あり。 …気にする事ないのに
他のデザイナーもいろいろ工夫しています。
ここで書くのは大御所デザイナーの撮り方を私が勝手に命名した物です。
K2(氏)撮り……肘をついて手のひらに顎を乗せて撮る (海外活動デザイナーに多い)
T撮り……身体斜めで顔を正面
N撮り……身体正面で顔を斜めにカメラ目線
K1撮り……身体も顔も斜めからでカメラから目線をそらす
M撮り……正面の顔に真横からライトをあて顔半分を見せる
など
もちろん着る服も違います。
プロフィール写真はモノクロで使用されることが多いので
太めのストライプのシャツなどで見栄え良くします。
まずは正面……硬すぎる
ライト利用してM撮りしてみる??
(師匠)「何
M撮りって
」
Mさんの撮り方です。
(師匠)「あぁ~、バカヤロー
あれは若くてかっこ良くないと無理だ
」
じゃ~K2撮りは?肘をついて…。
(師匠)「ひとつ間違えれば違う意味だぞ
」と小指を立ててみる。
あ!それいいかも(笑)
(師匠)「やっぱり、ちゃんとした撮り方が良くないか
」
T撮りは?普通でしょ。……でもT氏なんか違いますよね。
(師匠)「そりゃ~オーラが違うんだよ。」
なんか動きがほしいな~。目線をそらしてみて下さい。
(師匠)「じゃ~こんな感じで…………………………………」
もうちょっと顎ひいて!
(師匠)「…………………………………」
う~ん…ちょっと年寄りすぎるかな…
(師匠)「もう充分年寄りだけどな。どら、…………頭が光っていないか
もっと強調してとばしてやろうか。」
えぇぇ!コントラスト上げます?そこまで強調しなくても…。
(師匠)「謙虚に頭下げてお辞儀姿はどうだ
小僧寿司みたいに!どうも有難うって感じで。」
ガハハハハ。余計頭が強調されるよ。それに顔見えないし。意味ないやん!
(師匠)「なんか印象の薄い顔だなぁ…気力も髪もなくなってくるからなぁ~」
カツラかぶってみては?大分変わりますよ。誰か分からなくなりますが。
(師匠)「そんなにチャラけてどうするんだ!普通がいいぞ。」
そうですね。年期の入った顔のままが一番良いと思いますよ。そうだ、洋服どうします?着物なんかどうです? ▲%●#◆さん (海外のデザイナー)
みたいに着物きてみます?
(師匠)「俺が着物を着たら、それこそ坊さんだろ。
」
それもそうかぁ~![]()
こんな感じの会話が永遠に続くのでここまでにしておきます。
で、本番撮影はというと
……やっぱり撮影者の腕がいいのか良い出来です。仕上りは内緒です。