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Jリーグ第33節。ホーム等々力競技場での最終戦。川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島戦。ホームでの試合、それも最終戦。さらに移籍してしまうジェシの最後の試合とあって、どうしても勝ちたい試合だった。天気はあいにくの雨。 フロンターレのフォーメーションは、最初よくわからなくて。3-3-4という初めて見る布陣。GKに西部。3バックは、武岡優斗、谷口彰悟、車屋紳太郎。車屋はこれがJリーグ初めての出場。中盤に森谷賢太郎、稲本潤一、小宮山尊信。2列目は右に山本真希、左に大島僚太。2トップはレナトと大久保嘉人。 前節は4-1-4-1と変則的なフォーメーションだったけれど、今度はそれ以上に変則的な3-3-4。別にフォーメーションがサッカーをするわけではないから、フォーメーションを論じる気はないけれど。新しいフォーメーションに選手が戸惑わないかが心配。 それでも、この新フォーメーションが機能する。おそらく風間監督としては、ズルズルと後ろに下がるフロンターレの悪癖を回避するために、あえて前線に人を置くフォーメーションにしたのかもしれない。フォーメーションのおかげなのか、選手の戦う気持ちなのか。前半は、一方的に押し込む展開。サンフレッチェにシュートを打たせない。自分たちのペースでサッカーができている。 自分が特に注目していたのは、大島遼太。キャプテンの中村憲剛がピッチに立てない、ベンチにすらいない状況で、遼太がどれだけできるのか。恐れることなく、どれだけ攻撃に絡められるか。勝負の縦パスが出せるかだった。前節の鹿島アントラーズ戦では、アントラーズの柴崎岳との差は歴然だった。でも、この試合の入り方、遼太は悪くなかった。 戦力外通知を受けているという噂の稲本も、さすがベテランのプレイ。経験の少ない武岡、谷口、車屋の3バックに積極的に声をかけて、ポジションを修正させる。果敢にボール奪取をする。まだまだできる、まだまだやれるというところを見せてくれた。 34分、森谷の折り返しを嘉人が決めて先制。得点王を争う嘉人の久々のゴール。悪くない展開。前半を1-0とリードして終了。等々力競技場に来ている友人に「後半もこの調子でいければいいんだけれど」とメールをしたのだが。やはりと言うべきか、後半はまるで別にチームになってしまう。 サンフレッチェ広島は、佐藤寿人と高萩洋次郎を投入。フロンターレが苦手とする寿人。ディフェンスラインの裏を狙う動きに警戒するあまりに、例によって最終ラインが下がり出す。こうなるとフロンターレの悪いところが、次々と出てくる。最終ラインが下がる。中盤がガラガラ。ボールを繋げない。相手に奪われる。なんとかクリア。また相手に拾われる。セカンドボールは取れない。ゴールキックすら、相手ボールになってしまう。 ほとんどサンドバック状態。西部がスーパーセーブで防ぐものの、いつ失点してもおかしくない状態。79分、小宮山に替えてジェシ。3バックをあきらめて4バックにする。もう1点を守り抜くという戦略か。車屋に替えて福森。SBは武岡と福森。ジェシと谷口のCB。しかし、88分。ゴール前の混戦からのオウンゴール。1-1の同点。結局、1-1の引き分けで試合終了。 なんとも後味の悪い試合。前半はいいリズムだったのに。先制しながらの引き分け。ホーム最終戦ということを考えれば、負けに等しい。せっかく自分たちのボールにしても、自らそのボールを相手に渡してしまう。ボールをつなぐ、ボールを大切にすることが全然できていない。 ホーム最終節のセレモニーが終わって。サポーターの前に挨拶に来てくれたジェシ。その眼には涙が浮かんでいた。一番勝ちたかったのは、きっとこの人なんだろう。誰よりもサポーターを大事にして、サポーターと共に闘ってきたジェシ。なのに、ホーム最後の試合を勝利で飾ることができなかった。言葉にできない、悲しい試合だった。
2014.11.30
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J1リーグ第33節、川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島との一戦。川崎フロンターレ、このゲームが、ホーム等々力競技場での最終戦。このところ、まったくいいところのないフロンターレ。一方のサンフレッチェ広島も好調とは言い難い。 タイトルも、ACL出場も、残留争いも関係ない一戦。だとしたら、勝負を決めるのは、勝ちたいという気持ちだけじゃないか。一時は優勝争いにも絡んでいたにもかかわらず、自らの心の弱さからズルズルと後退したフロンターレ。このままで終わっていいわけがない。終われるわけがない。 しかも、ホーム等々力競技場での最終戦。負けられない、負けるわけにはいかない試合。誰よりも熱いハートを持ったディフェンダー、ジェシを見られる試合。だからこそ、勝利でさよならを言いたいもの。 天気は、あいにくの雨。この雨が、涙雨にならなければいいのだけれど。憲剛は、結局ベンチにも入れず。よほど足首が悪いのだろうか。試合に出られないキャプテンのためにも、この雨を歓喜の涙に変えてくれ。
2014.11.29
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どうしようもない、救い難い試合。Jリーグ第32節、鹿島アントラーズ対川崎フロンターレの一戦。午前中にシニアのサッカー教室へ行って。家に帰って新聞のラテ欄を見ると、NHKのBSで鹿島対川崎の中継がある。地上波では、首位争いの浦和レッズ対ガンバ大阪戦を中継して。衛星放送では、優勝争いに加わる可能性のある鹿島戦の中継。なかなかよく考えられた番組構成。 川崎フロンターレは、日本代表の親善試合による中断前に2連敗。試合結果も内容も最悪状態。おまけに代表合宿で、小林悠が怪我。前節で憲剛が怪我。小林と憲剛という2枚看板を欠いて。どん底とも言えるチーム状況を、中断後にどう立て直してくるかという試合。 3位の鹿島アントラーズには、まだ逆転優勝の可能性があって。一方、5位の川崎フロンターレには優勝の可能性はないものの、ACL出場権獲得の可能性は残されている。Awayのカシマスタジアムで14時にKick off。 小林と憲剛を欠くフロンターレが選んだフォーメーションは、4-1-4-1。森島を1トップに。2列目に、レナト、大島、嘉人、登里。アンカーには山本真希。SBは、右に武岡、左に福森。CBは、實籐と谷口。GKは西部。武岡は初スタメン。レナトを右に置くという苦しい布陣。 慣れない4-1-4-1が即座に機能するわけもなく。試合開始から主導権を握ったのは、アントラーズ。中断期間を経ても、フロンターレは、何も変わらない。相変わらず、勝ちたいという気持ちが、まったく伝わってこない。球際が弱い。パスコースに顔を出さない。足元へのパスばかり。パスを受けてから、パスを出す相手を探す。すべてのパスが横パスかバックパス。 選手同士の距離が遠すぎて、フロンターレ得意のショートパスがまったく見られない。苦し紛れのロングボールばかり。それでも、レナトが個人技でドリブル突破を試みたり。登里が仕掛けたり。森島も今まで見た中では一番の出来だったけれど。所詮、個人でやっているだけのこと。チームとしては機能していない。 前半終了間際に失点して、さらに後半開始8分にも失点。どちらも、取られてはいけない時間帯に失点。フロンターレのダメっぷりに比べて、アントラーズの攻撃意識の高いこと。特に柴崎には脱帽。チーム全員がなんとしても勝とうという気持ちで戦っている。こういうチームでないと、優勝なんて狙えない。 試合終了間際にレナトのFKで1点返したものの。2-1という点差以上にゲームの内容に差があった。この6試合で、1勝5敗。ACLl出場権獲得も、ほぼ絶望的。それ以上にチームの状況が壊滅的。次節は等々力競技場での、ホーム最終戦。このままでは終われない。最後の最後で戦う気持ちを見せて欲しいもの。
2014.11.23
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川崎フロンターレは、今年もタイトルとは無縁に終わりそうで。仕事が忙しくて、連日帰るのも遅い。おもしろいことが何もなくて、ちょっと鬱鬱とした気分。仕事に追われている最中に、かみさんからのメール。「嘉人が川崎に残ったよ」。 すべての嫌な気分が吹っ飛ぶような、明るいニュース。こんなにうれしいメールをもらったのは、一体いつ以来だろう。このところの自分の鬱鬱とした気分の原因の一つは、嘉人の移籍問題だったんだ。移籍しないと聞いて、スッキリ! 正直言うと、嘉人は移籍してもしょうがないかなと思っていました。やはりプロのサッカー選手であれば、他のチームからオファーがあるのはうれしいことだし。別のチームに移って、自分の最後の可能性に賭けてみたいと思うのも当然。その気持ちを否定することはできないし、無理に引き止めることもできない。 それに、このところのフロンターレの情けない試合ぶり。「お前ら、悔しくないのか」「勝ちたくないのか」って、熱い嘉人ならきっと思うはず。もっと戦う気持ちのあるチームへ、タイトルの可能性のあるチームでやりたい。そう思ったとしても、おかしくはない。 その一方で、嘉人がここまで輝けたのはフロンターレに来たからじゃないか。フロンターレに来たから、得点王にもなれた。ワールドカップにも出られた。他のチームからオファーが来たのも、今の嘉人があるのも、フロンターレに来たからじゃないか。そういう気持ちもあった。 自分が悶々としたように。やはり、嘉人も悶々としたようで。こんなに悩んだのは、初めてだったとか。でも、嘉人はフロンターレに来て、まだ2年。タイトルだって穫ってない。まだまだやり残したことがあるということで、フロンターレに残ることを決めてくれたらしい。 この決断を一番喜んだのは、キャプテンの憲剛なんじゃないかな。また嘉人と一緒にサッカーができる。また嘉人と優勝を狙える。そんな憲剛の喜びが、自分のことのようにうれしい。さぁ、気分を切り替えて。来シーズンは、タイトルを穫るぞ!
2014.11.11
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もう一週間も前の話だけれど。頭に血が上って怒っていたのと、落ち込んでがっくりきていたのと両方で。ブログを書く気にもなれなかった。ようやく落ち着いてきたので、できる限り冷静に振り返ってみたい。Jリーグ第31節、川崎フロンターレ対清水エスパルス戦。 試合会場は、Homeの等々力競技場。前売り券は、すでに完売。当日券の発売はなし。誰もが、この試合の重要性がわかっている。この日は、かみさんとお母さんと観戦。前売り券の購入時には、すでにSゾーン席が売り切れていたため、Aゾーン席で観戦。シーズンチケットで早めに入って席を確保しようとしたものの。1階席のコーナー付近しか席が取れない。 席を確保して一旦家に帰ってから、かみさんとお母さんと等々力競技場に向かう。川崎フロンターレは、前節のAwayのヴァンフォーレ甲府戦で1-2の敗戦。レナトのスーパーシュートで先制しながら、自分たちからリズムを崩しての逆転負けという最悪の結果。勝たなけばならない試合で、勝ちきれない。勝ち点3を取らなければならない試合で、勝ち点を取れない。 タイトルを狙うチームとは、とても思えない試合内容と試合結果。残留争いをしているヴァンフォーレ甲府相手に、自滅とも言うべき敗戦。あれから一週間。残りは4試合。相手は残留争い中の清水エスパルス。前節の反省をどう活かすことができるかが鍵となるゲーム。 フォーメーションは、4-2-3-1。スターティングイレブンは、GKに杉山。CBは、井川と谷口。SBは、右に小宮山、左に福森。ダブルボランチは、山本真希と大島僚太。トップ下に中村憲剛。SHは、右に小林悠、左にレナト。1トップに大久保嘉人。足首の怪我で出場しないんじゃないかと思っていた憲剛がスタメン。それだけでも、この試合に賭ける気持ちが伝わってくる。 前半19分、憲剛のCKを福森が頭で合わせて、先制ゴール。幸先のいいスタート。福森のプロ初ゴール。40分、右サイドを突破されて失点。同点に追いつかれるも、前半終了間際に小林がゴール。憲剛からのボールに飛び出しての得点。前半を終えて2-1と1点リード。 ハーフタイムにかみさんと話していたのは、次の1点の重要性。2-1のスコアで終わるわけがない。フロンターレが追加的を取って、エスパルスを突き放すことができるのか。それともエスパルスが1点を返して、試合を降り出しに戻すのか。どちらにしても、次の1点の行方が両チームの明暗を分けることになる。 後半開始5分。暗となったのは、フロンターレ。一瞬の隙を付かれて、サイドをえぐられての失点。それより痛かったのは、憲剛の怪我。傷めている足首とは逆の足首を怪我して、後半20分に途中交代。金久保を右SHに入れて、フォーメーションを4-4-2に変更。 憲剛が退いた後のゲーム展開については、書く気にもなれない。パスが回らない。パスが繋がらない。ボランチから前にボールが出ない。相手に奪われるのが怖くて、パスは横パスかバックパスばかり。ボランチが最終ラインに吸収される。相手に裏を取られるのが怖くて、ディフェンスラインがズルズルと下がる。今までに見たことないほどの、へたりっぷり。ビビり過ぎ。 清水エスパルスが特にいいというわけではなくて。川崎フロンターレがだらしない。相手を怖れているというよりも、勝つ気がない。勝つことそのものを怖れているとしか思えない。嘉人がいて、小林悠がいて、レナトがいて。相手のディフェンスラインの裏を取れる選手がいるというのに。逆に裏を取られることを怖れている。 試合終了間際に、カウンターから失点。小宮山に替えて森島を投入。システムを3-4-3に。だからといって何ができるわけもなく。そのまま試合終了。2-3の敗戦。しかも2試合連続の逆転負け。勝つ気がまったく感じられない試合、フロンターレらしからぬ試合を、ここにきて2試合もしてしまった。 今シーズン、スタジアムに足を運んだ試合の中で、最悪の試合。試合終了後に、かみさんの一言がすべて。「今日は、途中からエスパルスを応援したくなっちゃたよ」。残留争いをしているチームの方が、勝ちたい気持ちでまさっていた。 サッカーだから、勝つこともあれば負けることもある。だから、負けたという結果をとやかく言う気はない。勝ち負けといった結果以前に、試合に勝ちたいという気持ちで負けていることが許せない。
2014.11.09
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渋谷区のOver50リーグの開幕戦。シニアリーグの出場資格は40歳以上で、しかもピッチ上には38歳以上のプレイヤーが2人まで入ることができる。Over50リーグというのは、50歳以上のプレイヤーの出場機会を増やすために今年の秋からスタートしたリーグ戦。 川崎市だと、ずいぶん前からOver40リーグとOver50リーグの二つがあるんだけれど。渋谷区では、これからスタート。基本的には、親善が目的。60歳以上の人がゴールすると2点と計算されるという特殊なルール。 Over50リーグができるということは、それだけサッカーを楽しむ高齢者が増えたってことなのかな。50歳以上限定なら、自分にも、少しは出場機会があるかもしれない。自分はアラカン(around60)なので、早くOver60リーグができて欲しいもの。 新小岩で19時半にキックオフ。遅い時間帯だし開幕戦なので、おそらく試合終了後にはチームメイトと飲んでくることになるんじゃないかなとかみさんに伝える。飲むのはいいけど、乗り過ごさないでね、とかみさんからのご忠告。 自分の中ではサッカーをやることと、その後の飲み会はセットみたいなもので。試合の終わった後は、飲みながら試合を振り返りたいものの、なかなかその機会がない。飲んでコミュニケーションを取らないと、試合中にもコミュニケーションを取るのは難しいんじゃないかな。飲んべえの戯言と言われれば、それまでだけれど。 シニアのチームに比べて、主力をほとんど欠いているメンバー構成。サッカー経験者がほとんどいなくて。さらに、GKがいない、CBがいない、ボランチがいないという状況で。はたしてどうやって戦うのだろうかと心配していたのだけれど。 GKには助っ人を、CBには経験者を入れて。ボランチは、いつもSBをやってくれているメンバーに。自分は左のSHでスタメン。途中から出ようと、スタメンだろうと変わらないようなものだけれど。やはりスターティングイレブンというのは緊張する。 メンバー構成としては飛車角落ちという感じなので、試合前はボコボコにされるんじゃないかと危惧していたのだけれど。いざ試合が始まってみると、結構ボールが回る。ピンチがないわけではないけれど、一方的に攻められるわけでもない。チャンスもあって相手陣内の深くにまで攻め込むシーンもある。ただシュートまではいかないのが残念。 前半途中で交代。前半は0-0のまま。後半開始から出場。ポジションは変わらず。相手陣内のペナルティーエリア付近まではいくものの、決め手に欠ける。ボールのあるところにワラワラとプレイヤーが集まってしまい、逆サイドの空いたスペースに展開できない。小学生みたいなワーワーサッカー。途中で交代。 自分が交代した後で、ビッグチャンスが到来。ボランチが右サイドをえぐってのクロス。ゴール前には3人ほど詰めていたのだけれど。残念ながらゴールならず。ベンチで観戦しているメンバーからも大きなため息。 アディショナルタイムは1分。このままスコアレスドローかと思っていたら、再びビッグチャンスの到来。ポンポンとパスが繋がって、相手ペナルティーエリア付近まで。あとはシュートを打つばかりというところから奪われてのカウンター攻撃を食らう。 全員がゴール前に戻っての守備。ここを守り切れば試合終了のホイッスルという時間帯。なんと劇的なオウンゴールを喫してしまう。その直後に長いホイッスルが吹かれて、ゲームセット。開幕戦は惜しくも0-1での敗戦となった。 残念な結果ではあったものの、うなだれている選手はいない。試合には負けたけれど、出場したすべてのプレイヤーが全力を出し切ったからだろう。もっと一方的な展開になるかと思っていたけれど、結構やれる。チャンスを決めることができていたら、どうなっていたかわからなかった。 試合終了後に、チームメイトのご夫婦を誘って飲みに。看板に出ていた焼きはまぐりを食べたかったのだが、残念ながら売り切れ。霜降り馬刺を肴に、最初はビール。それから焼酎のばち割り。気持ちよく飲んで、新小岩のホームでお別れ。 新小岩なので、武蔵小杉までは一本と思っていたのが大間違い。なんと目が覚めたら、大船。かみさんに連絡しようと思ったら、携帯電話のバッテリーが上がってしまっている。あれだけ忠告されたにも関わらず、朝帰り。もちろん、かみさんからお小言を頂戴したのは言うまでもない。
2014.10.26
