生きてるだけでゼイタクです　～1/365のひとりごと～

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大福ななこ

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弾丸トリップ　福岡　2017

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2018年11月10日

立ってごらん　　　【第50回】

カテゴリ：アルプスの少女ハイジ

おばあさまがラガーツの温泉へと発った次の朝、
クララの立つための練習が始まろうとしています。

クララは不安でいっぱいです。

ハイジは、クララがひとりでベッドを下りて、おじいさんを驚かせようと
朝から暴走を始めます。

転倒。（←当然）
キャー！！

おじいさんが屋根裏にやってきて、倒れ込んでいる二人を見て
何事かと尋ねます。

覚えさせると言って、下に下りていきます。

外で、足を動かす練習を始めるおじいさんとクララ。

足を持ち、ゆっくりと上下させているおじいさん。
途中、ハイジが代わる！といい出し、ものすごい勢いで足を上げ下げします。

おじいさんに注意され、ゆっくりとやり始めるハイジ。

しかし、ハイジはしばらくすると「自分で動かしてみて！」と
また暴走を始めます。

初日、ほんの少しですが、自分で足を動かせるようになったクララ。
おじいさんは感心し、「自信を持つんだよ」とクララを褒めます。

おばあさまへのお手紙に早速、そのことを書きます。

【ナレーション】
クララはそれから毎日毎日、一生懸命練習に励みました。
足を動かすこと、物につかまること。
でも、なかなか立てるようにはなりませんでした。

ある夕方、ペーターが渡し忘れた手紙をハイジとクララに渡します。

手紙の内容は、クララの立てる日が、今日か明日かと待っているというものでした。

クララは今まで溜め込んでいた感情を一気に爆発させます。

「みんなで立て、立てって！もう歩けなくたっていい！
　一生立てなくたっていい！！フランクフルトに帰る！！！」

と言い、泣き出してしまいます。

そんなクララを抱き上げ、草の上に降ろし、隣に座るおじいさん。

おじいさんは、クララの不安をなぞっていくかのように

「練習するほど歩けなくなるような気がしてくる・・・」とおじいさん。

どうしてそれを？！と心のうちを見透かされたようなクララは驚きます。

おじいさんは笑って、「何を習ってもそういうときがある」と言います。

おじいさんは、クララに本当にフランクフルトに帰りたいか？と聞きます。

おじいさん！！

「クララはそんなに弱虫じゃない。本当は立ちたいから
　泣いたり怒ったりするんだ。クララの足は運のいいことに治ると決まっている。
　勇気を出しなさい。」

と言って、クララを励ますのでした。

ある日、おじいさんは村のバター屋に、傷んだ水受けを直す代わりに
見事なバターを少し分けてくれと声をかけます。