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「心が折れた」
と、怒った
顔で帰ってきた次男。
朝は調理師学校の補習に行って来るわ!と元気良く出て行ったのに
何、この態度母さんの心の方が折れるわ
オムレツの試験がまだ通ってなくって、頑張ってくると言っていたのに
実際、練習しても全然格好にならず、自分が出来たと思ったものを
提出しても、試験も受けらせてくれなかったそう。
「俺、一生出来んわ!!」と捨てぜりふで、部屋に行こうとするから
腕をひっつかまえて、 「バカタレッ」
「あんたは、プロを目指す身。人様からお金をもらって料理を出すんでしょうが。
お金をもらえる状態じゃないから先生が認めてくれんかったんよ。」と言えば、
「出来るやつはすぐできる。俺不器用やから絶対無理や!」とすねる。
「出来る子は、家でちゃんと練習してる。そんなまぐれでなんか出来へんわ。」
「それぐらいの事で、心が折れてたら、この先長い人生
ずっと折れっぱなしですごさないかんわっ!」
家では、包丁の一つも持たした事がなく、普通科から入った調理の学校は
本当に初めてのことばかりで大変だと陰では思っていますが、
ここは甘い顔は出来ません。
普段は、穏便な私(^^ゞ。あんまり怒った事のない母が凄い剣幕で
言ったものだから、息子は、かなりひいていました。
無言で晩御飯を食べ、そのまま自分の部屋へ行くかなと思ったのですが
おもむろに「卵ある?」と、聞いてきました。
卵は売るほどあるわ。いくらでも練習しなさい。
じっくり見ましょ。調理場で練習する息子の傍らで見ていました。






何度か焼くうちにさまになって来ました。
まだ、両端がきっちりとじたオムレツにはなっていませんが、
コツはつかんだようです。
「やれば出来るじゃん」と言うと、少し照れながら
「そう言ってくれるのは親だけやわ」と。
昨日、帰ってくるとすぐに、やっと試験が受けれるようになったと
うれしそうに言ってきました。今日はまだ帰ってませんがはてさて
結果は如何に?
若いうちの失敗は大いにすべきだと思います。
素直なのが彼のいいところ。物事をドンドン吸収出来るのも今のうち。
面と向かってはいえないので
この場で 「
頑張れ~っ」