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首位の浦和レッズとの勝ち点は6。川崎フロンターレが逆転優勝するためには、残り試合は全部勝つという気持ちで行くしかない。ましてやHome等々力競技場での試合。フロンターレの勝利への意地が試されるゲーム。対戦相手は、ベガルタ仙台。現在14位。背中に降格圈が迫って、しかも4戦連敗中。どちらのチームの勝ちたい気持ちが勝っているか。それが勝負の分け目となる。 スターティングイレブンは、GKに西部洋平。CBは、ジェシと井川祐輔。SBは、右に田中裕介、左に登里。ダブルボランチは、パウリーニョと谷口。トップ下に中村憲剛。SHは、右に小林悠、左にレナト。1トップには、大久保嘉人。前節の大宮アルディージャ戦で途中交代した小林、レナト、谷口がスタメン。そして、途中出場だった登里がスタメン。 ノボリが帰ってきてくれたのが、何よりもうれしい。左サイドをドリブルで切り割いて欲しいもの。レナトとのコンビも最高。サブスティテュートには、小宮山や森谷賢太郎の名前も。誰が出ても戦い方は変わらないとは言うものの。やはり怪我からメンバーが戻ってきてくれるのは、安心だしうれしい。 3分、レナトのミドルシュート。フロンターレの初シュートは、相手GKの正面。24分、嘉人のシュート。30分、相手ゴール前で嘉人が倒されてFKを獲得。蹴るのは憲剛。それでもゴールを割ることはできない。チャンスは作れるものの、ゴールを決めることができない。ボール保持率はフロンターレが上回っているものの、シュートまで持っていけない。 40分、決定的なチャンスにも関わらずゴールならず。思わず天を仰ぐ。その直後、カウンターから失点。ウィルソンに決められてしまう。レナトに替えて、森谷賢太郎を投入。アディショナルタイムは2分。 0-1のまま、前半を終了。 怪我明けのせいなのか、前半の小林、レナトの動きが今一つ。嘉人が下がってボールを受けざるを得ない。パスが相手選手に引っかかることがしばしば。先制はされたも のの、まだ1点を許したのみ。ここから、ここから。後半は、途中交代で入った森谷の働きに期待したい。 後半開始、右に森谷、左にレナトの布陣。8分、嘉人のシュート。惜しもゴールマウスを捉えられず。12分、小林のシュート。14分、パウリーニョに替えて小宮山を投入。ノボリを一つ上に上げて、4-3-3に。26分、森谷のシュート。 34分、森谷のクロスに飛び込んだのはジェシ。惜しくも合わず、35分、登里に替えて森島を投入。フォーメーションは、森島と嘉人を2トップに置いた4-4-2に。45分、憲剛のクロスに森島がヘッドでゴール。これが決まって、1-1の同点。アディショナルタイムは4分。 危ないシーンはあったものの、西部のファインセーブで防ぐ。フロンターレもベガルタも、両者譲らずの激しい打ち合い。しかし、タイムアップのホイッスル。1-1のまま、試合終了。フロンターレは引き分けで、勝ち点1という結果となった。 ピッチの上に崩れ落ちるフロンターレの選手たち。自分の前にいたおじさんは試合中、「2点取るんや、2点取るんや」とヤジを飛ばし続けていた。試合終了後、周りが拍手するのに対して、「拍手なんかするな」とか怒鳴っていた。選手たちがバックスタンドに挨拶に来る前に怒って帰ってしまったけれど。自分は、素直に拍手した。というより、拍手したかった。 勝つこともあれば、負けることもある。それがサッカーというスポーツ。試合終了間際に、何とか引き分けに持ち込んで。最後の最後まで走りきった選手たち。それに対して、観客席にいる自分たちは何ができるのか。拍手する、フロンターレコールするくらいしかできない。一番悔しいのは、ピッチに立っている選手たちだ。うなだれていた憲剛に「顔をあげろ」と声をかけた。
2014.09.28
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Jリーグ第26節。Homeの等々力競技場にて、川崎フロンターレ対ベガルタ仙台戦。チケットは完売、今日は一人で観戦。前節のAwayのNack5スタジアムでの大宮アルディージャ戦は、かみさんと神戸-有馬温泉旅行だったため、TVで観戦。 小林悠とレナトが怪我で途中交代した時には、どうなってしまうんだろうとヤキモキしたけれど。二人の交代を埋めてくれたのは、大久保嘉人。ご存知のように、ハットトリックでの大活躍。本当に頼りになる男。 3点とも、すべて違う形で得点。そのすべてのゴールが、すばらしい。1点目は、憲剛からのスルーパスに飛び出しての得点。落ち着いて決めた嘉人もすごいけれど。その前の憲剛のパスが絶妙。トラップする前に、ちゃんと嘉人を見ている。 2点目は、田中裕介からのパスにドンピシャで、ゴール。相手ディフェンダーがマークしていないところから、スルスルと上がっていって、ゴール前でダイレクトでシュート。圧巻は3点目。ヘッドでボールコントロールすると、相手ディフェンダーの前に身体を入れてのゴール。かみさんの弟さんの家のTVの前で、思わず大声を出してしまった。 嘉人は、名古屋グランパス戦でカルビーの看板を蹴って2試合の欠場後の試合。3点取って、禊ぎを済ませたという声もあるけれど。多摩川クラシコは、嘉人がいたら勝てただけにまだまだ。風間監督も言っていたけれど、嘉人にはもっと活躍してもらいたいもの。 嘉人の活躍で目立たなかったけれど。気になったのは、小林の代わりに入った山本真希と山越。どちらも運動量が足りない。もっとゴール前に顔を出して、ボールをもらう動きが必要。特に試合終了近くになると、前線で走っているのは嘉人と憲剛の二人だけ。ベテランの二人があれだけ走っているのに、若くて途中から入った選手が走らなくてどうする。 特に山越は、多摩川クラシコでの動きも良くなかった。このままだと、シーズン終了後には契約を切られてしまいそう。その危機感が、はたして本人にあるのかどうか。 一方、多摩川クラシコではどうかなと思っていたけれど、大宮アルディージャ戦では結婚活躍していたのは、パウリーニョ。多摩川クラシコではサイドチェンジの度に、ボールがタッチラインを割ってしまっていた。もっと近い間では、パスが回せないのかと思っていたけれど。大宮アルディージャ戦では、いいボール捌きを見せていた。 心配していた小林悠、レナト、谷口もスタメン出場ができるようで、一安心。現在2位の川崎フロンターレ。首位の浦和レッズとは勝ち点差6。逆転して優勝するためには、一戦だって負けるわけにはいかない。対戦するベガルタ仙台は、まさに崖っぷち。連敗はしているし、背中には降格圈が迫っている。どちらも負けるわけにはいかない。お互いに勝ち点3が欲しいゲーム。今夜は、ガチンコのゲームが期待できそう。
2014.09.27
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天皇杯3回戦。川崎フロンターレは、J2の愛媛FCと対戦。場所は等々力競技場。6時を回ったところで退社。速攻で等々力競技場に向かう。 今日の試合の見どころは、日頃試合に出られないメンバーがどれだけ活躍するのか。相手は、J2の愛媛FC。リーグ戦のスターティングイレブンはもちろん、ベンチに入っているサブのメンバーですら使わない気がする。それでも圧倒して勝つようでないと、とても優勝なんて狙えない。 愛媛FCは、先週の土曜日は松本山雅FCと対戦して4-1の完敗。攻撃的なチームではないので、フロンターレが相手となれば、当然引いて守ってくるはず。愛媛FCの得点チャンスとすれば、セットプレイとカウンター攻撃しかないはず。 フォーメーションは、3-4-3。GKは、西部洋平。3バックは、右から、ジェシ、中澤聡太、井川祐輔。ダブルボランチは、パウリーニョと山本真希。SHは、右に田中祐介、左に山越享太郎。3トップは、可児、金久保順、森島。 試合前の予想通り、ボールの支配率は圧倒的にフロンターレが上回っている。ただ、後ろでボールを回しているだけで、勝負の縦パスがない。パスは回っているものの、横パスばかり。愛媛FCはゴール前を固めているので、それを崩さないとゴールはできない。 33分に失点。ジェシがボールを失った後、それを追いかける形に。ただ守備の人数は足りていたので、誰かがアプローチしていれば防げた失点。球際の寄せが甘くて、後手に回っている。もっと身体を張って、球際を厳しく行かないと。ディフェンダー同士で譲りあって、どうする。 前半を終えて、0-1。愛媛FCにしてみれば、ゲームプラン以上の収穫。おそらく前半を無失点で切り抜けられればと思っていたはずなので。それが1点リードしての前半終了。フロンターレは、失点したことよりも、得点できないことが問題。アタッキングサードまでボールを運べるものの、シュートが少ない。ゴール前にかける人数が少ない。 後半開始に選手交代。パウリーニョに替えて大島。森島に替えて小林悠。大島が入ったことで、ようやく勝負の縦パスが出るようになる。小林が前線にいるだけで、相手ディフェンダーの脅威になる。 13分、ペナルティーエリア手前で小林が倒されて、FKを獲得。蹴るのは金久保。しかし、ボールはゴールマウスを捉えられない。25分、大島がミドルシュート。残念ながら、ゴールならず。フロンターレはゴール前まで攻めるものの、シュートで終われない。ミドルでもなんでも、もっと積極的にシュートを打つべし。相手ゴール前でボール回していても、得点はできない。 29分、可児のシュートもゴールならず。攻めてはいるものの得点は入らず。ただ時間だけが過ぎていく。もっとも嫌なパターン。可児に替えて、谷口。31分、FKを獲得。またしてもキッカーは金久保。これもゴールならず。35分、山本のシュートは惜しくもゴールマウスを外してしまう。 39分、CKからジェシのヘッド。それでも得点できない。42分、小林から大島と繋がって、大島がシュートを打つも枠を捉えられない。アジリティータイムになってもフロンターレの猛攻は続くが、ゴールを割ることはできない。ついにタイムアップ。 0-1で試合終了。フロンターレの天皇杯は、8月で終わってしまった。まさかの敗戦。それもJ2の愛媛FC相手に。Homeの等々力競技場で、1点も奪えないまま3回戦で敗退。悔しくないわけがない。でも、なぜかブーイングする気にもなれない。 もちろん、拍手なんてできないけれど。負ける試合なんて、えてしてこんなもの。強いものが勝つとは限らないのが、サッカーというゲーム。サイド攻撃ばかりで、ゴール前でボールを回しているだけではゴールは奪えない。 リーグ戦のスターティングイレブンと控えメンバーでは、やはりそれだけの実力差がある。選手層が厚くなったと言われるフロンターレだけれど、まだまだ。特に前線にいる選手は物足りない。 週末にはマリノス戦があることを考えると、ターンオーバーせざるを得なかった。風間監督とすれば、小林も大島も谷口も使いたくはなかったはず。それでも愛媛FCには勝てると思っていたし、勝たなければならなかった。まだまだだな。
2014.08.20
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J1リーグ、第20節。川崎フロンターレ対セレッソ大阪の一戦。場所は、Homeの等々力競技場。フットサルのチームメイトからAゾーンの招待券をもらったので、かみさんとお母さんと3人での観戦。自分のシーズンチケットはSゾーンなのだけれど。二人に合わせて、久しぶりにAゾーンで観戦。 セレッソ大阪とのAwayでの試合は、勝利していて。その試合にいた柿谷はバーゼルに移籍し、山口蛍は怪我で出場できない。同じメンバーで戦っている分、フロンターレの方が優位か。現在2位のフロンターレと降格圈にいるセレッソ。どう考えてもフロンターレの勝利としか思えないのだけれど。そういう試合を落としてしまうのも、またフロンターレならよくあること。せっかく浦和レッズに勝って得た勝ち点3を無駄にしないためにも、ここはきっちりと勝っておきたい。 開場前の雨も上がり、試合開始前には虹も出現。改装工事中の等々力競技場にかかる虹。それは、勝利の吉兆だと思いたい。フロンターレのフォーメーションは、3-4-3。レッズ戦と同じく3バックの布陣となった。 スターティングイレブンは、GKに杉山。3バックは、右から實籐、谷口、小宮山。ダブルボランチは、憲剛と大島。SHは、右に森谷賢太郎、左に登里。3トップは、小林悠、嘉人、レナト。 試合開始5分、南野のゴールで失点。試合開始直後に失点するというのは、集中力の欠如以外の何物でもない。こういう悪い癖は、すっかり改善されたと思っていたけれど。浦和レッズ戦でも、試合開始直後に失点している。2試合連続して、同じパターンで失点。学習していないのだろうか。 10分、小林悠のゴールで同点に。この展開も、レッズ戦と同じ。集中力を欠いて試合開始直後に失点するも、すぐに取り返して、試合を振り出しに戻す。失点後、すぐに取り返すのはいいことだけれど。失点しないに越したことはない。崩されての失点ではないので、いくらでも修正できる。集中してさえいれば防げる失点。 レッズ戦とは違っていたのは、ここから。川崎フロンターレの怒涛の攻撃が始まる。13分、嘉人のゴール。25分、レナトがPKを獲得。これを決めて3点目。これで3-1。アディショナルタイムは、3分。ここで憲剛がゴール。前半終了間際にゴールで終えるという、最高の形で前半を終える。 スコアは4-1。セレッソ大阪の選手の心も折れただろう。特にアディショナルタイムでの、憲剛のゴールは決定的だった。このまま4-1で試合をクロージングしてもいい。相手が攻めてくるなら、その裏を取ればいい。そうなれば、大量得点もあり得る。フロンターレにとっては、実に楽な試合展開となるはずだった。 ところが、後半開始3分に失点。試合開始直後の失点といい、後半開始直後の失点といい。気の緩みとしか言いようがない。この1点で、セレッソ大阪の目色が変わった。最終ラインへのプレスがきつくなる。 ハーフタイムの監督の激もあったのだろう。フォーメーションも変更。セレッソ大阪は、4-4-2から3-5-2にスィッチ。このシステム変更に、フロンターレがついていけない。前半の4得点というのが、気の緩みに繋がったのか。ボールを繋ぐことができない。一方的に攻められる展開に。 15分、森谷賢太郎に替えて、稲本を投入。稲本と大島のダブルボランチにして、憲剛をトップ下に。フォーメーションを、3-4-3から4-2-3-1に変更。稲本を入れることで、危険の芽を摘むことはできたものの、主導権を握ることはできない。防戦が続く。 28分、ついに失点。4-3になってしまう。試合の流れは、セレッソに。いままでのフロンターレなら、この流れのまま引き分け、あるいは逆転されてしまったのだけれど。今年のフロンターレは、今までのフロンターレとは違う。 36分、小林のゴール。これで5-3。これで試合は決まったかと思ったら、39分に失点。フォルランにビューティフルゴールを決められてしまう。45分、レナトに替えてジェシ。アディショナルタイムは4分。小林悠に替えて、田中祐介を投入。ここで試合終了。5-4で、なんとか勝利することができた。 前半と後半では、まったく別のチーム。前半は、開始直後の失点を除けば、文句の付けようがない試合展開。後半は、小林悠のゴール以外は、何も評価できない試合展開。終わってみれば、両チーム合わせて9ゴールというバカ試合。 勝てたということ。勝ち点3を獲得できたということは、評価できるけれど。それ以外は、何も評価できない。何も誉められない。勝ったからいいようなものの、これで引き分けたり、負けていたら、本当にどうしようもなかった。 それでも、こんな試合でも結果を出せるようになったことは大きい。だからこそ、この順位にいるのだろうけれど。フロンターレには、もっと高みを目指してもらいたい。
2014.08.17
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今日の川崎フロンターレは、Home等々力競技場でセレッソ大阪と対戦。前節、フロンターレは2位の浦和レッズにHome等々力競技場で勝利。首位のサガン鳥栖は、サンフレッチェ広島に敗戦。サガン鳥栖と浦和レッズは、勝ち点、得失点ともに並ぶという状況。サガン鳥栖、浦和レッズと川崎フロンターレとの勝ち点差は、ともに1。今節の試合結果によっては、フロンターレの首位浮上ということも起きる可能性もある。大事な一戦。 前節のフロンターレは、浦和レッズ相手ということもあったのか3バックで対戦。珍しい3-4-3というフォーメーションで戦った。今日の試合は、再び3バックで戦うのか。あるいは、戦い慣れた4バックで戦うのか。自分には、予想がつかない。 フォーメーションを3-4-3にするのか、4-4-2にするのか。あるいは4-2-3-1にするのか。正直言って、あまり興味はない。浦和レッズ戦の勝利は、3バックにしたから。3-4-3が機能したからだという意見もあるけれど。自分は、そうは思わない。3バックだろうと、4バックだろうと、やることはあまり変わらない。サッカーは、フォーメーションがやるわけではないからだ。 ピッチ上に立つ11人が、対戦相手の11人とどう戦うか。11人対11人の対決。それがサッカーだ。局面では、1対1の勝負となる。だから、あまりフォーメーションに意味があるとは思わない。フォーメーションを論じることで、サッカーを語り尽くせるわけではない。 フロンターレが浦和レッズに勝ったのは、やはりそれぞれの動き、チームとしての連動ができていたから。お互いの動き、お互いのやるべきことをよく理解して、それをきっちりとピッチ上で表現できたから。フォーメーションをいじったから勝てたわけではない。互いの連携ができているからこそ、付け焼き刃の3バックでも機能した。急造の3-4-3でも通用したのだ。 3バックなのか、4バックなのか。その違いの一つは守備時。攻撃から守備の切り替え時に、4バックならボランチが最終ラインに下がる。3バックなら、両SBが下がって5バックを形成する。前節のは、守備では特に問題は感じられなかった。試合開始こそ、連携不足からバタバタしたものの。時間が経つごとに安定してきた。確かに失点もしたけれど、崩されての失点ではない。ピンチも自ら招いたという感じだった。 3バックの攻撃時の特長は、両サイドがどれだけ高い位置を取れるか。森谷賢太郎、登里のサイドハーフが高い位置を取って、なおかつワイドに開く。サイドを切り崩して、どれだけ攻撃に参加できるかが鍵を握る。 自分としては、できれば3バックでの試合を見てみたい。新しいフォーメーションは、新しい戦力になる。4-4-2、4-2-3-1、3-4-3といった複数のフォーメーションを、状況によって使いわけることができるようになったら。それはまた、新しいフロンターレの強さになるはず。
2014.08.16
