文部科学省は26日、全国の小学校で2020年度から使われる教科書の検定結果を公表した。文科省の審議会の検定意見を受けて修正を加えるなどし、教科書会社が申請した164点全てが合格した。20年度に始まる新学習指導要領に基づく初めての検定で、算数や理科などの教科書には必修となるプログラミング教育が初めて導入された。
プログラミングについて書かれた小学校の算数と理科の教科書(東京・霞が関)
https://www.nikkei.com/content/pic/20190326/96958A9F889DE6E0EBE3E7E3E4E2E0E4E2E1E0E2E3EB9F9FEAE2E2E2-DSXMZO4291932026032019EA2001-PB1-2.jpg
IT(情報技術)関連のビジネスが拡大するなか、政府の産業競争力会議は16年、プログラミング教育の必修化を成長戦略に盛り込んでいた。英国が既に初等教育から導入するなど、他国でも取り組みは活発化。IT人材の不足が指摘されるなか、小学校から大学まで、人材育成の一貫した戦略が求められている。
小学校のプログラミング教育は基本的な情報活用能力とともに、試行錯誤することによる論理的思考力を育てるのが狙い。検定に合格した教科書の大半は、新指導要領が例示した▽小5算数での正多角形の作図▽小6理科での明かりの制御――の2カ所でプログラミングを取り上げた。
プログラミング教育は、中学校で21年度から、高校でも22年度から新しい指導要領の下で拡充されることになっている。
20年度から小5、6年で正式な教科になる英語の教科書も登場した。「読む・聞く・書く・話す」の4技能を身に付ける内容で、簡単な会話や発表に取り組む。「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)も拡充され、課題について考えたり、討論やグループワークをしたりする内容が盛り込まれた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42915160W9A320C1MM8000/
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