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カテゴリ: ジーコジャパン
 ワールドカップ ドイツ大会はまだ続いているが、日本代表の戦いは早々と終わってしまった。なぜかくも早く、終戦を迎えなければならなかったのか。それも0勝1敗1引き分けという惨敗に終わってしまったのか。ジーコ監督は、大会が始まる前にはベスト4進出などという途方もないことを言っていた。だが、終わってみれば、0勝。日本代表は、ブラジルはもちろん、クロアチア、オーストラリアにすら勝つことはできなかった。得点はわずかに2点。失点にいたっては7点という酷さ。

 メディアでは早くも戦犯探しが行なわれている。ヒデがチームの輪を崩したとか、いろいろなことが書かれている。でも、選手を責める前に、まずは監督が問われるべきではないのか。監督に求められるのは、勝利と言う結果。だが、ジーコ監督は、日本代表に1勝ももたらすことはできなかった。

 監督経験がまったくないにも関わらす、代表監督に就任。「自由」とか「自主性」という名の下に、戦略も戦術も選手まかせ。すべてを選手間のコミュニケーションに任せ、自らは何も指示しない。固定したメンバーで闘い続け、控え選手たちのモチベーションを下げる。体調が悪くても、発熱していても、同じメンバーで戦う。選んだ23人の選手全員ではなく11人で闘うため、怪我人に対処できず。選手たちのモチベーションコントロール、フィジカルコントロールに失敗。準備らしい準備ができないままワールドカップへ。1点リードで迎えたオーストラリア戦では、有効な選手交代ができず。失点してから慌てふためき。勝たなければならないクロアチア戦で引き分け。今回のグループリーグ敗退は、監督のせいで負けた、あるいは監督を中心としたスタッフのせいで負けたと考えるのが、妥当と思われる。

 にも関わらず。ジーコ監督が「プロ意識、持続力、勝ち抜く精神力に欠けている。何よりも、まだ成熟していない」などと日本代表を批判するのは、どういうことなのだろう。選手にプロ意識を求める前に、監督としてのプロ意識を問いたい。プロ意識や持続力、勝ち抜く精神力を選手に植え付けさせるのが、監督の仕事ではないのか。未成熟だからこそ、成熟させなければならなかったのではないか。今大会はたくさん問題があった。特に肉体的なコンディションだ。この4~5週間、ドイツに入って23人全員で練習をしたことはなかった。「今大会はたくさん問題があった。特に肉体的なコンディションだ。この4~5週間、ドイツに入って23人全員で練習をしたことはなかった」これも監督としてのコンディションコントロールができなかったことの言い訳でしかない。

 4年間で、日本代表はバラバラのチームになってしまった。それをヒデやツネといった選手のせいにするのは、あまりにも酷だ。彼らは何もしない監督の代わりにチームをまとめようとしたのだ。そして、失敗した。本来なら監督がやらなければいけないことを、選手たちだけで解決しなければならなかったのだから、それも仕方のないことだ。この4年間、ジーコを監督に迎えたことで失ってしまったものは何だったのか。それを見つめなおさないことには、新しいスタートを切ることはできないはずだ。





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Last updated  2013.08.23 14:13:15
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