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J1リーグ第19節、川崎フロンターレ対浦和レッズの一戦。それまで公式戦5連勝と快調だったフロンターレは、前節Awayの柏レイソル戦でまさかの1-4の惨敗。Homeの等々力競技場で、負けるわけにはいかない。しかも相手は、浦和レッズ。現在2位のレッズと、3位のフロンターレの勝ち点差は4。この試合に勝てば上位陣にプレッシャーをかけることができる。逆に負けてしまえば、優勝戦線にとどまることは難しくなる。大事な一戦。 開始早々、クリアボールを梅崎司にダイレクトに決められてしまう。大事な試合だというのに、あいかわらず集中力を欠いた試合の入り方。ここ最近ではあまり見られなくなったフロンターレの芸風復活。しかし、その直後、憲剛からパスを受けた森谷がシュート。森谷のシュートは惜しくもゴールポストに当たったものの、その跳ね返りをレナトが決めて同点に。早い時間帯にすぐに追いつくことで、試合を振り出しに戻した。 試合開始直前の予想フォーメーションは4-4-2だったのだけれど。試合が始まってみると、登里がボールを持って上がった時に、フォローに行くのは背番号8。小宮山がなんでノボリのフォローに、と思った段階で、ようやく3バックであることに気がついた。前節のレイソル戦では、サイドをワイドに使われてやられたわけで。レイソルと同じく3バックを敷くレッズ戦に対して、風間監督が選んだ選出は3バックだったというわけ。 フォーメーションは、3-4-3。GKは、杉山力裕。3バックは、右から實籐友紀、谷口彰悟、小宮山尊信。ダブルボランチは、大島僚太と中村憲剛。右SHに森谷賢太郎、左SHに登里享平。3トップは、右から小林悠、大久保嘉人、レナト。 ノボリはもともとMFだったからいいとして。気になるのは、3バック。連携がどうなのかという点、もともとSBの小宮山に3バックができるのかという点。案の定、最終ラインでのパス回しが緩くて、たびたびピンチを迎えることに。ただそれほど心配しなかったのは、レッズにやられているというわけではなくて。自らピンチを招いているだけだということ。落ち着いてやれば、なんの問題もない。前半は1-1で終了。 この試合で心配していたのは、嘉人のこと。ワールドカップの疲れもあって、先週は練習を4日間も休んで体の休養にあてたとのこと。練習に参加したのは木曜日からということで、当然、本調子じゃない。この試合も出場できるのかどうかと疑問視されていたくらい。実際、アルビレックス新潟戦を観戦したときに、どうもいつもの嘉人じゃないなという違和感を感じてはいた。いつもなら切り返して、自分でシュートまでいく嘉人が、なぜかゴール前でパスを選択したりして。それは疲れによる体調不良のせいだと聞いて、納得したくらい。レッズ戦は先発はしたものの、動きはいつもに比べれば生彩を欠いていた。 しかし後半33分、その生彩を欠いていた嘉人がゴール。レナトがドリブルで突破し、憲剛にパス。その瞬間に動き出す小林。小林の動きに取られて、嘉人の前にスペースができる。憲剛から嘉人へパス。嘉人の見事なミドルシュートが、対角線のゴールネットを揺らす。 スタジアムはどよめき、嘉人は喜びを爆発させる。体調が悪かろうが、生彩を欠いていようが、練習を休んでいようが、決めるときは決める。それこそがストライカー。嘉人の喜び方方が、まさにエースストライカーというものを体現していた。 36分、實籐に替えて稲本。稲本は、そのまま3バックの右側に。43分、森谷に替えて田中祐介。裕介は、森谷のポジションに。アディショナルタイムは3分。憲剛のミドルシュートは、残念ながらゴールマウスの上。小林に替えて、ジェシ。ジェシを最終ラインに入れて、稲本を一つ上に。そして試合終了のホイッスル。 勝った。浦和レッズに勝った。2位のレッズに直接対決で勝って、これで勝ち点差は1。これで首位のサガン鳥栖の背中も見えてきた。それにつけても急造の3バックがよく機能したと思う。別にシステムがサッカーするわけじゃないけれど。それでも、最終ラインをいじるのは勇気のいること。今日の勝利は、日頃の選手の高い意識によるものだと思う。システムをいじっても、自分たちのサッカーができる。選手一人ひとりが、自分が何をすればいいかをわかっている。それこそが、今の川崎フロンターレの強さの秘密なのだと思う。
2014.08.10
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午前は、シニアサッカーの後期リーグ。先週に続いての公式戦。空は曇り空で、時々雨がパラつくような天気。先週に比べると、はるかに涼しい。雨の心配はあるものの、サッカーをするには絶好の天気。 対戦相手は、これまで一度も勝ったことのない相手。いい試合をしてはいるものの、いつも敗戦。これまでの悔しさから言っても、なんと しても勝ちたい相手。試合開始。自分はベンチスタート。開始から自分たちのチームがゲームを支配して。パスもポンポンとつながる。 7分にはゴールが決まって、待望の先制点。その後も、何度となくチャンスがあったものの、決めきれない。1-0と1点リードして、前半を終了。この対戦相手にしては、もっともいい試合内容。 後半開始に監督に呼ばれるものの、バランスを崩すため自分の交代はなし。メンバーを2名替えて、後半開始。中盤でのボール支配率が落ちて来て、前半のようにはボールが回らない。相手のクロスと思ったボールがゴールネットに突き刺さる。同点。 アンラッキーとしか言いようのないゴール。シュートで狙ったとは思えない。クロスがゴールマウスの右上隅に入ってしまった。攻め込まれることが多くなり、こちらの攻撃パターンとしてはカウンターしかなくなる。それも、シュートで終われない。 1-1の同点で、なんとか得点の欲しい状況。今日の試合は出番がないなと思っていると。監督から交代カードを渡される。残り5分という状況で、それもゴールの欲しいところで自分とは。思いもしなかったけれど。出る以上は、全力を尽くすのみ。 ポジションは、左のサイドハーフ。SBを替えて、攻撃に絡んでいた左SHをSBに一つ落としての配置。狙うのは、相手ディフェンスラインの裏。攻撃時には、なるべく開いて。ボランチにボールが入って、前を向いた瞬間に飛び出す。 ボランチから一度ボールが出たものの、浮き球でトラップをミス。うまくコントロールしていたら、チャンスを作ることができたかもしれない。結局、ゴールを奪うことができないまま。1-1の同点のまま、試合終了。 結局、勝てなかった。そのことが、試合終了後のチームに重苦しい雰囲気を作る。確かに勝てはしなかった。でも、負けたわけじゃない。特に前半は、完全にゲームを支配していた。このチームと対戦した試合では、内容としては一度いいゲームだった。 今日は勝てなかったけれど。今日も勝てなかったと考えるのではなく。この悔しさを次に晴らす。今度対戦する時には、必ず倒す。次こそは勝ちたい。 例によって、試合終了後は銭湯で一汗流す。先週とは違って、若者は誰もいない。入っているのは、自分よりもずっとお年寄りのおじいさんばかり。だから今日の銭湯はとても静かで、ゆっくりとした時間が流れている。露天風呂と水風呂に交互に入って、一時間半ほど。とてもリラックスできた。 夜は、等々力競技場で、川崎フロンターレの試合。対戦相手は、浦和レッズ。レッズは現在2位で、フロンターレは3位。その差、勝ち点4。この試合は、なんとしても勝ちたい。勝てば上位との差を一気に縮めることができる。負ければ、優勝戦線から大きく後退する。 鍵を握っているのは、大久保嘉人。連戦とワールドカップの疲れから体調を崩しているようだけれど。エースストライカーがいるといないのでは、チームの戦い方は大きく異なる。はたして嘉人の出場はあるのか、ないのか。出場できたとして、いつもの輝きを見せてくれるのか。運命のホイッスルは、7時にKick off。勝ちたい相手、負けられない試合。
2014.08.09
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J1リーグ第17節、川崎フロンターレ対アルビレックス新潟戦。Home等々力競技場でのゲーム。1-0で、川崎フロンターレの勝利。試合を観終わってつくづく感じたのは、フロンターレはここまで強くなったのかということ。以前なら、試合開始直後の失点とか、前半終了間際の失点とか。あるいは、後半開始早々の失点とか、アディショナルタイムの失点とか。「ああ、またやっちゃった」という芸風だったのだけれど。それがウノゼロ、1-0の試合をしっかりクロージングできるというのは、大きな成長だと思う。 前半は何度となくいいチャンスを作って。シュートで終わってはいたものの、ゴールはならず。以前ならここで焦ってしまうところなのだけれど。今のフロンターレは焦らない。自分たちのスタイル、自分たちのサッカーをやっていれば、必ず点は取れる。そんな自信のようなものが感じられる。 風間さんが監督になったときに。「相手が誰だろうと関係ない。相手がどんなサッカーをやろうと関係ない。自分たちがどう戦うか。自分たちのサッカーをどうやるかだ」と言っていたけれど。ようやく、その形ができてきたんじゃないかな。相手チームのスカウティングなんて、する必要がない。相手がどんなサッカーをやってこようと、自分たちのサッカーをやることさえできれば必ず勝てる。それが今のフロンターレだと思う。 アルビレックス新潟というと、昔はショートカウンター主体のチームだったと思うのだけれど。今年からパスをつなぐサッカーを目指しているようだ。フロンターレと同じスタイルだと思うけれど。やはりフロンターレの方が、3年前から取り組んでいるだけのことはある。フロンターレはフィニッシュの精度が悪くて、前半はゴールできなかったけれど。アルビレックスはシュートまでいかない。フィニッシュまでいかない。ボールを持って繋ぐことはできても、崩すところまでいかない。横パスが多くて、勝負の縦パスが出せない。それが両チームの勝敗を分けたような気がする。 フロンターレのパッサーというと、誰もが思い浮かべるのは中村憲剛だと思うけれど。今、注目したいのは、憲剛とボランチでコンビを組んでいる大島僚太。今年から憲剛とボランチを組んでからというもの、憲剛のような勝負の縦パスが出せるようになってきた。シーズンの初めは、横パスやバックパスばかりで。本人も自信がないのか、ビビッていたのか、そんなプレイが多かったのだけれど。ここにきて大きく成長している。 決勝点となった森谷賢太郎のゴールのお膳立てをしたのも、やはり僚太。憲剛とパス交換をしながら、大久保嘉人が相手ディフェンダーを交わす動きを見ている。嘉人がディフェンダーを交わしたその瞬間にパス。相手ディフェンダーが嘉人に寄せてきたところを見計らって、今度は嘉人が賢太郎にパス。これを賢太郎がダイレクトでシュート。憲剛、僚太、嘉人、賢太郎。それぞれがそれぞれの動きをわかっていて、決定的なパスを出す。風間監督がやりたかったサッカーがようやく形になってきた。僚太や賢太郎といった若手が成長してきたのも大きい。 實籐友紀と谷口彰悟のCBコンビも鉄壁。これで3試合連続の完封勝利。何よりも二人とも足が速い。ディフェンスラインを押し上げてコンパクトな陣形を取っているにもかかわらず、相手に裏を取られることがない。さらに谷口は高さにも強い。両SBの登里、小宮山も安定感を見せていた。CBはCBのやるべきことをやる。SBはSBのやるべきことをやる。それぞれの役割分担がしっかりできている。後ろが安定しているから、攻撃陣も攻めることに専念できる。ピッチに立った11人全員が、同じイメージを共有できている。 ただ難点を言うと、GKの杉山力裕。完封したことは評価できるけれど。何度かピンチを招いていた。それも相手の力が上回っていたのではなく、自らのミス。最終ラインでボールをつなぐ際のミスは、決定的なミスになりかねない。GKからCB、GKからSBと出すボールが、ときどきとんでもないボールで冷や冷やしたことがしばしば。さらにバックパスからのクリアがことごとくタッチラインを割ってしまうのも残念。もっとミスを失くすことを心がけてもらいたいもの。 次節は、Awayで柏レイソル戦。その次はHome等々力競技場で浦和レッズ戦。現在3位のフロンターレは、首位のレッズとの勝ち点差は3。ようやく首位の背中が見えてきたといったところだろうか。とは言え、まずは次節のレイソル戦に勝つこと。決して侮れる相手ではない。でも、今のフロンターレの勢いなら、勝利することは決して不可能ではないはず。まずは目の前の一戦に集中して、勝ち点3を持ち帰ってほしい。
2014.07.29
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待ちに待った川崎フロンターレの試合。J1リーグ第17節、等々力競技場でアルビレックス新潟と対戦。自分は天皇杯2回戦対YSCC戦は見に行かなかったので、前回観戦したのは5月18日のHome等々力競技場での横浜F.マリノス戦以来。およそ2カ月ぶりの等々力競技場でのリーグ戦。しかもフロンターレは、中断明けから公式戦4連勝。リーグ戦ではAway3連戦、3連勝と波に乗っている。久しぶりのHomeでの試合で、選手、サポーターともども勝利の歓喜を味わいたいところ。 フォーメーションは4-4-2。スターティングイレブンは、GKに杉山力裕。CBは、實籐友紀と谷口彰悟。SBは、右に小宮山尊信、左に登里享平。ダブルボランチは、大島僚太と中村憲剛。SHは、右に森谷賢太郎、左に金久保順。2トップは、小林悠と大久保嘉人。注目は、實籐と谷口のCBコンビ。中断前まではCBと言えば、ジェシと井川が鉄板コンビだったのだけれど。まだ2試合しかこなしていない急造CBコンビが、どれだけ守り切れるのか。 とにかく暑い。日が暮れて、少しは涼しくなるかと思っていたのだけれど。大間違い。午前中は自分のサッカーの練習試合をやって。家に帰って、お風呂掃除。前日はシニアのサッカー教室とその飲み会。それからかみさんとおかあさんと落語に行って。お寿司を食べて、日本酒を飲んで。さすがに2日続けてサッカーをやると、かみさんの機嫌も悪くなる。しかも夜はフロンターレの試合観戦。かみさんのご機嫌を取るために、お風呂を掃除したのだけれど。サッカーの試合とお風呂掃除の疲れで、試合前からお疲れモード。席に座っているだけで、汗がタラタラ。ピッチで走る選手たちは、どれだけつらいのだろうという試合。 前半はどっちもどっち。フロンターレもアルビレックスも、どちらもボールを大切にするチーム。大きく崩れることもない。ただ、ゴール前でチャンスを作れていたのは、フロンターレ。小林が、憲剛が、小宮山がシュートを打つものの、ことごとくゴールマウスの上。周りからは大きなため息が出る。シュートまで行けるのは悪くないし、シュートで終わるのも悪くはない。しかし、なぜああも宇宙開発しなければならないのか。 午前中の自分たちのサッカーの試合を見ているときに、鹿島アントラーズサポのチームメイトに「フロンターレって、ゴール前で必ず吹かしますよね」と言われたけれど。まさにその通り。チャンスは作れるし、シュートまで行けるのだけれど。フィニッシュの精度が悪すぎる。前半は0-0で終了。 後半15分、大島が嘉人にスルーパス。嘉人が森谷賢太郎にパスして、森谷がゴール。ようやく待望の先制点。17分、金久保に替えてレナトを投入。レナトが入ることにより、左サイドの攻撃が活性化。レナトも復調しているようで、いよいよ次の試合あたりからはスタメン復帰か。レッズ戦までには戻ってきてほしいもの。33分、森谷に替えて稲本。稲本の投入で、フォーメーションを4-2-3-1に。トップ下に憲剛、右に小林、左にレナト、1トップに嘉人。 もう一点を取ろうと攻撃的になるものの、なかなか点が取れない。時間が経つにつれて、フロンターレはどんどん守備的に。自分の前にいたおじさんが「守り切れ―」と怒鳴っていたけれど。フロンターレは守ろうとすればするほど、弱くなる。攻撃して、なんぼ。攻めてこそのフロンターレだと思う。試合終了間際には、防戦一方。リトリートして守備ラインを整えるまではいいんだけれど。相手がディフェンシブサードまで侵入してきても、誰もボールホルダーにチャレンジに行かない。プレスに行かない。ズルズルとディフェンスラインが下がるばかり。 アディショナルタイムは4分。小林に替えて、田中裕介。裕介を右SHに。スタジアムでは、久しぶりのアヴァンテコール。なんとか逃げ切って、1-0で勝利。勝ちはしたものの、試合内容としては不満が残る。こんな試合はフロンターレの試合じゃない、と言いたいところだけれど。やはり勝利に勝るものはない。逆に言えば、こんな形でも勝ち切ることができるようになったということ。ウノゼロの試合をものにするなんて、少し前のフロンターレなら考えられない。不満はいろいろあるけれど。まずはHomeで勝ったことを喜びたい。
2014.07.28
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久しぶりのブログ更新、久しぶりの川崎フロンターレの試合観戦。ワールドカップ中は、どうにもブログを書く気が起きなくて。もちろん、ワールドカップは見ていたし、試合はどれもおもしろかった。でも、自分とは何か遠い世界。強豪と言われるナショナルチームが真剣に戦っていて。名だたるスーパースターがいて。それはそれで見ていて楽しいのだけれど。どうにも、自分とは距離がある。 やはり、ワールドカップというのは世界最大のお祭りであって。盛りあがりはするけれど、所詮はお祭り。それよりも自分にとって大切なのは、日々の暮らし。川崎フロンターレの試合があるという、当たり前の日常。その日常が、ようやく返ってくる。 朝から自分のサッカーの練習試合に出て。家に帰って、お風呂を掃除して。ディバッグにフロンターレのレプリカユニフォームとタオルマフラーを押し込んで。等々力競技場への道を歩む。ユニフォームを着て、自転車でグランドに向かうおばさんがいる。お父さんに手を引かれて、グランドに向かう子どもがいる。そんな景色を見るのが、自分は好きなんだ。 レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」に出てくるテリー・レノックスの有名なセリフを借りて言うならば。「僕は、サッカーの試合が始まる前のスタジアムが好きなんだ」。これから始まる試合への期待で、誰もが熱い気持ちでKick offを待っている。 ワールドカップが終わってからの川崎フロンターレの成績は、公式戦4連勝。天皇杯を除くと、リーグ戦はAwayで3連勝中。セレッソ大阪戦は、1-2で逆転勝利。清水エスパルス戦では、0-2で勝利。これまで苦手としていたサガン鳥栖相手にも、0-1で勝利。 特にこの2戦は完封勝利。CBは實籐と谷口彰悟。右SBに小宮山、左SBという、今までなかった最終ラインが結果を出している。はたして、久しぶりのHome等々力競技場で勝利を飾ることができるのか。待ちに待った日常が、もうまもなく幕を開ける。それはドラマチックな等々力劇場の開幕でもあるはずだ。まもなく、Kick off。
2014.07.27
