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2004年11月17日
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カテゴリ: 本、マンガ
「光車よ、まわれ」(天沢退二郎/ブッキング)

 予備校で「指輪物語」を読んでいたら、FTマニアのクラスメートから、「日本にも世界に誇れる素晴らしいFTがある。これを読まずして、FTファンと言うなかれ」と強力に勧められたのがこの本。当時はちくま文庫で出ていました。

 最初から引き込まれ、ハラハラドキドキ、最後にはホッとすることなく、何とも言えぬ空虚感が漂ったのを覚えています。

 今回。めでたく復刻、それも最初に出たハードカバーに近い形で復刻されると聞き、迷わず購入。うーむ、相変わらずイラストも怖い。FTというより、ホラーに近い怖さがたまりませぬ。第一、えーと、たくさんお亡くなりになっているんじゃあないでしょうか、この結末。いなくなってる方の処遇は・・・そういうこと? うわあん、やっぱり怖い話です。

 とはいえ、本当に素晴らしい。子供の時に読んだらちとびびるかもしれませんが、大きくなって自分である程度考えられるようになった子供にはぜひお勧め。正義と悪、光と闇といった単純な二元論ではなく、また適当なハッピーエンドにもならぬ緊迫感に満ちたストーリーは、きっと子供の成長に必要な要素なものなのではないでしょうか? 

 自分に子供がいないのが残念。十代、二十代、三十代、と必ず読み返しているのですが、そのたびに感じるものが違って、考えることが深くなる、とても思索的な良い内容なので、大人の方も興味を持たれたらぜひ一読を(^^)

 というわけで、天沢先生の他の作品も復刻されたらしいので、それも買わねばー。

 この作品を紹介してくれた当時の同級生に感謝。でも今は某新興宗教の幹部になっちゃってるんだよなあ。あんなに頭良くて文才あったのに。一流大学行ったのに。「光だけの世界があるって信じるかい?」などとたわけた勧誘電話をしてきた時には、ガクゼンとしました。おーまーえー、「指輪物語」や「光車」から何を学び取ったんやーっっ。世界には光も闇もあるんだ、対立するばかりではない、自分の中にも二つの要素があるのだと、分からんかったんかーいっっ。どあほうっ。






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最終更新日  2004年11月17日 18時28分25秒
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