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SONY CDP-101 (1982年発売)ソニーとフィリップスが開発したコンパクトディスクシステム...その再生機1982年10月1日に発売された世界初のCDプレーヤーです 定価168000円 画期的な光ディスクから非接触で信号を読み取るという高度な技術にはこのピックアップの存在無くては実現できませんでした。 その、KSS-100という型名のピックアップを図解でご紹介しますね。 KSS-100A 光学ピックアップ 先ずは、光路図 レーザーから出た光は ディスクの信号を読み取り 偏光プリズムでPD(フォトディテクター)へ送られ ここで信号、フォーカス・トラッキングサーボ用の信号を生成します。全体の組み立て図はこんな感じです。 各部分の組み立ての詳細を以下に示します。 最初は、結構複雑でした。 使われた光学系の種類としては偏光光学系といいます。 偏光プリズムを使っていましたこれは、ディスクからの信号をすべてPDへ送る為の工夫です。 次の世代には、無偏光光学系になりましたが、光学部品の構成は殆ど同じです。 いわゆるプリズムの中が偏光膜ではなくハーフミラー(無偏光プリズム)となりました。 このことに依って、ディスクの製造工程で生じる複屈折の影響を受けなくなりましたが レーザーへ光が戻ることにより 発生するモードホッピングによるレーザーノイズが問題に なります。 その後の最近の光学系はこういった問題を解決し更に簡単な構成になっています。
2019.05.29
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当研究所では、殆どのオーディオコンポーネントを扱い研究しています。今回は、高級シンセサイザー・チューナーです。ダイアルから手を離すとPLLがロックするようになっています。 つくば・スカイ・ドット・ラボ 技術協力 HTS 北総テクニカルサービス 修理の依頼はこちらまで。
2019.05.31
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修理の時、意外と見つからなかったりするんだなぁ。この時はHP鳴かずだった。両足ともクラックが確認された。 ボンドで固定されている為 足が動くことは無かったボンド付けの前にコイルを整形した時?等に半田付け部にストレスが掛ったものと思われます。 鋭い針の様なもので チップ表面(抵抗体)に削り取られたような痕跡があり抵抗値が 開放(OPEN)状態になっていた。
2019.10.04
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【DTC-500ESの修理】基本的にグリス固着部の分解、クリーニング、オイル塗布とカセコンローディング部のメンテナンスでOK。小気味よい高速化された動作。久し振りの音質確認。基本的には再生回路はDTC-1000ESを踏襲している(4倍OS & DEM型D/A)が、実はOPアンプが違う。1000ESはLF353を使っているが、500ESは5532にした。意外といいじゃん。音決めをするときに、クラシックのピアノの音を聴いてLF353は重々しい高級感のある音に対して5532では安っぽく聞こえた、但し音的には明るい。購買層を考えるとこっちだろうという意見が通って決まった。正解だと思う。 ドラムドライブと新規のリールセンサーは私の設計です。 高速サーチに対応できる設計になっています。 ドラムドライブ回路は基本的にNFBを掛けたアンプです。 動作環境による発振がありました局部電流帰還を掛けてオープンループゲインを下げ 発振を止めています。通常のオーディオアンプと同じです。
2019.04.20
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お知らせ この度、元号が令和になるタイミングで 当研究所は 北総テクニカルサービス さんと技術提携いたしました。 オーディオ機器、楽器等の修理・メンテナンスを行う会社です。 いろいろなノウハウの提供と事業のお手伝いをして行きたいと考えております。 北総テクニカルサービス へのリンク つくば・スカイ・ドット・ラボ 趣味とオーディオ技術をメインに私のノートや いろいろな情報を公開しています。 これまでの電子回路技術者として過ごし、 学び得た事を 皆様と共有したいと研究所を 立上げました。 お役に立てる情報があればご活用下さい。 今回、北総テクニカルサービスとの協力体制が出来ましたので、 より一層 学び、研究の幅が広がるものと考え、確信しております。
2019.05.29
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