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ワールドカップまで、あと5日。日本代表は、アメリカのフロリダ州タンパで最後のフレンドリーマッチ。対戦相手は、アフリカのザンビア代表。ワールドカップのグループリーグ初戦で日本代表が対戦するコートジボワール代表に見立ててのマッチメイク。身体能力の高いアフリカのチーム相手に、どう戦うのか。 試合の注目点としては、このところ調子を落としている本田がどこまでできるのか。それとポジション争いの激しい1トップを誰が務めるかという点。 スターティングイレブンは、GKに西川。CBは、吉田と今野。SBは、右に内田、左に長友。ダブルボランチには、山口蛍と遠藤。SHは、右に岡崎、左に香川。トップ下に本田。注目の1トップは柿谷。長谷部の怪我が心配。はたして初戦のコートジボワール戦に間に合うのか。 前半9分、内田が交わされての失点。15分には、長友がロングシュート。これが日本の初シュート。でも、相手GKに阻まれる。岡崎が相手ゴール前でGKと交錯。左頭部を負傷して血だらけ。ワールドカップの本番前だけにヒヤッとした一瞬。なんともないようで一安心。 29分、CKからの失点。0-2と、まさかの2失点。ディフェンスの対応が一歩遅れている感じ。31分、山口が倒されてFKを獲得。キッカーは本田。でも、相手GKに取られてしまう。このところの本田は、悪魔の左脚が不発。 34分、遠藤のロングシュートはゴールマウスの上。38分、香川のクロスが相手に当たってPKを獲得。本田がPKを決めて、1点を返す。 44分、長友からのクロスに柿谷がヘッド。残念ながら、ゴールを割ることはできない。結局、PKで1点を返しただけ。1-2で前半を終了。前半はシュート数が少なすぎ。悪い流れをどう変えるのか。 後半開始、柿谷に替えて大久保嘉人。嘉人の1トップ。8分、相手のCKからヘッド。ゴールされなかったものの危ないシーン。遠藤がマークを外している。10分にはロングシュートを打たれる。13分、今野に替えて森重。岡崎に替えて大迫。大迫を1トップに、嘉人を右のSHに。 20分、内田に替えて酒井宏樹。28分、香川が嘉人を狙ったボールが相手ゴールマウスを割って同点。森重の攻撃参加から、本田が決めてゴール。3-2と逆転。 32分、香川に替えて齋藤学。43分、ミドルシュートを打たれて、同点にされてしまう。遠藤に替えて青山。青山から縦パス。嘉人が決めて逆転。アディショナルタイムになってからも、嘉人の動きがキレキレ。右サイドに開いて、サイドを突破。ボールをキープして、FKを獲得。最後、守りきって4-3で勝利。 前半、柿谷は下がってくるので、相手ディフェンスラインを下げることができなかった。嘉人の投入で、攻撃が活性化。みんな、キレイなサッカーをやろうとし過ぎ。試合中に嘉人が言っていたけれど、もっとシンプルにやるべき。もっと縦にパスを出すべき。 決勝点になった嘉人のゴール。フロンターレでは、見慣れたシーン。縦パスさえ出せば、嘉人なら決めてくれる。縦パスを出した青山の背番号は14。本来なら憲剛が背負うはずだった番号。青山には、憲剛並みの縦パスを出して欲しい。
2014.06.07
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Jリーグ第14節。川崎フロンターレは、Home等々力競技場で横浜F.マリノスと対戦。ワールドカップ中断前の最後の試合。大久保嘉人を笑顔で代表メンバーに送り出すためにも、中断期間を気分よく過ごすためにも、勝ち点3の欲しい試合だったけれど。結果は、完敗。グゥの音も出ない。 かみさんとお母さんのチケットが入手できず。シーズンチケットS席で、一人で観戦。フォーメーションは、4-4-2。スターティングイレブンは、いつもと変わらず。GKに西部。CBは、ジェシと聡太。SBは、右に祐介、左に谷口。ダブルボランチは、大島と憲剛。SHは、右に森谷。2トップは小林と嘉人。 守りの堅いマリノスの守備をどう崩すのかが課題。ボールを回して、チャンスは作るものの。最後の最後で崩しきれない。最後のパスが前線に届かない。そこから奪われてのカウンター。チャンスが作れている間に得点できていれば、試合の流れも変わっていたのだろうけれど。 前半42分、俊輔のCKから失点。決めたのは栗原。俊輔にCK与えると厄介だなと思っていたら、まさにその通りの展開。0-1と1点リードされて、前半終了。 後半開始から、フォーメーションを変更。4-2-3-1にして、森谷をボランチに。憲剛をトップ下に持ってくる。後半12分、伊藤翔に決まられて2失点目。ジェシが怪我の治療で、ピッチに出ていて。数的不利な状況での失点。谷口がCBに入っていたので、レナトがSBのポジションに入って仕事をしなければならなかった。斎藤学のドリブルから、フリーの伊藤に決められてしまう。 20分、大島に替えて森島。31分、小林に替えて山本真希。37分、森谷に替えて、金久保順。足の重いフロンターレ。風間監督は、いつになく早めの交代で打開を図ろうとするものの。攻撃が機能しない。パスコースへの顔出しが減って、パスが通らない。パスをカットされては、カウンターを食らう。 42分、またしてもCKから失点。決めたのは中澤。致命的な3点目。守備的なマリノスに3点も奪われ。なおかつ1点も奪えないという、屈辱的な試合。ACLの疲れもあったとは思うけれど。今シーズン最悪のゲーム。ブーイングはしないものの、さすがに拍手はできない。ただ、タオルマフラーを掲げて、選手の気持ちに訴えるしかない。
2014.05.19
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Jリーグ第14節、川崎フロンターレ対横浜F.マリノスの一戦。Homeの等々力競技場で開催。今日は自分一人での観戦のため、Kick offの一時間前にスタジアムに入場。かみさんもお母さんも、この試合には来たがっていたのだけれど。あいにくと、チケットを入手できず。前売り券は完売で、Kick off前からスタジアムは満杯。早く等々力競技場の改修工事を終えて欲しい。 この試合は、ワールドカップによる中断前の最後の試合。日本代表23人に選出された大久保嘉人を笑顔で送り出すためにも、この試合はなんとしても勝ちたい。一方の横浜F.マリノスには、代表メンバーに選出された斎藤学がいて。Jリーグ屈指のドリブラー、ハマメッシと嘉人のストライカー対決が一つの見もの。 義人と斎藤という前線にパスを供給するのは、フロンターレでは中村憲剛、マリノスでは中村俊輔。二人の中村対決も楽しみ。特に憲剛は、代表メンバー選出から落ちて、初めてのHome等々力競技場でのゲーム。落選という辛い現実を乗り越えて戦う姿を、サポーターの前に示して欲しい。 マリノスの攻撃としては、CKやFKを多く獲得してセットプレイの名手である俊輔に蹴らせるというのが有効かと思う。フロンターレとしてはCKを与えない。特にゴール前での不用意なファウルには、要注意。 フロンターレの攻撃は、いつも通り。フロンターレの攻撃陣は、嘉人だけじゃない。小林悠にレナトもいる。その嘉人、小林、レナトに勝負の縦パスを出す憲剛。そして成長著しい大島僚太。今日も、きっと勝ってくれる。そう信じている。もうまもなくKick off。
2014.05.18
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もう随分と前のことのように感じるけれど。実はまだ2日しか経っていない。今週の水曜日の出来事だったんだ。ACLの2ndレグ。川崎フロンターレは、Awayの韓国でFCソウルと対戦。1-2で逆転勝利したもののAwayゴールルールでベスト8進出ならず。 これで今年のフロンターレのACLへの挑戦はおしまい。Homeでのゲームでの失点が痛かった。正直言って残念。正直言って悔しい。でも、そう思っているのはサポーターよりも、選手の方なんじゃないかな。 もっとできた。もっと上に行けた。もっとミスを減らすことはできたし、もっと攻めることができた。フロンターレのサッカーはまだまだ未完成で。風間監督のやろうとしているサッカーは、まだまだ成長途中。自分たちなら、もっともっとできるはず。 そのことがわかっただけでも、フロンターレのACLはとても意義があった。ターンオーバーせずに同じメンバーで戦い続けて。厳しい日程の中で、チームそのものが成長していくのを見ることができた。ACLで戦うことを最初から放棄しているようなJリーグのチームがある中で、フロンターレは真剣にACLに立ち向かっていった。 結果は、ラウンド16で敗退となってしまったけれど。貴重な経験を積んだと思う。Awayゴールルールで、ベスト8にはなれなかったものの。Awayでのゲームに勝利。それも逆転勝利したことは大きい。こういう経験を積んで、選手は成長していく。チームは強くなっていく。だから、無駄なことなんて何一つない。これを糧に、さらに強くなっていけばいい。
2014.05.16
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朝の通勤電車の中で、不覚にも涙をこぼしそうになった。中村憲剛のブログ「感謝。」を読んで。ワールドカップ2014ブラジル大会の日本代表メンバーから落選したこと。そのときの想いが、正直に書かれている。ここまで正直に書くかな、というくらい正直に。でも、それが憲剛なんだな。 憲剛にとって、いや憲剛だけでなくサッカー選手にとって、ワールドカップというのは特別なもので。そんなことは十分わかっているつもりなんだけれど。やはり憲剛の言葉を読むと、改めてそのことを深く考えざるを得ない。 「この4年、ここに入るためにいろいろと頑張ってきたんだなって」。「そこに入れない、行けないって決まった時のあの喪失感は一生忘れられない」。「本当に一瞬、一瞬ですがどうでもよくなりました。ACLもリーグ戦も何もかも」。 言葉の一つ一つが胸に突き刺さる。この4年間、憲剛がどんな気持ちでやってきたのか。そして、その思いも、その努力も、報われない瞬間が訪れる。何もかもどうでもよくなる。それほどまでに、このワールドカップに賭けていたんだと思う。それだけ憲剛にとって、ワールドカップの代表メンバーに選ばれるということは大きかったのだと思う。 でも、その後の一言が救いになっている。「今日、ACLの公式練習でボールを蹴ったら、その瞬間は落選したことを忘れていました」。パンドラの箱を開けて、あらゆる不吉の虫が這い出して。でも、その箱の隅には、けし粒ほどの小さい光る石が残っていて。その石には「希望」という字が書かれていた。「ああ、サッカーって楽しいなって。サッカーって凄いなって」。 「だから、ボールがあれば、サッカーがあれば俺は前を向いていける」。「今まで辿ってきた道は間違っていなかったと思うし、今までやってきたことに悔いは一切ない」。ここまで言い切れる憲剛の強さ。これこそが、本当の強さだと思う。 予備登録メンバーには選ばれたけれど。でも、呼ばれることは望まない。予備登録メンバーが呼ばれるということは、誰かにアクシデントが起きたということだから。何が起きるかわからないのがワールドカップだから、その時のためにしっかり準備をしておく。 読んでいて、つくづく憲剛はサッカーが好きなんだなと伝わってきました。こういう選手がいることが、フロンターレの誇り。こういう心からリスペクトできる選手がいるからこそ、さらにサッカーが好きになる。 今夜はACLの2ndレグ。川崎フロンターレは、Awayの韓国でFCソウルと対戦。2点以上の差を付けないと、準決勝には進めない。でも、憲剛ならやってくれる。フロンターレならやってくれる。改めてそう思わせてくれる、そう信じられる憲剛のブログでした。
2014.05.14
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ワールドカップ2014ブラジル大会、日本代表メンバーの発表。川崎フロンターレからは、大久保嘉人選手が選ばれました。おめでとう! 嘉人。世間ではやたらと「サプライズ」と騒いでおりますが。川崎フロンターレを応援している人、川崎フロンターレの試合を見続けてきた人なら、「サプライズ」なんて言いませんよ。選ばれて当然。選ばれないのがおかしい選手です。今まで、どうして選ばれなかったのか、その理由を聞いてみたい。 一方で代表メンバーから落ちてしまったのが、中村憲剛。「ワールドカップでの悔しさは、ワールドカップでしか晴らせない」「W杯の借りはW杯でしか返せない」と言っていたのに。2010年以降、ずっと好調を維持していたのに。憲剛が選ばれれば、嘉人へのパスはもちろん、岡崎、香川へも絶妙なパスが出せたのに。「嘉人の選出をみんなサプライズって言うけど、サプライズじゃなくて当然だって。それよりサプライズは中村憲剛が選ばれなかったこと」。伊藤宏樹のこの言葉が、すべてを物語っていると思います。 それでも、選出されたチームメイトの嘉人にエールを送ったり。1時間半もかけて宿舎にやってきてくれたテセに、「俺はそんなに柔じゃないよ」と言ったり。こういうところが、本当に憲剛のいいところ。つくづくリスペクトできる選手だと思います。 ザッケローニ監督も、さんざん悩み、迷ったうえでの選択。誰を選び、誰を落とすのか。それはチームの戦い方でもあるわけで。監督がこの23人と決めたなら、それはそれでいいんじゃないかな。あとはこのメンバーが、すべての日本人選手の想いを背負っていること、日本を代表して戦うんだという意識をしっかり持って戦ってくれることを信じるばかりです。 選ばれた23人の代表メンバーは、以下の通り。▽GK川島永嗣 (スタンダール・リエージュ)西川周作 (浦和レッズ)権田修一 (FC東京)▽DF今野泰幸 (ガンバ大阪)伊野波雅彦(ジュビロ磐田)長友佑都 (インテルミラノ)森重真人 (FC東京)内田篤人 (シャルケ)吉田麻也 (サウサンプトン)酒井宏樹 (ハノーファー)酒井高徳 (シュツットガルト)▽MF遠藤保仁 (ガンバ大阪)長谷部誠 (ニュルンベルク)青山敏弘 (サンフレッチェ広島)山口 蛍 (セレッソ大阪)▽FW大久保嘉人(川崎フロンターレ)岡崎慎司 (マインツ)本田圭佑 (ACミラン)香川真司 (マンチェスター・ユナイテッド)清武弘嗣 (ニュルンベルク)柿谷曜一朗(セレッソ大阪)齋藤 学 (横浜F.マリノス)大迫勇也 (1860ミュンヘン)
2014.05.13
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本日は、ワールドカップ2014ブラジル大会の日本代表メンバー23名の発表の日。はたして誰が選ばれるのか。サプライズはあるのかと、世間では騒がれておりますが。正直言って、大久保嘉人、中村憲剛の選出ってサプライズなのでしょうか。 自分にしてみると、サプライズでも何でもない。選ばれるべき選手、選ばないわけがない、選ばれて当然な選手だと思っています。それは自分がフロンターレを応援しているからというわけではなく。(多少その部分はあるかとは思いますけれど)。公平に考えて、自分が代表監督だったとしたら、当然選ぶ、ワールドカップに連れていきたい選手だと思います。 嘉人は今シーズン、8ゴールを上げて。日本人では、得点王の単独トップ。昨年は得点王に輝き、その好調さは今年になっても変わっていません。むしろ、さらに輝いている。1トップもできれば、右のサイドハーフもできる。何よりも、「強さ」を持っている。 ザッケローニ監督は、上手い選手が好きなようですが。ワールドカップの本番でものをいうのは、「上手さ」ではなく「強さ」。ここで点が欲しいという時に、得点できるかどうか。上手い柿谷曜一郎選手が、ここまで1ゴール。強い大久保嘉人選手が、ここまで8ゴール。その差は歴然でしょう。 また、中村憲剛も試合の流れを変えることができる選手。本田圭佑とはタイプが違うだけに、途中交代で入って相手を戸惑わせることができる。そのスルーパスは絶妙で、昨年からずっと好調を維持しています。トップ下とボランチと、二つのポジションをこなすことができる。本田、遠藤の替わりが務まるとしたら、憲剛しかいないじゃないですか。 それに嘉人も憲剛も、ワールドカップを経験している。チームを引っ張っていける。チームを一つにまとめることができる。こんな選手、他にいません。代表メンバー23名の中に嘉人と憲剛を選ばない理由がない。絶対選ばれると信じています。 もちろん、代表メンバーを選ぶのは監督。誰を選ぼうと、それが監督の権利。誰が選ばれようと文句を言うつもりはありませんが。もし、ワールドカップブラジル大会で結果を出したいのなら。この二人を選ぶべきなんじゃないか。自分は、そう思います。
2014.05.12
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ワールドカップ2014ブラジル大会の日本代表選手選考発表前の最後のJリーグの試合。第13節、川崎フロンターレはHome等々力競技場で、鹿島アントラーズと対戦。フロンターレは、水曜日にACLラウンド16でFCソウルと対戦したばかり。疲労が重なって、苦しい戦いになるんじゃないかと思っていたのだけれど。 スターティングイレブンは、FCソウル戦と変わらず。GKに西部。CBは、ジェシと中澤聡太。SBは、右に田中祐介、左に谷口彰悟。ダブルボランチは、大島僚太と中村憲剛。SHは、右に森谷賢太郎、左にレナト。2は、小林悠と大久保嘉人。フォーメーションは、4-4-2。 試合開始の3分、小林悠のゴール。森谷のヒールパスからの見事な反応。15分、失点。柴崎岳に決められてしまう。ちょうどその前に、かみさんに柴崎の背番号を確認させて。鹿島アントラーズで要注意なのは、20番の柴崎だと言った直後の失点。角度のないところから、決められてしまう。 しかし後半12分、再び小林のゴール。憲剛からの縦パスもすごかったけれど。それをコントロールして反転シュートした小林もすごい。これで2-1と1点リード。小林悠が2点入れたなら、あとは嘉人が入れるだけだ。期待は高まる。29分、森谷に替えて、パウリーニョ。 33分、ダヴィにゴールネットを揺らされて。一瞬、ゴールかと思ったけれど。ハンドの判定。続いてミドルシュート打たれて。これはクロスバーに当たって、助かる。危ない、危ない。 38分、ついに嘉人のゴール。憲剛が相手のボールを奪って、前線にパス。嘉人が落ち着いて決める。これで3-1。さらに43分、再び嘉人のゴール。前がかりになったアントラーズの背後のスペースに出たボールを、嘉人が決めて4-1。レナトに替えて、山本真希。憲剛に替えて、小宮山。久しぶりの小宮山の登場に沸く等々力競技場。アヴァンテをうたって、試合終了のホイッスル。 鹿島アントラーズ相手に、4-1の圧勝。それも小林悠が2点、大久保嘉人が2点、中村憲剛が2アシスト。これ以上ない、ワールドカップメンバー選出へのアピール。一緒に観戦していたお母さんも、かみさんも大喜び。これこそが、フロンターレだ。
2014.05.11
