幸せを呼ぶ日記

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2006.02.18
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カテゴリ: ワインのこと



Willsbachにある「WINGUT LAICHER 」。

8.5haの畑を所有し、年産約70~80kの家族経営のワイナリー。


アテンドしてくれたのは、

このワイナリーを継ぐLAICHER家の跡取の青年。

ワイン学校のエンジニア課程を卒業後、

他のワイナリーで経験を積み、

家業に戻って3年目の恐らく20代の青年です。


ワイナリーを案内してもらうと、




1.43あるタンク全ての温度がコンピュータで自動制御可能な設備。

ワインの酒質を理論的にコントロールしようとする姿勢が感じられ、

近代的なワイン造りを追及している様子が垣間見えること。


2.赤ワインの取り組み。

トロリンガーとピノムニエ(シュバルツ・リースリング)はマッシュを65度まで温め、
この状態で一晩寝かしてから搾る方法。


トロリンガーは色素が薄くワインに色がつきにくく、

ピノムニエは、ぶどうの粒が大きく果実・果汁に対する皮の割合が少なく、

ワインの色が薄くなることから、長時間加熱し皮の赤い色素を抽出しやすくするのです。

但し、この製法は皮接触の時間が短いので、

タンニンや味の複雑さは得られず、フルーティーな赤ワインとなります。




比較的色が濃くタンニンが多く複雑さをもつ

リンベルガーやカベルネ系をブレンドするワインは「皮仕込み法」といって、

常温で10~20日間マッシュの状態で寝かせて、一次発酵させてから搾ります。

グスタフさんのワイナリーでも体験したとおり、皮仕込みの方が重厚なワインとなります。

この他にも、同じ品種ワインの熟成をタンク、樽、ビンの3つの方法を試みている。




香り、味(甘口、辛口、タンニン、口当たりなど)、色ともに違う。

白ワインは全体的に雑味がなく、アルコールの余分な香り、口当たりもない。

とても爽やかでやさしい香りと味で、美味しい。

特に、リースリングはビン熟成、タンク熟成ともに、グート!

アルコールに弱い私も「スイスイ」飲める♪


白ワイン4種、赤ワイン4,5種・・・すっかり赤ら顔。。。

まだ、ランチ前なんですけどね~。


最後に飲んだ赤ワイン「カベルネ系」のブレンドワインは、

樽香、タンニン、味の複雑さが絶妙!!(主人は即買い!)


彼のお爺ちゃんの代には、組合に生産を委託。

彼の父が独立してワイナリーを開始。

そして、これから彼がLAICHER家のワインを、

どんなワインに育てていくのか、とても楽しみだ♪


彼のワインを語るときの輝いた顔がとても印象的でした。

10年後くらいに日本に来るかも?!ということで、

再会を楽しみにしたいと思います。












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最終更新日  2006.02.18 19:37:43
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