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2008年09月30日
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カテゴリ: 人生について
人の強さって何だろう。
あるマイミクさんの日記を読んで考えてみた。

Q.人は精神的な訓練で強くなれるのか?
A.私の答えは「なれる」

精神的に強くあるってとても難しい。
人を受け入れ、赦し、自分を受け入れ、非を認め、時には潔く謝罪できる。
全部強くなければできないことだ。

弱い人は、周囲ばかりを攻撃する。
自分の弱さを、非を、認めなくないから攻撃する。


それが分かっていると、傷つけられてもあまり腹も立たなくなる。

じゃあ強くなる訓練って何だろう?
それは、己をありのまま受け容れることじゃないかな?と最近思う。

感情は止められない。
どんな人だって、腹は立つし、負の感情は持っている。
それを、何でこんなこと考えちゃうんだろう?私ってひどい人間!とか思って責めても何の意味もない。
だって、感情は止められないんだもん。
そう感じちゃったんだもん。仕方ないじゃない。

そして、見て見ぬふり気付かないふりをして目を反らすのも、生産的ではない。
逃げてると、いつかすべてがまるっと一緒になったものが自分に返ってくることになる。

そこで、そう感じた感情をそのまま外に放出するか否か、その先の行動に違いが出る。

自分のことは自分が一番理解しないとコントロールできないから。
そして、面白いもので、なぜムカついたのか原因がわかるとそれだけで、99%はその腹立ちが収まってしまったりする。
収まらない場合でも、一度自分の中で留めているから、大きい負のエネルギーとなって外に放出してしまうことは、まずない。

自分を認めるって、ものすごく難しい作業で、これは人生で最大の課題だ。
だけど、その作業を辛抱強く繰り返すことで、徐々に強さが備わっていくと思う。


強い人は心に余裕がある。
子育て中は、母親が心に余裕を持たないといけないと良くいわれるけれど、子育て中に限らず、人生の数々の苦難を乗り越える上で、人は心に余裕を持たないとやっていけないと思う。

余裕。
人の器は限られているから、余裕を作りたかったら、自分の器を満たしてしまっている何かを捨てなければ、余裕は生まれない。
捨てられない人は、なかなか余裕が持てない。
だから、自分の中で捨てるものを取捨選択しなければならない。

たとえば、子育て中の事を例にとってみる。
子育て中の様々なことを「人に委ねる」というのはとても勇気のいることで、プライドも傷つく。
一人の大人の女として、仕事も家事もプライベートもこなしてきた自負があり、子どもを産んでからも頑張ってきたという大きな自負がある。
そのどれかを人に委ねるのは、社会人女性として、赦しがたくプライドが大変傷つくのだ。

仕事に復帰したい、美容院に行きたい、一人になる時間が欲しい。
これを実現させるためには、子どもを保育園や自分もしくは夫の親、または誰か信頼できる人に「委ね」なければならない。

これを実行するためには、「ずっと子どもと一緒にいたい」という気持ちや、「人に子どもを任せる不安」や「子どもを人に託す罪悪感」との闘いだ。
でも、それらを捨てることで、子どもが保育園でのびのび育つ姿に感謝し受け入れることができるようになる。
保育園に預けることは悪いことじゃないし、逆に保育園に預けずに頑張っていることも悪いことじゃない。
今、自分にとって何が必要か、というのを、子ども主体ではなく、自分自身を主語にして考えてみる必要がある。
ただ、子どもと離れないという選択肢を取るなら、それに伴う様々な事象を人のせいにせずすべてを受け容れる必要があるし、子どもや周囲を愚痴の道具にしてはいけない。
どっちが自分にとって楽か?幸せか?
子どもの幸せは、お母さんが幸せならば必ず付いてくるものだから、自分主体で考えるべきだと思う。
あなたのために私はあれもこれも諦めてきたのよ!なんて言われて嬉しい子どもはどこにもいない。

他にも、家事は私がやらなきゃ!という感情にとらわれ過ぎて必死になっていると、家庭が殺伐としてしまう場合がある。
そんなときは、家事を夫に委ねるとか、外注に委ねるとか、何もしないで汚れた部屋を受け入れるとか、様々な困難があるよね。

仕事だって、全部自分でやっちゃえば早いし面倒くさくないから、と自分ですべてを抱え込むと、効率は悪いし、後進は育たない。

委ねるためには、それなりの沢山の準備や苦労が必要だし、一度人に委ねたら終わるまでその作業に対して口を出さない忍耐も必要。

面倒くさいし、ものすごい大変だけど、それを乗り越えられたら、自分の荷物を人に分けて持ってもらえるし、自分の心に余裕も持つことができるようになる。
何かを捨てて何かを得るというのは、そういうシステムだと思う。

要するに、強くなるためには、つまらないプライドは捨てる覚悟が必要。
そして、絶対に譲れないプライドは保ち続ける忍耐も必要。

強い人は、こういう作業を地道に繰り返して、自分自身の状態をコントロールしているんだと思う。
一番難しい自分を受け容れることができる人は、人を受け容れることなんて、屁でもない。
そう思う今日この頃。

いつまでこの闘いは続くのか。
たぶん死ぬまで。





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最終更新日  2008年09月30日 11時45分06秒
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