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Jリーグ第13節。川崎フロンターレは、Home等々力競技場で鹿島アントラーズと対戦。シニアpjnのサッカー教室を終えてから、そのまま等々力競技場へ。今日は、かみさんとお母さんの3人で観戦なので、まずは席取り。フロンターレの人気が高まったのは、うれしいけれど。人数が増えると席を取るのも難しい。早くメインスタンドの改修工事を終えて、スタジアムの席数を増やして欲しいもの。 フロンターレは、水曜日にACLのラウンド16を戦って。FCソウルを相手に、Home等々力競技場で2-3の敗戦。しかも、アディショナルタイムに失点するという、なんとも嫌な負け方。あれから、中2日。鹿島アントラーズをHomeに迎えて、どういった戦いを見せてくれるのか。 フロンターレは、Jリーグ前節のヴァンフォーレ甲府戦で井川が負傷で途中交代。ハムストリングス共用腱を痛めたとかで、全治3カ月。今年になって、井川の守備振りが良くなってきていただけに残念。 FCソウル戦では、井川の替わりに中澤聡太が出ていたけれど。この試合も、聡太を使うことになるだろう。FCソウル戦では、聡太、ジェシというセンターバックのミスから失点。フロンターレはセンターバックの層が薄いだけに、この二人に頑張ってもらうしかない。特に聡太は守備が軽く、ミスをするケースが多いので要注意。 攻撃に関しては、いつも通りのサッカーをやるだけ。特に注文はないけれど。もっとシュートに対する意識を高めて欲しい。打てるチャンスがあれば、ミドルシュートでも積極的に打って欲しい。特に大島僚太には、もっと積極的にシュートを打ってもらいたい。シュートチャンスでも、パスを選択することが多すぎる。 中盤は、ボールを失わない。ミスをしないこと。ACLのことは、ひとまず忘れて。目の前の試合に全力を尽くして欲しい。陽気が暑く、なおかつ連戦が続いて。しかも、相手チームは鹿島アントラーズ。厳しい試合になることは、わかっている。でも、こういう試合をものにしないと、上位にはいけない。苦しい状況、苦しい試合だからこそ、勝利が求められる試合でもある。
2014.05.10
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平日の水曜日の夜。川崎フロンターレは、ACLのラウンド16の1stレグでFCソウルと対戦。Home等々力競技場での試合で、当然、勝つものだとばかり思っていたのだけれど。 早めに切り上げて、Kick offの5分過ぎくらいには着席。スターティングイレブンは、GKに西部。CBは、中澤聡太とジェシ。SBは、右に田中祐介、左に谷口彰悟。ダブルボランチは、大島僚太と中村憲剛。SHは、右に森谷賢太郎、左にレナト。2トップは、小林悠と大久保嘉人。フォーメーションは、4-4-2。 中村憲剛が怪我から戻ってきたのは大きい。おそらくヴァンフォーレ甲府戦は、大事をとったのだと思う。前半を見ていると、FCソウルはゴール前をガチガチに固めている。フロンターレは上手くボールを繋いでいて、チャンスも作れている。ヴァンフォーレ戦に比べると、両サイドも上手く使えている。一方のFCソウルの攻撃は、ラストパスが雑。フロンターレが得点するのは、時間の問題だ。 後半4分、小林悠のゴールで先制。嘉人のピンポイントのクロスを、小林がベッドで叩きこむ。歓喜に沸く等々力競技場。待望の先制点。しかし、その直後に失点。カウンターからエスカデロに決められてしまう。 フロンターレは、もともと試合開始早々や試合終了間際の失点が多くて。今シーズンも開幕から、アディショナルタイムでの失点が多く。波に乗れなかった。ようやく終了間際の失点がなくなったと思ったら、今度は得点直後の失点が増えた。別に得点して、浮かれているわけではないと思うけれど。あまりにも、もったいない。 14分、ペナルティーエリアでレナトが倒されて、PKを獲得。レナトのPKがゴールネットを揺らしてゴール。と思ったら、PKの蹴り直し。どこへ蹴るかと思ったら、今度は逆側に。これが決まって2点目。この試合、これで逃げ切れるかと思ったのだけれど。世の中、そんなに甘くない。 2失点してから、FCソウルのプレイが荒くなる。嘉人をファウルでしか止められない。イエローカードの連発。でも、いくらイエローカードをもらっても、退場しなければ関係ない。 37分に失点。再び、ゲームは振り出しに。森谷に替えて山本真希。全体的にプレスが甘くなっていただけに、もっと早く交代カードを切るべきだった。アディショナルタイムは4分。勝てないまでも引き分けかと思ったら。 なんと、まさかの失点。ジェシの判断のミスからボールを奪われて。聡太もジェシも後ろから追う展開。GKと1対1になって、ゴールを決められてしまう。万事休す。 時間帯を考えると、セーフティーファーストで良かった。ジェシ責める気はないけれど。あそこで下手にボールを持つくらいなら、大きく蹴り出した方がいい。もったいない試合。試合終了後も、しばらく立ち上がれなかった。 それでも選手たちが目の前を通るときには、立ち上がってタオルマフラーを両手で掲げる。Homeの等々力競技場で負ける。それも2回もリードしながら、2回とも追いつかれる。挙げ句の果てに、アディショナルタイムに失点。サッカーとして、やってはいけないことばかり。弁解のしようもない。それでも、サッカーは続いていく。 頭を上げよう。胸を張ろう。次のゲームは、もうすぐだ。今は、反省することよりも、次の試合のことを考えよう。
2014.05.08
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今夜はACLのラウンド16。川崎フロンターレは、Homeの等々力競技場でFCソウルと対戦。ゴールデンウイーク明けの初日で、はたして行けるかどうかと不安だったのだけれど。6時ちょい過ぎに会社を出ることに成功。 明日はプレゼンが一件あったのだが、金曜日に頑張って企画書を仕上げたのが成功の要因。午前中にオリエンを受けて、午後に一本書き上げるという自分史上の最速記録を達成。水曜日にフロンターレの試合に行くというモチベーションがなければ、とても無理な離れ技。自分の生活の中で、どれだけフロンターレのウェイトが高いかという証明でもある。 今夜の対戦相手であるFCソウルについては、あまり調べていない。韓国のチームなので、荒っぽいプレイをするんじゃないかなというくらいのイメージしかない。ACLのグループリーグでは、サンフレッチェ広島戦での「疑惑のPK」が印象的だった。 相手チームのことがあまり気にならないのは、フロンターレのサッカーのせいかもしれない。対戦する相手チームのことよりも、大切なのは自分たちのサッカーをやること。戦う相手は対戦チームではなく、自分たち自身。相手がどうこうよりも、自分たちのやろうとしているサッカーさえできれば、必ず勝てる。そう思えるところに、今のフロンターレの強さがある。 選手入場時に、等々力競技場に到着。会員割引の当日券を購入。チケット購入までに並んで、入場に時間がかかる。当日券購入者が多いことは予想できたので、窓口を増やすくらいの工夫は欲しかったな。特に会員割引専用の窓口を作っても良かったんじゃないかと思う。 キックオフ5分過ぎに着席。久しぶりのAゾーンでの観戦。今夜は、勝つしかない。
2014.05.07
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Jリーグ第11節、川崎フロンターレ対ヴァンフォーレ甲府の一戦。かみさんとお母さんと観戦。自分のサッカーの練習試合後に、等々力競技場に直行。まずは3人分の席を確保。一旦、自分の家に帰ってから、家族全員で等々力競技場へ向かう。 この日の等々力競技場は、落語とコラボレーションした「勝点(しょうてん)」。こんなイベントを企画するところが、いかにもフロンターレらしい。試合に勝つことは、もちろん大切だけれど。試合だけじゃなくて、人々をスタジアムへ足を運ばせる動機付けが大切。そういう点では、フロンターレはJリーグ屈指。フォーミュラカーを走らせたり、動物園をやったり。家族連れをスタジアムへ向かわせる、さまざまな工夫をしている。 スターティングイレブンは、GKに西部。CBは、井川とジェシ。SBは、右に田中祐介、左に谷口彰悟。ダブルボランチは、大島僚太と山本真希。SHは、右に森谷賢太郎、左にレナト。2トップは、小林悠と大久保嘉人。フォーメーションは、4-4-2。 中村憲剛が、スタメンにも入っていなければ、ベンチにも入っていない。怪我かなと思うけれど。おそらく大事を取ったのだろうと思う。何しろこの後に続く試合は、ACLのラウンド16のFCソウル戦とJリーグ12節の鹿島アントラーズ戦。ヴァンフォーレ甲府戦で、無理をさせる必要もない。少しでも憲剛を休ませたいと、風間監督が考えてもおかしくない。 憲剛がいないことに、かみさんは不満顔。「だって、憲剛がいないと、フロンターレは全然別のチームになってしまうんだもの」。確かにその通り。でも、だからこそ、この試合の意味がある。この試合の見どころがある。憲剛のいない状況で、どうやって戦うのか。どうやれば、いつも通りのサッカーができるのか。それを試す絶好の機会でもある。 試合開始早々の8分、井川が負傷。交代で、中澤聡太を投入。井川は怪我から復帰したと思ったら、また怪我。ついていない。担架で運ばれていって、そのまま交代。筋肉か靱帯か。たいしたことがないといいのだけれど。 前半を終えて0-0。これといったチャンスもなければ、ピンチもない。まったりとした展開。「16番がダメ」と、かみさんが大島僚太を名指しで批判。大島を一押ししている自分としては、ちょっと納得できない。「なんで。嘉人へのいいパスもあったよ」。 「憲剛なら、もっとやれたよ」「いやいや、大島はまだ若いから」「大島は、憲剛の代わりに出ているんでしょ。だったら、憲剛と同じことをしなくっちゃ」。 かみさんの意見は厳しい。でも、確かにその通りだと思う。自分はずっと、フロンターレの試合を見ていて。大島僚太の成長振りも見てきている。自分としてはチームメイトに対しては、「できなかったことを責める」よりも、「できたことを誉める」ように心がけている。そのためか、ついつい大島にだけじゃなくて、フロンターレの選手全般に対して、点が甘くなってしまう。 その点、かみさんは久しぶりのサッカー観戦。久しぶりのフロンターレの試合。単にフロンターレを応援するだけじゃなくて、しっかりと試合を見ている。確かに前半の大島は、たまにいいパスを出しはしたものの。横パスが多く、勝負の縦パスが少なかった。リスクを追わなかったのか。あるいは前半は失点0でいいという監督の指示だったのか。いつもよりも、チャンスが作れていなかった。 後半になって、リズムが変わって。森谷賢太郎が右サイドの深い位置からドリブルで突破。相手ディフェンダーに止められはしたものの、いい攻撃。7分には、その森谷が得点。ゴール前に走り込んだ真希がそのまま打つかと思ったら、フリーの森谷にパス。これを落ち着いて決めて先制。 12分には、相手のオウンゴールで2点目。レナトからのクロスを小林が打つかと思った相手ディフェンダーのゴールを誘う。これで2-0。29分、山本真希に替えてパウリーニュ。40分、森谷に替えて森島。最後はアヴァンテを歌って、2-0で逃げ切っての勝利。 憲剛がいなくも、ちゃんと勝てる。確かに内容としては、今一つのゲームで。前半はろくにチャンスも作れなかった。大島の足りない部分を、真希がよく走ってパスコースに顔を出していた。嘉人も少し下がり気味で、大島を助けていたと思う。憲剛がいなくてもいつもと同じというわけには、もちろんいかないけれど。それでも憲剛のいない穴をピッチに立っている全員で埋めようとしていたのは、よく伝わってきた。 そして、何よりも大きいのは、勝ち点3を取れたこと。決して楽な試合ではなかった。憲剛がいなくて、なかなかいいパスが出なかった。昔なら落としていたゲームだけれど。それをきっちり拾う。きっちり勝つところに、今のフロンターレの強さがある。 試合終了後のかみさんの感想。「後半の開始早々に16番が、遠目からミドルシュート打ったでしょ。あれは、ハーフタイムに風間監督から、大島に発破をかけられたんだよ。もっと積極的にやれってね」。本当かよ。 ボールを失わないサッカーをする風間監督が、ミドルシュートを打たせるとは思えないんだけれど。でも、後半から流れが変わって。大島も積極的に勝負の縦パスが出せるようになった。案外、かみさんの予想が当たっているのかもしれない。
2014.05.05
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いよいよゴールデンウィーク突入。今日から四連休。初日は、Jリーグ第11節のサッカー観戦。川崎フロンターレは、Home等々力競技場でヴァンフォーレ甲府と対戦。スタジアムに行く前に、午前中はシニアサッカーのフレンドリーマッチ。 天気は快晴で、絶好のサッカー日和。と、言いたいところだけれど。このところ急に陽気が暖かくなって、まるで夏のよう。急激な気候の変化に、身体がまだ順応していない。 3チームに分けて、2時間の間、ゲームをし続けたのだが。どのチームも8人しかいないので、他のチームから3人ほど出ないとならない。つまり休む暇がないということ。最初のゲームで、今日がいかに暑いかを実感。20分のゲームを3本続けてやると、もうクタクタ。肩でゼエゼエと息をする始末。 1本お休みして、最後に2ゲームやったけれど。やったと言うよりも、ただピッチに立っているような状態。走ろうという気持ちはあるのだけれど、身体が重い。足が動かない。最終ラインにいながら、ラインを押し上げられない。ラインの裏を取られても、追いかけることができない。 身体が動かないのもさることながら。もっと問題なのは、判断力が落ちること。ボールを簡単にさばくことができない。ボールを持ってから、出しどころを探す。相手に囲まれて、ますますボールの出しどころを失ってしまう。パスミスをする。相手にボールを奪われる。そのボールを追いかけて、さらに疲労を増してしまう。 今日のような暑い日のゲームこそ、判断力が求められる。走りまわるのではなく。相手を走らせる。ミスをなくす。高い集中力を保つ。今日のフロンターレの試合も、同じことが言えるような気がする。今日の試合の相手は、ヴァンフォーレ甲府じゃない。この暑い気候と、自分自身。暑さと疲労と、どう戦うか。ミスをしない、いい判断ができるかどうかが、勝負の鍵を握っていると思う。 前節の第11節、川崎フロンターレはAwayでベガルタ仙台と対戦。試合結果は、0-0のスコアレスドロー。フロンターレとしては、今季2試合目の無得点試合。試合内容は悪くはなかったようだけれど。やはり疲れていることは隠せない。この疲労に、どう対処するのか。 フロンターレとしては、これ以上トップと勝ち点差を離されないためには勝ち点3が欲しい。Home等々力競技場の試合で、勝つしかない。風間監督の采配から考えると、ターンオーバーするとは思えない。ヴァンフォーレ甲府戦も、おそらくベガルタ仙台戦と同じスターティングイレブンだろう。だとすれば、いかに疲労しないサッカーをするかしかない。
2014.05.03
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J1リーグ第9節。川崎フロンターレは、Home等々力競技場でガンバ大阪と対戦。スターティングイレブンは、GKに西部。CBは、ジェシと中澤聡太。SBは、右に谷口彰悟、左に田中祐介。ダブルボランチは、大島僚太と中村憲剛。SHは、右に森谷賢太郎、左にレナト。2トップは、小林悠と大久保嘉人。フォーメーションは、4-4-2。 CBは、井川を予想していたのだけれど。中澤を起用。ガンバ大阪戦だから、中澤の気持ち、発奮を考えての起用かと思ったけれど。風間監督が、そんな情に流された采配をするはずもなく。単に井川が練習中に怪我をしたかららしい。 開始5分も経たないうちに先制。決めたのはジェシ。レナトのCKからのクロスにジェシのヘッド。ジェシは、ACLでのゴールに引き続き、セットプレイからの2点目のゴール。 フロンターレは、セットプレイを多く取ることはできるものの。セットプレイから得点するケースはほとんどない。でも、ジェシに合わせてゴールできるなら、新しい武器を獲得したことになる。 18分、失点して同点に。遠藤に決められてしまう。ACLの疲れがあるのだろうか。憲剛のパスが、いつもの精度がない。パスを繋いで相手チームのディフェンスを崩すのが、フロンターレのサッカーなのだけれど。パスを繋いで繋いで、最後の所でシュートに繋げられない。いつものサッカーをしようとしてはいるものの。それができないもどかしさ。いつものフロンターレのサッカーがどれだけ高度なサッカーなのかを、改めて思い知らされた。 0-0で迎えた試合終了間際。アディショナルタイムは6分。これを観た瞬間、なぜか「この試合は勝てる」と思った。思わず「6分あれば、1点取れる」と叫んでしまう。その直後、大久保嘉人のヘディングがガンバ大阪のゴールネットを揺らす。背の低い嘉人の高い打点でのヘッド。これだから、フロンターレのサポーターは止められない。 森谷賢太郎に替えて、パウリーニュ。僚太を一つ上げて、右SHに 。レナトに替えて、山本真希。スタジアムにこだますアヴァンテの歌声。時間の経過がこれほど遅いと思った時間帯はない。やがて、試合終了の長いホイッスルが吹かれ。等々力競技場に歓喜の瞬間が訪れる。 決して楽な試合ではなかった。決して楽な勝利ではなかった。でも、苦しんで苦しんで苦しんだ果てに掴んだ勝ち点3。この勝利は大きい。これこそが等々力劇場。まさにそういうゲームだった。
2014.04.28
