私のブログ(詩的風景の見える、カフェテラス)懐かしの文学・シネマ・テレビ・文化館・DVDショップ

< 新しい記事

新着記事一覧(全1220件)

過去の記事 >

2011年04月22日

■　出稼ぎ、残留孤児。

カテゴリ： ◆　超短編、読みきり小説

■　【送料無料】妻は密入国者

「うちの、とうちゃんが、朝鮮に帰っちゃったんだ。」

「帰った？」

「不法入国が、ばれて、強制送還されたんだ。」

「それで、君は、帰らなかったの？」

「おまえが、祖国に戻っても、大人になったら、どうせ、日本に、不法入国するから、このまま、日本に居ろと言われて、」

「そうか。　実は、私も、そうなんだ。」

「おじちゃんも？」

■　【送料無料】怖い事件

「いいか。　日本人に見付かったら、決して、本当の事を言うんじゃないよ。」

「とうちゃんも、そう言ってたよ。」

「もし、聞かれたら、祖父が、日本軍に、強制連行されて、炭鉱で働かされたと言うんだよ。」

「・・・。」

「それで、普段は、障害者に成りすますんだ。　手話をやれば、オシや、ツンボに成りすます事が出来るからな。」

「とうちゃんは、知恵遅れのマネをして、生活保護を受けながら日本に居た、と言っていたけど、知恵遅れとか、精神障害者のマネしたら、まずいの？」

■　【送料無料】世界のへんなおじさん

「それは、頭の良い方法だ。　私の知り合いにも、そう言う連中は、何人もいるけど、車椅子の半身不随とか、盲人に成りすましている同胞も居るからね。」

「わー、朝鮮人て、頭がいいんだね。」

「そうだろう。　そうやって、日本人に成りすました連中が、警察や、消防にも、５万と居るからね。」

「朴は、政治家になりたいな。」

「それもＯＫだ。　自民党や、民主党、公明党はもちろん、日本の政治家の中には、チョンが、沢山いるからね。　それで、みんなで、日本人をやっつけているんだ。」

「わー、チョンは、頭がいいね。」

　その時、突然、

「ボクも、孤児なんだ。」、と言う声がした。

■　【送料無料】驚愕！！奇跡の報道写真

　見ると、人間離れした、小人が立っていた。

「君は、何なんだ？」

「ボクは、宇宙人で、とうちゃんが、宇宙に帰っちゃったんだ。」

「なぜ、そうなったの？」

「とうちゃんは、地球人をラチ誘拐して、食べているところを、米軍に見付かって、攻撃を受けたんだ。　それで、急いで、ＵＦＯに乗ると、そのまま、宇宙の彼方へ行ってしまったんだ。」

「そうか。　そうだったのか。　君も、我々チョンと似た所があるな。　いいか、君が、もし、この国に居ようと思うなら、本当の事を言っちゃいけないよ。　もし、日本人に見付かったら、祖父が日本軍に、強制連行されて、炭鉱で働かされたと嘘をつくんだよ。　いいね。」

「わかりました、おじさん。　ぼくは、これから、食料を探しに行きますので、これで、失礼します。」

　宇宙人の少年は、そのまま、小型のＵＦＯに乗り込むと、空の彼方に飛び去って行った。