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Jリーグ第9節、川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦。Home等々力競技場での一戦。いいお天気で、絶好のサッカー観戦日和。チケットはすでに完売している。シーズンチケットでの開場は13時30分。キックオフは16時だというのに、13時10分にスタジアムに着くとすでに長蛇の列。 本日は一人で観戦するので、席を確保する必要はないのだけれど。やはりガンバ大阪戦となると、少しでもいい席で見たいもの。暑いくらいの太陽の下、入場できるのをじっと待つ。 川崎フロンターレといい、ガンバ大阪といい、どちらも攻撃的なチームなので、激しい打ち合いになるような気がする。ここ数年のフロンターレの対ガンバ戦の戦績は、決して芳しいものではない。苦手としているわけではないけれど。激しい打ち合いの結果、負けてしまうというケースが多い。 しかし、ガンバ大阪は西野監督からの監督交代に失敗。昨年はJ2で一年を過ごすことになった。長谷川健太を監督に迎えて、一年でJ1に戻っては来たものの。正直言って、まだチームを作っている状態。頼みの遠藤は、ここ数試合、スタメンでは出場していない。しかも、その遠藤をFW起用するなど、采配も迷走しているように思える。 とにかく攻撃のパターンとしては、遠藤を経由するしかなく。その遠藤が精彩を欠いている。守備は相変わらず弱く、守備の要の今野も好調とは言い難い。一方のフロンターレは、前節のAwayの浦和レッズ戦は敗戦したものの。小林悠、レナトが怪我から復帰。これに嘉人を加えた攻撃陣は、まさに無双。 さらにパスの出どころは、憲剛だけじゃない。大島僚太、森谷賢太郎からも、前線にいいパスが出る。これを守ろうというのは至難の業。どう考えても、フロンターレが勝利するとしか考えられない。 しかし、油断だけは禁物。前節負けているだけに、この試合に負ければ連敗となってしまう。Home Gameで、等々力競技場での試合で、敗戦だけはあってはならない。しかもチケットは完売していて、スタジアムはサポーターで埋め尽くされている。今日、初めてフロンターレの試合を見る人もいれば、初めてのサッカー観戦という人もいるかもしれない。全力での試合、おもしろい試合、そして勝利を、勝ち点3を期待したい。 Jリーグ第9節、川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦。Home等々力競技場での一戦。いいお天気で、絶好のサッカー観戦日和。チケットはすでに完売している。シーズンチケットでの開場は13時30分。キックオフは16時だというのに、13時10分にスタジアムに着くとすでに長蛇の列。 本日は一人で観戦するので、席を確保する必要はないのだけれど。やはりガンバ大阪戦となると、少しでもいい席で見たいもの。暑いくらいの太陽の下、入場できるのをじっと待つ。 川崎フロンターレといい、ガンバ大阪といい、どちらも攻撃的なチームなので、激しい打ち合いになるような気がする。ここ数年のフロンターレの対ガンバ戦の戦績は、決して芳しいものではない。苦手としているわけではないけれど。激しい打ち合いの結果、負けてしまうというケースが多い。 しかし、ガンバ大阪は西野監督からの監督交代に失敗。昨年はJ2で一年を過ごすことになった。長谷川健太を監督に迎えて、一年でJ1に戻っては来たものの。正直言って、まだチームを作っている状態。頼みの遠藤は、ここ数試合、スタメンでは出場していない。しかも、その遠藤をFW起用するなど、采配も迷走しているように思える。 とにかく攻撃のパターンとしては、遠藤を経由するしかなく。その遠藤が精彩を欠いている。守備は相変わらず弱く、守備の要の今野も好調とは言い難い。一方のフロンターレは、前節のAwayの浦和レッズ戦は敗戦したものの。小林悠、レナトが怪我から復帰。これに嘉人を加えた攻撃陣は、まさに無双。 さらにパスの出どころは、憲剛だけじゃない。大島僚太、森谷賢太郎からも、前線にいいパスが出る。これを守ろうというのは至難の業。どう考えても、フロンターレが勝利するとしか考えられない。 しかし、油断だけは禁物。前節負けているだけに、この試合に負ければ連敗となってしまう。Home Gameで、等々力競技場での試合で、敗戦だけはあってはならない。しかもチケットは完売していて、スタジアムはサポーターで埋め尽くされている。今日、初めてフロンターレの試合を見る人もいれば、初めてのサッカー観戦という人もいるかもしれない。全力での試合、おもしろい試合、そして勝利を、勝ち点3を期待したい。
2014.04.26
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週末は、等々力競技場でガンバ大阪戦。そのプレビューでも書こうかと思っていたのだけれど。その前に、なんとも衝撃的なニュースが舞い込んできた。オフィシャルサイトに掲載された、「ピーカブー」活動終了のお知らせ。http://www.frontale.co.jp/info/2014/0424_8.html 等々力競技場でともに戦ってきた、ピーカブーが活動を終了。引退するということなのだろうか。ピーカブーは、2005年にフロンターレにやってきた。中村憲剛が2003年入団だから、それに次ぐ古株。今もフロンターレのスポンサーであるSMBC日興証券が、まだ日興コーディアル証券だった時に、フロンターレのJ1昇格とともにフロンターレにやってきたキャラクターだ。 もともとピーカブーは、日興コーディアル証券がローソンと提携して行っていたサービス名称。ローソンの店舗にあるロッピーで株が買えるというサービスだったのだけれど。2008年にサービスを停止。サービスが無くなったにも関わらず、キャラクターだけは生き続けてきた。その存亡は、サポーターの注目を浴び。毎年、新体制発表会のたびごとに「ピーカブーはどうなるんだろう」と話題になっていたものだ。 6月14日(土)に行われるファン感謝デーをもって、ピーカブーのフロンターレでの活動が終了するという。企業キャラクターがいなくなる。簡単に言ってしまえば、それだけのことなんだけれど。それでも10年近く、等々力競技場で見てきたピーカブーがいなくなってしまうというのは寂しい。単にキャラクターがいなくなるというだけでなく。まるで選手が引退するかのような気分。ピーカブーのためにも、週末は勝利で飾りたい。
2014.04.25
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シニアリーグの公式戦、第5戦。ここまでの戦績は、4戦して2勝2敗。前節の勝利で五分に戻した。この試合に勝って、勝ち越したいもの。午前中はいいお天気で、シニアのサッカー教室に参加。終了後に審判服を受け取って、第5戦のグラウンドへ。 試合の前に副審をやることになっていて。公式戦で副審をやるのも初めてなら、審判服を着るのも初めて。ちょっとドキドキ。試合前に、主審の方とブリーフィング。主審の方は、髪の毛が白髪のおじいさん。経験豊富という感じで安心。副審をやる上で、どこを見るべきかなどを教えてくれる。ふむふむ。 試合の前に選手の確認。提出されたメンバー表を元にレガースやユニフォーム、スパイクなどを確認する。両チームの選手と主審と整列して入場。センターラインで本部に一礼して、両チームの選手と握手する。日頃Jリーグの試合で見ているのと同じことを、黒い主審服を着てやるということにちょっとドキドキ。 副審は問題なくこなして。いよいよ、自分たちのチームの試合。監督代行からは、前半20分に交代で入るように指示を受ける。副審をやっている際に身体が冷えてしまって、お腹の調子が悪い。トイレに行って戻ってくると、もう20分が過ぎている。試合は自分たちのチームが先制して、1点リードという局面。 20分に本部に交代カードを出して、ゲームが切れるのを待つ。交代で入ったポジションは右のサイドハーフ。前半の終了間際に、自分のチームのボランチがペナルティーエリアでファウルを取られる。相手のPKに味方ゴールキーパーが反応するものの、あとわずかでゴールされてしまう。PKを決められたところで前半終了。 ハーフタイムに監督代行からお小言を頂戴する。「もっと考えて交代してくださいよ」。自分は20分に交代と言われていたので、ただ機械的に指示に従ったのだけれど。実は自分の交代前にアクシデントで交代した選手がいて。監督代行が当初考えていた布陣とは異なる状況になっていた。 メンバーが替わって、ポジションも替わって。なんとか落ち着きだしたところに、自分の交代。再び混乱状態となって、やらなくてもいいPKを献上してしまった。自分が試合の流れを見ないで交代カードを切ったために、失点につながってしまった。 後半になって、ベンチから祈るように試合を見守る。自分のベンチワークのミスから、試合の流れが変わってしまった。なんとかゴールして欲しいと願っていたのだけれど。後半開始早々に、カウンターから失点してしまう。残り10分ほどで途中出場。でも、一度変わった流れは変えられないまま。1-2で試合終了。 チームメイトは「後半から流れが変わりましたね」と言っていたけれど。それは正しくない。正確に言えば、前半残り5分での自分の交代から。「勝てる試合を落とした」のではなく、「勝っていた試合を落とした」。すべては、自分の交代、自分のベンチワークのミスからの敗戦。 采配で勝てることは滅多にないけれど。采配で負ける試合は、必ずある。試合後のチームメイトの落ち込んでいる様子を見ると、何も言えない。申し訳ない気持ちでいっぱい。いつまでも引きずっていても仕方ないので、二子新地の銭湯に行って。汗と一緒に嫌な気分も洗い流そうとしたけれど。そんなに簡単には、気持ちは切り替えられない。試合の悔しさは、試合でしか晴らすことはできない。
2014.04.24
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ACLグループステージ最終戦。川崎フロンターレは、Home等々力競技場で韓国の蔚山現代と対戦。この試合に引き分け以上で、ラウンド16進出が決定。なんとしても試合は見たい。決勝トーナメント進出の瞬間を、等々力競技場で味わいたい。フロンターレの選手とサポーターと喜びを共にしたい。でも、サラリーマンには仕事がある。 午前中に打ち合わせをして、午後から企画書の作成。とりあえず企画書の骨子だけでも作っておかないと、会社を出られない。なんとか書きあげたのが6時45分。本当は、6時までに終えたかったのだけれど。 書きあげた企画書を上司にメールして。打ち合わせは明日にしてもらって。タオルマフラーとレプリカユニフォームの入ったバッグを手にすると、速攻で「お疲れさま」。7時15分には武蔵小杉駅。溝の口行きのバスは、いつになくギュウギュウ詰め。それが市営等々力グランド前に着くと、ゾロゾロと降りる。みんな、フロンターレの試合を見に来たんだ。 前半30分にスタジアム入り。ビールを買っていると大きな声援。見ると、ちょうどボールが相手ゴールネットを揺らすところ。決めたのは小林悠。スタジアムに響きわたるバスケットケースの歌声。ビールを片手に席を探していると、再びどよめき。見ると嘉人がゴールを決める瞬間。2点を先制。スタジアムに入った直後に、小林悠と嘉人のゴールを見られるとは。なんという幸運。 しかし、36分に1点を返されてしまう。スターティングイレブンは、自分の予想通り。2-1と1点をリードして前半を終了。この試合、先制できたのは大きい。蔚山現代としては、攻めるしかない。でも点差はわずか1点。少しも油断はできない。 後半32分、森谷賢太郎に替えて、山本真希。その直後、CKからのボールをジェシがヘディングで決める。このゴールには泣けたね。奥さんのアンドレイアさんが病気になって。ブラジルに帰って。それでも病床の奥さんに「あなたは日本に帰って」と言われて。病気で一人ブラジルに残った奥さんに誓ったのは、タイトル。それが夢となった後はACL出場。そのACLの舞台で、フロンターレの勝利を決定づける追加点。この日はジェシの誕生日だったそうで、喜びは2倍。おめでとう、ジェシ。 37分、嘉人に替えてパウリーニョ。フォーメーションは、4-2-3-1。僚太を左SHに。パウリーニョと真希のダブルボランチ。憲剛をトップ下に。アディショナルタイムは4分。憲剛に替えて武岡優斗。スタジアムにこだますアヴァンテ川崎の歌声。そして試合終了のホイッスル。3-1で蔚山現代を撃破。グループステージを突破し、ラウンド16へ進出。 小林悠は、息子さんの誕生を自らのゴールでお祝いし。体調を崩しながらも出場した嘉人は、見事にゴールを決めて。誕生日のジェシは、家族とサポーターのためにバースデーゴールを決めてくれた。中澤聡太は、ACLでの日本人最多出場の38試合を達成。そして何よりもうれしい、ラウンド16進出。Homeの等々力競技場で、サポーターの前でそれを決めてくれて。最高の寄る。
2014.04.23
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今夜は、ACLのグループステージ第6節。ACLに臨んでいるJリーグクラブは、いずれのチームもこの試合に勝てばラウンド16に進出できる。こうなったら、4チームともラウンド16に進んでほしいもの。川崎フロンターレは今夜、Homeの等々力競技場で蔚山現代と対戦。横浜F.マリノスは、Awayの広州天河体育中心で広州恒大と対戦。サンフレッチェ広島は、明日Homeの広島広域公園陸上競技場でセントラルコースト・マリナーズと対戦。セレッソ大阪も明日、Awayの済南奥林匹克体育中心で山東魯能と対戦する。 4チームの中では、やはり川崎フロンターレが一番優位な状況にある。ひとつには、Homeの等々力競技場で戦えるという点。もう一つは、引分けでもラウンド16に進出できるという点だ。Homeで戦うことができるというのは、何よりも替えがたい。なんといってもACLはACL。Awayでは何があるかがわからない。実際、フロンターレは貴州人和戦で苦しめられた。球際に厳しく行くというよりも、カード覚悟のラフプレイ。その点、Homeならば慣れた芝、サポーターの後押しもある。 横浜F.マリノスの所属するグループGは、勝ち点7で4チームが並ぶという混戦状態。サンフレッチェ広島の所属するグループFは、1位のFCソウルが勝ち点8で残り3チームが勝ち点6で並ぶ。セレッソ大阪の所属するグループEは、浦項スティーラーズが勝ち点11でグループステージを突破。残り3チームが勝ち点5で並んでいる。どこも厳しい状態。勝って勝ち点3を取らなければ、グループステージ突破はできない。 そこへいくと、川崎フロンターレの所属するグループHは、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズとフロンターレが勝ち点9で並んでいる。仮に勝てなくて引き分けでも、ラウンド16に進めるという優位な状況。でも、「引き分けでもいい」なんて考えると、必ず負けてしまうのが川崎フロンターレというチームの芸風。昨年のヤマザキナビスコカップ準決勝の浦和レッズ戦のことは、いまでも記憶に残っている。「引き分けでもいい」という状況で戦って、結局0-1で負けてしまった。決勝進出を逃したあの悔しさを、選手もサポーターも忘れてはいないはず。 「引き分けでもいい」なんて考えは、頭の外へ。確かに0-0で迎えたアディショナルタイムという状況なら守りに入るのもわかるけれど。フロンターレは守ろうとして守れるチームじゃない。攻めて攻めて攻めるのが、フロンターレ流。相手の蔚山現代は、勝てばラウンド16進出。勝たなければ先がない状況だ。気持ちで負けるわけにはいかない。 不安なのは、大久保嘉人が風邪をひいているのか体調を崩している点。でも、嘉人のことだから、なんとしても出てくるんじゃないかな。根拠は何もないけれど、なんとなくそんな気がする。それが嘉人という選手だから。それに小林悠もいる。レナトもいる。大島僚太がいる。怪我から帰ってきた選手が、きっと活躍してくれるはず。 予想フォーメーションは、4-4-2。GKに西部。CBは井川が累積カードで出られないので、ジェシと中澤聰太。SBは、右に田中裕介、左に大谷彰悟。ボランチは、憲剛と僚太。SHは、右に森谷賢太郎、左にレナト。2トップには、小林悠と大久保嘉人。 はたして自分は何時にスタジアムに行けるのだろうか。ひさびさのACLラウンド16への進出。その瞬間を、等々力競技場で、選手と共に分かち合いたい。なんとしても仕事を早めに切り上げたいもの。
2014.04.22
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敗戦した後の選手インタビューというと、結構多いのが「気持ちを切り替えて、次の試合に臨みたい」というもの。これを読むと、「気持ちを切り替えるとは、どういうことだ」「敗戦から何も学ばないのか」「まずは敗戦の反省をすべきだろう」という反応をする人がいる。確かに敗戦の原因分析をすることは大事だとは思うし、敗戦から学ぶことも多いとは思う。でも、やはり何よりも大切なのは「気持ちを切り替えること」なんじゃないかな。 誰だって、負けることは嫌で。負けて悔しくない選手なんていない。ピッチの外から見ているサポーターよりも、ピッチに立っている選手の方が数倍悔しい。「どうして負けたんだろう」「あそこでこうしていれば」。そう悔やまない選手なんていない。惨敗するよりも、勝てる試合を落とした時、最少失点で負けた時こそ、余計にそう思う。でも、負けた試合は帰っては来ない。終わった試合のことを考えても、あまり意味がない。だとしたら、気持ちを切り替えて、次の試合に臨むことこそが重要なんじゃないか。 サッカーは、気持ちを切り替えることが要求されるスポーツだと思う。例えば、ゴールが決まって喜んでいると、すぐに失点してしまう。浮かれた気分でいると、足元をすくわれる。シュートが相手キーパーに抑えられて地面を叩いて悔しがっている時間があるなら、すぐに立ち上がってディフェンスに行くべきだ。ホイッスルが吹かれない限り、試合は続いていて。浮かれたり、落ち込んでいる暇なんてない。 攻撃から守備への切り替え、守備から攻撃への切り替え、そして守備から守備への切り替え。クリアからしたからと言って安心するのではなく。裏を抜かれたからと言って気落ちするのではなく。クリアしたなら、その次に備える。裏を抜かれたら、すぐに戻って再度守備に入る。一番いけないのは、クリアしたからと言ってボールをただウォッチしていること。抜かれたからと言ってボールを追わないこと。 ゲームは続いていて、次々と状況は変化している。一喜一憂している場合じゃない。すぐに気持ちを切り替えて、新しい状況に対処すべきだ。試合だって同じじゃないかな。反省することも大切だし、分析することも大切。でももっと大切なのは、気持ちを切り替えて次の試合に臨むこと。いつまでも落ち込んでいる場合じゃない。 川崎フロンターレは、Awayの埼玉スタジアムで0-1で浦和レッズに敗戦。負けたことも悔しいけれど、それ以上に悔しいのは得点できなかったこと。攻撃的なフロンターレのサッカーが封じられて、完封負け。でも、試合はすぐにやってくる。火曜日にはACLグループリーグ第6戦。Homeの等々力競技場での蔚山現代戦が待っている。浦和レッズの敗戦を引きずることなく、気持ちを切り替えて次の試合に臨んでもらいたい。
2014.04.21
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川崎フロンターレは、Awayの埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦。目黒線ー埼玉高速鉄道の、サブウェイダービーマッチ。あいにくと自分の公式戦があって、応援にはいけないけれど。うれしいニュースもある。 小林悠、レナト、大島僚太が、怪我から戻ってくるらしい。特に小林悠には頑張ってもらいたいもの。リーグ戦での好調からザッケローニ監督に日本代表キャンプに招集されたものの。怪我のために辞退せざるを得なかった。失意のうちに長男が誕生。そして、怪我から復帰しての浦和レッズ戦。なんとかゴールして、揺りかごパフォーマンスを見せて 欲しい。 川崎フロンターレはAwayでのACL、貴州人和戦に0-1で勝利。Home等々力競技で行われるグループリーグ最終戦に引き分け以上でトーナメントに進めることになった。随分と荒れた試合になったものの、貴重な決勝点を決めてくれたのは憲剛。やはり頼りになるキャプテンだ。 憲剛、嘉人という2枚看板がいて。怪我から復帰する小林悠、レナト、僚太というレギュラーメンバーがいて。どうしてもそういう選手ばかりに注目が集まってしまいがちだけれど。主力メンバーが怪我で出場できない間、しっかりとチームを支えてくれたメンバーがいたことを忘れてはいけない。 森谷賢太郎と金久保順。特に金久保は、こんなにすぐにチームにフィットしたのは驚き。貴州人和戦での憲剛のゴールも、森谷と金久保が頑張ってくれたから。ドラマが盛り上がるためには、もちろん主役の活躍が欠かせないけれど。脇役が活躍することが大切。森谷と金久保は、これからのフロンターレを担う選手に育ってもらいたい。 主力メンバーの怪我をきっかけに、選手層を厚くすることに成功したフロンターレ。主力メンバーが怪我から復帰して、浦和レッズ相手にますます強いフロンターレ、ますますおもしろいサッカーを見せてもらいたい。
2014.04.19
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今夜の川崎フロンターレは、ACL第5戦。Awayの中国で、貴州人和と対戦。川崎フロンターレのグループHは、トップの蔚山現代が勝ち点7。ウェスタン・シドニー・ワンダラーズと川崎フロンターレが勝ち点6。最下位の貴州人和が勝ち点4という大混戦。貴州人和の一人負けかと思っていたら、蔚山現代とのAway戦に引き分けると、Home戦で勝利。すっかり息を吹き返してしまった。今夜、Homeでの川崎フロンターレ戦に勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性もあるだけに、相手は必死で勝ち点3を狙ってくるに違いない。 一方の我らが川崎フロンターレ。ACLは、Awayでの成績は2戦して2敗。どうにもAwayで勝ち点が奪えない。とはいっても、リーグ戦では柏レイソル戦で引き分けたものの後半は好ゲームを演出。レイソル戦の後半のような、すばらしいゲームで勝利して欲しいもの。Awayなので、せめて勝ち点1でも取りたい。負けるようなら、決勝トーナメントから脱落しかねない。 予想フォーメーションは、レイソル戦の後半と同じ4-2-3-1。前半は自分たちのサッカーができなかったと選手たちも口にしている。前半の4-4-2よりも、憲剛を一つ上に上げた4-2-3-1で後半のような試合を見せて欲しいもの。予想スターティングイレブンは、GKに西部。CBはジェシと井川。SBは、右に田中裕介、左に谷口彰悟。ダブルボランチは、稲本と山本真希。トップ下に中村憲剛。SHは、右に森谷賢太郎、左に金久保順。1トップに大久保嘉人。 レイソル戦のスタメンだったボランチからパウリーニョを外した理由は、パウリーニョがまだフロンターレのサッカーにマッチしていないから。ボランチのコンビを組む選手との距離が掴めていなくて短い。サイドチェンジや空いたスペースにパスを出せるけれど、勝負の縦パスが出せないから。これから徐々にマッチしてきてくれるんだろうけれど。今の時点では、ちょっとボランチとしては使えない感じ。 バックパスで戻す、空いたスペースに出す、サイドチェンジするというのは、セーフティでわからなくはないんだけれど。以前パウリーニョがいた栃木FCではそれでもよかったのだろうけれど。フロンターレの目指しているサッカーは、そういうサッカーではない。実際、スタジアムで見ていても自分ならスペースに出す、サイドチェンジするという局面で、フロンターレがやるのは針の穴をも通すような精度での勝負の縦パス。セーフティを選ぶよりも、相手ディフェンスを惹きつけておいて、パスで交わす。そのためには、とてつもない高度な個人技術が要求されるわけだけれど。風間監督の言う「ボールを失わないサッカー」というのは、セーフティにプレイすることではなくて。ボールを持って、相手をいなして勝負を仕掛けるサッカーという意味なのだと思う。 ボランチに代わりに入れたのは、山本真希。彼をスタメンで起用するのは、レイソル戦で得点したからじゃなくて。一つには彼の豊富な運動量。もう一つは、やはり真希が一番実力を発揮できるポジションはボランチだと思うから。金久保は、レイソル戦で後半途中から入った選手だけれど。川崎フロンターレのサッカー、風間監督のやろうとしているサッカーが体現できていた。後半途中から使うにはもったいない。おそらく金久保という選手は、フットボールインテリジェンスがとても高いのだと思う。 小林悠がいない。レナトがいない。大島僚太がいない。怪我人ばかりのフロンターレ。でも、リーグ戦、ACLと試合を通じて選手が成長し、チームが熟成させてきたのも事実。戦いながら強くなってきた。リーグ戦では使われなかった選手が、ACLで活躍しレギュラーの座を勝ち取っていく。それが今のフロンターレ。けが人続出で、ベストなメンバーが組めない状況だけれど。サブスティテュートのメンバーにしてみれば、こういう試合こそがチャンス。自分の実力を存分に発揮して、そして勝ち点3をお土産にして欲しい。
2014.04.15
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金曜日夜の川崎フロンターレ対柏レイソル戦。勝てはしなかったけれど、自分としては大満足。あいにくと後半から観たのだけれど。どうやら前半のできは、良くなかったらしい。試合後の選手たちのコメントを読むと、前半は「自分たちのサッカーではなかった」「フロンターレのサッカーではなかった」というものが多い。 フロンターレがダメだったという部分もあるんだろうけれど。レイソルの守備がはまっていたという部分もあるんじゃないかな。なにしろ相手は曲者、ネルシーニョ監督。相手チームの良さを消すことに関しては、誰よりも勝っているからね。 流れが変わったのは、安に替えて稲本をボランチに。憲剛の位置を一つ上に上げてから。自分が観たのは後半開始からだから、ちょうどリズムが良くなるところから観たわけだ。 得点したのは、山本真希。正直言って、左サイドハーフに向いているとは思えない。谷口との連携も今一つだったし。レナトと比較するのは悪いけれど。やはり真希が生きるのは、ボランチのポジションに入ってから。でも、ピッチを縦横無尽に駆ける無尽蔵のスタミナには、頭が下がります。 真希に出した憲剛のスルーパスは最高。ここを通すかという針の穴を通すような絶妙なパスでした。でも、憲剛はできて当然の選手なので。注目したいのは、憲剛にパスするまでの森谷賢太郎のドリブル。あのドリブルで、レイソルの守備を崩して、憲剛にパス。そして、憲剛からのスルーパスを真希が決める。 このところの森谷は、いいよね。僚太の成長も著しいけれど、賢太郎の成長ぶりも目を離せられない。運動量も多いし、ポジションもいい。ボールを受けるために、何度も動き直している。欲を言うと、もっと積極的にシュートを打ってもらいたい。力はあるのだから、少し遠目からでもガンガン打った方がいい。 レナトがいない。小林悠がいない。僚太がいないという状態で、あれだけのサッカーができたことは評価したい。誰が出ても変わらない。そんなチームを作った風間監督に感謝。途中から出た金久保という選手も良かったな。もっと早い時間に出してあげたかった。 とにかくボールを失わない。出して、入れて、出して、入れる。ボールを前後に出し入れしながら、常に攻撃の主導権を握り続ける。この試合を観ていて、「こういう試合が見たかったんだ。こういう試合をやりたいんだ」と思わずにはいられなかった。 課題は、やはりこのサッカーを後半だけでなく90分間、続けること。試合開始からあのサッカーができていたら、柏レイソル戦はあるいは勝っていたかもしれない。でも、そのことは選手たちが一番よくわかっている。川崎フロンターレは、もっともっと強くなりますよ。
2014.04.14
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シニアリーグ公式戦第4戦。開幕戦は押し込みがちの展開ながら、終了間際にまさかの失点。0-1。第2戦は攻撃陣が爆発。6-0の圧勝。第3戦は、前線に攻撃力のある選手がおらず。得点の匂いすらしないまま2失点。0-2。ここまで3戦して、1勝2敗。勝ち点3。今日の試合に勝って、五分の状態に戻せるかどうか。 出場するメンバーによって、戦力に大きな波がある。上手い選手、攻撃力のある選手が前線にいれば、得点に期待ができるのだけれど。基本的には、チーム全体として個人の技術のレベルが低いので、パスで崩していくことがなかなかできない。個人の能力で、相手チームのディフェンスラインを破ることができるかどうかが勝負の鍵を握っている。 幸いにも、初戦、第2戦で活躍したFWが出場予定。スピードがあるで、彼を1トップに据えて。相手ディフェンスラインの裏を狙うという攻撃もありだと思う。さらに2列目からの攻撃参加があれば、厚みのある攻撃ができるはず。 肝心の自分はと言えば。個人的な技術が、最も低いプレイヤー。止める、蹴る、キープするといった基本的なことができていない。チームで一番下手な選手。そのことは監督代行からも指摘されているので、出番そのものがあるかどうかという状態。もし出場する機会があれば、自分のできる精一杯のことをやるしかない。 空は快晴。まさにサッカー日和。相手チームは、昨年は勝てそうで勝てなかった相手。今日こそは勝ちたいもの。監督から、スターティングイレブンの発表。ピッチが固い土のグランドなので、ボールが弾むので注意すること。 先制したのは、自分たちのチーム。パスを繋いで、相手ディフェンスの裏に飛び出してのゴール。同じような形で追加点。2-0とリード。味方ゴールライン近くからの折り返しをヘディングで決められてしまう。しかし、またしても相手ディフェンスライン裏へのスルーパスから得点。3-1とリードして、前半を終了。 後半開始から出場。ポジションは、左サイドハーフ。交代するプレイヤーからのアドバイス。相手ディフェンスは息が上がっているので、走れば突破できますよ。すでにゴールを決めているだけに、言葉にリアリティがある。 はたしてアドバイス通り。左サイドからゴール前に詰めていると、相手ディフェンスの裏を通したパスが自分の足下へ。目の前には無人のゴール。枠に蹴るだけで得点できる絶好のチャンス。しかし、自分の蹴ったボールはゴールマウスを大きく外してしまう。 こういうチャンスをものにできるかどうかが、ストライカーかどうかの境目。15分ほどで交代。自分の出た後に、チームは2得点を追加。自分と交代で入った最初の左サイドハーフの選手は2点目をゴール。キーパーと1対1になっても、冷静に決めている。ハットトリックのチャンスもあった。やはり、相手ゴール前でどれだけ落ち着いてプレイできるかが大事。 アディショナルタイムは2分。十分なリードがあるだけに、しっかり試合をクローズさせたいところ。なのに、左サイドを突破されて、味方ディフェンスが次々と交わされてしまう。ディフェンスラインの乱れを突かれての失点。それでも、5-2の大量得点で勝利。 これまで勝てなかった相手に、ようやく勝利。アディショナルタイムでの失点は余計だったものの、攻撃は完璧。パスも繋がっていたし、攻撃力が高いことは明らか。問題なのは、攻守の切り替えと守備時のプレスが甘いこと。これで2勝2敗。来週の試合で勝って、勝ち越したい。
2014.04.13
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川崎フロンターレは、柏レイソルと対戦。火曜日にはAwayでACL。中国での貴州人和戦があるため、変則的なスケジュール。さすがに平日の金曜日に、7時のKick offに間に合わせるのは難しい。 5時にクライアントの竹ノ塚で打合せ。6時半には渋谷に着いたものの、そのまま等々力競技場に向かうわけにはいかず。会社に寄って、報告やらメールやらをやっていると、たちまち7時。なんとか後半開始には間に合うようにと、ユニフォーム、タオルマフラーの入ったバッグを肩に。慌てて会社を飛び出す。サラリーマンの悲哀。 フォーメーションは、4-4-2。スターティングイレブンは、GKに西部。CBは、ジェシと井川。SBは、右に田中祐介、左に谷口彰悟。ダブルボランチは、中村憲剛とパウリーニョ。SHは、右に森谷賢太郎、左に山本真希。2トップは、大久保嘉人と安柄俊。安は初めてのスターティングメンバー。山本真希をSHで使うというのは、どうかと思うけれど。徳島ヴォルティス戦では、怪我で交代したレナトのポジションに入ったそうで。持ち前のスタミナで、柏レイソルのディフェンスラインを切り裂いて欲しいもの。 この試合、嘉人の決定力はもちろんのこと、初スタメンの安、SHの森谷、真希の攻撃陣が柏レイソルの守備陣をどう崩すか、どう攻めるかが鍵。守備陣で不安なのは、パウリーニョ。どうも彼には、いいイメージがなくて。今一つ、フロンターレのサッカーにマッチしていないように思える。 試合速報を見ると、なんと試合開始早々に失点。前半5分で、レアンドロに決められている。でも、今のフロンターレの攻撃力からすれば、1失点くらいなんとでもなる。問題なのは、怪我人で代わりのメンバーが多い中、いつものフロンターレのサッカーができるかどうか。 7時半に武蔵小杉に到着。さすがにスタジアム直行バスはないので、高津行きの定期バスに乗車。等々力グランド前で降りる人が結構いて。そのほとんどの人が等々力競技場を目指している。みんな自分と同じ、スーツ姿のサラリーマン。なんとなくうれしくなってくる。前半終了間際にスタジアム入り。前半を終えて0-1。1点のビハインド。 後半になって、かみさんも参戦。後半からの遅割チケット売り場も、長蛇の列だったとか。後半開始から選手交代。安に替えて稲本。フォーメーションを4-2-3-1に変更。パウリーニョと稲本のダブルボランチ。トップ下に憲剛。右に森谷、左に山本。1トップに嘉人。 16分、パウリーニョに替えて金久保。稲本と真希のダブルボランチ。金久保は左のSHに。27分、真希のシュートがゴールネットを揺らす。これで1-1の同点。真希がキーパーと1対1になるという、憲剛のスルーパスが絶妙。盛り上がるスタジアム。 自分の周りにいたのは、リクルートスーツを着た若いサラリーマン集団。もしかしたら富士通の新入社員なのかもしれない。等々力競技場に来たのも初めてなら、サッカーの試合を生観戦するのも初めてという感じ。「俺、応援歌覚えちゃったよ」。それは、応援歌じゃなくてチャント。「このまま行くと延長戦かな」。リーグ戦に延長はないよ。突っ込みどころ満載なんだけれど。誰だって、初めてのときはある。この試合をきっかけに、川崎フロンターレを、サッカーを好きになってくれれば、それでいい。 怒涛の攻めを見せるフロンターレ。でも追加点を奪うことはできず。残念ながら、逆転はできなかった。1-1で試合終了。試合終了のホイッスルとともに、ピッチにうずくまるフロンターレの選手たち。でも、彼らをサポーターからの温かい拍手が包む。 Home等々力競技場の試合で引き分け。勝ち点は1。確かに勝つことはできなかった。でも、この試合は誇っていい。勝てはしなかったけれど、最後の最後まで勝利にこだわっていた。攻め続けていた。ゴールに対する執念を見せてくれた。すばらしい試合だった。 周りにいる新人くんたちも、立ち上がって拍手を送っている。フロンターレコールをしている。おそらくサッカー初観戦の彼らにとっても、思い出に残る試合だったに違いない。かみさんも「いい試合だったね」と一言。サッカーでは勝つことが一番だけれど。時には、勝利以上のものがある。そう感じさせられた試合だった。
2014.04.12
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今夜は、Jリーグ第7節。川崎フロンターレは、Home等々力競技場で柏レイソルと対戦。金曜平日のナイター。前回の平日のACL、ウェスト・シドニー・ワンダラー戦は仕事の都合で参戦できず。今回はなんとしても等々力競技場に向かいたいもの。かみさんも早く仕事が切り上げられれば、後半戦から参戦できそうとのこと。気になるのは、川崎フロンターレの選手の怪我。 登里は、右膝の内側側副靭帯損傷。小林悠は、左内転筋痛。一度は通常練習に復帰したものの日本代表候補トレーニングキャンプを辞退。さらに5日の練習で、内転筋痛を再発。 森島康仁は、徳島ヴォルティス戦の際に負傷し左ハムストリング肉離れ。レナトも徳島ヴォルティス戦で負傷。さらに大島僚太が、右太もも裏に違和感を訴えて戦線を離脱。 もう満身創痍ですよ。ノボリ、小林悠の怪我くらいは織り込み済みだったものの。デカモリシ、レナトを欠いて。さらに僚太。このところの川崎フロンターレの好調の原因は僚太にある、と思っていただけにきつい。幸いボランチの枚数はいろいろあるので、何とかなりそう。山本真希、稲本あたりを使うのかな。 問題なのは、小林悠、レナト、デカモリシとFWの枚数が足りないこと。となると、安柄俊がスタメンを務めるのかな。フォーメーションは4-4-2。GKに西部。CBは、ジェシと井川。SBは、右に田中裕介、左に谷口彰悟。ボランチは、稲本と山本真希。SHは、右に憲剛、左に森谷賢太郎。2トップは、大久保嘉人と安柄俊。 対戦する柏レイソルは、3-4-2-1。これに合わせてフロンターレも3-4-2-1のミラーフォーメーションとすることも考えられる。でも、風間監督の性格からいって、相手がどうだからと言って戦い方を変えてくるとは思わない。出る選手は変わっても、やるサッカーは変わらない。となると、4-2-3-1か、4-4-2だろう。4-2-3-1なら大久保の1トップ、トップ下に憲剛、右に大島、左に森谷。大島が怪我で出場できなければ、大久保、安の2トップか。 怪我人が多くて、連携が不安。でも、やり方は変えない。メンバーが変わっても同じサッカーをやれるかどうか。これで勝てれば、自信につながる。柏レイソルは、風間監督になってから1勝3敗。決して相性のいい相手ではない。だからこそ、この試合に勝つことに意味がある。入念な対策によって相手チームの特徴を消そうとする柏レイソルに、川崎フロンターレの「いつも通りのサッカー」が通用するかどうか。怪我でベストなメンバーではないだけに、代わりに出場する選手の奮起を期待したい。
2014.04.11
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「今のフロンターレ、調子いいですよね」という、チームメイトからのうれしい言葉。頼まれてもいないのに、思わず今のフロンターレの勝因を分析してみると。自分にとって貢献度一番なのは、大島僚太。昨年までは、右サイドハーフでの起用が多かったけれど。今シーズンからは、ボランチに定着。 シーズン最初は、パウリーニョとコンビを組むことが多く。風間監督は「パウリーニョは適応能力が高い」と評価していたけれど。正直言って、あまりフロンターレのサッカーにフィットしているとは思えなかった。フォーメーションを4-2-3-1から、4-4-2に変更して。ボランチのコンビを中村憲剛と組むようになってから、僚太の活躍が始まったと思う。 相手チームは、当然、憲剛をマーク。すると、その分、僚太がフリーになる。以前なら、リスクを負わないバックパスや平行パスの多かった僚太だけれど。憲剛とコンビを組むようになってからは、勝負の縦パスが出せるようになった。 正直言って、フロンターレは憲剛ありきのチームで。憲剛がいなければ、大久保嘉人や小林悠も活きない。確かに前線には戦闘力の高いプレイヤーがいるものの。その前線にいいパスが出せなければ、いくら戦闘力が高くてもシュートは打てない。だから、これまでのフロンターレ対策は、憲剛をどう封じ込めるかが鍵だった。 でも、今は違う。憲剛を抑えても、僚太がいる。憲剛をマークしていても、僚太から前線に勝負の縦パスが出る。フロンターレ躍進の鍵は僚太にある。僚太の成長ぶりが、そのままフロンターレ好調の原因なんじゃないかな。 もちろん、チームが好調の理由は一つじゃなくて。個人の力だけじゃチームは勝てるものじゃないけれど。それでも一番の立て役者は誰かと問われれば、自分としては大島僚太の名前を挙げたい。もしあまりフロンターレに詳しくない方がフロンターレの試合を観戦されるなら。中村憲剛や大久保嘉人にばかり注目するのではなく。ぜひ、大島僚太に注目してもらいたい。
2014.04.09
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このところの川崎フロンターレは絶好調。あいにくと試合は見れていないので、結果から推測するしかないのだけれど。ACLのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦。Home等々力競技場での試合なので、当然、観戦するつもりでいたのだが。仕事の都合がつかなくて断念。先制される展開で、どうなることかと思っていると。後半になって、憲剛のゴールで同点。さらに試合終了間際に僚太のゴールで逆転! 2-1で勝利。 週末には、Awayで徳島ヴォルティスと対戦。0-4と圧勝。相手が徳島ヴォルティスというのもあるだろうけれど。それでも4得点は、すごい。前半で徳島が風下を選んだのが、そもそもの間違い。おそらく前半を失点0で終えられればという甘い期待があったのだろうけれど。そんな甘い期待が通用するフロンターレではないのだよ。 レナトのシュートがオウンゴールを呼べば、嘉人のミドルシュートが炸裂。さらにデカモリシがフロンターレ初ゴールを決めれば、稲本のひさびさのゴールというオマケ付き。お祭り騒ぎというか、ケチャップドバドバというか。こうなると、フロンターレは手がつけられない。 開幕してから確かにしばらくは勝てなかったけれど。やっているサッカーは間違ってなかったし、内容も決して悪くはなかった。だから今の結果にも納得できる。当然と言えば、当然の結果。できれば、この調子でガンガンいって欲しいもの。金曜日の等々力競技場での柏レイソル戦が楽しみだ。
2014.04.08
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シニアチームの練習試合。朝の8時半集合なのに、ちょっと遅刻。練習試合だからと言って遅刻してくること自体が、そもそも気が抜けている証拠。監督代行から「先発だったのに、遅れてくるから」と釘を刺される。先発なんて滅多にない機会なのに。 2本目に右のサイドバックで出場。留意していたのは、攻守の切り替え。マイボールになったら開く。相手ボールになったら絞る。開く際は、なるべくタッチラインギリギリまでに。絞る際はセンターバックとの距離を短く。あとはSHが上がる際は、サポートに位置に付くこと。 味方FWがペナルティエリアで倒され、PKを獲得。倒されたFWかキャプテンが蹴るんだろうと思っていると、キャプテンが呼んでいるのは自分の名前。まさか自分がPKを蹴るとは思わないものだから、なんのことかと思っていた。すると、なんと自分がPKキッカーに指名されることに。 PK蹴るなんて、よほど度胸があるのか、キック力のある人のやること。ピッチにいる11人のうちで、一番チキンで、一番キック力のない自分がPKを蹴るとは。練習ですらPKなんて蹴ったことはないけれど。それでも蹴る以上は、決めたい。名前を呼ばれた時は、心臓がバクバクいっていたけれど。いざ、蹴るとなると、頭の中はすっきりしていた。 狙うのは、キーパーの左側。できればゴールの枠ギリギリくらいに。インサイドでグラウンダーのボールを蹴ると、キーパーの手がわずかにボールに触る。しまった、と思うと、なんとボールはそのままゴールラインを割って。ゴール!!人生初のPKを決めた瞬間。思わずガッツポーズをしてしまう。 後から考えてみると、PK蹴るための助走はぜんぜんしていないし。キーパーが触れられる位置に蹴るのも、コントロールが甘いし。PK蹴った後も、ボールの行方を見守っていてゴールに詰めていないし。ダメダメなことばかり。それでもゴールはゴール。仲間に褒められたのが、最高にうれしかった。 4本目は右のサイドハーフ。タッチラインに開いて構えていると、自分の前のスペースにボランチからパス。スペースに走ってボールをキープしたまではよかったものの、あっさり相手に奪われてしまう。試合後に監督代行からアドバイス。せっかく前を向いてボールを持っているので、あそこではボールをキープすること。 練習試合としては、あまり攻められることのない試合展開。中盤に若手が入って、ボールがキープできたということもあったけれど。メンバーそれぞれのポジションが良くて。パスがつながるというシーンが結構あった。お互いの距離感が少しづつ掴めてきたのかもしれない。自分の反省点は、やはり個人技術の低さ。簡単にボールを奪われ過ぎる。せっかくのチャンスをつぶしてしまっている。 試合の後は、チームメイトとお花見。やはりPKを決めたことがうれしかったのと、それをチームメイトが自分のことのように喜んでくれたこと。PKを蹴るなんて滅多にないチャンスで、そのチャンスを与えてくれたことにも感謝したい。
2014.04.07
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シニアリーグの公式戦第3戦。前節は、6-0と大量得点で圧勝。でも、相手チームがたまたま弱かったというおかげもあってのことで。チームが急に強くなったわけでもないし、そうそう上手くいくわけでもない。 Kick offの2時間前に集合して、各自アップ。昨シーズンに対戦して負けている相手なので、今日はリベンジマッチ。アップをしている最中に監督代行に呼ばれる。今日の対戦相手は強いので、出場時間が少なくなるという話。勝つためには当然のこと。自分としては、出場する機会がなくても構わない。まずはチームとしての勝利が最優先。 監督代行から指摘されたのはトラップ。待ってトラップするのはできるけれど、動きながらのトラップ。特に自分からボールに近づいてのトラップが上手くない。もっと個人的な技術を身に付けないと、試合では使えないという話。 こればかりは、自分で練習するしかない。自分でもトラップは上手くないと自覚していたものの、改めて他人に指摘されるとショック。前回の公式戦のビデオを見ての感想というだけに、反論のしようもない。 試合は、前半を終えて0-0。みんな集中力を持って試合に臨んでいて。ピンチらしいピンチはない。ただ攻守の切り替えが遅い。相手ボールになっているのに、歩いて自陣に戻るとか。有り得ない。相手にボールを奪われても、しつこく追わない。粘り強いディフェンスができていない。 後半10分ほどで出場。ポジションは1トップ。自分は攻撃が得意ではないのに、このポジション。意識していたのは、前線からの守備。ボールを受けた際は、トップ下あるいはボランチに落とすポストプレイ。あとは相手ディフェンダーを引きつけるデコイの動き。 入って最初のプレイでファウルを取られる。浮き球を相手ディフェンダーと競ろうとして押したというジャッジ。その後も、浮き球はことごとく相手CBに競り負けてしまう。ボールに絡むシーンはほとんどなかった。 守備の隙を付かれて失点。さらに、そのわずか数分後にも失点。直後にカウンターを仕掛けて、ペナルティーエリアにまで進入するもののシュートには至らず。攻撃の枚数が足りない。サイドハーフのポジションが低くて、トップ下がボールを持ってもボールの出しどころがない。残り5分ほどで交代。 その後もチャンスらしいチャンスは作れず。試合終了。結果は、0-2で敗戦。結局、前回のリベンジはならず。そんなに実力の差はないと思うのだけれど。守備の綻びを付かれて2失点というのは、前回とまったく同じ。 失点もさることながら、得点の匂いがまったくしなかった。自分を1トップで投入する段階で、得点期待が大幅に減少。もっと足の速い人を入れて、相手ディフェンスラインの裏を狙わせるべきだったんじゃないか。あと、中盤でボールを失うケースが多かった。中盤がボールを持っても、前線に出せない。サポートがない。出しどころを探しているうちに、相手に奪われるというパターン。 これで3戦して、1勝2敗。昨年よりチーム力は明らかに上がっているのに、なかなか勝てない。もっと練習して、少しでもチームの勝利に貢献したいもの。
2014.03.30
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会社を6時で終えて、速攻で等々力競技場へ。スタジアムに到着したのは、ちょうど選手入場時。Kick offから5分ほどで席に着く。Jリーグ第5節、川崎フロンターレ対名古屋グランパス戦。前節の多摩川クラシコでは、FC東京を相手に0-4と圧勝したものの。いまだにHome等々力競技場では勝利なし。今夜こそ勝ってもらいたい。 スターティングイレブンは、GKに西部。CBは、ジェシと井川。SBは、右に田中裕介、左に谷口彰吾。ダブルボランチは、中村憲剛と大島僚太。SHは、右に森谷賢太郎、左にレナト。2トップは、小林悠と大久保嘉人。フォーメーションは、4-4-2。 注目の左サイドバックの谷口。この試合がプロになって2戦目。驚いたのは、その落ち着きぶり。とてもプロ2戦目とは思えない。しかも本職のボランチやCBというポジションではなく、慣れないSBだというのに。ポジションの取り方も悪くないし、判断も悪くない。 ゲームはフロンターレが支配しているものの、なかなか点に結びつかない。攻撃自体は悪くない。チャンスも作れている。ただ、完璧に崩し切れていない。グランパスの守備、楢崎のファインセーブもあって。攻めてはいるものの、点が取れない。 ゲーム中、気になったのは審判のジャッジ。審判の判定に文句を言うのはフェアプレイに反するので、批判は避けるけれど。やたらとホイッスルを吹いて試合を中断させるのには辟易.普段はしないのだけれど、この日ばかりは審判にブーイング。前半を終えて、0-0。スコアレスで後半へ。 後半でのメンバー交代はなし。試合中に感心したのは、大島の成長ぶり。常にパスコースに顔を出す。ボールを受けて、プレスをかけられてもボールを失わない。グランパスのプレスが憲剛に対してきつかったので、比較的大島はボールをキープしやすかったというのもあるとは思うけれど。それを差し引いても、大島の成長ぶりが窺える。 23分、嘉人のゴールで先制。憲剛からのスルーパスをトラップすると大久保相手ディフェンダーをフェイントで交わしてゴール。憲剛のパスも見事なら、それを落ち着いて決めた嘉人もさすがの一言。これで川崎フロンターレのJ1、J2でのトータル1,000ゴール。決めたのは嘉人だった。 アディショナルタイムは4分。開幕戦のヴィッセル神戸戦といい、第3戦の大宮アルディージャ戦といい、いずれもアディショナルタイムに失点しているだけにドキドキ。レナトに替えて、中澤聡太を投入。無失点、完封で2連勝。Home等々力競技場での初勝利。チームの1,000ゴールとおめでたいことばかり。 結果もさることながら、試合内容も良かった。常にゲームを支配して、危ないシーンはほとんどなかった。以前見られたイージーミスが見られなくなったことが一番大きい気がする。グランパスは失点した後もたいした攻撃の手が打てずにいた。 ヒーローインタビューで嘉人は、「もっと楽しいサッカーを見せる」と誓ってくれた。ここまでなかなか勝てなかったけれど、方向性は間違ってはいなかった。このまま、もっと楽しく、もっと楽しめるサッカーを突き詰めてもらいたい。
2014.03.29
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今夜は、Jリーグ第5節。Home等々力競技場にて、川崎フロンターレは名古屋グランパスと対戦。ACLの影響で、この試合だけが変則的な金曜日開催。フロンターレは、魔の5連戦を終えたと言っても、前節のFC東京戦から中4日。決して楽なスケジュールではない。 ここ2週間ほど前から、体調は絶不調。どうやら花粉症が発症したらしい。57歳になった途端に花粉症とはついていない。15歳のときから花粉症だったというかみさんからは、さんざん「等々力競技場へ行くの止めた方がいいよ」と言われたけれど。どんなに花粉症が辛かろうと、この試合を観ないわけにはいかない。 川崎フロンターレは、多摩川クラシコでFC東京に圧勝。でもまだ一勝しただけ。それにHome等々力競技場では、まだ一勝もあげていない。等々力競技場で、たくさんのサポーターの前で勝利して、喜びをともにしたい。フロンターレのすべてのサポーターも、すべての選手も、きっと同じ思いでいるはず。ともに勝利の歓喜を味わうためには、なんとしてもスタジアムに行かねばならない。 相手は名古屋グランパス。率いるのは、名将西野監督。でも、フロンターレは相手がどこだろうと変わらない。特別なことをするわけじゃない。いつもどおりのパスを繋ぐサッカーで、グランパスのゴールを襲い続けるだけだ。 幸い、小林悠と大久保嘉人という両ストライカーともに絶好調。この二人に、中村憲剛からのパスが出れば怖いものなし。大島僚太、森谷賢太郎といった若手活躍している。今夜の見所は、左サイドバックに入るだろう谷口彰吾。FC東京戦ではいいパフォーマンスを見せていたらしいけれど。自分がこの目で見るのは、この試合が初めて。 ケネディの高さをどう防ぐのか。フロンターレの1000ゴール目を決めるのは誰なのか。興味は尽きないけれど。大事なのは、勝つこと。まずはHome等々力競技場で一勝を上げること。今夜の試合に求めるのは、それだけだ。
2014.03.28
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自分の所属しているシニアリーグのチーム。やろうとしているのは、パスを繋ぐサッカー。チームの中心を務めるのは、サッカーの経験者。「パスがパンパンと繋がるサッカーがしたいよね」と語る。 その意見には、全面的に賛成なのだけれど。やろうと思っても、なかなかできない。パスを繋ぐためには、パスコースに顔を出すこと。相手ディフェンダーの影に隠れるのではなく、一歩でも二歩でも動いてパスコースになる。もう一つは、声を出すこと。ボールホルダーに対して、ボールを要求する。ディフェンダーがどちらから寄せているのかを声で教える。 それだけのことではあるのだけれど。いざ試合となると、緊張してしまうのか、できた試しがない。せっかくマイボールになっても、パスの出し所を探さなければならない。不用意なパスで、相手に奪われてしまう。 自分たちの練習試合を見ていて。隣にいた経験者の一言が印象的だった。「どうしてできないんだろうなぁ。特別なことを要求しているわけじゃない。ただ、止めて出すだけなのに」。確かに、サッカーでやるべきことは、「止めて出す」だけのことだ。 ボールをトラップして、パスを出す。ただ、それだけのこと。止めて出す。トラップしてパスを出すだけなら、さんざんやっている。難しく考え過ぎているのかもしれない。止めて出す。その当たり前のこと、誰でもできる、誰でもやっていることをしっかりやることが大切なのかもしれない。
2014.03.26
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Jリーグ第4節。川崎フロンターレは、Awayの味の素スタジアムでFC東京と対戦。多摩川クラシコの一戦。リーグ戦が開幕してから一勝もしていない川崎フロンターレは、同じく一勝もしていないFC東京と戦う。どちらも波に乗れない状態で、一番やりたくない相手と対戦。この試合に勝てば波に乗れるけれど、負けたら目も当てられない。負のスパイラルに陥ってしまうんじゃないか。そんな嫌な予感のする試合だったのだけれど。 終わってみれば、0-4の圧勝。今季初勝利。今季初の完封勝利。小林悠が2点入れて、大久保嘉人が2点入れて。点を取るべき人がちゃんと点を取って。なおかつ、しっかり守りきる。フロンターレとしてみれば、これ以上ない試合。一方のFC東京は大丈夫なのかと、少し心配になるくらい。たかだか一勝したくらいで上から目線になってしまう。 でも、たかが一勝、されど一勝。ここまでくるのは、決して楽ではなかった。目指しているサッカーは間違いない。やっているサッカーは悪くない。それなのに、結果が出ない。Home等々力競技場での大宮アルディージャ戦では、ついに選手たちにブーイングが出る始末。リーグ戦、ACLと厳しいスケジュールで、体力の疲れもあっただろう。満足な練習もできなかっただろう。でも、結果を出した。多摩川クラシコで、FC東京に勝った。この一勝の意味するものは大きい。 自分の所属しているシニアリーグのチームも、ようやく一勝して。6点という大量得点と完封勝利。あいにくとお墓参りで、多摩川クラシコに参戦することはできなかったものの。フロンターレの一勝が自分のことのようにうれしい。 スターティングイレブンは、GKに西部。CBは、井川とジェシ。SBは、右に田中裕介、左に谷口彰悟。ダブルボランチは、大島僚太と中村憲剛。SHは、右に森谷賢太郎、左にレナト。2トップは、小林悠と大久保嘉人。左サイドバックは、登里と小宮山が負傷中で。一体誰を使うのだろうと心配していたのだけれど。まさかの谷口。 谷口はボランチが本職で、サイドバックの経験はないらしい。それなのに、いきなりJリーグデビュー戦で未経験のポジションでスターティングイレブン。さぞかし緊張したと思うけれど。そつなくこなしたばかりか、アシストまで記録したようだ。登里が帰ってくるまでは、谷口が左SBを務めるのかもしれない。 交代は、井川に替えて、中澤聡太。レナトに替えて、安柄俊。森谷に替えて、山本真希。井川の交代は、前半終了間際に怪我によるもの。あまり大きな怪我でないといいのだけれど。登里の怪我は、ACL(内側側副靱帯損傷)だったそうで。昨年、自分がやってしまった怪我と同じ。一日も早い回復を祈る。 多摩川クラシコに勝ったとは言え、まだ一勝しただけ。大事なのは、これから。大事なのは、ここから。次の名古屋グランパス戦もこの調子で勝ってもらいたい。
2014.03.25
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